2005/07/20

そのテロリストは効果を考えたのか

イギリスはロンドンで、日本時間の7月7日夕刻、地下鉄と路線バスで同時テロが発生した。折しもイギリス北部の都市バーミヤン(違う!)でG8先進八カ国首脳会議が行われていたのだが、この時期に行ったと言うことはG8の妨害を目的として実施された可能性は極めて高いと考えるのが妥当なのだが、その効果を見た場合、果たしてテロリストはG8に対してどのような圧力を目論んで実行に至ったのか、全く不明である。
なぜなら、テロの発生まで今ひとつ話題に欠ける会議と言われ、マスコミからも殆ど注目されていなかったのが、テロをきっかけとして対テロ会議としてにわかに脚光を浴び始め、それまで足並みの乱れがちだった各国首脳を対テロという共通の脅威を認識することで結び付けさえしたのだ。利害関係から政策面で対立し、対イラク政策では軍事面での不協和音さえ聞かれていた各国が、このテロを契機に足並みを揃えたというのはG8としては大きな成果と言えるだろう。
前述のとおり、このテロはG8各国の関係を修復するという、参加国からすると極めて画期的な成果をもたらした訳であるが、これで死傷者が出ていなければ、真っ先に疑われるのはホスト国であるイギリスであったのは想像に難くない。話題の乏しいG8に世界中のマスメディアを注目させ、ホスト国としてリーダーシップを発揮し自らの地位を高め、国民の危機感を煽り結束力を強める、イギリスにとってはいいこと尽くめではないか。
・・・・本当にイスラム過激派が犯人か?

2005/07/08

三台目のRioSU35

今年の5月くらいに、ようやく値段も下がってきた事もあり、初めてデジタルオーディオプレイヤーを購入してみたが、その時点ではまさか先週末に三台目を手にする事になろうとは夢にも思っていなかったのである。別に新しい製品が出たとか機能が不足しているから目移りしてそちらに乗り換えている訳でもないし、どこかで落としたり紛失した訳でもなければ、家用、会社用、旅行用と使い分けたりしている訳でも断じてない。なにしろ同じ機種で三台目なのだが、このRioSU35、想像以上に故障しやすいようなのだ。
デジタルオーディオプレイヤーとは今までのカセットテープやCD/MDと異なり、FLASHメモリに記憶したデータを再生する、機械的に動作する部分が殆ど存在しない機器なのだが、そのお陰で振動に非常に強く、従来の音楽機器のような音飛びが発生せず、バッテリー駆動時間も飛躍的に長くなり、故障にも強いという夢のような機器、であったはずなのだが、なぜか私が購入したRioSU35は使っていると程なく調子が悪くなり、液晶部分の表示が乱れたまま戻らなくなったり、電源を入れた途端に切れたりと、信じらんないような現象に見まわれているのだ。
購入したのは有楽町にあるビックカメラだったのだが、保証書を出すと快く交換してくれたのはありがたい事で、このあたりの対応はやはり大手だけのことはあると感心させられる。ついでに障害情報について確認してみたのだが、ネット上では色々と噂がでているにも関わらず、そういう話は出ていない、との事であった。故障しやすい事を認めてしまうと、途端に売れ行きが悪化し、在庫を抱え込んでしまうからだろうか。もしこの三台目が壊れたら、Rioに怒鳴り込んでやる。クレーマー舐めんなよ!
おっと、失礼。善良なユーザーを馬鹿にするにも程があると言うものだ。