2007/09/22

ようやく一部が復旧

??号の影響で(台風のことだ。人造人間ではない)沖桟橋が閉鎖されていた海釣り公園だが、ようやく工事が進み、一部が再開されるとの事で久々に釣りに行ってみることとした。
波はこれまで見た中でも群を抜いた静けさで今日の爆釣を予感させる。ちなみにこの予感が的中したことは一度もない。
入場待ちの行列に並んでいると、後ろの方から子供の声で聞こえてきた。
「下手こいた?」
まさかここまで浸透しているとは。オッパッピー、恐るべし。

2007/09/21

北門家の惨劇

先日、京都府京田辺市で寝ている父親の首を、次女が斧で切断するという、世にも恐ろしい事件が発生したが、父親が現職の警察官であった事も手伝って、各マスコミでも大きく取り上げられているので、日本で知らないのは辺境の住民くらいであろう。
報道では、娘が16歳の未成年であったことから、死亡した父親の名前が伏せられているが、事件の発覚当初は犯人が特定されていなかったため、被害者の名前が公開されていた。容疑者が未成年の娘であることがわかり、慌てて匿名報道に切り替えたのであるが、昔ならいざ知らず、インターネットがこれだけ普及した世の中で、一旦世間に出てしまった情報を隠匿するのは不可能である。Googleあたりで「京田辺 巡査部長 オノ」なんかを検索すれば、たちどころに情報を入手できてしまう。
死亡した警察官の名は「北門和一郎」
なんと読めばいいのか、今一つ分からない名字であるが、珍しい名字であるのは間違いなく、恐らく京田辺市で「北門」なる家は三軒くらいだと思われる。容疑者である次女の画像がどこかの掲示板で晒されるのは時間の問題であろう。
時代錯誤の匿名報道はそろそろやめた方がいいのではなかろうか。人は隠されると知りたくなる動物である。しかし、忘れやすい動物でもある。報道されても3日もすれば忘れるであろう。

2007/09/06

逮捕された警官への支持が続々と

??月4日、神奈川県警の警察官が、帰宅途中に高校生を平手で殴打し、逮捕された事件に対して、これまでの警察官逮捕事件とは全く正反対の反応を国民が示しているようである。通常であれば、50件ほどの非難の声が寄せられていたらしいのだが(統計が取れるほど、事件を起こしているのもどうかと思うが)、今回の事件では300件を超える支持が寄せられているらしい。
事件は4日の夜、横浜市の相鉄線鶴ヶ峰駅で発生したのだが、電車内で拳銃形のライターを、乗客に向けて脅しつけていた高校生に対し、帰宅途中の警察官が電車を降りたところで注意をし、ライターを取り上げた上で平手で数回、殴打したということのようである。
駆けつけた警察官に現行犯で逮捕されたのだが、はっきりいって逮捕されるべきなのは拳銃(形のライターだったが)で何の罪もない乗客を脅して喜んでいた幼稚な意識の高校生の側であって、注意をした良識のある大人が逮捕されるというのは、どう考えても不条理というものである。世間から支持の声が寄せられるのも当然というもので、こんなことで逮捕されるのであれば、町中で迷惑行為をしている子供に対して、注意をする大人は誰もいなくなってしまうのではないだろうか。
だいたい、日本という国は、未成年を甘やかせ過ぎてきたのだ。18歳未満は発育途上であって保護の対象という考え方自体が間違っていて、自分たちはまだ未成年だから少々犯罪を犯しても、そう大きな罰は受けないだろう、なんてことは小学生だって知っていることだ。それを逆手にとって犯罪を起こすかどうかはまた別の話だが、少なくとも義務教育ではない、高校生になったら、通常の成人として扱うべきではないだろうか。中学を出てすぐに働いているりっぱな青年もたくさんいるのだ。まあ、そうでないのがたくさんいるのも事実だが。。。。

2007/09/03

衆院、どうやって解散させるのか

先の参議院選挙で民主党が大躍進、もとい自民党が自滅的大敗を喫してから、早くも1ヶ月が経過しているが、ここにきて次の臨時国会で衆議院を解散するというのが大きな政局として取り上げられている。世間でも解散するのは当然とでも言う空気が漂っているし、自民党の中からも選挙の準備を行う、という意見が聞こえてきているが、本当に衆院を解散する、などということがあり得るのだろうか。
そもそも、民主党が多数を占めているのは、解散権を持っていない参議院においてのみであって、どんなに参議院で声高に解散を訴えたとしても、そもそも衆議院を解散させる方法は無いのだ。政府に圧力をかけていき、世論を巻き込んで、国民の審判を問うなどと夢物語を語っているが、それはあくまで民主党側の都合であって、政府・自民党側に解散をしなければならない理由などひとつとして無いのである。
少し考えれば分かることだが、自民党はいま、衆議院で圧倒的な多数を占めている。選挙を行えば、これより減ることはあっても、増える可能性は1%も無い、と言い切ってもいいほどの多数である。ここで選挙をすれば、参議院で勢力を伸ばし、発言力を増している民主党を後押しするだけであって、たとえ過半数を維持したとしても、自民党にとって得るものなどひとつとしてない。なぜなら、選挙で勝ったとしても、参議院の勢力図に変化があるわけでなく、現状となにも変わるところが無いからである。自民党が負けること以外に、衆議院の解散には意味がないのだが、わざわざ負けるために戦うバカはいない。
逆に解散しない場合、自民党は衆議院が、民主党は参議院がそれぞれ主戦場となるわけだが、衆議院が参議院に優先する以上、自民党が民主党に勝っているのは自明であり、これまでよりもやや、議会運営が難しくなるという程度でしかない。しかも、衆議院を通過した法案が参議院でことごとく廃案に追い込まれた場合、世間の風当たりが厳しくなるのは参議院・民主党に対してである可能性が高いと考えられる。
ここで、自民党が参議院・民主党議員に対して、自民党への鞍替えを誘惑することで、議員の身分のままで自民党に移る可能性がある。あるいは民主党を離党しないまでも自民党法案に賛成してくるよう、働きかけを強めてくるのは当然、想定される動きである。これに対し、民主党から自民党への攻勢としては、あくまでも衆議院の解散を声高に叫ぶだけであれば、あまりにも戦略としては弱すぎると言わざるを得ないが、現状ではそれ以外に打つ方策がないのも事実である。(衆議院で勢力が拮抗しているのであればまだしも、拮抗しているのは逆に参議院側の方である)
以上のことから、衆議院が解散する可能性は、普通に考えればゼロである。もしもあるとすれば、世論に押される形で、安倍総理の退陣要求が自民党内で強まり、安倍総理がそれでも辞任を固辞した場合に、衆議院で内閣不信任案が可決される可能性があるが、さらに安倍総理が自暴自棄になって、後先考えずに衆院の解散を宣言したときくらいであろう。う~ん、普通に考えて、あり得ない選択だな。。。