2006/12/12

なんも釣れん

一昨日の日曜日、観音崎に釣りに出かけるも、ただの一匹も釣れることはなかった。久々の釣果ゼロ。
観音崎って実は魚、いないんじゃ・・・
帰る間際に地元のおじさんが釣り竿で糸を垂らし始めた。ウキがついているのだが、浮かんでいるのは海岸からほんの1メートルくらいのところ、水深だって50cmくらいしかない。これですごいものが釣れたらかなりショックなのだが、やはりなにも掛からないようであった。
おっさん、それじゃ釣れねぇよ・・・
??オマエモナ)

2006/12/08

ココログ、いい加減にしろ

と言いたい。前回の48時間メンテナンスに引き続き、今回の53時間メンテナンスとはなにごとだ。そもそも、通常はメンテナンスの前に告知があって然るべきところが、少なくとも私には何の連絡もきていないのだ。なんの疑いもなく、昨日使おうとしたら唐突にメンテナンスのお知らせ画面が表示されるばかり。そもそも私はNIFTYが提供しているフリー版の無料ユーザーではなく、きちんと利用料を払っている正規会員であるにも関わらず、この扱いはどうしたことだろうか。
ちなみにこれが投稿できるのはメンテナンスが終了した15時以降なのだが、気が付けば予定時刻は過ぎており、メンテナンスは終了したようであった。
早速アクセスしてみると、メンテナンス終了のアナウンスの代わりに、作業は失敗したため元に戻しましたとのなんとも情けない報告が掲載されていた。さすがに呆れてぼんやりみていると次の告知が。もう次のメンテナンス予告を掲載するのかと思って内容を確認してみる。
メンテナンス終了後の障害について
管理画面にアクセスすると1/2ほどがエラーになると言う現象が。。。。
ほんと、いい加減にしろよ??
この記事ほんとに表示されるのか・・・

2006/11/21

カードの暗証番号って

昨日のことになるが、近所のスーパーで買い物をした時のこと、いつものようにクレジットカードで支払おうとした私は、これまで疑いもしなかった驚愕の事実を目の当たりにすることになった。
カードでの支払いに際して、たいていの場合はサインか暗証番号の入力を選べるようになっているが、私は基本的には暗証番号だけを選択している。これはセキュリティー云々以前にただ単にサインするのが面倒と言うただそれだけの理由なのだが、昨日も同じように暗証番号の入力を選択した(もっともそのスーパーでサインをしているのは見たことがないのだが)
いつものように暗証番号を入力しようと手を伸ばしたところ、どうした拍子だかボタンを押し間違えて番号を入力してもいないのに、いきなり確定キーを押してしまったのだ。こういう場合はどうやって再入力すればよいのだろうと、途方に暮れた私をよそに店員はテキパキと作業を進めていく。仕方なく、かなりおずおずと押し間違えた旨を伝えると驚愕の回答が返ってきた。
「大丈夫です」
え?大丈夫っていったい何が大丈夫なんだと訝しんでいるうちに、気がつけば精算は完了しており提示していたカードも返却されてきた。おお、確かに言われた通り、大丈夫だったようである。
・・・・・なんか違和感がある。と言うか、暗証番号を入力してないのにカードが使えたらダメだろ?意味無いじゃん!カード社会が急に信用できなくなってきた今日この頃。もうすぐ冬ですなあ。
??いや、しみじみしてる場合じゃないって・・・)

2006/11/16

携帯電話のメール機能

先日、携帯電話でペチペチとメールを書いていたところ、「し」を入力しようとしたところで誤って、終話ボタンを二回押してしまった。そこまで苦労して入力した内容は、当然の事ながら全て灰塵と化してしまい、あまりのショックに再度入力する気力の無くなった私は、ほかにどうしようもなくマジ切れ。いったいこの怒りをどうやってauにぶつければいいのだろうか。
と、ここまで書いた時点でいったん保存し、「し」の出て来た回数はなんと12回、これほど多用する文字にも関わらず、となりのボタンを押し間違うと、強制的に終了してしまうインタフェースは、そもそも設計に問題があるのではないのか。さすがに温厚な私も怒髪が天を衝いた勢いで、auからDoCoMoに乗り換えることも考え初めてしまった。ここで勢いに任せて何も考えずに、DoCoMoに乗り換えてしまえ?という心の内なる叫びはグッとこらえて、本当に変えるべきかを検討してみることにした。ソフトバンクポンがいい反面教師である。
知人が持っているDoCoMoの標準的な端末を借りて、まず私が試してみたのは、いま怒りに燃えているのと、全く同じ操作を行っても書きかけのメールが消えないことの確認出会った。もちろん、メールを作成する場合の誤操作の考慮など巨人DoCoMoにとっては当然のごとく万全のフォローがなされており、おおよそ想定されるヒューマンエラーなどものともしないのは当然の事として、更に新鋭の機能まで備えていたのは二億四千万の読者諸子の期待を裏切らないものであった事は言うまでもない。
??uで不具合としか言いようのない問題を引き起こす操作を試したところ、DoCoMoの端末は当然のように通常の待ち受け画面に復帰した。全く問題は感じられない。入力中のメール内容は正しく消去され、次にメール作成画面を開いた際には真っ白なメール作成画面が表示されるのみであった。
まて、待ってくれ、DoCoMoよ、おまえもか。やはりおまえも入力中のメールなどたいした価値はないと判断して、あっと言う間にすべてをかなぐり捨てて普段の生活に戻るのか。
コノヤロ?!それじゃ他のキャリアと変わらねえじゃねえか。なにやってんだDoCoMoよ、頼むよ。ていうかどこでもいいけどメールで長文打つ人の苦労を少しはおもんばかってくれ。マジで頼むよ?

2006/10/17

学校のいじめはなぜ続くのか

今朝のニュースで、いじめを苦にした中学生の自殺が、また大きく報じられていた。つい先日も同じような自殺が大きな波紋を呼んだが、今回の事件はそれに輪をかけて痛ましく、怒りを通り越して馬鹿馬鹿しさすら感じてしまうくらい、救いようのない事件である。教師も一緒になっていじめに参加していた、と言うのは何度かあったと思うが、なんと今回はいじめを始めたのが他でもない教師だというのだ。しかも理由が「からかいやすかったから」
世も末である。教育者として子供たちに手本を示さなくてはならない立場にあるものが、率先して差別を作り出していじめを助長していたのだ。死亡した生徒の父親が「子供と一緒じゃないか」と激怒するのも当然であろう。何度繰り返されても一向に改善される兆しすら見えない、教育現場におけるいじめの問題だが、改善されない理由は一体どこにあるのだろうか。
10年以上も前のことになるが、その昔、いじめは教育の現場のみならず、一般の企業においても蔓延しており、記憶に新しいところではセクハラについても大きな問題となっていた。だが、それは一般の企業においてはもはや過去の話で、近年ほとんど耳にする事は無くなっている。一般企業においては概ね解消されたにもかかわらず、教育現場においては解決されない根本的な原因はなんなのだろうか。
原因は、問題が起きた場合に、どのくらい社会的に批判されるのか?と言う点などではなく、発生した場合に客足が遠のくかどうかではないだろうか。一般企業の場合、大幅なイメージダウンにより世間的な評価が悪くなるのみならず、企業間取引においても影響は甚大であり、最悪の場合には企業の存続そのものを揺るがし兼ねない。そのため、一般企業においては問題の解消に努めた結果、同種の問題が聞かれることはほとんどなくなったのだ。
片や、教育現場においては、問題が起きたからと言って、客足が遠のくわけでもなく、来年の4月になれば黙っていても新しい客を迎える事ができるため、あまり本気で問題の解消を図る必要に迫られないのだ。これでは問題の解消どころか、ますます拍車がかかって増加していく道理である。
根本的な問題は、どこの学校に行くのかを自由に選択できない今の教育制度にあり、校区などという規制で居住地域によって自動的に通う学校が決定されてしまうことで、学校側の既得権益が守られる仕組みそのものである。その証拠に、問題が即経営に影響してくる、私立の学校ではほとんどいじめのニュースなど聞かれないではないか。規制緩和などと言って、一般国民にはなんのメリットも無い郵政民営化などに注力するひまがあったら、こういう問題こそ早急に規制緩和すべきなのだ。

2006/10/11

継続は力なり?

10月7日からの三連休の間、日本列島各地では急速に発達した低気圧の影響により、海で、あるいは山でレジャーを楽しむ人々が自然の猛威にさらされ、命を落とした人も十人以上に上ったのは誠に悼むべき事実だが、誰に強制されて出掛けたのでも無い以上、自己責任と言わざるを得ない。かく言う私も土曜日は強風の吹き荒れる中、横須賀に釣りに出かけていたのだが、幸いにも船に乗ることはなく、潮風にさらされながら堤防釣りを楽しんでいた。
しかし、天候のせいなのか、はたまた道具が悪いのか、あるいは根本的にスキル不足なのかは分からないが、夕方まで粘るも小さなカサゴが一匹釣れたのみで、他には魚の気配を感じる事もなく釣行はお開きとなってしまった。もちろん、周りの釣り人もあまり釣れていなかったので、それほど落ち込む必要は無いのだが、左手に陣取ったおじさんが殆ど入れ食い状態だったのが、沈んだ気持ちに拍車をかけたのだ。相当の沖合まで仕掛けを飛ばしているのを見て、どうも岸の近くには魚はあまりいないようだと今更ながらに学習した私は、残念ながら次の休日までのんびりと待てるような、そんな悠長な性格では無かったのだ。
翌日曜日、改めて遠くのポイントを攻められるハズのカゴ仕掛けを手に、意気揚々と土曜日のリベンジを果たすべく、同じポイントに乗り込んだのだ。これで昨日の入れ食いオヤジと同じように投げ込めば、今日こそ爆釣間違いなしである・・・
あえなく撃沈。
仕掛けを思い切り投げようとも、昨日の入れ食いオヤジが飛ばしていた距離の半分くらいしか届かないのだ。色々調べた結果、どうも竿の違いが一番大きいようだ、という結論に達した。大きく飛ばしているのは先端が非常にしなやかに撓む磯竿という類の竿らしく、そもそも用途が違うようなのだ。また、入れ食いオヤジが釣れ始めたのは思い起こせば夕方になって日が傾き始めた頃、やはり魚にも餌を食べる時間帯があるというのは本当らしい。
新しい竿を購入するのはさすがにハードルが高く、今の道具でもポイントに仕掛けを運べるところで釣るしかないという結論に達した私は、月曜日に三度目の正直と言わんばかりの勢いで、本牧の海釣り施設にいそいそと出掛けたのだが、これまでの教訓で早朝からの釣行としたことは言うまでもない。
朝早くから行けばそれなりに空いているのでは?と言う私の期待を裏切り、海釣り施設の桟橋には釣り人が既に鈴なりに群がっており、これは魚よりも人の方が多いのでは?と思わせるほどであったが、それでも早起きした甲斐があってなかなかよい位置を確保出来たのは頼もしい限りであった。
この3日間の集大成とばかりに気合いを込めて竿を出してから数時間後、釣果としては平凡なものだがメバル三匹をゲットした私はウキウキした気分で家路についたのであった。やはり、「継続は力」ということか・・・
継続は力なり?

2006/10/04

秋の夜長はMMORPG?

また、韓国から新しいMMORPGがやってくるらしい。というか、既に10月2日にやってきたらしいのだが、その名は『RAPPELZ』。読み方がよく分からないが、それはまあ、あまり重要な問題ではない。
MMORPGはクエスト達成型とモンスターキル型に大きく分かれているが、この『ラベルズ』(と読むらしい)は、モンスターキル型に分類される。要はプレイヤーキャラクタ(PC)を成長させるために、モンスターを殺して殺して殺しまくる、というタイプだ。今までにも似た感じのMMORPGはあったと思うが、『RAPPELZ』では新しく、捕まえた(倒した?)モンスターを召喚して使役することができるシステムが導入されているらしい。日本の女神転生などではお馴染みのシステムだが、どうもMMORPGの世界では、このシステムを導入したものは世界で初、らしくそこがこの『LAPPELZ』最大の売りになっているようである。
モンスターをプレイヤー間で売買することもできるらしく、想像するに広場に行くとモンスターの売り買いをしたいプレイヤーが、大勢でたむろしているという、よく見る光景が展開されるのであろう、ということは容易に想像できる。ということは、1画面内に多数のPCが表示されるため、プレイするにもかなりのスペックを持ったパソコンが必要になるということである。
以前、同社(ガマニア?)で同じような感じのMMORPGをプレイした経験では推奨環境として記載されている以上のハイスペックのパソコンでなければ快適には動作しない、ということが分かっている。これからゲームを始めて
見るのであれば、その前にまず、パソコンを新しくする必要があるかもしれない。おっと、グラカも高性能の3Dボードを買うのを忘れるな!

2006/09/16

IQ280のパズル

先日、飛行機に乗った際に、機内の冊子で見かけたピラミッド型のパズル「ロンポス4Dパズル」というものを購入してみた。
ロンポス 4DパズルゲームZ4397[Z4397]
値段は約8000円と結構したのだが、遊んでいるうちに、8000円の価値はあると思うようになってくるこのパズル、遊び方はシンプルで、12個のパーツを組み合わせてピラミッドの形を作るのだが、問題が432問用意されていて、それぞれいくつかのパーツを最初に置く場所が決まっている。そこに残りのパーツをはめ込んで、ピラミッドの形を完成させればクリアとなるのだが、口で説明すると簡単に思えるのだが、実際にプレイしてみると配置の方法がいくつもあり、しかしピラミッド型になるのは1通りしかないため、どこにどのパーツをどういう向きで置くのかがまことに悩ましいところなのだ。
始めの方の問題は、初心者向け(IQの低い人?)に作られているので、子供でも簡単に解くことができると思うのだが、300問を過ぎたあたりから急激に難しくなってくる。最初に配置されるパーツの数が極端に少なくなり、選択肢が多岐にわたってくるため、最初のパーツすらどこに置くのかも試行錯誤せざるを得ないのだ。IQ280の人まで遊べることになっているが、本当にそういう人は頭の中で考えて正解を見つけられるのだろうか。私の頭は残念ながらIQ280にはちょっと及ばないので、頭をフル回転させながら試行錯誤を繰り返すしか無いようである。
ちなみにこのパズル、全問正解すると、表彰の盾なんかがもらえるらしいのだが、全世界で最初の999人しかもらえないらしい。ただ、これまでに400人くらいしか全問正解者はいないらしいので、パズルの好きな方はぜひトライしてみてもらいたいものだ。

2006/09/14

日本はどうすればよくなるか

このところ、当ブログ「斬世界コラム」の投稿がなかったのは、私が入院して身動き取れない状態に陥ったからでもなければ、日本と言う国が素晴らしく、護衛艦が市街に向けて発砲する事もなければ、公務員が連日飲酒運転で事故を起こして毎日誰かが死んでいくなどという事もなく、次期首相である安倍氏に残された課題が皆無で、我が国の行く末が安泰で保証されているから、などでは断じてない。事実はまさにその正反対で、あまりの事に開いた口が塞がらず、いったい何から批判したものかと選択に困る状態であったからに他ならない。
一部の論説では、飲酒運転が増えたことと格差社会を結び付けて、小泉政権の負の遺産であるかのようにあげつらう向きもあるようだが、格差社会と飲酒運転は全くの無関係である。
確かに、格差社会において下層階級の市民が受ける苦しみとストレスの解消を目的として、飲酒量が増加するというのは分からないでも無いが、それを飲酒運転と結び付けては酒呑みは全員飲酒運転者になってしまう。問うべきは日本人のモラル低下であろう。
だが、そもそも日本には酔った上での行為を大目に見るという文化があり、それが飲酒運転を助長している面は否めない。歴史教育で正しい歴史を教えることに躍起になるのも結構だが、大人に対して飲酒運転は罪である、と言う倫理観を植え付けるよう、再教育することも考えなくてはならないのではないだろうか。今こそ誤った戦後教育を抜本的に見直す勇気が求められているのだ。
精神を叩き直してやる!
手を後ろに組め!!
歯を食いしばれ!!!
うりゃぁ!!!!
??精神注入棒でドカッと・・・)

2006/08/27

追突され車転落、3児死亡 福岡市職員は無罪

??5日午後10時50分ごろ、福岡県福岡市において、酔っ払い運転をしていた福岡市の職員の車が、前方に停車していた車両に追突し、その車が海に転落して子供3人が亡くなるという痛ましい事件が発生した。世論はこの運転していた職員と福岡市に対して、非常に厳しい見解を抱いているが、残念ながら建前だけは民主主義国家でありながら、実態としては封建国家である日本においては、公務員であるこの運転者は誰よりも手厚く保護され、無罪となるであろう。分かりやすく言えば、平民の1人や2人、この場合は3人だが、故意にだか不本意にだかは分からないが、死んだところで日本という国の根幹には影響を与えず、国家の威信を保ち国に逆らえば命は無いのだと平民に思い知らせるためにも、彼を無罪とする以外に日本を封建国家として牛耳る政党には選択の余地はないのだ。
政府の見解としては、酔っていたかどうかは問題ではなく、そのような海に転落する可能性のある場所で無許可の車が停止していたのが問題であり、法を犯して停車していた車両に乗車している人間が死のうがどうなろうが知ったことではないのである。かてて加えて、この追突車両の運転者が無罪となれば、どんなに国家に対して不満があろうとも、楯突くことなど許されないのだ、ということを国民に知らしめる方法として、非常に有用であり、永遠に日本の自立心に欠ける平民を支配下において、この世の栄華を謳歌するのに、なんの躊躇いがあろうはずもなく、どれほど国民が憤りを感じようともなんら痛痒を伴うことはないのである。
私の希望としては、本当にこの福岡市の職員が無罪となって、本当は国民は国家に逆らうことなど一切許されておらず、一生奴隷のごとく死ぬまで働くしかないのだ、ということを知らしめる良い機会なので、そのように判決が出されることを期待したいのだが、少しでも国民が真実に気づく可能性のあるものは、表沙汰にしないで裏でこっそりと処理されてしまうのだろうな・・・。
と思っていたら、案の定、この福岡市職員は懲戒免職になってしまうようである。ま、分かりやすくいえば、トカゲが危険を感じると尻尾を切り落として、本体を守ろうとする行動と同じようなものである。こうして日本という国家の真の姿は一般国民からは巧妙に覆い隠され、窺い知る事すらできない、権力者にとって都合のいい構造は永遠に守られていくのである。まあ、たとえ気づかれてしまったとしても、無気力な日本の平民どもが、なにか行動を起こせるとも思えないので、権力者は安穏としていられるというものだ。

2006/08/23

領土を取り返せ

早稲田実業の初優勝に隠れて忘れてしまいそうになるが、先日、北海道で漁船がロシアの巡視艇に銃撃、拿捕され船員の1人が死亡した事件を覚えているだろうか。ともすれば喉元過ぎれば熱さを忘れる日本人のことだけに、いつまで話題に上るかも予断を許さない状況だが、これが極東外交をサボり続けた小泉政権の成果と言えるだろう。
小泉政権誕生後、五年間の長きに渡り、北方領土は言うに及ばず竹島問題、東シナ海の海底油田と山積する外交問題をことごとく先送りし、自分の趣味で靖国神社の参拝だけは毎年欠かさず行ってきた自民党小泉政権、善良な漁師を悲惨な死に追いやったのは全て政府の責任である。
確かに日露中間線を超えて違法操業していた漁船にも責任が無いわけではないが、それはロシア巡視艇の発砲を擁護するだけであり、小泉政権の責任が免れるわけでは決してない。いや、領土問題を放置することで結果的に漁師を違法操業に追い込んだとすれば、さらに罪は重いと言えるだろう。秋には発足する予定の次期安倍政権に課された宿題は計り知れない。

2006/08/03

航空自衛隊、バグダッドで空爆開始

どうやら、みのもんたが夏休みを取っているらしく、今ひとつ普段のような面白味が感じられない朝ズバッを見ていると、昨日埼玉県の市営プールで発生した女子児童水死事故が痛々しく伝えられていた。昨日お昼くらいに伝えられた女子児童が排水口に吸い込まれたという第一報を聞いた限りでは、偶発的な事故だと思いこんでいたのだが、今日の報道からこれまでに判明した事実を聞くに及んで、これは明らかに人災であると確信を持つに至った。なんと、プールの管理者は排水口のフタが開いているのを把握していたにも拘わらず、注意を喚起するだけで対策は取っていなかったと言うのだ。
普通の感覚であれば、吸水口のフタが開いているというような緊急性の高い事態が発生したのであれば、ポンプを緊急停止すると共に、プールの使用を直ちに中止するのが当たり前だと思うのだが、責任者は異なる判断を行い、修理道具を取りに現場を離れている。この時点でポンプを停止していれば、なんの問題も発生しなかった事は容易に想像できる。にも拘わらず、修理を優先したのはいったいどういう考えに則っていたのか、報道では判断ミスとしか伝えていないが、別の理由があるのではないだろうか。
はっきり分かり易く言うと、この判断を下した管理責任者は、排水口のフタが外れるというトラブルを隠蔽しようとしたのだ。最善の安全策がポンプを停止する事であるのは、小学生にでも分かる簡単な対処方法なのだが、停止した場合は明らかになんらかのトラブルが発生している事が、利用者に伝わってしまう。このプールでは排水口のフタを針金で固定しただけという、あまりにずさんな管理が行われていた事が徐々に判ってきているが、トラブルの発生が知れた場合、管理の甘さについても露見する可能性があり、管理体制を問われる事態を回避するために密かに修理する事を選択したのではないのか。
もしもこの推測どおりであるなら、管理業者は以前から管理上の問題点があることを認識していたにも拘わらず、なんの対策も講じないまま事故を招いた可能性もあり、その責任は非常に重いと言わざるを得ない。
この報道が記載されたフリップの次の行に、航空自衛隊についての記事があった。
「航空自衛隊、バグダッドで空爆開始」
え?マジで?日本の自衛隊って爆撃能力なんかあったっけ?ていうか、イラクを爆撃したってのは戦争始めるってこと?こんなプール事故と話のスケールが違うだろ?と焦ったが、よくよく確かめてみると「空輸」の見間違いだった。まったく朝っぱらから人騒がせだよ。

2006/07/28

「検出されないことが多い」は安全か

本日、ついにかねてから懸念していたアメリカ産牛肉の輸入再開が、国民の猛反対を押し切って決定されてしまった。これでアメリカ産牛肉が明日から店頭に並ぶかというと、そういう訳ではなく、流通や輸送の問題もあり、実際に家庭の食卓や外食産業のメニューに登場するのは8月中旬以降ではないかと言われている。
この決定にいち早く反応したのは、以前からアメリカ産牛肉の安全性に疑問を呈し、輸入再開後もアメリカ産牛肉の不使用を公言していた、牛丼チェーンのすき家を運営するゼンショーであった。現在、オーストラリア産の牛肉を使用して牛丼の販売を行っているが、アメリカ産牛肉の輸入が再開されても安全性が担保できないとして、使用しないことを改めて表明したもので、国民の声を代弁する企業として個人的にも非常に評価されるべきと思われる。
それに対して、アメリカ産牛肉の輸入停止以降、牛丼の販売を停止している吉野家D&Cは、以前からアメリカ産牛肉でなければ美味しい牛丼が提供できないとして、輸入が再開されればアメリカ産牛肉を使用して販売を再開することを表明していたが、改めて9月ごろには牛丼の提供を行う見通しを発表した。国民の声を無視した、政府よりの企業で何らかの見返りがあるのではないか、という疑念さえ抱かざるを得ないような態度である。
吉野家は公式ホームページで、アメリカ産の牛肉がいかに安全で、日本の求める全頭検査がいかに科学的根拠に欠けた精神論であるかを説いており、いかにも輸出を早く再開したいアメリカ側の視点にたっており、日本国民を危険に晒すことなど全く歯牙にもかけない、大層な企業倫理をお持ちなのだと感心させられる。
諸外国のデータとして、30ヶ月以上の牛についてBSEの検査を実施することが安全を担保しているかのように謳っているが、30ヶ月未満の牛の場合、検査をしても感染が検出されないことが多いことを拠り所としている。これは単純に言えば、「検出されない」=「検査しても意味がない」=「だから安全だ」という力ずくの3段論法であり、到底一般市民には受け入れられるものでないのは明白である。検出されないことが多くとも、検査を実施することでより一層の安全性が確保されるにも関わらず、最初から検査する労力を惜しみ、少しでも原価を削減して利益をあげようという隠れた意図が感じられるのは私だけだろうか。願わくば、国民の大多数も同じ意見を持って、吉野家の牛丼を拒絶するくらいの気概が欲しいものだ。

2006/07/21

A級戦犯分祉論

以前から幾度と無く繰り返されてきて、単純な割にいつまで経っても結論の出せない、靖国神社への首相の公式参拝に絡むA級戦犯分祀論。戦犯が奉られてしるために参拝行為が太平洋戦争を賛美するものではないか?と言う疑念を周辺諸国に与えているのは十二分に承知しておきながら、ここで分祀に踏み切ると外圧に屈したかの印象を強く内外に与えかねず、実施には躊躇せざるを得ないジレンマに永らく日本政府は悩まされてきた。
だが、今朝の日経新聞一面トップに掲載されていた記事は、そんな手詰まりの状況に一石を投じる可能性があると言える。畏れ多くも昭和天皇ご自身がA級戦犯の靖国神社への合祀について、不快感を示していたというのだ。実際、合祀までは行われていた天皇陛下の靖国参拝は、A級戦犯合祀後には一度も行われていないのである。
??級戦犯を分祀すると、すぐに右翼団体やそれに類する団体が他国の圧力で方針を変えるのか、英霊を蔑ろにするのか、と叫び始めるが、国権の主体であらせられる天皇陛下のご意志に背いて、なにが右翼だ恥を知れ。ガタガタ言う暇があるならさっさと靖国神社の周りを街宣車で取り囲み、頑なに分祀を拒む宮司に圧力のひとつでもかけろと言うものだ。

2006/07/14

敵基地先制攻撃論

北朝鮮のミサイル発射を契機として、国連では北朝鮮に対する安保理決議案の摺り合わせに各国とも余念がないが、そんな中、日本ではいざミサイル攻撃される事を想定し、北朝鮮にあるミサイル基地を発射前に攻撃するという、敵基地先制攻撃論が大きな注目を集めている。
これはミサイルを撃ち落とすのは難しいので、相手から攻撃される前にやっつけてしまおうという、単純な理論で核兵器により先制攻撃された時点で敗北する核の時代では当たり前の話なのだが、国内外からは軍国主義への傾倒だとする勘違い甚だしい理屈で大きな反発を受けている。
北朝鮮は韓国と中国支援の下、いまや核兵器と弾道ミサイルを保有する世界でも有数の軍事大国となったわけだが、そんな国がいつ自制心を失い核兵器を日本に向けて発射するかもしれない状況で、反日国家である韓国はともかく、国内の民主党までが先制攻撃に否定的だとは、いかに軍事アレルギーと言っても度を越しているのではなかろうか。
もっとも、実際に先制攻撃を行うにしても現状で自衛隊が持っている装備では、北朝鮮にあるミサイル基地を攻撃することは出来ないし、そもそも装備があったとしても世界最強のアメリカ軍が、イスラエルに対するイラクのミサイル攻撃を未然に防げなかった事を考えると、実際の効果にはかなりの疑問符がつくが、もっとも重要なのは相手に対して日本に手を出せばただでは済まない、という恐怖感を与える事なので、実際にその力を行使するかは重要ではない。もっとも、一番効果的なのは日本も核武装することなのだが、今の腑抜けた政府と平和ボケした国民では、夢のまた夢なのだろうな。

2006/07/09

今回なぜ日本人は心穏やかなのか

あと、数時間でワールドカップ2006ドイツ大会の優勝国が決定されるが、前回の日韓大会と比較して、日本全体を見渡しても、あまり感情的な行動は見受けられない。だからと言って盛り上がっていないかと言うわけでもなく、職場に行けばワールドカップの話題が大半を占めているし、試合があった翌朝などは眠そうな顔をした人々がもぞもぞと出勤、登校していくのが目に付く。なぜ前回大会と異なり、日本国民は感情的にならず冷静さを保ちながら試合に熱中しているのだろうか。
それは日本人の目から見て、勝ち残っているのが順当なチームと感じられるからだ。決勝まで残ったイタリア、フランスはもちろん、ドイツ、ポルトガル、アルゼンチン、ブラジル、イングランド、ウクライナと基本的にはサッカー先進国と言われる国が残ったのみならず、日本人から見て親しみを持ちやすい国ばかりではないか。ドイツ、イタリアは同じ第二次世界大戦の枢軸国であるし、フランスやポルトガル、イギリスも文化的歴史的に繋がりが深い。ブラジルは日系の移民も多く、他の国にしても反日色を感じるところはほとんど無い。
これが、勝ち残ったのが韓国中国に代表される反日国家であったなら、どうだったろうか。あるいは、イランやオーストラリアといった日本側が勝手に思っているだけだが、同じくらいのレベルと目している国だったら、果たしてこれほど冷静に観戦できていただろうか。答えは「否」である。
日本人の気質として、自分より上の立場であるものが、厚遇されるのはやぶさかではないが、自分と同じ、或いは自分より下と思うものが、自分よりも厚遇されるのは非常に気に障るのだ。今回、勝ち残ったチームは、どこも日本よりも強いと感じられる国だったおかげで、我々は心穏やかに観戦して楽しむ事ができるのである。これらの国々には大いに感謝したい。もっとも、個人的には韓国あたりが優勝して、日本人の反韓感情を煽ってみたかったのだが・・・

2006/07/06

北朝鮮の策略

昨日未明より、日本海に向けて北朝鮮からミサイルの発射が断続的に開始されたが、日米は勿論だがロシア、中国、韓国からも非難の声が上がっている。報道内容を聞いたところでは、このミサイル発射による北朝鮮側のメリットは何もなく、孤立を深めるだけだと言う意見が大勢を占めており、まるで目的が分からない状態であるようだ。
確かに、国際社会では北朝鮮を非難する声が高まり、常識的に考えれば得るものはなく味方を失うばかりだと思えるが、それは普通の国家を基準にした場合の見方である。独裁者が支配する北朝鮮と言う国固有の情勢を踏まえて分析する必要がある。これは朝鮮半島統一を目論む金総書記の遠大な計画のひとつではないか。私にはそのように思えてならないのだ。
今回のミサイル発射により、関係各国はアメリカを中心として北朝鮮を非難する論調で歩調を合わせている。それはとかく拉致問題にシフトしがちな日本、太陽政策を推し進める韓国についても同様であり、経済制裁の発動や追加支援の凍結などの動きが早くも出てきている。だが、諸外国が反北朝鮮で結束する事は、北朝鮮の内政に関して言えば好都合で、アメリカの卑劣な策動には決して屈しないと、人民の求心力を高めるこてができると共に、同じ朝鮮民族でありながらアメリカの扇動で惑わされてしまった韓国国民を救済する、という北朝鮮でのみ通用する論理で38度線を超えて、韓国側に進駐してくる可能性がある。
勿論、銃弾が飛び交うような事態になれば、韓国側もいかに太陽政策だと言って融和を進めてきていても、攻撃されれば反撃するのは当たり前である。もっとも有効な方法は、非武装の人民軍数万人を、暴力を振るうでもなく粛々と韓国国内に送り込むことだ。武器も持たず、暴力を振るうでもない数万の軍勢を、攻撃すれば同じ民族同士の虐殺になりかねないが、傷付ける事なく制止するのはまず不可能であろう。粛々と進行する人民軍は、やがて大統領府にまで到達、武力を使う事無く全権を掌握するとおもむろに朝鮮民族の「解放」を宣言するのだ。在韓米軍も人民軍を攻撃した場合、友軍であるはずの韓国軍が同朋を守る名目で反撃してくる可能性を考えると、思い切った行動に出ることは考えにくく、基地の防衛を優先せざるを得ない。
かくして、朝鮮民族の悲願である、ふたつの国家統一は成し遂げられ、巨大な独裁君主国家が誕生するのだ。この計画を阻止するには朝鮮民族をこの地上から消し去る以外にはないが、国際世論の反発を考えると、事実上不可能だ。朝鮮マンセ?

2006/07/05

いま、ひとつの時代が終わった

韓国調査船による竹島周辺海域の海流調査、福井日銀総裁の資産運用疑惑など、斬り捨てるネタは山ほどあるが、はっきり言ってそんなのは些細な事だと言い切れるほどの、衝撃の事実が明らかとなった。サッカー日本代表不動のエース、中田英寿が現役引退を表明したのだ。
今の日本代表は次の世代が育たず、次のワールドカップ・アフリカ大会までにどうやって若手を育ててベテランと融合させるかが当面の急務なのだが、その中核を担うのは中田英寿しかいないと誰もが期待を寄せるところだったのだが、非常に残念な事ではあるがそのプランは大幅な修正を強いられることとなった。中田時代の終焉である。
世界的な有力選手の引退報道は世界中のスポーツニュースで取り上げられ、改めて中田英寿というプレイヤーの存在がいかに大きかったかを思い知らされ、彼に続く選手の育成が進まない事に苛立ちを禁じ得ないが、今はただ彼の決断を尊重し、ありがとうと言いたい。
今は別の道を進み、新たな旅を始めたいとの事だが、いつの日か指導者として日本代表のピッチに戻ってくれるものと期待したい。だが、国民の期待としては、その前に三浦カズに監督をやってもらわないと。おっと、ラモスも忘れるな。

2006/07/04

なぜあなたは上達しない

一体なにがおもしろいのか、と思わないではないが、国民的娯楽のひとつであるゴルフ。最近の若い人はどうだか知らないが、中高年の日本人には本気で遊ぶと言う概念がないから、本来はスポーツであるはずのゴルフが誰にでもお手軽に楽しめる娯楽と扱われるようになって久しいが、巷でよく見かけるのが表題にも書いたような、楽をして上手くなる方法をトクトクと説明したゴルフ読本である。
確かに、スポーツには肉体的な能力だけではなく、野球で言えば野村監督のID野球のように、科学的な知識と状況に応じた判断力、そして相手の裏を掻く戦略が必要で、そういったものを学ぶのは全く吝かではないし、むしろ推奨したいくらいである。
しかし、しかしだ。世の中のゴルフ人口の大半を占めていると思われる中高年のおじさんたちが、なかなかゴルフの腕前が上達しないのは知識がないからでも、判断力にかけるからでもない。ただ単に練習の絶対量が不足しており、安定したスイングが出来ないから打ったボールがどこへ行くかも運任せのゴルフ遊戯から脱却できないだけなのだ。松井も宮里も、イチローも、中田英も、勉強してうまくなったのではない。積み重ねてきた練習が彼らの血となり肉となり、苦境に置かれた時に自らを支える背骨となっているのだ。百万回、振り込んできたスイングだと、揺らぐことのない自信を込めて魂を込めて振り抜けるのだ。本など読む暇があるなら、毎日スイングしろ、走り込め。自然の前で、知識が裏切られることは多いが、積み重ねたものは魂に宿る。

2006/06/29

逆転の発想

先日、真夏かと錯覚しそうな暑い午後の日差しの中、どうにも我慢出来なくなった私は、ここはひとつ、夏らしくアイスでも食ってやるかとばかりに、事務所の近くにあるスーパーに飛び込んだ。なんだかこう言うと、夏になるとアイスばかり食べているのか?とお思いの方も出てくるだろうが、実際には滅多に口にすることは無く、専らペプシコーラを飲んでいる。
そんな私がなんとも気まぐれにもアイスでも食ってみるか、と入った先で見つけたのは「きなこもち」アイス。よくある棒のついたアイスキャンデーなのだが、パッケージには佐賀のもち米を使用していると書いてあり、もちと関係があるようだった。
【定価の30%引き】丸永製菓 2000和風あいす きなこもち 100×20入
もちとアイスと言えば、誰もが連想するのは「雪見だいふく」なのだが、こいつはパッケージを見る限り外側はきなこ色に茶色くコーティングされとおり、見るからにもちで包まれているようには思えない。普通のアイスキャンデーを紅茶色の何かで包んだような、そう、よくあるチョコレートでコーティングされたアイスキャンデーを想像すれば、一番形としては近いようだ。どこにももちが入っているようには感じられないが、物は試しとかぶりついてみる。。。。
噛んでみると、その妙にもちもちした食感に驚かされる。私はいまだ食したことがないのだが、トルコ風アイスというのはこういうイメージなのでは?と思われるほど、普通のアイスとは異なり、まるでもちを食べているかのように容易には噛み切ることができない。そうか、なかなか噛み切ることができないから、もちのアイスと銘打っているのか、と勝手に納得し、なぜ噛み切れないのかシゲシゲと断面を観察したところ、驚くべき事実に気がついた。
アイスがもちもちしていて噛み切れないのではなく、アイスの中にもちがつまっているのだ。なんのことは無い、アイスが噛み切れないほどもちもちしているのではなく、ただ単にもちが噛み切れなかっただけなのだ。なんだかかなり騙されたような気分にさせられてしまうアイスだったが、気分はともかく味はうまかった。確かにアイスの中にもちをいれる、という発想の商品はこれまで見たことがなく、まさに雪見だいふくからヒントを得た、逆転の発想からうまれた商品だといえるだろう。気が向けば、また食べるかもしれない。

2006/06/27

策士、策に溺れる

ワールドカップ決勝トーナメントで本日零時から行われた、イタリアvsオーストラリアの試合は、オーストラリアのヒディング監督に対して、イタリアが前回大会での雪辱を果たせるか?と言う意味でも注目のカードであった。前回大会ではヒディング率いる韓国代表に対して、審判の不可解な判定もあって辛酸を舐めたイタリアには、是非ともリベンジを果たして欲しいところであった。
試合は前半からほぼ互角の戦いで、一進一退の展開が続いていたのだが、後半に入ってすぐにイタリアのディフェンスが相手のドリブルでの突破を阻止した際に、マラッティがレッドカードで退場となってしまい、ここから数的優位に立ったオーストラリアの猛攻が始まった。
さしものイタリアもこれまでか、と思われたがGKブフォンを中心とした鉄壁のディフェンスは、間断無く訪れるピンチにも果敢に立ち向かい、後半終了間際まで無失点で切り抜けたのだ。後半終了間近となっても、オーストラリアのヒディング監督は選手交代を行わず、延長戦に入ったところで戦力を一気に投入して疲れ切ったイタリアを粉砕する目論見であることは誰の目にも明らかで、1人少ない中、ピッチを走り回ったイタリアがその攻勢を凌ぎきることなど出来ない、誰もがそう感じ半ば勝利を諦めかけていた。
だが、イタリアの選手は最後まで諦めなかったのだ。後半残り3分を切ったとき、ヒディングの策を見透かしたかのように攻撃に討ってでたのだ。苛烈な攻撃はペナルティエリアでのファールを誘い、試合終了直前にPKのチャンスを得たのだ。蹴るのは途中出場のトッティ、大活躍のGKブフォンが怖くてまともに見れず後ろを向いて目を逸らす中、トッティの蹴ったボールはゴールネットに突き刺さる・・・・
その瞬間、主審は笛を吹き試合終了を宣告、耐えに耐えたイタリアに歓喜の瞬間が訪れた。遂に四年前の雪辱を果たし、仇敵ヒディングに辛酸を舐めさせ、オーストラリアの野望を打ち砕いたのだ。
ザマー見ろ、ヒディング、何が名将じゃ。くだらん策を弄するからこんな目に遭うんじゃアホンダラ?とっとと荷物をまとめて田舎に帰れっちゅうんじゃボケ?。。。。ハァハァハァ、フゥフゥ・・・失敬、ちょっと興奮してしまったようだ。ともあれ、イタリア代表は何というか、ほんと日本一だね。(日本ぢゃねぇだろ、ヲィ)

PS3は果たして買いか

近々発売される見通しのプレイステーション3、通称PS3だが、巷ではその価格設定に対する不満が爆発しているが、ソニーのエリクソンとか言う会長が「PS3は決して高くない」と発言したとかで、ニュースに上がっていたが、果たしてこの新しいゲームマシンは本当にお買い得なのだろうか。
なんでも、任天堂やらマイクロソフトが発売しているゲームマシンに対して約二倍の価格となっているのだが、ゲームのコンテンツは将来ハードウェアスペックをより要求するようになるが、その要求に応えられるだけの性能を有しており、価格以上の価値があるといいたいらしいのだ。果たしてこれは消費者の購買意欲をそそるだけのセールストークではなく、真実を語っているのだろうか。いろいろと回りくどい言い方で結論を後に回すことも考えたのだが、ここはひとつ、はっきりといってしまおう。

嘘です


少し考えれば当たり前の話であることに気付くのはあなたが賢明であることの証だ、と言うのは言い過ぎだが、いずれは誰もが同じ結論に辿り着くことには疑う余地が無い。これが例えば耐久消費財で、他の製品は一年で買い換えなくてはならないが、この製品なら三年経っても新品と同じように使用できます、などと言われたらさすがにちょっとお得感もあろうと言うものだが、事は最先端のハイテク機器である。三年先にどんな技術が実用化されて利用されているのか、予測するのは非常に困難で正確なところは誰にも分からない、と言うのが実情である。
どんな技術がでてくるかも分からない、そもそもそれほどのスペックを使い切るようなコンテンツが主流になるかも分からない、そんな中でこのゲームマシンが決して高い買い物では無いなど、何を根拠に言えるのか、直接会長とやらに確認したいところだ。大体、たかがゲームマシンに六万円も出させておいて、何が決して高くないだ。庶民とは大きくかけ離れた金銭感覚と言うしかない。

2006/06/24

お門違いの対日制裁

先日、有識者や野党、消費者団体まで反対する中、米国産牛肉の輸入再開に向けてほぼ合意に至ったようなのだが、そんな中、長引く日本の牛肉輸入禁止措置に業を煮やした米上院議会で、8月末までに輸入が再開されない場合に日本からの輸入品に対して高額の税金を課す制裁法案が可決された。
何を血迷ったのか知らないが、お門違いも甚だしい呆れた法案と言えよう。日本は何が何でも輸入しないと言っているわけではなく、きちんと検査をして安全が確認されているなら輸入する、と明言しているにも関わらず、検査はしないが輸入しないなら仕返しするぞと言う、身勝手なジャイアン理論を述べているに過ぎない。
相変わらずの政府の弱腰には辟易とさせられるが、賢明な消費者が取りうる対抗策はただひとつ、それは米国産牛肉を買わない事だ。アメリカ政府や食肉団体は、輸入が再開されれば消費者は購入すると思っているようだが、それが甘く思い上がった考えであることを知らしめなくてはならない。輸入禁止期間のうちに豪州産牛肉の品質は格段に向上し、非常に美味しく戴けるようになった。だれが脅されてまで米国産牛肉など買ってやるものか!

2006/06/23

死刑反対論者を死刑にしてくれ

七年前に起きた母子殺人事件の判決が最高裁で昨日出されたが、内容は高裁での無期懲役を破棄し審理を差し戻す、というものだった。弁護側が主張していた、被告人が18歳になったばかりだったという事由は、死刑を避ける特段の事情にはあたらないとし、殺意はなかった、偶然手が首にかかってしまったという殺人罪の否定についても到底信用できない、として斬り捨てた。その一方で最高裁自ら判決を下すことはなく、素人には分かりにくい状況と言えるだろう。
被害者の夫は以前の会見で、死刑にならなければ自らの手で加害者を殺すといっていたが、対象に死刑反対論者である被告人弁護士も殺す奴リストにいれて欲しいものだ。
死刑反対論者は人間が生来持っている人が人を殺すと言う事への忌避感を利用して、さも国民全体が死刑に反対しているかのような論調をすることが多く、死刑制度が廃止されていることを人道的な観点に結びつけたがるが、死刑制度が廃止されている国ではそれに代わる罰則が整備されているわけで、加害者を保護するためでは決してないし、法定されている最高刑の適用を遮る理由になど出来ない。
被害者の夫は先に述べたように、もしも死刑が適用されなければ自分が犯人をコロスと発言しているが、テレビで見る限り残念ながら彼には到底成し得ない願望だろう。見るからに力の弱そうな彼では返り討ちに遭う可能性80%だし、もし達成しそうになっても標的が息絶える前に周囲の制止が入ってしまうだろう。殺害現場のマンションでろうそくなど灯して泣いている場合では無い。今すぐ肉体を鍛え始めて、周囲の制止が入る前に一撃で相手の息の根を止めるだけの力を手に入れろ。

2006/06/19

WC予選敗退の戦犯は?

日本時間で18日夜10時から行われた、日本vsクロアチア戦は一進一退の攻防の末スコアレスドロー、つまり0対0の引き分けに終わった。
初戦のvsオーストラリア戦に敗れた日本にとって、是が非でも勝たなければならない試合だったのだが、最後まで点を取ることはかなわず、次に控えるブラジル戦は非常に厳しいものとなった。
昨日の試合では、先日のコラムで指摘した日本チームの問題点はあらかた修正されており、我ながら自らの慧眼が末恐ろしいくらいなのだが、中盤選手は次々とミドルシュートを放ち、サイドからのクロスボールも身長差に関係しない低い弾道の速いボールを中心とした攻撃で何度もあわや、と言うシーンを演出した。だが、肝心要のフォワードは相変わらずで、キーパーと1対1の場面でシュートを外す、中に切り込んでいるのに他の選手にパスを出す、最高のセンタリングが出たのに誰も走り込んでいない、と何ら改善は見られなかった。名指しをするなら柳沢、玉田、高原、彼等三人が今回のWC予選敗退の戦犯と言えるだろう。
日本が点を取れないのは、監督の采配が悪いせいではなく、単に選手が為すべきことを為さないからに他ならない。なぜ目の前に転がってきたボールを蹴るくらいの事ができないのか。昨日の試合でも好セーブを連発し、絶体絶命のPKを止めて敗戦の危機から幾度となく日本を救う獅子奮迅の活躍を見せたGK川口の爪の垢でも煎じて飲ませたいところだ。
ジーコに期待したいのはただひとつ。お願いだからフォワードを入れ替えて大黒と巻を先発で使ってくれ!

2006/06/15

テラタームが・・・

コンピューター業界では知らない人のいない、ほとんど業界標準なのでは?と思われる、自分のパソコンに入っていなかったら何となく不安になってしまう、そんな優れもののフリーソフトがある。その名はテラターム。
・・・カタカナで書くとかなり間抜けに感じられる。正確には「TeraTermPRO」だったと思うが、相手に伝えるときはテラタームと言えば、ほぼ間違いなく通じるはずだ。
このソフト、開発は1998年に終了してしまっていて、インターネット上で使用するにあたりセキュリティ確保のためにはSSH通信のサポートが必須だったのだが、残念ながらセキュリティ上の脆弱性があるバージョン1までにしか対応しておらず、SSH通信が必要な場合には他のソフトを利用するしかなかったのだ。
と長らく思っていたのだが、偶然あちこちのサイトを覗いているときに、開発者が代わって機能強化が計られているという情報を耳にし、あちこち探したところ遂にSSH2は勿論、UTF-8にまで対応した新しいバージョンのテラタームを入手するに至ったのだ。改版していただけた開発者には感謝感激雨霰である。サイコー!
え、よく分からない用語が多いし、そもそもテラタームってなんのソフトなんだって?大丈夫、いまこれを読んで意味の通じない人は恐らく一生テラタームを必要とする場面には出会わないはずなので分からずとも全く問題ない。コンピューター業界の方で知らないなら・・・・・そんな人の面倒まで見切れんよ!

2006/06/07

インサイダーくらい、いんじゃない?

阪神電鉄株の大量取得で、一時は村上タイガース誕生か?とまで疑われ、世間からは完全に悪者扱いされてしまっていた村上氏だが、ライブドアの粉飾決算疑惑の捜査を発端に、ニッポン放送株に関連してインサイダー取引の疑いがあるとここ数日紙面を賑わせていたが、本日の午前中に行った会見で、インサイダー取引の疑惑を認める発言をしたかと思えば、午後には警視庁特捜部により身柄を拘束、逮捕に至ったというニュースが飛び込んできた。なんでも、ライブドア幹部に対してニッポン放送株の取得を薦めたのも村上氏本人であれば、ライブドアが実際に株式の取得を始めることが確実になったと見るや、極秘裏にニッポン放送株の取得を推し進め、ライブドアの取得とフジテレビのTOBにより株価が高騰するや否や、大半の株式を売却し多額の利益を得ていたのだ。はっきり言って、スケールは莫大だが内容は投資家と言うよりは詐欺師に近いだろう。村上氏本人も会見で言っていたが、世間一般の感情としては犯罪者に対すると言うよりは、巨額の収入を得ていることに対する妬みが大部分を占めており、ルール違反をした事に対しては精々思ったところで「欲を掻くか
らだ、様を見ろ」と言う程度のものだろう。
世間の反感はともかく、正直言って村上氏の犯した犯罪は少なくとも罪としては大したことの無いもので、経済に対する影響が多少心配される程度である。それに対して、秋田県で発生した男子児童殺傷・死体遺棄事件の私の心胆を寒からしめること、計り知れない。なんと、男子児童の死体が遺棄されていた現場近くで、2ヶ月前に水死体で発見された少女の母親が、死体遺棄容疑で逮捕されるに至ったのだ。報道によれば、取り調べに対して6日現在に至るまで、死体遺棄の容疑は認めたものの殺害については否定しているとの事で、殺害の動機もさることながら容疑者の精神構造も非常に理解し難いものがある。こうなってくると、容疑者の娘が水死体で発見された件についても、容疑者は頑なに事故ではないと主張しているが、本人によって何らかの関与がなされたのではないのか?と邪推しかねない。本当にあれは事故だったのか、あるいは事故に見せかけて殺害されたのか、世界で一番優秀な日本の警察にかかれば、この程度の事件で真相が明らかになるのは時間の問題だと期待したい。ま、順番で言えば茨城県だかで発生した幼児殺害事件の解決が先なんだけどね。まあ、この
調子だと今年はもっとたくさんの児童が犯罪の犠牲になるのは避けられそうにない。精々注意されたし。

2006/06/06

日本にドイツは鮨にされた?

31日のコラムで、ドイツがどこまで本気だったか?と述べてみたが、選手や監督がどう考えていたかは定かでは無いが、どうもドイツ国内ではかなり大きな問題として取り扱われているらしく、鮨にされたという表現でワールドカップ本戦でのドイツ代表の戦いを不安視する声が高まっているらしい。確かに戦術はともかく、体力面/技術面で遅れをとっていると思われていた日本に対して、2-2の引き分けに持ち込むのが精一杯だとしたら、開催国として優勝を求められているチームとしては、非常に心もとないと言わざるを得ないだろう。
だが、ドイツの新聞に記載されていた、鮨にされたと言う表現は、ワールドカップで金儲けを企む旅行業者によって、再び発生したチケット入手問題を指していて、ワールドカップを金儲けの道具としか見ない日本人を非難しているかのように感じられてならない。前々回のフランス大会で、現地に行ったもののチケットが入手出来ず、かなりの問題となったことから、世界的にはチケットの販売方式で抜本的な改善が行われ、その対策が効を奏してほとんどトラブルは見られないが、本当になんと日本人という奴は愚かで学習能力がないのであろうか。
たしかに世の中、金で解決出来ないことは少ないが、外国人がワールドカップに感じる価値は、少なくとも日本人よりも上である事は理解しておいた方がいいだろう。スポーツを遊びの延長としか捉えられない大多数の日本人には、ビールでも飲みながら野球場でドンチャン騒ぎをしているのがお似合いだ。

2006/05/31

問題は、ドイツが本気だったかだ

ワールドカップ2006ドイツ大会が目の前に迫る中、開催国であり優勝候補でもあるドイツ代表vs日本代表の試合が日本時間31日早朝に行われ、2-2の引き分けと言う期待以上の結果を出すことが出来、いいイメージでワールドカップ本戦に臨む事ができそうである。二点を先制しながら、点差を守りきることが出来ず、最終的には引き分けに持ち込まれてしまったと言う反省点はあるものの、優勝候補と互角に戦えたというのは評価されるだろう。
しかし問題は、果たしてドイツ代表はどこまで本気だったのか、と言うことだ。試合全体を見たわけではないので確かな事は言えないし、ドイツ代表から何か公式なアナウンスがあったわけでもないのだが、画面から見る限りでは前半と後半のそれぞれ30分を過ぎたあたりから突然、ドイツ代表の動きが活発になり日本に対して怒濤のような攻めを繰り出してきているような印象を受ける。事実、奪われた得点は後半30分と35分で、どちらもセットプレーからの得点だったが、その時間帯はかなり日本が押し込まれていたとも言える。
高原の二点目に至っては、二人のディフェンダーをうまくかわしてゴールを決めたシーンが繰り返し放送されているが、高原の後ろにいる三人のドイツ選手が、高原がゴールに向かっていくのを阻止する気配もなく、ただシュートするのを見送っているのだ。普通ならファールになっても止めなくてはいけないシーンなのだが、抜かれたディフェンダーが茫然としている、と言うよりは練習でもしているかのように、私の目には映ったのだ。
そう、練習と言うのが一番しっくりする表現だろう。恐らくドイツは本戦に備えて最終調整を行うという目的で、あえてゆっくりとした動きで自軍の連携を確認し、リードされた局面での対応を試すため、終了近くでは半ば本気の攻撃をかけてみたのではないだろうか。そうだとすれば、日本代表には強豪国が本気で攻撃を仕掛けてきた場合は、得点を防ぐ手だてが無い、ということになり、予選突破など到底おぼつかない、と言わざるを得ない。これが私の杞憂に終わることを切に願わずにはいられない。

2006/05/30

オフィスユーザに何を期待するのか

日経ネットに掲載されていた、29日付の記事で日本で始めて生放送をするネットラジオ局が開局するという事を知り、さっそく私もアクセスしてみた。
昼休みにアクセスしてみたのだが、どうもユーザ登録を行わなければ視聴は出来ないらしく、そのくらいであれば構わないだろうと登録の手順を読んでみる。どうもよく分からない。ユーザ登録をするためには、まず視聴するためのプレーヤーウインドウを立ち上げ(Listenボタンを押すと、小さなウインドウが出てくるようだ)、そこに表示される認証画面にて登録を行ったあとに、再度Listenボタンを押すことで視聴できるようになるらしい。
そもそもなんでラジオを聴くのにユーザ登録が必要なのかも甚だ疑問ではあるのだが、一番の疑問はなぜプレーヤーを起動してからユーザ登録を行わなければならないのか、という点だ。別にユーザ登録するだけであれば、メインの画面でユーザ登録を行っておき、それからプレーヤーを起動するというフローで問題なかったのではないのか。しかもオープンし立てが原因なのだと思われるが、非常にサーバからの応答に時間がかかり、件のプレーヤーウインドウは真っ白になったまま、何も表示されることも無い。ニュースに取り上げられた今がユーザを取り込む最大のチャンスであるにも関わらず、サーバの遅さが原因でユーザの取り込みに失敗するのはかなり致命的な問題だろう。なぜなら、アクセスが遅いために利用できなかったユーザは、だいたいの場合において二度と自発的に戻ってくることは無いと考えられるからだ。
それにしてもこのラジオ局、ターゲットはオフィスユーザだと触れ込んでいるが、果たして普通のオフィスユーザがラジオを聴きながら仕事をできる環境にいるのだろうか。私の見解ではノーである。そもそも、今、自分の職場でラジオなり音楽なりを聞きながら仕事をしている人間がいるかと聞かれれば、それも答えはノーである。つまり、仕事中にラジオを聴いているのは一般的には自動車やトラックの運転手がメインで、オフィスのユーザはラジオを聞くような自由はたいていの職場ではありえないと言える。そもそも、仕事とまったく関係の無いWEBサイトに、休憩時間ならいざ知らず、仕事時間中にアクセスしては音楽を聴いているとは、会社からすればとんでもない話であろう。そもそも、普通の会社であれば、インターネットへのアクセスはファイアウォール越に行われると思うが、一般的に外部と通信できるのはHTTPだけである。それ以外のプロトコルは遮断されてしまうため、そもそもサーバから発信している情報を受信出来ないと思うのだが、果たしてどうだろうか。とにかくまずは混雑が緩和してから試してみたい。

2006/05/29

いい加減に現実を見よう

北朝鮮による韓国の拉致被害者で、横田めぐみさんの夫と目される、キムヨンナム氏の母親が来日し、官房長官と朝食会を催しただの、めぐみさんの母親と対面しただのと、世間の注目を集めるためとしか思えないニュースが、思惑通りに世間を賑わしているが、そろそろいい加減頭の悪い日本人も現実を直視した方がいい。いくら韓国と仲良くしようと努力しても、彼等が反日姿勢を改める事も無ければ北朝鮮の拉致問題解決に本気で取り組むことなどないのだ。
なぜなら、韓国国民の尊厳は、反日思想に基づいて作られたもので、数千年に渡る被支配国家と言う惨めな歴史を覆い隠すには、必要不可欠なものだからだ。韓国人民がいま信じている、日本に植民地化されるまで侵略されたことがない、などと言うのは正にでっち上げられた歴史であり、到底容認出来るものではないのだが、求心力の源となっている土壌を失うリスクを冒してまで、韓国政府が方針を転換する合理的な理由が見当たらない。
北朝鮮の拉致問題に対して韓国政府の解決に向けた意気込みは全く感じられないが、これは韓国では北朝鮮による拉致がごく当たり前に行われている日常茶飯事であり、さして大きく取り上げるに値しない問題だからだ。彼等にとって一番重要な問題とは、日本からどのような譲歩と賠償と言う名の援助を搾取できるかであり、そのためには反日の旗の下に北朝鮮と共闘するのもやぶさかではない、と考えているからだ。北朝鮮をヤクザ、韓国を乞食と考えると分かりやすいのだが、要は普段はヤクザにおどされてヘコヘコしている乞食が、ヤクザに絡まれて金をせびられる金持ちに、一緒になって物乞いをしているようなものである。まったく、どうしようもなく迷惑な民族である。
ちなみに、私が今いちばん期待したいのは、この韓国人拉致被害者の母親が、いったいいつになったらその本性を曝け出し、およそ被害者とは思えないような高圧的な口調で迫ってくるのか、という点だ。言い分として、「韓国人が北朝鮮に拉致されるようになったのは、根本的には日本が朝鮮半島を侵略してきたことに原因がある。だから日本の責任で問題を解決すると共に、我々に対する賠償責任も果たせ!!」と、どの時点で言い出すのか、その時に日本の拉致被害者たちはどのような対応をするのか、一緒になって日本政府を追及するほど愚かなのか、それとも韓国人というものの見方が180度変わるのか、日本政府はまたまた弱腰になってありえない責任に対する賠償を支払うのか、今後の展開が非常に楽しみである。

2006/05/27

異常気象の原因は

今年、2006年は五月の半ばから雨がちな天候が続き、日照不足による農作物への影響が心配される中、九州地方は本日梅雨入りを迎えた模様で、生鮮食品の価格高騰が家計に与える影響が大いに気になるところである。
ここ近年、まるで恒例行事でも行うかのように毎年が異常気象で、もしかするとこれが普段通りなのでは?と思う程だが、そう言いつつも今年の異常さは群を抜いていると言っていいだろう。
ここにきて日本政府は、地球温暖化の対策会議で策定された京都議定書で定められた、二酸化炭素の排出量削減が達成できる見通しが立たないことから、排出権の購入を検討しはじめている。これは、二酸化炭素の排出削減が達成できないため、他の削減達成国から権利を買い取るものだが、いくら金をつぎ込んだところで大気中の二酸化炭素濃度は下がらないのだ。こんなその場しのぎの対策に金を使うなら、大気中の二酸化炭素を取り込んで炭素と酸素に分解する装置を作った方がよほどマシというものである。
そんな事を言っているうちに、今日もまた雨が降りそうな気配になってきた。さっさと関東地方にも梅雨入り宣言を出して欲しいものだ。だいたいにおいて、梅雨入り宣言するや否や、晴天が続くと言うのが相場だからだ。頼むよ気象庁!

2006/05/25

市民を守る方法

ここ最近、事故や犯罪に巻き込まれて犠牲になる子供が相次いでいるが、事件から一週間が経過しても何の手掛かりも見いだせないわ、容疑者に職務質問をしながらまんまと逃亡を許すわ、警察に頼っていても事件が解決する気配すらない今の日本で、自分や家族の身を守る方法など無いのだろうか。
実は非常にコストは掛かるが犯罪の発生を確実に抑止し得る方策がひとつある。偽善者で構成された人権団体の反対で、到底導入出来るとは思えないが、それは全ての国民に個人を識別するタグをつけることだ。生まれた時、日本に入国する時に、手首あたりに非接触で認識できる、最近はやりのRFIDなどを利用したタグを埋め込むのだ。指紋を登録すればいい、と言う意見では不十分で、なぜなら指紋はいちいち採取しなければ個人を特定出来ないではないか。
個人の行動は国家により完全に管理され、いつ、どこで、誰と会っていたのか、そんな情報も全て管理される社会となるのだ。プライバシーの侵害だ、などとエセ人権団体の偽善者集団が抗議してくるだろうが、この案に反対する者は犯罪者及びその予備軍を擁護するばかりでなく、自分には何か後ろめたく知られたくないことがある、と宣言するに等しい。国家に管理されるとは言え、自分の行動が近隣住民に知られる訳でもなく、善良な市民は何も恐れる事無く安全だけを享受できる、それに反対すると言う事は何か国家に知られてはマズい事があると言う事だ。
早々にこのような制度を導入し、従わない者は犯罪準備者として厳しい監視下に置くべきだろう。ゆくゆくは未登録者は重大犯罪者として、警告無しに射殺することが認められ、日本は善良な市民だけで構成された素晴らしい国となるのだ。そうすれば、他人のタグを移し替えてくれる闇業者なんかが横行するんだろうな?まるでマンガだな・・・

2006/05/19

最後まで見つかるな

秋田県藤里町で発生した、小学一年生の男子児童殺害事件が大きく報道されているが、1ヶ月前に二軒隣に住んでいた小学四年生の女子児童が近くの川から水死体で発見された件について、警察側はあくまでも事故であるという見解を変えていない。川で子供が遊んでいるところなど見たことも無い、と言う両親も含めた周辺住民の意見に耳を貸さず、友達との遊ぶ約束を無視して、1人まだ雪の残る寂しい河原で遊んでいて誤って川に落ちた、などと言うにわかには信じられない見解である。
見解を改めて、きちんと捜査をやり直して欲しいと言う心情は理解できるが、それは言うなれば出来ない相談で、警察としては今回発生した事件に対する捜査の中で、なんらかの関連性が出てきた場合には再捜査を検討する、と言う現在のコメントを出すのがせいぜいだろう。
そりゃそうである。1ヶ月前に発生した事件について、ろくな捜査も行わないまま事故であると決めつけ、再三にわたる母親の再捜査の訴えを黙殺した挙げ句、第二の殺人事件を招いてしまったとあっては、これは事故であったと言う見解を変えるわけにはいかないのだ。亡くなった女子児童とその関係者には本当に気の毒だが、関連を示す証拠が発見されたとしても、公開される事無く握り潰されるのは目に見えている。願わくば、最後まで関連性を見つけながらも無視を続け、あくまでも事故であったと言う見解を貫いて欲しいものだ。その挙げ句に検挙された犯人が、女子児童についても殺害を自供した時の警察の態度をみてみたい。最後までシラを切り通してほしいところだが、果たしてどうだろうか。
しかし、こう考えると、私が隣近所の子供を1人やそこら殺したところで、証拠を残さなければ大した捜査もされずに事故で片付けられてしまうのだろうか。怖い世の中になったものじゃ。

2006/05/18

ニラだと思って口にした

北海道美瑛町で、見た目によく似ているニラとスイセンの葉を取り違えて食べてしまい、食中毒を起こしたという呆れるべきか笑うべきか、よく分からない事件が発生した。スイセンの葉にはリコリン(ユコリンとは関係無い)が含まれており、誤って食した場合、呼吸不全・嘔吐・下痢を引き起こす恐れがあるらしい。確かに葉の形は似ているので、調べたところ毎年何件も誤食による中毒事故が発生しているらしいのだ。
幼稚園の先生のような暖かいサイトでは、花が咲いていれば違いが分かるが、そうでなければ食するのは避けましょう、と指導されている。しかし、辛辣なサイトでは、ニラとスイセンを間違えてしまうような知識しかない人は、そもそも山菜採りなどに出掛けて、自分を信じて採集したものなど食べてはいけない、と手厳しい意見を載せていた。確かにその通りなのだが、そんな意見に従えるような賢明な人間なら、山菜採りに出掛けるにあたって事前に何が食べても大丈夫なのか、そのあたりでは何が採れるのか、くらいは予習していくだろうから、あまり調べもせず他人の賢明な意見に耳を貸す事もない愚者が毒性の野草を口にするのを抑止する効果は皆無と言っていいだろう。願わくば、愚か者は毒性の山菜を食して倒れ、永く患って苦しみながら周囲に迷惑を掛けるよりは、いっそポックリ逝ってくれた方が本人にとっても幸せそうなものなのだが、残念ながら世界は残酷に出来ており、そうそう簡単に死んで楽にはなれないと、相場が決まっているのだ。ご愁傷様。

2006/05/15

いまどき振り込め詐欺?

先日のニュースで東松山市在住の57歳になる母親が、息子を名乗ってかかってきた電話に騙されて、約1100万円を振り込んでしまうと言う事件が報道されていた。最近は金融機関の対応が進み、高額の振り込みを行おうとする利用者に対して振り込み先を確かめるように注意するなど、振り込め詐欺の被害防止に努めてきたが、そんな対策を嘲笑うかのように、今回の犯人は一度に1100万円を振り込ませるのではなく、合計12回に分けて振り込ませる事で、金融機関の警戒を免れたものと考えられる。おそらく金融機関の注意を引くのは100万円を超える額の振り込みであり、それを知っていた犯人は90数万円ずつ、様々な理由をつけて被害者に振り込ませたものと考えられる。
しかし、しかしである。振り込んだパートの女性は12回も振り込んだ挙げ句に、最近世間を騒がせている振り込め詐欺が心配になり、息子に確認したところ騙された事に気付いたと言うが、犯人が狡猾だったと言うよりは、単に頭の悪い人間が、少し頭の切れる犯人のカモにされたと言うだけで、さして重大な問題を孕んでいるとも思えない。なぜなら、金を振り込ませる理由があまりにも不自然と言うのを通り越して、有り得ないとしか言いようがないものだからだ。
防犯を目的としてかは定かで無いが、全ての内容は明らかではないものの、会社の金を使い込んでしまったから振り込んでくれ、などと言う普通では考えられない理由で、この女性は振り込んでしまっているのだ。別に差別するつもりは全く無いが、これが例えば認知症の患者で、理由も分からずに振り込んでしまったのであれば同情の余地はあるし、今後の防止策も求められるが、振り込め詐欺の知識がありながら、有り得ない話に騙されて振り込んでしまうような愚か者は守りようがないし、守る必然性も感じず、自業自得と斬り捨てるのが相応しい。

2006/05/13

犯罪者が制服を着て歩いてる

今年に入り、もう何件目だかすら忘れてしまうくらいこのところ頻発している警察官の不祥事、またもや奈良県警の警察官で問題が発覚した、などと言われたくらいではさして驚くに値しないところだが、聞いたあまりの内容はこの私を以てして愕然とさせるに足る内容であった。あまりの悪辣さ、身震いするほどの奥深さ、ではなく、そのあまりの稚拙さ、短絡さ、人間としての情けなさ、にである。
なんと今回の不祥事を起こした巡査は、事故に会って救急車に担ぎ込まれた少年を、心配して見守る母親のスカートの中を、事もあろうにデジタルカメラで盗撮した上に、その場で不審な行動に気付いた当の母親に撮影したばかりの写真を改められ、盗撮を白状したらしいのだ。いったい警察はどんな品位を持つ人間を採用しているのか、と言う非難と併せて問いたいのは、警察官として勤務するためにどんな訓練を施しているのか?と言う点だ。卑しくも警察官として訓練を受けていながら、素人の女性に対して盗撮もまともに出来ないようで、いったいどうして犯罪者に気付かれる事なく後をつけ、探し出したアジトを何日間も逮捕の瞬間まで見張ることが出来るというのか。これでは日本は犯罪天国になってしまうではないか。
それにしても、奈良県警の対応もなんともお粗末で、マスコミからの詰問に対しては「調査中なのでコメントできない」、情報開示の求めに対しては「答えられない」を繰り返すばかりで、身内を庇っていると言うよりはただ単に無能な官僚集団ではないのか?と言う印象すら受ける。いくら奈良が鹿と寺しか無い田舎だからと言って、なんともお粗末で開いた口が塞がらないとは正にこの事だ。

2006/05/11

減らない自殺者

警察庁による05年度の自殺者数はまだ発表されていないが、厚労省が昨年11月までの統計をまとめた結果、前年同月比で400人ほど多い28000人となっており、警察庁の統計で年間での自殺者は8年連続して30000人を超える事が確実となった。厚労省が定める自殺の認定基準は警察庁よりも厳しいため、警察庁が自殺者とした人が自殺と認めらんない事が往々にしてあり、結果的に厚労省発表の数値の方が少なくなるらしいのだが、自殺と認めたくない理由でもあるのだろうか。
それはさておき、景気が回復しているにもかかわらず自殺者が増加していることを、格差の拡大と結び付ける意見が出ているようだが、果たして本当にそうなのだろうか。自殺に至る原因を詳細に調査もしないで、世間で話題になっている格差社会の到来と結び付けるのはあまりにも短絡に過ぎると言わざるを得ず、それでは格差がより激しいアメリカでそれほど自殺が話題に上らない理由が説明できない。
私が思うに、このところ自殺者数が増加しているのは、単純に日本国民が精神的に疲弊していることの表れなのだ。日本国民は諸外国からは、やれ基地の移転費用を負担しろ、やれ狂牛病は気にせず牛肉を輸入しろ、やれガス田に口を出すな、やれ竹島の領有権を放棄しろなどと日々切迫感にさらされているにも関わらず、政府はきちんとした対応を取らず説明責任も放棄したかのようである。そればかりか更なる負担を国民に押し付けようと、増税と控除の削減をセットで推し進め、その一方で無駄な投資はますます促進し、国民の将来への不安を助長している。こんな中で自殺者が増えるのは当然で、減る方がどうかしているというものだろう。
だが、このような状況に対して、政府はなんの対策も取る気は無い。なぜなら、自殺していくのは、基本的には社会的弱者であり、大した税金を納めている訳でもなく、国としてのコストで考えれば赤字になってしまう人間が、何人死のうがどうでもいい、はっきり言えば人減らしをしたい彼等からすれば死んでくれた方がありがたい、くらいにしか思っていないからだ。生きていれば生活保護を申請される可能性のある人間をできる限り削減したい。それが日本と言う国の本音なのだろう。

米国産牛肉の抜き打ち検査

日米間の懸案事項のひとつとなっている牛肉輸入問題で、再開に向けた対策のひとつとして、日本への輸出向けに加工している工場に対して抜き打ちでの検査を実施する提案が日本から出されたらしく、米国側も受け入れる見通しであるとの報道があった。抜き打ち検査を行わなければならないほど、安全性を懸念しなければならないのも考え物だが、抜き打ち検査で問題無い事が確認されるのであれば、消費者としては歓迎すべき対応と言えるだろう。しかし問題は、抜き打ち検査を果たして本当に実施できるのか、という点であろう。
もちろん、輸入再開を急ぎたいアメリカは、今は抜き打ち検査の実施に同意するだろうが、いざ輸入が再開された後で抜き打ち検査に臨んだとき、難色を示さないと言う保証は何もなく、外交的に弱腰の日本政府が検査を強行できるかは甚だ疑問と言える。問題はそれだけに止まらない。
実際に抜き打ち検査を行った結果、問題のある加工牛が見つかった場合、どのような対応をとるのか、である。日本向けの輸出に際して行わなければならないのは危険部位の除去であり、その処置が正しく行われているかどうかが判断ポイントとなるのだが、仮に危険部位が除去されていない牛肉が発見されたとして、それは日本向け以外への出荷用だ、これから除去作業を行うところだ、などと弁明された場合、それでも約束違反だとして輸入を再度停止できるのだろうか。中韓との国交がこれほどまで険悪になっている今、日本にとって唯一の同盟国であるアメリカに対して、そのような対応を取れる訳はなく、なし崩しに輸入条件の緩和を認めるところに追い込まれるのは火を見るより明らかである。やはり前回の輸入再開時と同様に、税関での水際チェックに賭けるしかないのだろうか。米国産牛肉なんか食べないゾ!

2006/05/10

日本のUFO研究は進んでいるか

イギリス国防省が2000年に一般にUFOとして認識されている現象に関する調査結果を報告していたことが、BBCの報道により明らかとなったが、その内容は宇宙人と思われる生物の死体や、墜落した宇宙船の残骸、どこかの政府が宇宙人と交わした密約が撮影されていたりはせず、全ての目撃情報は自然現象と考えられる、というものであった。詳細については5月15日に国防省のサイトに報告書が掲載されるそうなのでそちらを参照頂きたいが、これでようやく長年続いてきた不毛なUFO論争にも終止符が打たれると言うもので、UFO研究家と称していた二流タレント達がどういう手にでるのかが気になる所である。
この報告で一応、UFOは宇宙船ではないことが証明されたと考えてもよさそうだが、注目すべきは報告の内容自体ではなく、国防省というれっきとした政府機関が真剣にUFOについての調査を行った点であろう。それに引き換え日本政府はなんとだらしがないのだろうか。恐らくはきちんとした調査もせずに、ヨタ話であるとひとことで片付けてしまっているのだろうが、このような問題意識の欠如が如何にこの国を危うくしていることか。そんなだから韓国に舐められて本来の領土である竹島を奪われ、中国には当たり前のように東シナ海のガス田を占有されてしまったのだ。沖縄と九州がまだ日本の領土であるうちに目を覚ましてもらいたいものだが・・・
おかげさまで、日本人の大半はUFOが自然現象であることに気付くこともなく、相変わらずネッシーも宇宙人も信じている、世界でも珍しいおめでたい民族になりつつある。一昔前に一世を風靡したキャトルミューティレーションが宇宙人の実験だ、とか太古の昔にムー大陸が海に沈んだ、とかミステリーサークルはプラズマが原因だ、などと本気で信じているのは日本人だけではなかろうか。特ダネに振り回されやすいマスコミも含めて、いい加減に科学的な見方が出来る大人の民族になって欲しいものだ。おい、そこの韓国人と中国人よ、宇宙人の格好をしてきたら日本人なんかイチコロだぜ。え?今はメイドの方がいいって?これは失礼・・・

2006/05/07

今日は「魔邪」でいくぜ(字はあってるよな)

魔邪のネタって、ひとつひとつが非常に短くて、コラムで利用してもすぐに終わってしまうんだよね。短くまとめてすぐに終わるネタばかりなのは、「魔邪」の頭脳では長いネタを考え付いても舞台で披露している間に忘れてしまうから、短いネタしか出来ないのか、あるいはそもそも長いネタを考えることに頭の回転がついてこないのか、どちらかだと思うのだが真相は果たしていかに。宇多田ヒカル、いや、だいたひかると同じくらい、「どうでもいいです」がネ。
今朝、テレビ番組を見ていると、先日5月5日に試合が行われた亀田兄弟の言動について、なぜか江川紹子がコメントしていた。なぜ江川紹子のようなありきたりで当たり障りの無いことしか言えない、社会問題系のコメンテーターがこんなにテレビに出演しているのかが不思議なのだが、思うに「オウム真理教」の事件を追跡していたおかげなのだろう。要はオウムの恩恵を甘受しているわけなのだが、そんな彼女が亀田(兄)が試合前に、相手選手に対して行う挑発的な行為・・・ヨード卵を食べてみたりとか・・・について、「自分より弱い相手に対して、あからさまな挑発を行うのはどうかと思いますね。スポーツマンとしていかがなものか」云々というコメントをしていた。
「自分より弱い」?     はぁ?
てめぇ、ボクシングのボの字も知らないで、なに適当なコメント言ってんだよ。自分より弱いっていつ誰が決めたんだよ。てめぇが決めたのかよ、江川紹子!!ボクシングってのはなぁ、どんなにランキングで順位がついてても世界ランクの上位にいくと、一発のパンチで何が起こるかわからない、実力が伯仲している世界なんだよ。そもそも、厳格に体重による階級が管理されていて、同じくらいの力の人間同士が戦うように、ルール化されてることも知らねぇのか?勝敗なんて、やってみなきゃあ分からないってことも、てめぇの貧弱な脳みそじゃ理解できねえのか。
ボクシングをなめてんのか!?
良識人ぶって適当なこと言って、いい子ちゃんを演じたって、
賛同するのは世間の物知らずな
オバハン達だけなんだよ、コノヤロ~!!

2006/05/04

侵略の使者

??月3日、東京ドームにて韓国の俳優「イ・ビョンホン」(35)がファンイベントを催し、約4万2千人のファンが詰め掛けてトークショーを中心に展開された。韓流ブームいまだに冷めやらず、といった感があるが、この詰め掛けたファンはいったい韓国との領土問題をどのように考えているのだろうか。
竹島の領有権問題を軸に日韓関係がこれまでに無いほど悪化しているこの時期に、なぜ韓国人のスターを招いたイベントを催す必要があるのか。明らかにこれは韓国側からの日本国民に対する懐柔策と思われるにも関わらず、それにまんまとのせられた世に言うところのオバハンは、政治的な問題も国家の思惑も我関せずとばかりに盲目的に声援を送っているのだ。これが逆に韓国で日本のアイドルなんかがコンサートでもしようものなら、今の情勢からして爆弾でも送り込まれかねないところだ。彼らが明らかに韓国から意図的に送り込まれているのは確実なのに、なぜ政府はこのような反国家的なイベントを容認しているのか。名目など、どうとでも出来るだろうに、こんなイベントは強制的に中止に追い込むくらいの気概を持ってほしいものだ。
それにしても、ほんとうに日本の民衆はなんと低俗な輩に成り下がったことだろうか。自分の目の前の生活のことや、快楽の追及(それがどんな快楽であれ)だけに腐心し、将来的な展望や、裏に潜む思惑などに思いを馳せることもなく、ただただ怠惰な毎日を面白おかしく暮らすことしか考えていない。その最たるものが、働くでもなく街の中でたむろしている若者たちと、世間を我が物顔で闊歩しているオバハンどもであろう。こんな奴らが今の日本をダメにしているのだ。教育に問題があるのは確かなのだが、彼等が低俗なのは政治家が悪いわけでも教育が悪かったわけでも、生活環境が悪いわけでもなく、全て彼らの責任であり、悪いのは低俗な民衆なのだ。なんでも他人のせいにして、自分には何も非がないというツラをしているこの馬鹿者ども、売国奴どもを根絶やしにしなくては日本はよい国にはなれないだろう。とっととこのような輩は排除してほしいものだ。

2006/04/28

楽天の偽サイト?いや、これは。。。

先日、楽天にアクセスしようとアドレスバーにURLを入力しているときに、ふと最近よく話題にのぼる偽サイトのことを思い出し、ものは試しと「そんなサイトは無いだろ~」くらいの軽い気持ちでこちらのサイトにアクセスしてみた。
ブラウザでWEBを閲覧するときに、アクセスする手段はいくつもあるが、たとえばそれはブックマークから選択するとか、GoogleなりYahooなりで毎回その場で検索するとか、よく見るサイトであればブラウザのホームページに設定しておくとか、人によって好みは様々だが、私の場合は「いちいち検索するのは面倒くさい」「ブックマーク(お気に入り)から選択するのも面倒くさい」という理由から、よくアクセスするサイトは殆どの場合、URLを直接アドレスバーに入力する。朝日新聞日経新聞CNN楽天価格comNIFTYAU、銀行系、などなどなど。そんなのいちいち覚えていられない、という人も多いようだが、自分で入力するのが一番早いし確実だ。ブックマークはブラウザを使い続けていると膨大な量となってきて、いつの間にかどこに何があるのか分からない状態に陥りがちだし、検索サイトが停止していたら(最近、Yahooはよく止まるようだ)どうやって探すのだ。それなら、自分の記憶しているURLを直接入力した方が10倍くらい効率的ですばやく目的のサイトにアクセスできる、というものである。
さて、件の楽天偽サイトであるが、私にはどうしても何を目的とするサイトなのか、さっぱり分からなかった。別になにか悪意のあるスクリプトがあるわけでもないようなので(未確認なので注意されたし)興味のある方は自己責任でアクセスいただきたいが、どうも一見したところ何かのポータルのように作られている。メニューはいくつか(求人、学習、資格、マネーなど)用意されており、クリックするとそれに関連したサイトが表示されるようだが、どうも広告しか表示されないように思える。もしかすると、このトップページは何の意味も無いダミーページで、SPAMを受信した人がhttp://wwwrakuten.co.jp/cgi-bin/xxx-regist.cgi?yyy=sj4D8yAczみたいなURLをみて、「ああ、楽天なんだ、じゃあ大丈夫だな」と勘違いしてアクセスするためのサイトなのだろうか。そうだとするとこのトップページはあくまでも楽天とは別サイトで「勘違いしてアクセスした人が悪い」と言い張るための装飾なのだろうか。むむむ、さっぱり分からないサイトだ。調べてみると、既にドット無しドメインを取得されたリストを掲載しているサイトがあった。あ、噂のライブドア・・・・おいおい、楽天さんよ、しっかりしてくれよ。ホント頼むよ。次に逮捕されるのが三木谷社長だったりしないでくれよ。

2006/04/27

韓国における反日感情の起源

最近、当コラムで何度も中国と韓国の反日感情を取り上げては考察を重ねてきたが、この二つの反日国家は似て非なるものであるとようやく悟り、自らの不明を恥じたものである。それは勿論、私一人の考察で辿り着いたものでは有り得なく、様々なメディアの報道記事や各種論客の記述からようやく思い至った訳であるが、大多数の日本人が知らないのも当然である。なぜなら、日本の近代歴史教育では太平洋戦争によってもたらされたアジア各国の被害ばかりが強調され、歴史的な背景には触れられていないからだ。
詳細は割愛するが、簡単に言えば、中国の反日感情は外交戦略として作り出されたものだが、韓国の反日感情は日本に対する劣等感を隠すために生まれたもの、と言うことだ。中国は日本に対してだけではなく、東南アジア各国に対しても様々な難癖をつけては領土の拡大を図っており、それは過去の話などではなく、今現在も続いている。漢の時代にはここは中国の領土だった、この地域は中国系の居住者が多い、等々。それに対して韓国が抱いているのは反日感情だけだ。
韓国、いや朝鮮民族は過去、数千年に渡って中国の属国として永らく支配され続けてきた。扱いは酷いもので、階級は最低に位置付けられており、琉球王国よりも低く見られていた。数千年間も支配され続けた民族の悲願は完全な独立だったのだが、生活レベルも低い彼等朝鮮民族が中国から独立するなど、夢のまた夢だったのだ。
そこに日本と言う救世主が現れる。日本は世界の列強諸国、イギリスやフランスも眠れる獅子と言って畏れていた中国に(そのころは清だったが)あろうことか日清戦争で、列強諸国の思惑もあったにせよ、勝利してしまった。その結果、締結された講和条約により朝鮮民族はタナボタとも言える独立を遂に実現する。その後、共産化の防波堤とする目的で、日本は朝鮮半島に対して多大な投資を行い、最貧国であった朝鮮を瞬く間に文明化し、今日の韓国の礎を築いたのだ。
だが、朝鮮民族にとっては独立したことも文明化したことも全て隣国である日本のおかげであり、いつか独立して立派な国を築くという夢がなくなってしまい、待っていれば誰かがなんとかしてくれる、という他力本願国家となったのだ。日本が戦争に敗れた時、日本のおかげで独立したことも文明化したことも忘れたかのように、日本を非難し始めた。日本の統治下にあることをよし、としていたにも関わらず、一緒に責任を取らされるのを恐れ、元から反日国家だったと叫び始めたのだ。
元から反日国家であるためには、日本の統治前には独立国家でなければ道理が通らない。そこで、韓国はそれまでの歴史を全て書き換え、中国に支配されていた数千年間、一度も他国に侵略されたことがない、という架空の歴史をでっち上げたのだ。そして自国の歴史を欲していた民衆はそれに飛び付き、やがて年月は流れて多くの民衆が本気で架空の歴史を信用するようになったのだ。嘘で塗り固められた歴史を教えているのは、他ならぬ韓国、朝鮮民族の方なのだ。日本人達よ、もっと歴史を学ぶがよい。

2006/04/21

栃木県人は冷酷なのだ

14日に栃木の山林で発見された女性の白骨化遺体の身元が判明し、遺体発見現場から45kmほど離れた、栃木県宇都宮市石井町に住んでいた、小川美智子さん(25歳/女性)であることが判明した。さらに、この女性と同居していた45歳の男性(後藤清容疑者)が、死体遺棄の容疑で逮捕されたとの報道があった。
この殺害された小川さんは、昨年秋に同県那須烏山市の実家から、知人を頼って宇都宮市に移ったとの事なのだが、11月以降に父親から連絡が取れなくなり、なにがあったのかと訝しんでいたようなのだが、最終的に殺害されたのが当人だと判明した次第である。なぜ、小川さんが20歳も年上の男性と同居しなければならなかったのか、そもそも、実家を出た際に告げていた知人というのが、この後藤氏だったのかはこれからの捜査が待たれる点である。
しかし、殺人を犯したと思われる容疑者にも増して、私の神経を逆撫でするのは、被害者が必死の思いで何人もの人に助けを求めていたにも関わらず、この宇都宮市石井町の住民は、その助けを求められた当人であるにも関わらず、さも他人事であるかのように「インターホンを押して助けを求めていたようだ」と平然とTVのインタビューに答えているのだ。
なんなのだ、この埼玉県宇都宮市石井町の住人は!いや、もはや住人と呼ぶのもはばかられるような、人の心を持たない畜生どもが!彼等の内、ひとりでもいいから被害者の助けに耳を傾けていれば、むざむざと殺されることは無かったのだ。明らかな不作為の行為であり、住民全員が殺人幇助罪に問われるべきであろう。もしも被害者が私の娘であれば、この石井町の近隣住民を決して許すことは無い。自らの罪を地獄で悔やむその日まで・・・
だが、この事件で分かったことがひとつある。それは、この石井町、いや、宇都宮市、いいや、栃木県の人間は、他の日本人と比較しても、比べ物にならないほど冷酷だということだ。今後、栃木に出かける際は心された方がよい。というか、出かけるな。

2006/04/20

今度は韓国だ

日本と韓国が領有権を主張し、現在は韓国が武力で制圧している竹島。その周辺海域の調査を行うと発表してから、韓国では大統領を始めとする政府高官が強い口調で非難を繰り返し、一般国民も対日色を強めている。
日本ではあまり知られていなかった、この竹島が一躍有名となったのは、昨年、本来の管轄である島根県議会で「竹島の日」なるものが制定された事に始まる。韓国ではこの決定に対して、日韓併合を正当化するものだとして大きな反響が巻き起こり、反日運動を引き起こしている。日韓両国が領有権を主張しているこの竹島、歴史的に見て竹島はどちらの領土だったのだろうか。
竹島は元々は無人島であり、どこの領土と言う規定も無かったのだが、1905年に竹島にいるアシカを狩るために猟師が島根県に申請したのを契機に、島根県の一部と定められた。この時点で竹島は正式に日本の領土となった訳である。ではなぜ韓国も領有権を主張するのか。
それは奇しくも1905年は日本が韓国を併合した年でもあり、竹島も元々は韓国の領土であったにも関わらず、韓国の併合に合わせて日本の領土に組み込まれてしまった、だから戦争で敗戦した日本が返還するのは当然だ、と言うのである。元々、竹島はどこのものでも無かったと言うのは明白であるにも関わらず、韓国に「返す」のが当然だ、と言うのである。
しかも、今回は政府の船が正式に海洋調査を行うとしているにも関わらず、竹島に近づいた場合は拿捕も辞さない、と言うのである。これは明白な国際法違反であり、日本国民の反韓感情を高めるためにも、是非とも拿捕して欲しいものである。自衛隊には忙しくて誠に申し訳ないが、韓国と戦う準備もお願いしたい。

2006/04/19

日本と中国の実力は

昨日、中国から広報された東シナ海の海底油田周辺に関する航行禁止通告だが、日中中間線を越えて設定されていることに対して、日本側が抗議する前に、技術的な問題で誤りがあったとして撤回の通告がなされた。
当初、日本側の反応を確認するために出された通告とも思われたが、日本側が反応する前に撤回された事から、何かしら別の意図があったものと推察される。航行禁止区域を定める程度でどんな技術的な問題があり得ると言うのか。まさか、海上に柵を設けようとしたが、敷設出来なかった、とか言い出すのではあるまいな。
しかし、今回は中国側が直ちに撤回したため大きな問題にはならなかったが、中国が本気で日本に対して領海を侵犯してきた場合、果たして日本は対応出来るのであろうか。
ここで考えたいのは、政治的な決断が出来るか否か、ではなく、純粋に軍事力として排除できるのか?と言う点である。勿論、中国が核兵器を持ち出せば、核を持たない日本はその瞬間にジ・エンドだし、そもそも在日米軍の勢力圏に入れば大変な事になる、と言うような問題は置いておいて、の話である。
まず、中国の水上戦力だが、大陸国家であるため、それほど充実しているとは言い難い面がある。確かに艦艇数は多いが、戦力として見た場合、イージス艦を配備している日本に有利と思われる。また、航空戦力についても、日本側は航続距離の問題はあるものの、最新鋭とは言い難い中国空軍に遅れをとるとは考えにくい・・・と、一般の日本人は考えているだろう。だが本当にそうだろうか。
近年、特にここ数年間において、中国の軍事費の伸びは目を見張る物があり、毎年二桁の伸びを見せているのだが、大方の観測では、独裁国家の常として、公表されていない支出が隠されているとの見方が強く、その大半は装備の近代化に充てられていると見られている。
また、中国海軍は原子力潜水艦も保有していることも忘れてはいけない事実である。原潜を保有しているのは、中国を除けば世界でアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、インドだけである。この事実だけでも中国の軍事力がいかに日本にとって脅威であるかがわかりそうなものだが、大半の日本人は軍事アレルギーがあるせいか、この事実を見ようとしない。
恐らく、日本と中国が単独で戦争を始めた場合、物量に勝る中国にハイテク兵器が装備されている事を考えると、防ぎ切れずに押し切られる可能性は極めて高いと言えるだろう。無駄な道路に予算を使っている場合では無い。早急に対中国戦略を見直し、軍備増強を計るべきだろう。

2006/04/18

不祥事から注意を逸らせ

政治家の不祥事が続いた後は、何か大きな事件が起きて、国民の関心をそちらに向けて、気がつけば不祥事の処理はうやむやのまま終わっている、と言うのが日本の政治の常套手段だったのだが、最近は色々と手が込んできたようで、マンションの耐震偽装があったかと思えば、偽メールを掴ませて野党第一党の信頼を失墜させ、自衛隊やら警察やらからの情報流出に気をとられていると、高速フェリーと鯨が衝突するわ、東京湾で貨物船が沈没するわ、挙げ句の果てに千葉で製油所が爆発ときた。国民の関心を他に向けさせるのも楽じゃない。
まさに役所が決算前に余った予算で大盤振る舞いしているかと思うくらいのオンパレードだが、最後にとっておきの隠し玉が用意してあった。消費者金融大手のアイフルに対する業務停止命令が出されたのだ。理由は違法な取り立て行為が確認されたため、だそうで、取り立てを迫る脅迫紛いの電話が何度も報道で流されているので聞かれた方も多いと思うが、聞けば聞くほど大した内容ではない、と言うのが感想であった。こんな程度の取り立ては、消費者金融、要はサラ金と呼ばれる業界であれば多かれ少なかれどこでもやっている内容で、さして大騒ぎするような事件ではない。おおかた、アイフルはサラ金業界に対して行政が何の策も講じない、と言う批判をかわすためのスケープゴートにされたのであろう。
だが、アイフルをスケープゴートにしたと言うことは、国民の批判をかわしたいと言う思いの表れであり、これ以上の追求はされない可能性もあるので、今後の動静には注意したい。消費者金融業界は銀行の優良な貸付先となっていて、不良債権処理の原動力になっているやも知れないのだが、それを潰すことはすなわち、日本経済にダメージを与えると言うことである。そもそも、もしも本気で消費者金融を潰すのであれば、簡単な方法がある。それは無担保の融資に対する利息収入を、事業収益では無く、一時所得に計上することだ。事業収益の場合、当然ながら経費が差し引かれた後に課税されるが、一時所得とした場合、経費は一切認めず全ての収入を最高税率の課税対象とすれば、貸し金業は割に合わない商売となり、市場規模は一気に縮小するだろう。まあ、その場合はヤミ金融が幅を利かせるようになるかも知れないが・・・
もっとも、アイフルに限らず、消費者金融から借り入れをした時点で、その人は人生の落伍者と言えるのだから、あまり積極的に救済する気は起こらないのだが。

2006/04/15

北朝鮮の誠意ある対応

横田めぐみさんの夫ではないかと目される、韓国人の拉致被害者・キムヨンサム氏の血縁者の協力により実施されたDNA鑑定の結果、横田めぐみさんの娘とされるキムヘギョンさんの父親である可能性が非常に高く、ほぼ間違いない事が判明した。日本側から見れば横田めぐみさんが一般の北朝鮮の人間とではなく、同じ拉致被害者と結構したことが分かった、と言う程度で、だからと言って何かが大きく変わる訳ではないのだが、韓国にとっては自国民が拉致されていたことが初めて科学的に明らかになったのだから、さぞ大きく取り上げるかと思いきや、殆ど報道は行われていないし、政府の反応も鈍い。どうしたことか。
韓国側の拉致被害者に関しては親類の行動も不可解で、理由は不明だがキムヨンサムの姉を名乗る人物はこれまで素顔を明らかにしてこなかったし、母親にしても逢いたいと繰り返すのみで、動きの鈍い韓国政府に対する批判は全く見られない。政府の方針は北朝鮮との対話による解決を模索する、いわゆる「太陽政策」なので、出来るだけ事を荒立てないようにしたい、と言う考えが見え隠れするが、被害者が貝のように押し黙っていると言うのは、韓国が北朝鮮に引けを取らない恐るべき全体主義国家であることの表れ、とでも解釈すればよいのだろうか。
それにしても、北朝鮮と言う国はなんと誠実な国なのだろうか。横田めぐみさんの遺骨と偽って、第三者の遺体を火葬にした上で提供しておきながら、DNA鑑定の結果、真実が明らかになっているにも関わらず、日本を嘘つき呼ばわりし、今回判明したキムヨンサム氏のDNAに関する指摘を行ったにも関わらず、そんな話は聞いていないと嘯く。こんな国も民族も誰が信用できると言うのだろうか。

2006/04/14

核兵器は廃絶できるか

イランで原子力発電に利用可能な濃縮ウランの精製に成功した、と言う報道が世界中を駆け巡った。これだけでは、なぜ世界が大騒ぎしているのか分からない方も多いと思う。平和利用の原子力発電なのだから、何も問題は無いのでないか、と。
大アリなのだ。大半の人間が平和利用と信じて止まない原子力発電、それは濃縮ウランからプルトニウムを製造する行程のひとつで、作業中に発生する熱を発電に利用する事から始まった、軍事施設の有効活用に過ぎないからだ。原子力発電で生み出されるものは電気のみならず、核兵器の弾薬とも言うべきプルトニウムが製造されるのだ。それはつまり、何十という原子炉が十年以上稼働を続けているこの日本にも、核兵器を大量に製造できるだけのプルトニウムがあることを意味している・・・
さて、件のイランについてだが、核兵器を保有する恐れがあるからと言って、イランだけを非難することは出来ない。なぜならイランの核兵器保有に強硬に反対し、武力行使も辞さない構えのアメリカ合衆国、それは世界最大の核兵器保有国であり、どう贔屓目に見ても核兵器を保有することで得られる権益を守ろうとしているようにしか見えないからだ。アメリカが核兵器を放棄しない限り、核兵器の廃絶は不可能だが、人間は一度手に入れた力を易々と手放すような、出来た存在ではない。核兵器がなくなるのはその威力が無に帰するような技術が生まれるまで待たねばなるまい。願わくば、その技術が更なる破壊を伴う物では無いことを。

2006/04/13

スカイマークに搭乗するか

11日に行われた衆院国土交通委員会で参考人として招致された、スカイマーク社長の西久保慎一氏は、飛行機の整備基準を9ヶ月も超過したままで運用を継続していた問題で、整備士の退職増などによって引き継ぎがキチンとなされておらず、根本的な問題は社内基盤の弱さにあることを認めた上で、社内の体制を変えないことを明言した。
普通の神経からは考えられない発言であり、品位を疑うなどというレベルではなく、安全性と言うものに対する考え方の根幹を左右する発言である。つまり、組織に問題があるせいで安全上の問題が起きたが、それについて改善するつもりはない、と言うのである。航空機の運航に携わっている、最高責任者の発言とは到底思えない内容だが、スカイマークの体質はこれにとどまらなかった。
先日、継続的な赤字解消が見込めないことから、廃止が決定された路線があるが、それについて詰問された際にも、「赤字分を誰が補填してくれるのか」と述べ、廃止は当然との主張を繰り出した。交通事業者たるもの、安全性もさることながら、公共性にも出来る限り配慮を求められて然るべきだが、この社長の頭には利益追求しか存在していないことが明白となった。いかに運賃が格安だろうと、一体だれがこのような会社の運航する飛行機に乗るものか。路線だけでなく、とっとと市場から撤退してしまえ!

2006/04/12

なぜ実名がでないのか

誰がどう見ても疑う余地は無いと思われる、痴漢冤罪事件について起こされた民事賠償請求で、驚くべき判決が下された。電車内で女性に対して痴漢を働いた容疑で逮捕された男性は、刑事訴訟では嫌疑不十分として21日間も拘束された後に不起訴処分が確定しているにも関わらず、国と被害届を出した女性に対して起こした損害賠償請求では、痴漢の事実があったとされてしまったのだ。
そもそもの事件の発端は、電車内でこの男性が、携帯電話で話している女性に注意したところから始まる。通話を止めるように諭しただけにも関わらず、この女性は逆恨みしたのか、電車を降りた後で痴漢の被害を訴え、改札前で男性は鉄道警察に取り押さえられたらしい。しかし、当然の事ながら終始一貫して容疑を否認し、取り調べでは逆に女性側の証言が二転三転したことから、嫌疑不十分として不起訴となっている。にも関わらず、今回の民事訴訟における、女性側の証言を全面的に支持するような判決は到底容認できない。早く裁判員制度を導入して、このような理不尽な判決が二度と下されないようにして欲しいものだ。
しかし、一番気に食わないのは、既に被告でもなんでもない、言わば犠牲者とも言うべき男性の名前は報道するにも関わらず、被害者であるどころか罪をでっち上げて一人の人間の人生を叩き壊した女性の名前が報道されないことだ。必ず探し出してこのコラムで斬り捨ててやると宣言しよう。

2006/04/11

日中関係は変化したか

昨年四月に中国全土で発生した反日デモから9日で丸一年が経過した。この節目の日に中国側に目立った動きは見られなかったが、果たして中国の反日感情に変化はあったのだろうか。
我ながら何とも情けない問題提起をしてしまったのだ、誠に申し訳なく弁明しようも無い。賢明であろうと無かろうと、変わったかと問われれば、1mmの疑念を挟む余地もなく、根本的には変わらないという他は無い。なぜなら、中国政府が反感を表明する靖国神社への参拝問題は単なる口実に過ぎず、第二次世界大戦において、日本に対して自力では勝てなかったと言う劣等感から、常に日本が頭を垂れていないと耐えられないのだ。中国国民の中に深く根付いている反日感情は、間違った教育によって植え付けられたものであり、国民に罪は無いと言う意見もあるが、だからと言って日本と日本人を非難して止まない奴らを許すことなど到底できようはずがない。
いま、日本の子供達は中国共産党の先兵である日教組による指導の下、中国に対する罪悪感を植え付けられ、どんな理不尽な要求でも受け入れなければならない、などという誤った思想で洗脳されつつある。だが、残念な事にそれをさらに助長しているのは、日本と言う国を愛して止まない、右翼団体である。
右翼団体は、それはそれは日本の国を愛し、諸外国からの干渉を低減しようと日夜勤しんでいる、目的だけを聞けば非常に支持できる団体なのだが、その実態は閑静な住宅街に宣伝カーで繰り出し、誰が聞くのかと思うような場所に我が物顔で陣取り、大きくし過ぎて何を言っているのか分からないくらい歪んだ、大音量の拡声器で決まりきった主張を繰り返すだけの、つまらない輩である。
こんな彼等に対し、正しい教育を施さなければならないはずの母親が、無邪気な子供に向かって言うのは
「あんな大人になっちゃダメよ」
こんな言葉を聞かされた子供が感じるのは、右翼=反日対抗団体=みんなの迷惑。反日運動に対抗するのはみんなの迷惑になる、イケナイ行為だと魂に刻まれた子供達は、やがて大人になり、誰に命ぜられることもなく、進んで中国や韓国の前に跪き、許しを請うようになるのだ。即刻すべての右翼団体は活動内容を改め、子供のためになる団体に生まれ変わるべきであろう(笑)

2006/04/08

国外はとかく危険が多い

本日未明、中東の方はイラクだと思うが、自動車爆弾で多数の死傷者がでるという痛ましい事件が発生したらしい。ニュースでは犯行声明めいたものは報道されていなかったが、状況から考えて、間違いなく反資本主義の無差別テロか、あるいはイスラム教の宗派間の紛争だろう。アメリカでも、何か凶悪事件が起きていたようで、そんな事件を対岸の火事かのようにニュースで眺める日本の平和なこと。この幸せをしみじみと噛み締める今日この頃。
祖父母を包丁で何度も刺した挙げ句、手押し車で畑まで運んだ上で放置、死亡させたとして、母親と同居している孫が逮捕されるという、訳の分からない事件が起きた。かと思えば、交際相手の事で注意された娘が母親の首を絞めて殺害、10代の小娘がカッとなって殺したのかと思いきや、死亡した母63歳、殺した娘33歳、世も末である。マンションの15階から子供を投げ落とした犯人も捕まるわ、これが日本の現実なのだろうか。
やっぱ、日本も危ないわ

2006/04/07

謎の武道家一族、青森へ

シンガポールからはるばる日本にやってきた3人の男性が、雪道に迷い警察に保護されるという事件が発生した。なんでも、彼らは13人で日本にやってきて(そのうち10人は近所の人らしいのだが)、亡き父の遺言に従い、青森県相馬市にいるという、極真空手の伝承者から「空手の秘伝書」を譲り受けにきたらしいのだ。
なんとも不思議な話で、相馬市には空手道場は無く、そうは言っても何の根拠もなく、あまり海外に知れているとも思えない青森県相馬市を指定するとも思えない。できることなら亡き父とやらに出てきていただいて(幸いなことに青森にはイタコとかもいたのではないか)、真相をいろいろと話して頂きたいものである。いったい、どこの誰から空手を学んで、誰から秘伝書を受け取るつもりだったのか、謎は深まるばかりである。
それにしても、空手の秘伝書を受け取りにきたにしては、道に迷って雪山で遭難して、道端に放置された廃車の中に避難するとは、到底、武道家とも思えない軟弱さなのだが、やはり暖かい国からやってきた人にとっては、たとえ武術を極めたとしても、青森のシビレル寒さは耐え切れなかったということか。エスキモーとかだったら、平気な顔してうろうろしてるんだろうな~

2006/04/06

民主党は誰を見ているのか

今国会で当初、小泉政権に対して諸般の問題点を突いて攻勢を掛けていた民主党だが、永田メールへの対応のまずさにより、その勢いは完全に失速し、前原党首ら幹部の総退陣にまで発展した。民主党に対する国民の支持率は大幅に低下し、党として存続の危機に立たされていると言うにも関わらず、相変わらずやっているのは新体制に向けた党内の勢力争いばかりで、辟易とさせられる。
日本という国は現在、様々な問題を抱えており、その解決には一刻の猶予もないのだが、そう言う問題は自民党任せで、彼ら民主党が万が一にも政権を担当する事になったら、どうなってしまうのか甚だ不安で、次の選挙で支持するか分からなくなってきた。
彼らには今一度、何の為に、誰の為に政治を行うのかを考えて欲しいものだ。まあ、どこかの政権与党のように、自分の私腹を肥やす為、とかだったらもう、目も当てられないのだが。

2006/03/30

警察官は案外、弱かった

東京は町田市で、職務質問をしていた警察官が、車を運転していた容疑者に連れ去られるという、前代未聞の事件が発生した。聞くところによると、職務質問をして調べていたところ、麻薬のような物が出て来た為、後部座席を更に調べている最中に突然、容疑者が車を発進させたために調べていた警察官が飛び乗ったとの事らしい。
その後、10分ほど走ったところで容疑者は車を道路脇に停車し、走って逃走したらしいのだが、後部座席に乗っていた警察官は男を取り押さえようとするでもなく、まんまと逃走を許してしまった模様で、世間では何をやっていたのかと非難が集中している。しかし、根本的な問題はなぜ逃走を許してしまったのか、と言う事だ。
通常、職務質問くらいであれば、車に乗車させたままで行うことも考えられるが、麻薬と思われる物が発見された時点で、いったん車から降ろした上で、改めて事情聴取を行いながら、車内の捜索を行うのが普通だと思うが、今回は運転席に座らせたまま捜索を進めていたのだろうか。もしそうであれば警察官の怠慢と言えるし、車から降ろした上で事情聴取を行っていたとすれば、容疑者が乗車しようとするのを制止出来なかったと言うことになる。
警察官と言うのは案外、弱いものだったのだろうか。あるいは昔に比べて「デモシカ警察官」が増えて質が低下したのだろうか。そう言えば、交通違反で反則切符を切られなくなって久しい。これは安全運転を心掛けているおかげだ、などと思っていたが、もしや警察官の質が低下したおかげだったのだろうか。そうだとすれば、嬉しいような嬉しくないような。

2006/03/28

死は人間の尊厳を救い得るか

ここ最近、富山の外科医が意識不明の患者に対して、家族の同意無しに安楽死させたのではないか、と言う疑惑が持ち上がり、現在捜査当局が調査を進めている事に関する報道で持ちきりとなっている。おかげさまで世間の関心は全てそちらに向けられてしまい、ライブドアの粉飾決算や堀江メールといった問題は忘れ去られてしまったらしく、気がつけばライブドアの株価は120円まで回復している。今の価格で売却すれば、先日フジテレビから購入したばかりのUSENは濡れ手に粟と言える。(もっとも、買う人がいればの話だが・・・)
さて、件の患者の安楽死に話を戻すが、問題となっている医者が人工呼吸器を外した事が殺人にあたるのかどうか、患者本人または家族に意志の確認があったかどうかは、外科医本人に依存した問題であるし、安楽死を規定する法律が制定されていない問題も、立法府の怠慢以外のなにものでも無いので、今更の議論は無意味である。本質的な問題は、安楽死が患者の尊厳を維持し得るか、その部分につきる。安楽死を与えられる患者の尊厳は果たして守られているのだろうか。
答えはNOである。安楽死に至った患者は本人の意志とは関係なく、人間としてではなく1個の生体として、生命活動を停止させられるだけで、そこには尊厳と言う概念の登場する幕は無い。例えは悪いが、火曜日になったので、台所のゴミを収集所に持っていくのと、やっていることは変わらない。では人間の尊厳とはなんなのか?
それは自分の生き様、死に様を自分で選択すると言う事だろう。自分がいつ死ぬかは、他でもない、自分で選択すると言うことだ。そういう意味では、本人の意志に基づく安楽死は、尊厳を守ったと言って差し支えないだろう。突然の事故で意識不明のままとなった場合を想定し、その場合の処置は周囲にキチンと話しておきたいものだ。

2006/03/25

自転車の放置プレイもたいがいに

たまたま所用で出掛けていたところ、ちょうどお昼時にK崎駅に着いたもので、たまにはいつもと違う処でランチと洒落込もうかと、あまり馴染みのないK崎駅周辺を散策してみた。
まず最初に断っておくが、私はK崎という町はあまり好きではなく、それと言うのも町全体で汚れて荒んだ雰囲気を醸し出している上に、K崎市を縦断して走るいかにも中古の、他の路線では使用に耐えない車両を活用しているとしか思えない、加減速のたびに車体全体が軋むような、JRN武線沿線の見るからに貧困層が居住しているとしか思えない街並みが、そこを通る度に私を憂鬱にさせるからだ。
??崎駅から続く地下街を抜け、商店街を特に行く当てもなく歩いていた私の目にありえない光景か飛び込んできた。その商店街はアーケードも備えた、それなりに道幅もある立派な通りだったのだが、その通りの真ん中に何十台という自転車が止められていたのだ。もちろん、そこは駐輪場などでは有り得なく、あろう事か無断駐車を禁止する旨の看板まで立てられているにも関わらず、所狭しと自転車が並んでいるのだ。これが駅前の道端であったりしたら、さして驚くに値しないのだが、人通りの絶えない商店街のド真ん中に並べてしまうとは恐れ入ってしまった。さすがはゴミの町、K崎の面目躍如とでも讃えればよいのだろうか。やはり、薄汚い町に住むのは所詮心の持ち様も薄汚い連中と言う事なのか。
だいたい、K崎のゴミ収集車などに描かれている、キャッチコピーも非常に情けないもので、見るたびになんだか可哀相な気分になってくる。
「好きです、きれいなK崎」
おいおい、公害の代表みたいな町だというのに、事もあろうに「きれいな」とは大きく出るにしても、ものには限度というものがあろうというものだ。ゴミのポイ捨てをやめよう、とか自転車の放置をやめよう、とか問題がありすぎて何から手をつけていいのか分からない、というのも理解できるが、汚いものを言葉だけできれいにすることはできないのだから、せめて「きれいにしよう」ぐらいにとどめておいて欲しいものだ。

2006/03/24

北朝鮮と在日朝鮮人は同等なのか

今日、何十年も日本中が待ち望んでいた、北朝鮮による日本人拉致に関連したと思われる、日本国内の組織に捜査のメスが入り、朝鮮総連や、在日朝鮮人が経営する中華料理店が強制捜査された。北朝鮮にいるといわれている辛容疑者は、拉致されたとされる原さんになりすましていたのだが、たったの一人でそのような工作が出来たとは考えにくく、日本国内にその活動を支援する組織があると考えるのが普通だが、これまで国内の在日朝鮮人に遠慮したのか、捜査はまったく行われていなかったのだ。
なぜこの時期に、強制捜査に踏み切ったのかは謎だが、この捜査で明らかになったことがひとつある。それは在日朝鮮人は、やはり北朝鮮の手先だということだ。もちろん、今この時点では証拠は何ひとつ明らかになっていないが、強制捜査に対して、明らかに捜査を妨害すべく、口々に捜査当局を非難し、プラカードを持って自分たちがいかに正当であるかを主張する在日朝鮮人を見て、率直な感想として、在日朝鮮人は拉致実行犯を擁護するばかりか、積極的に支援していると感じられた。これは恐らく私だけではなく、日本人全体が報道を見て感じられることだろう。
これまで、在日朝鮮人を戦争の被害者として、日本国民として申し訳ないと思うと共に、決して北朝鮮の手先となった犯罪集団と同列視しないように努めてきたが、本日の捜査に際した彼らの行動を見て、明らかに事実の隠蔽をたくらみ、日本国民を害する存在であることが明白になったと感じられた。これから先、在日朝鮮人が近くにいれば、家族が拉致されないか、心して付き合う必要があると共に、本腰をあげた警察組織に、所在を明らかにすることで情報共有を図っていく必要があるのではないだろうか。
在日朝鮮人の方々に告ぐ。もし、本当に拉致と在日朝鮮人が関係無いというのであれば、全面的に捜査に協力することだ。ひとりでも反対する者がいれば、それは全体への不信・疑念に繋がることを心せよ。

2006/03/22

韓国にはこの言葉を送りたい

一時は1次リーグでの敗退寸前まで追い込まれた、WBC日本代表チームだが、3度目の対戦となる韓国との準決勝で、これまでの鬱憤を晴らすかのように快勝し、その勢いのまま臨んだ決勝の対キューバ戦、過去幾度と無く日本代表の前に立ちふさがってきた赤い悪魔、そのキューバをもってしても、韓国戦の勝利で勢いにのる日本を止めることは敵わず、記念すべきWBC初代チャンピオンは我らが日本となった。決勝戦の直後に街頭で配られた新聞の号外を手にしようと殺到した群衆の波に押されて、転倒した方が救急車で運ばれるという事故が発生したのは残念だったが、これほどまで国民を熱狂させたものは久しく無かったことを考えれば、少なくとも日本においてはWBCは成功であったと言えるだろう。
さて、日本に予選リーグで2度も勝利を収めながら、準決勝で敗退した韓国だが、マスコミで既に何度も取り上げられており、かなり認知されていると思われるが、韓国野球界からは負け惜しみとしか言えないようなコメントが出されている。要は、全体での勝率で言えば韓国は日本よりも勝っており、日本戦も2勝1敗で勝ち越しているのだから、日本の優勝は恥ずかしいものだ、だからもう一度韓国代表と決着をつけるための試合をすべき、などと言い出したのだ。
日本は何も、裏から手を回して韓国が優勝できないようにしたのでもなければ、試合の中で姑息な手段を使って韓国に勝利したわけでもない。真っ向から正々堂々と戦い、見事に優勝を勝ち得たわけで、その栄誉には一点の曇りも無い。確かに韓国には予選で2度も敗戦し、辛酸を味わったのは確かだが、それでも決勝トーナメントに駒を進め、準決勝で見事に韓国を打ち負かし、栄冠を手にしたのだ。ルールに問題が無いとは言えないが、ルールのせいで韓国が決勝に進む権利が不当に奪われたわけでもなければ、日本に有利にルールが作られていたわけでもない。全般的にみれば米国にとって有利に働くように出来ていたようにも言われているが、その米国は2次リーグで敗退したことを考えれば、どこに有利という事はなかったのだろう。それでも韓国が日本を非難するのは彼等が反日国家であるからに他ならないのだが、敗者となった彼等には次の言葉を送りたい。
「正当な勝者を貶めることは、それ以上に敗者を貶めることになる」
正当な勝者である、日本を非難し貶める事は、それ以上に敗者である韓国自身を貶めることになるのだ、ということをよく胸に刻んで欲しいものである。日本が恥ずべき王者であるというのなら、韓国はもっと恥ずべき敗者ということだ。反日国家なのだから、日本のやること為すこと全てにケチをつけたいのだろうが、負け惜しみもいい加減にしてもらいたいものだ。

2006/03/18

どんなに頑張ろうとも

日本は偉大なる韓国には、どんな事をしても勝てないのだと言う事を、今日、日本国民の心に刻みつけてやった。これほど痛快で積年の恨みを晴らし、溜飲の下がる思いを味わった事は無い。まさに我らが祖国の底力を見せつけた一戦だった。下等な日本民族は我ら朝鮮民族の前に跪くのだ・・・・・・
こんな風に韓国で囃し立てているのが容易に想像される、まさに屈辱的な、出来事と言うにはあまりに衝撃的な、これはもう事件と言っても過言ではないような事が起こったのだ。WBC二次リーグにおいて、アジアラウンドで敗戦した韓国に、よもやの敗戦を喫したのだ。日本野球界の栄光は地にまみれ、国辱としか言いようのない汚点を歴史に刻む事となった。
だが、この敗戦は起こるべくして起こったとも言える。全てのメジャーリーガーが参加した韓国ドリームチームに対して、日本はたったの2人しか参加していないのだ。松井秀がでていれば、松井稼がでていれば、と思わずにはいられないのだか、もはや後の祭りである。今回の日本チームのメンバーを見ると、確かに一流選手は揃ったが、超一流と言えるのはイチローぐらいのものであろう。なぜなのか。
それは日本国民全体に言える事だが、愛国心が欠如しているからに他ならない。戦後60年の教育で、愛国心を育てられなかったツケがようやく回ってきたと言えよう。どこの国に自国の国旗掲揚に反対する教師がいると言うのか。教育を統括する文部省の責任は重いが、君が代、日の丸を拒否している日教組/教師の責任も極めて重いと言わざるを得ない。
と言っているうちに米国がメキシコに敗戦し、日本の二次リーグ進出が決定した。三度、韓国と相見える事になったのだが、果たして三度目の正直となるのか、はたまた二度ある事は三度ある、となってしまうのか。日曜日の試合は誠に興味深い。

2006/03/15

PSEは何をもたらすか

このところ、五年以上前の家電製品を中古販売できなくなる、PSE法というものが世間を騒がせている。まあ、本気で騒いでいるのは中古品販売業者ばかりなので、永田議員の話題に飽きたマスコミが息抜きに伝えている、と言う感は拭えないのだが、事は業者だけの問題に止まらず日本全体に影響する重大事である。
五年以上前の家電製品を売買できないと言うことは、もし買い替えなどで不要となった場合には、粗大ゴミとして廃棄するしかなく、資源の有効活用や環境負荷を考えると大きなデメリットとなる。また、家計に与えるインパクトも重大で、新たに家電製品が必要となった場合には、これまでは安い中古品で済ませていたものが、新品の購入を迫られる場面が多くなろう。五年以内の新製品が中古品として出回る確率は低いし、たとえ出てもそれほどの価格メリットもなく、更に言えば中古品販売業者の大半が法律の施行に伴い廃業を余儀なくされるため、中古品を取り扱う店自体激減すると思われる為だ。
リサイクルを推進して資源を有効活用しようという時代の流れに完全に逆行するかのようなこの法律が意図するところを推察するに、家電メーカーと政府の思惑が交差し、強く働いているように感じられる。リサイクル品の普及に伴い、新製品の販売数は減少して当然と考えられるが、この法律で状況が一変するのだ。これまで新製品を選択せず、リサイクル品を利用してきた人々が、リサイクル品の売買が事実上禁止されることで新たな購買層として発生するのだ。純粋な需要増はデフレにより右肩下がりだった家電製品の価格上昇をもたらし、メーカーの利益率改善に寄与するのだ。長引くデフレ基調のもと、落ち込んだ税収を回復するために、インフレを誘導したい政府の思惑とも完全に一致する。政官財すべてにメリットのあるこの法律、覆すのはまず不可能だろう。リサイクル業者の方々には痛く同情したい。

2006/03/12

その少年は反抗期だったのか

先日、東京都世田谷区にて、中学2年になる長男が自宅に放火、生後2ヶ月の妹が死亡するという痛ましい事件が発生した。少年は犯行の動機を、父親から事あるごとに「学校に行け」と注意されていた事に腹をたて、自宅に火を付けたとの事なのだが、彼はいったい何をしたかったのだろうか。
自分が住んでいる家に火をつけて、燃えてしまったらこれから暮らす場所もなくなるのに、そんな事も想像せずに勢いだけで犯行に及んだのだとしたら、あまりに幼稚な犯行としか言い様がない。警察の取調べに対して、何も感じることは無い、などと供述しているらしいのだが、こういう少年は少年院に入れて保護してしまうより、家に戻して路頭に迷った家族の責任を持たせると共に、隣近所の白い目に晒して自分の愚かさ加減を思い知らせるべきなのだ。いくら父親に反抗したいからって、犯行に及んじゃイカンよな。
もしかして、家族は路頭に迷うことになるだろうが、自分は少年院に入れば安心して暖かく暮らせる、などという計算のもとに火を付けたのかもしれないし、このまま普通に少年院に入れることはまさに盗人に追い銭ではないか。

2006/03/09

「順番」というもの

近頃の世の中には、大きな流れとして、順番待ちを無くそうというものが感じられる。映画館の座席指定しかり、遊園地の時間指定しかり。利用者サイドは行列に並んでいる間の時間を別のことに有意義に使うことが出来るし、提供サイドは行列を整理する必要も、専用の待機位置を確保する必要もなくなり、いいことずくめである。
さて、今日の朝方の事だが、打ち合わせが始まるまでかなりの時間があったので、取り敢えずコーヒーでも飲みながらのんびりしようかと、手近にあったエクセルシオとかいう、所謂ドトール系のいかにもスターバックスを真似て作ったと噂されているらしい、チェーンのコーヒーショップに入った。朝方にも関わらず、そこそこ客は入っており、注文カウンターには数人の行列が出来ていた。並ぶこと数分、ようやく私はショートサイズのカフェラテを注文し、支払いを済ませて出来上がるのを待っていた。(ちなみに偽スタバは本物のスタバと違ってクレジットカードは使えないようだ)
待つこと数分、注文したと思われるカフェラテがカウンターに出され、声が掛けられた。
「ショートラテをお先にお待ちのお客様」
おい、どういう事だ。注文カウンターで並ぶのは、いい。注文した品物が出来るまでカウンターの前で待つのもよしとしよう、そこまではいい。しかし、しかしだ。なぜ周りの見知らぬ客の注文まで覚えた上で、出来上がったのが自分のカフェラテだと、今度は自分の番だと、なぜ客が判断しなくてはならないのか。今度、10人くらいで行って、同じ物を注文して、他人の振りをして誰が先かで喧嘩を始めて、どう対応するのか、試してやる。有志募集。

2006/03/08

失われた日本人の道徳

ついに、と言うべきか、やはり、と言うべきかは微妙なところだが、姉歯氏に続いて建造物の耐震強度偽装が北海道で露見しつつある。二級建築士の浅田氏が構造設計を担当した際に、本人の信念に基づいて計算の数値を改竄したらしいのだが、どうも建造物の強度というのは計算方法によって違いが出てしまうらしく、そうなると全く偽装せず正規の手順で設計された建築物であっても、本当に大地震に耐えうるかどうか、疑わしく思えてくる。地球人の科学力は所詮その程度のものと言うことか。
しかし、科学力の無さと偽装問題には、なんの関係もなく、バレなければいいや、という近頃の日本人に見られる道徳心の欠如と言う他ない。誰も見ていないから赤信号で止まらなくてもいいや、みんな捨ててるから俺も空き缶捨てよう、買うと高いからソフトはコピーして使おう、そういう道徳心にもとる日本人のなんと多いことか。これでは日本人は戦争中にヒドい事を沢山したから、日本人から物を盗んでも殺してもいい、と考える中国や韓国の人と大差ないではないか。いったい日本の教育は何を教えてきたのだろうか。
あ。ラッキー!百円拾った?(ヲイ)

2006/03/03

シャッター殺人事件?

??日未明、JR京都駅構内に設置された手動式のシャッターに、男性が挟まれて死亡するという事件が発生したらしい。男性はよくその辺りで寝ているのが目撃されていたそうなので、ニュースで明確には伝えられていなかったものの、いわゆるホームレスだったのであろう。
シャッターの下で寝ていたのだから自業自得という説もあろうが、しかし自動式のシャッターであればまだしも、手動式のシャッターで人がいるのに気付かず、うっかり閉めてしまった、と言うことはないだろうから、偶然の不幸な事故ではなく、何者かが故意にシャッターで挟み込んで殺した、殺人事件と考えるべきであろう。
と思っていたのだが、その後の報道で、JRの職員がシャッターを閉める際に安全の確認を怠ったための事故であることが判明した。まあ、駅舎という半公共施設とは言え、勝手にそんなところで寝ていた方が悪いとも言えるのだが、ホームレスの方々には、今後寝場所を選ぶ時はくれぐれも安全を確認していただきたい。

2006/02/28

全裸男が乱入?五輪新競技ではない

本日、フィナーレを迎えたトリノオリンピック、残念ながら日本の獲得したメダルは荒川静香が完璧な演技を見せた女子アイススケートシングルの金メダルたったひとつに止まった。開催前にアメリカあたりのスポーツ雑誌で日本の獲得メダル数が2個と酷評されており、憤慨した多くの人が予想を覆してメダルラッシュを望んだのだが、予想にすら届かなくては見返すなど夢のまた夢、ただただ恐れ入るしかないのであった。
そんな中、その奮闘振りに国民の注目を集めた女子カーリング競技は鮮明に記憶されているが、その会場で男子カーリング三位決定戦が行われている最中に、鳥の人形で陰部を隠しただけの全裸の男性が乱入してきた。
自分のだかなんだか分からないが、なんでもWebサイトを宣伝したかったそうなのだが、なぜ男子カーリングの方に乱入したのか理解に苦しむ。どうせなら女子カーリング決勝に乱入した方が注目されるし、本人も楽しいのではないのか。
え?それだとセクハラで訴えられる?これだって立派な「ホモ・セクハラ」だっちゅうの!

2006/02/19

アメリカ産牛肉の問題はどこ行った

このところ、国会の予算委員会を騒がせているのは、証券取引法違反の容疑で取調べを受けているホリエモンことライブドア元社長の堀江氏から、自民党幹事長の次男に対して、選挙コンサル費用として3000万円を振り込む指示があったという問題についてである。民主党の永田議員の根拠として、メールの文面や、送信日時の情報が提示されているが、言われてみれば確かに疑わしいとも思われるが、証拠も示さずにいったい何を根拠にそのような事を言い出したのか、これでは「でっちあげ」と非難してくれと言わんばかりの主張でしかなく、攻め手に欠いた民主党が頭を捻って生み出した虚言としか思えない。
証拠のメールがあるじゃないか、と言われても、そんなメールはパソコンがあれば10分もかからずに作成できてしまうし、それだけでは本物か偽者かの区別は不可能だ。対して武部氏側の反論として、全ての銀行口座をチェックしたが、そのような事実は無かったという、ある程度は信憑性のある証拠(今のところは会見で述べているだけだとしても)を提示している。永田議員はもっと具体性のある根拠を示さなければ旗色はますます悪くなる一方で、下手をすれば民主党の存続すら危うくしかねない。どうせ出すのであれば、メールサーバの配送ログを出してくるとか、振込み記録を提示するとか、それがダメならメールの入手先についても公開するとか、色々と出すべき情報が多いにも関わらず、今のところはメール以外に示されていない。入手先の人物が野口の二の舞になるのを恐れるなどと、小学生でも信じないような浅はかな論調では、到底支持は得られまい。
こんな話をしているうちに、耐震偽装マンションの話題も霞みつつあるが、もっと全国民の生活に直結しているアメリカ産牛肉の輸入禁止問題はどこへ行ってしまったのだろうか。こんな問題をクローズアップしているうちに、国民の関心はいつの間にか薄れていき、気がつけば輸入が再開されている、という筋書きなのだろうか。だが、少なくとも私は今のアメリカ側の検査体制では到底安心感を得ることはできず、当然の事ながら「吉野家」の牛丼が再開されたとしても口にするのは「すき家」の牛丼になるだろう。もっとも、「すき家」は既に牛丼を再開しているので、軽く食事を済ませる時は、しばしば利用しているのだが。。。
吉野家は、牛丼で使用する牛肉はアメリカ産のみであることに頑ななまでに拘っており、他の牛丼チェーン店がオーストラリア産の牛肉などで牛丼の提供を再開する中、いまだに牛丼の再開に踏み切れないでいる。1月20日に特定危険部位の混入が確認されたことで、アメリカ産牛肉の輸入が再停止された問題について、次のようにコメントを出しているが、アメリカ政府・畜産関係者の言い分を100%信じきった能天気なコメントとしか言い様がないものだった。
「今回の違反行為は、当該の食肉加工会社が日本向けの輸出条件を周知していなかったことで起こった、コンプライアンス上の初歩的な問題であり、弊社としては誠に遺憾に思っております。」
要するに、特定危険部位の除去が正しく行われなかったのは初歩的なミスであり、根本的な安全性には全く問題が無いと言いたいのだろうが、初歩的なことも満足に出来ていないような食品が、果たして本当に安全だと言えるのだろうか。周知されていない、ということは大きな問題とはとらえていないことの表れであり、輸入を再開すれば同様の問題が発生する可能性が極めて高いと考えられる。それはつまり、吉野家の牛丼が再開されれば、特定危険部位が混入した、「狂牛丼」を提供される可能性が否定できない、ということである。まあ、吉野家の牛丼を食べなければ安心かと言われると、産地を明記していないレストランや、加工食品が多いので不安なのは同じなのだけど。

2006/02/16

ウサギはサッカーボールでは無い

小学校で大切に飼育されているウサギを連れ出し、まるでサッカーボールでも蹴るかのように蹴り殺し、挙句の果てに発覚を避けるため、近隣の運河に遺棄するという、およそ血が通った人間の所業とは思えない、残酷で卑劣きわまる痛ましい事件が、東京は江東区で発生した。犯人は18歳の無職少年3人で、彼らは既に動物愛護法案や、建造物進入などの容疑で逮捕されている。
人間の心が完全に欠落している彼ら犯罪者は、小学校からウサギを近くの公園に連れて行き、すり鉢状になったローラースケート場で放したあと、駆け上ってくるウサギを嬉々としながらボールのように何度も蹴り落として遊び、ウサギが傷つき倒れ命を失って動かなくなると、発見を避けるために運河に遺棄したとのことで、その悪逆非道ぶりを形容する言葉も見つからないほどである。
私は以前ウサギを飼っていたことがあるが(もっとも世話は別の家族が主に行っていたのだが・・・)、ふわふわと白い毛玉のような生き物がもぞもぞ動くのを見ていると心が和み、ちょっと持ち上げただけで不安で心臓が破裂
するのではないかと思うほどドキドキしてしまうような、臆病で可愛らしい生き物なのだ。それを事もあろうにサッカーボールのように、しかも楽しみながら蹴り殺してしまうとは、こんな輩に人権など認めてやることは無い。同じ空気を吸って、同じ国民として生きていると考えるだけで虫唾が走る。
市中引き回しの上、磔、獄門。地獄におちよ。

2006/02/14

おい原田、なにやってんだと思ったら

いよいよ冬季オリンピックがトリノで開催された。アメリカのとあるスポーツ雑誌の予想では(とある、などと言ってしまったが、かなり有名で正確な記事を書くらしい)、日本のメダルは銅メダルが2つほど、となっているらしく、日本人としてはこの予想を何とか覆して、予想した人間を見返してもらいたいものだ。
などと思っているうちに、日本人選手は次々と登場しては姿を消していき、国民の期待は4大会連続出場を果たしたスキージャンプの原田にあつまった。この男、オリンピックでは何かをやってくれるという期待感も含めて選出されたと見ているのだが、期待に違わずやってくれた。なんと本人の勘違いで、規定以上の長さのスキー板使用により、「失格」、それもジャンプ自体はかなりよい記録を出しておきながら、翌日の決勝に進む事もできず、「失格」。さすがに何かをやってくれる男ではある。
これで原田、人生4回目のオリンピックは終了かと思っていたら、なんと選出時はノーマルヒル限定の出場選手という、あくまでも特例扱いであったにも関わらず、ここにきて調子を上げてきているという理由から、団体戦、さらにはラージヒルも視野にいれて選手登録を再検討するというニュースが飛び込んできた。さすがに、転んでもただでは起きない男、ここはひとつ、死んだつもりになって長野オリンピックの時のような、大ジャンプを期待したいものだ。ソルトレイクでも出場していたはずなのだが、オリンピックがあったこと自体、あまり記憶に無いのでコメントもできないのは心苦しい限りである。いったい、誰が活躍したのやら・・・

2006/02/12

プリンタのインクカートリッジが高いって?当たり前じゃないの

プリンタのインクカートリッジに関して、リサイクル品を製造・販売している会社をキャノンが訴えるという裁判の控訴審が先日、結審し、リサイクル品の製造に関しては知的所有権を侵害するなどの理由でキャノン側の勝訴を言い渡した。環境への影響が叫ばれ、大量消費は慎むべしという声が高まる中、時代に逆行するかのような判決に憤りを感じる人も多いと思う。マスコミでもそういった論調で報道がなされており、メーカー側の主張する「リサイクル品では製品の品質に問題が出る」という説明に誤魔化されてしまったという印象がある。少なくとも私が見た限りの報道では、問題の核心に触れることなく、表面的な解説で終了してしまっていた。
実は、キャノンを始めとする主要プリンタメーカーの収益、つまり利益を生み出しているのがプリンタのインクカートリッジであることは、業界の人間にとっては当たり前の事なのだが、一般的にはあまり知られていないらしく、一般の無知な民衆はプリンタメーカーは当然のごとく、プリンタ本体を販売することで利益を上げていると考えているが、実はこれは大きな間違いである。
プリンタメーカー同士の熾烈な販売合戦は、本体価格の大幅な下落を招いており、売れば売るほど赤字になっていると言っても過言ではない程で、それでもプリンタの販売から撤退しないのは、プリンタを購入した一般利用者は、印刷をするたびにインクを消費していくからだ。インクが無くなれば当然補充しなければ印刷することができないから、利用者は必ず定期的にインクを購入する。一度プリンタを購入しさえすれば、よほどの事が無い限り、数年間は利用を継続することが見込まれるため、プリンタメーカー各社は赤字覚悟でプリンタを販売し、プリンタが売れれば必然的に売り上げの伸びるインクカートリッジで利益を得ているのだ。
つまり、インクカートリッジのリサイクルが行われてしまうと、メーカー側の収益構造、いわゆるビジネスモデルが崩壊し、プリンタ販売の赤字をインクカートリッジの収益で穴埋めすることができなくなってしまうのだ。利用者は一度インクカートリッジを買えば、次からはリサイクル品を購入すればよく、利益を得るのはリサイクル業者だけになってしまう。このことを恐れたメーカーは、消費者にとっては百害あって一利なしであるにも関わらず、様々な理由をつけてリサイクル品の販売が違法な物であると結論付けるのに成功したのだ。
これで勢いを得たプリンタメーカーが次に狙うのは、自分でインクを補填できるインク補充キットの販売差し止め、あるいは一度プリンタから取り出したら二度とプリンタに挿入できないカートリッジの開発だろう。消費者の防御手段は、本体価格の安さに目が眩んで、ランニングコストの高いプリンタではなく、インクの価格まで見越して、よりよい製品を購入するくらいしか思いつかない。まあ、インクカートリッジを安く提供している良心的なメーカーがあればの話だが。。。。

2006/02/10

日本一の居酒屋に行こう!

先日、非営利団体の主催で居酒屋甲子園なるイベントが催されたそうで、全国から200を超える居酒屋が参加し、予選を勝ち抜いた5店で決勝が行われたらしい。会場は東京だったらしいのだが、日本一が決まるまで報道もされなかった不憫な甲子園であったが、とにかく日本一の居酒屋が決定したとの事。
参加したのがほんの200少々の店舗で、全国に五万とある、いや、実際にはもっとある居酒屋のトップを決めたなどと言っていいのか、と言う話もあるが、それなりの評価を得た居酒屋ということで一度は足を運んでみたいものだ。検索したところ、ぐるナビにも登録されているお店であった。
栄光の第一位を獲得したお店はその名も「旬彩酒房 憲晴百(けんはっぴゃく)」
所在地:熊本市
行けません。さすがに行けないです。行けねぇよ!!東京からは遠すぎです。選んでもわざわざ本当によい居酒屋なのか、東京から確かめに行く人はまぁいないだろう、なんて思って選んだ訳ではあるまいな!しかも
席数:22
行っても入れない確率高すぎです。僕はやきとりの秋吉で十分みたいです。

2006/02/05

議員が暴行?それって・・・

つい先日、民主党の議員(愛知県の方ではなかったかと思う)がキャバクラだかなんだかよく分からない、飲食店の店員に暴行を加えていた事件が昨年12月にあったことが明るみにでたが、その報道から露ほども時間が経たないうちに、今度は自民党の新人議員、いわゆる小泉チルドレン(ちなみに私はこの呼び方は好きではない。まるで小泉が首相を辞めれば同じく議員を辞めるようなイメージを与えないからだ)らしいのだが、この報道にはかなり個人的に疑念を抱いている。民主党の議員が訴えられた事が明るみに出たので、バランスをとるために自民党の、たいして党勢に影響の無い議院の不祥事を取り上げただけなのではないのか。
よく、与党議員の不祥事が明るみに出ると、マスコミはこぞってそのニュースを取り沙汰するものの、しばらくすると政治とはまったく関係の無いが国民の関心を集めそうな事件が大きく報道され、その内容が徐々に変わっていって国民が興味を失うころには、以前にあった与党議員の不祥事をすっかり忘れてしまっている、というこれまでにも何度も使われてきた政権を維持するための手法があるが、今度も場合も勝ちすぎてしまった自民党が、完全に民主党が崩壊して一党独裁国家となった場合に、共産主義国家と同列に扱われるのを恐れるあまり、その他どうでもいい議員に分類される新人議員を人身御供に差し出した、ということではないだろうか。
そもそも、マンションの耐震偽装問題で揺れていたはずの今国会は、ヒューザーの小嶋社長証人喚問を境にして、いつの間にかライブドアの堀江社長の粉飾決算、証券取引法違反に焦点が移り、米国産牛肉の輸入解禁に関する食品の安全性に関する問題で農林水産大臣である中川大臣の責任問題が出てきたかと思えば、防衛施設庁の官製談合事件で3人もの逮捕者がでてきており、それに続いて民主党と自民党それぞれで議員の暴行を大きく取り上げる始末。いつの間にか国民(下民とも言うらしい)はマンションで耐震偽装があったことなど過去の事としてこれまで通り政治と生活は何も関連がないものとして、せっせと汗水垂らして働いて、お偉い政治家の先生方と一等国民である官僚の方々に上納金という税金を納めて満足する暮らしを取り戻すわけである。日本とは、なんとありがたい国なのだろうか。こんなすばらしい国に文句を言ったりしたら天罰が下る・・・・

2006/01/28

センター試験の問題に制限はあるか

今年1月21日、22日に大学入試センター試験、昔でいうところの共通一次試験が行われたが、その際の出題内容について、教科書に掲載されているのとよく似たグラフが使用され、それについての回答を行うという設問があったらしく、それについて非難の声があがっている。
報道によると、実教出版という出版社が製作している政治・経済の高校教科書に掲載されているグラフと、酷似したグラフがセンター試験の問題中で使用されたとのことなのだが、問題となっているのは、教科書に記載されたグラフに誤りがあり、国別の比較グラフにおいてアメリカとイギリスの国名が逆に記載されていたらしいのだ。つまり、教科書では間違った情報を記載してあるため、該当の教科書で学んできた受験生は、教科書どおりに回答すると不正解となってしまうとのことで、なぜ教科書に記載されているグラフと同じ内容の設問を行ったのか、とセンター側に矛先が向けられている。
ちなみに、この論調で掲載したのは毎日新聞らしいのだが(Yahoo!ニュースによれば)、何を勘違いした発言をしているのか。そもそもの問題は誤った情報を記載していた教科書にあり、センター側の設問は間違いもなく、なんら落ち度として非難される謂れはない。教科書に記載されている内容と酷似した設問とした場合に、その教科書を利用している受験生に有利になると指摘しているのだが、いまどき教科書だけで学んでいる受験生がどれだけいるというのか。だいたい、教科書に記載されていないグラフを利用した設問とした場合、そのグラフが記載された参考書を利用している受験生に有利となるが、それは問題にならないのか。教科書だけで勉強していては、回答できない問題の方がはるかに多くなるのではないだろうか。
センター試験の設問に誤りがあり、たとえばそれで特定の受験生が不利益を被るというのであれば、非難されて然るべきだが、今回の問題はどう考えても言いがかりをつけているようにしか思えず、センター試験という共通テスト制度を批判したいがための記事としか、少なくとも私には受け取れない。制度を批判するのはまったく吝かではないが、それならそれで制度自体の問題点を提起するなり、思想的な背景を説明して「べき論」を展開するなり、もう少し理性的な態度で臨んで欲しいものだ。これでは毎日新聞の名が廃る。

2006/01/26

読売ドアの誕生か?

連日のストップ安でほんの一週間で株価を5分の1にさげてしまったライブドアだが、堀江社長ら幹部が辞職し、新経営陣が発表されたことで悪材料が出尽くしたとの見方もあり、昨日の取引でようやく下げ止まりを見せ、たった1時間半に制限された取引時間の中で、4億株を超える取引が行われた。東証での一日の取引の5分の1に相当する。らしい。
新たに社長になった、弥生ソフトの平松氏はなんでも読売新聞社会長の渡辺氏と付き合いがあるらしく、渡辺氏からエールとでも言うべきコメントが発表された。折しもライブドアの株価は資産価値を下回り、非常にお買い得になっているのだが、読売グループがライブドアを買収するなんて事はないだろうか。社名も変えて「読売ドア」あるいはいっそのこと元に戻して「オンザ読売」
なんだ、読売グループに入れば堀江社長念願の球界参入も頼みもしないのに球界の盟主ジャイアンツがもれなく付いてくるという寸法だ。問題なし。

2006/01/23

ライブドアは化けの皮が剥れたか

先日、ライブドアとその関連会社に対して、突然の強制捜査が実施され、メールなど資料が多数押収されるとともに、経営幹部の役員などから粉飾決算、偽計取引、インサイダー取引などについての事情聴取が行われており、社長である堀江氏の逮捕やライブドア株の上場廃止など、憶測が世間を飛び交っており、ニュースのネタには事欠かない状態となっている。
国内での騒ぎの大きさと比較して、海外メディアの声とてはあまり大きくは報じられておらず、エンロンの粉飾決算などと比較するのは妥当ではなく、せいぜいカリスマ主婦のマーサ・スチュアートが脱税容疑か何かで告発された
のに匹敵する程度のあまり経済的には重要な問題では無いように扱われている。それよりも取引件数が増大した事を理由に、東証が取引を停止したことの方を問題視されているという意見もあれば、過去様々な証券取引所で取引が停止するのは株価が下落した局面でしか発生していない、という辛辣な意見もあり、何が本当なのかも分からない状況が続いている。
報道では(かなりの部分を予想が占めているため、正確には報道ではなく意見とでも言うべきだろうが)検察の捜査ではライブドアは過去の株取引に関して、証券取引法違反があり、いずれは堀江社長も逮捕されるという意見が大勢を占めているようで、確かに検察が突然これだけの大規模な捜査を何の証拠もなく始めるとは考えにくく、最終的なシナリオとしては逮捕まで行き着くのが自然な流れのように感じられる。これまでライブドアという会社の株式をおもちゃの様に弄り回し、巨万の富を生み出してきた堀江氏だがついに化けの皮が剥がされる時が来た、と思う方も多いのではないだろうか。しかし問題は、堀江氏がかぶっている皮が、これで全て剥れたと考えてよい
のかどうかという点だ。
確かに、証券取引法については違反した事実があるとして、投資組合を通じての不正な情報操作、関連会社からの利益付け替えによる粉飾決算、インサイダー取引に至るまで、証券に関する事項はおおよそ網羅されているように思うが果たして彼が行ってきた錬金術はそれだけであったのか、ということだ。ここに挙げたような手法は、ある程度知識がある人間であれば、隠蔽工作をどの程度巧妙に行えるかを問わなければ、誰でもが実践できることで、多かれ少なかれ実施している企業はあるだろう。にも関わらず、ライブドアだけは非常に優れた業績を挙げており、次々と企業の買収を手がけては規模を拡大してきている。
果たして堀江氏が行っているのは証券取引を巧妙に行うことだけだったのか、それ以外に何かより効果的な錬金術とも言われる手法があるのではないだろうか。第二、第三のライブドア出現を防止するためにも、検察にはライブドア経営陣が実践してきた経営手法の解明が求められている。

2006/01/18

味の薄い発泡酒(え?)

先日のことになるが、アサヒ飲料から発売されている、「新生3」という発泡酒を飲んでみた。これまではずっとキリンの「のどごし<生>」を飲んでいたのだが、たまたま目に留まったのと、スーパーで安売りされていたので、物は試しと購入してみたのだ。実は、以前に販売されていた「新生」は飲んだことがあり、その際にあまり口に合わない感じがしたので、一度試して以降、飲んだことがなかったことがなかったのだが、今回「3」になったことで何が変わったのかを確かめてみたのだ。
結論から言ってしまうと、以前に飲んだ「新生」の味を覚えていないので、何が変わったのかは分からなかったのだが、今回の「新生3」に関して言えば、それが発泡酒であるという点を差し引いても、なんと薄い味なのかという感想であった。飲み慣れていないというのもあろうかと思うが、比較のために飲んでみたプレミアムモルツに対して、味、キレ、コク、全ての面で劣っており、それどころか他の発泡酒と比較しても大きく遅れをとっているという感想を持った。さすがは最後まで発泡酒の発売をためらっただけのことはあると感心するが、出来れば最後まで発売を思いとどまったほうがよかったのではなかろうか。天下のアサヒビールとしては、痛恨の製品とでも言うべきではないだろうか。

2006/01/13

日本の田舎は過疎を超えたのか

今冬は、いわゆる雪国と呼ばれている新潟、長野、秋田などの北国は大変な大雪に見舞われており、つい数年前まで雪不足でスキー客の減少に悩んでいたのが嘘のような気候が続いているが、もはや毎年降っていて慣れているだろう、などと楽観視できない状況になりつつある。なんとこの日本で、山奥とはいえ数百人単位の集落と行き来が出来ない状態となり、住民が孤立しようとは夢にも思わなかった。巨額の税金を投入して何十年もかけて道路を整備してきた筈なのが、この体たらくはいったいどうしたことなのか。ここでもまた、いかに税金が無駄に浪費され、地方の方々の役に立っていないということが証明されたということなのか。
孤立した集落は市街地から遠く離れてはいるが、それでも数百人が居住して暮らしているそうで、過疎化が進む村々の中にあって、まだ住民が残っている方なのではないだろうか。先日、ニュースで見たのだが、日本の地方(いわゆる田舎)は過疎化というレベルを既に通り越し、存続すら危ぶまれる状況に陥りつつあるらしい。過疎とは住民が減少し、そこに住んでいる方々が生活するのに困るというイメージなのだが、それも住民がいればこその話で、そもそも住人がいなくなればそこは「山村」ではなく、ただの「山林」である。いや、ほんとに。
こういう問題を国政レベルでなんとかしなくてはならないのだが、どうもあまり熱心ではないようで、過疎化対策という言葉自体、トンと聞かなくなってしまった。田舎は住民が少なく産業も小規模なため、税収も当然少なくなるのだが、地方への税源委譲と地方への交付金削減は、田舎の負担を重くするばかりである。交付金であれば、地域としての税収が少なくとも、他の大都市の税金が交付金として得られるが、税源を委譲されて交付金が削減されれば、もともと税収の少ない地域にすれば、ただ単に交付金が削減される分、収入が下がるだけである。地方への権限委譲というと聞こえはいいが、日本という国全体で考えると、居住地域に関わらず同じレベルの行政サービスを享受するためには、全体で税収を管理する必要があるのではなかろうか。これではますます過疎化は進み、田舎の集落は次々と消滅してしまうだろう。逆に都市部への人口集中はさらに加速する。。。
この傾向を打破するためには抜本的な改革が必要だと思うのだが、先にも述べたように今のところ、政府にはそのような動きはまったくない。数年前までは省庁を地方に移転する案があったように思うのだが、省庁再編が終わるとそのような話はまったく聞かれなくなってしまった。電子化が進み、高速大容量の通信インフラが整備されてきた現在では、首都に全ての省庁が集中している必要はまったく無いはずなのだが、水面下で裏金や賄賂の話を進めるためには、一箇所に集中している方が都合がよいのだろうか。電話やメールでやりとりをすると記録が残るし、盗聴の可能性もあるということか。
地方分権というなら、省庁も全て地方に移転してしまえばよいのではないだろうか。例えば、太平洋側から攻撃される恐れはいまのところ、というか陸地自体が無いのでほとんど考えられないのだが、国防省を能登半島の先端に設置するとか、経済産業省を商魂逞しい大阪に移転するとか(と言いつつ、大阪府は大変な赤字財政で改善の見通しもまったくないのだが)、考えればいろいろと案はでてくるのではなかろうか。次の総理大臣には誰がなるのか分からないが、中韓との外交問題の解消も大事だが、こういった問題にも目を向けていただきたいものである。

2006/01/09

耕地の半分で重金属汚染?

休日にたまたまネットでニュースを見ていると、一見しただけでは事の重大さが分からない記事が掲載されていた。内容はつぎの通りだ。
「中国広東省環境保護当局が昨年まとめた調査で、調査対象となった同省の耕地の半分以上でカドミウムなどによる重金属汚染が進んでいるほか、かんがい用水の約2割が水銀に汚染されていることが分かった。」
この記事を最初に読んだとき、化学工場爆発で化学物質がロシアに向けて流出した事件の影響なのかと思い、中国側の被害も甚大だと素直に思ったのだが、よく読むとそうではなかったのだ。化学工場が爆発したのは吉林省、今回発表されたのは広東省、前者は北朝鮮と接する地域で、後者は香港に隣接する地域、つまり北海道と九州ほども離れた地域についての発表だったのだ。
これが意味するところは、化学工場の爆発などとは何の関係もなく、中国全土の耕作地の半分が、重金属によって汚染されている可能性があるということで、それはつまり日本に輸出されている作物についても、同様に汚染された地域で栽培されている可能性が非常に高いということだ。
日本で生産された野菜と比較して、中国の野菜は非常に安く、たとえばブロッコリーが1玉国産品は400円のところが中国産は150円で手に入ったりするため、何も知らない消費者は疑うことなく中国産の野菜を購入してしまうのだが、ただでさえ中国では残留農薬に対する意識が低く、非常に強力な殺傷力をもつ農薬が使用されることが多いと聞いているが、さらに汚染された土壌で育てられた作物であると分かっても購入するのだろうか。少なくとも私は今後、よほどの事が無い限り中国産の食物は購入することは無いであろう。
それにしても、隠蔽体質の中国政府がよくこのような発表を許したのかと思うとかなり疑問が残る。このような報道を行うことで何か別の狙いがあるのではないだろうか。たとえば、日本国内からは中国産の野菜に対する批判が高まり、輸入禁止の動きが出てくる可能性があるのだが、日本自ら輸入禁止に踏み切ることを外交カードとして利用するつもりなのだろうか。あるいは、人口増加に伴い国内の食料消費が増大し、輸出可能な量が減少することを予測し、輸出抑制を目論んだ動きなのだろうか。
いずれにせよ、日本政府の最大の役割は利権を獲得することではなく、国民の安全を守ることである。健康に被害をもたらす可能性のある、汚染された作物に対しては断固たる態度で臨んでほしいものである。幸か不幸か小泉総理の靖国神社参拝のおかげで中国との関係がギクシャクしたままとなっている。どうせギクシャクしているのだから今のうちに輸入禁止措置に踏み切ってしまうのもひとつの手ではなかろうか。いきなり核ミサイルが降ってきたら、さすがに日本は破滅かな。。。