2006/02/28

全裸男が乱入?五輪新競技ではない

本日、フィナーレを迎えたトリノオリンピック、残念ながら日本の獲得したメダルは荒川静香が完璧な演技を見せた女子アイススケートシングルの金メダルたったひとつに止まった。開催前にアメリカあたりのスポーツ雑誌で日本の獲得メダル数が2個と酷評されており、憤慨した多くの人が予想を覆してメダルラッシュを望んだのだが、予想にすら届かなくては見返すなど夢のまた夢、ただただ恐れ入るしかないのであった。
そんな中、その奮闘振りに国民の注目を集めた女子カーリング競技は鮮明に記憶されているが、その会場で男子カーリング三位決定戦が行われている最中に、鳥の人形で陰部を隠しただけの全裸の男性が乱入してきた。
自分のだかなんだか分からないが、なんでもWebサイトを宣伝したかったそうなのだが、なぜ男子カーリングの方に乱入したのか理解に苦しむ。どうせなら女子カーリング決勝に乱入した方が注目されるし、本人も楽しいのではないのか。
え?それだとセクハラで訴えられる?これだって立派な「ホモ・セクハラ」だっちゅうの!

2006/02/19

アメリカ産牛肉の問題はどこ行った

このところ、国会の予算委員会を騒がせているのは、証券取引法違反の容疑で取調べを受けているホリエモンことライブドア元社長の堀江氏から、自民党幹事長の次男に対して、選挙コンサル費用として3000万円を振り込む指示があったという問題についてである。民主党の永田議員の根拠として、メールの文面や、送信日時の情報が提示されているが、言われてみれば確かに疑わしいとも思われるが、証拠も示さずにいったい何を根拠にそのような事を言い出したのか、これでは「でっちあげ」と非難してくれと言わんばかりの主張でしかなく、攻め手に欠いた民主党が頭を捻って生み出した虚言としか思えない。
証拠のメールがあるじゃないか、と言われても、そんなメールはパソコンがあれば10分もかからずに作成できてしまうし、それだけでは本物か偽者かの区別は不可能だ。対して武部氏側の反論として、全ての銀行口座をチェックしたが、そのような事実は無かったという、ある程度は信憑性のある証拠(今のところは会見で述べているだけだとしても)を提示している。永田議員はもっと具体性のある根拠を示さなければ旗色はますます悪くなる一方で、下手をすれば民主党の存続すら危うくしかねない。どうせ出すのであれば、メールサーバの配送ログを出してくるとか、振込み記録を提示するとか、それがダメならメールの入手先についても公開するとか、色々と出すべき情報が多いにも関わらず、今のところはメール以外に示されていない。入手先の人物が野口の二の舞になるのを恐れるなどと、小学生でも信じないような浅はかな論調では、到底支持は得られまい。
こんな話をしているうちに、耐震偽装マンションの話題も霞みつつあるが、もっと全国民の生活に直結しているアメリカ産牛肉の輸入禁止問題はどこへ行ってしまったのだろうか。こんな問題をクローズアップしているうちに、国民の関心はいつの間にか薄れていき、気がつけば輸入が再開されている、という筋書きなのだろうか。だが、少なくとも私は今のアメリカ側の検査体制では到底安心感を得ることはできず、当然の事ながら「吉野家」の牛丼が再開されたとしても口にするのは「すき家」の牛丼になるだろう。もっとも、「すき家」は既に牛丼を再開しているので、軽く食事を済ませる時は、しばしば利用しているのだが。。。
吉野家は、牛丼で使用する牛肉はアメリカ産のみであることに頑ななまでに拘っており、他の牛丼チェーン店がオーストラリア産の牛肉などで牛丼の提供を再開する中、いまだに牛丼の再開に踏み切れないでいる。1月20日に特定危険部位の混入が確認されたことで、アメリカ産牛肉の輸入が再停止された問題について、次のようにコメントを出しているが、アメリカ政府・畜産関係者の言い分を100%信じきった能天気なコメントとしか言い様がないものだった。
「今回の違反行為は、当該の食肉加工会社が日本向けの輸出条件を周知していなかったことで起こった、コンプライアンス上の初歩的な問題であり、弊社としては誠に遺憾に思っております。」
要するに、特定危険部位の除去が正しく行われなかったのは初歩的なミスであり、根本的な安全性には全く問題が無いと言いたいのだろうが、初歩的なことも満足に出来ていないような食品が、果たして本当に安全だと言えるのだろうか。周知されていない、ということは大きな問題とはとらえていないことの表れであり、輸入を再開すれば同様の問題が発生する可能性が極めて高いと考えられる。それはつまり、吉野家の牛丼が再開されれば、特定危険部位が混入した、「狂牛丼」を提供される可能性が否定できない、ということである。まあ、吉野家の牛丼を食べなければ安心かと言われると、産地を明記していないレストランや、加工食品が多いので不安なのは同じなのだけど。

2006/02/16

ウサギはサッカーボールでは無い

小学校で大切に飼育されているウサギを連れ出し、まるでサッカーボールでも蹴るかのように蹴り殺し、挙句の果てに発覚を避けるため、近隣の運河に遺棄するという、およそ血が通った人間の所業とは思えない、残酷で卑劣きわまる痛ましい事件が、東京は江東区で発生した。犯人は18歳の無職少年3人で、彼らは既に動物愛護法案や、建造物進入などの容疑で逮捕されている。
人間の心が完全に欠落している彼ら犯罪者は、小学校からウサギを近くの公園に連れて行き、すり鉢状になったローラースケート場で放したあと、駆け上ってくるウサギを嬉々としながらボールのように何度も蹴り落として遊び、ウサギが傷つき倒れ命を失って動かなくなると、発見を避けるために運河に遺棄したとのことで、その悪逆非道ぶりを形容する言葉も見つからないほどである。
私は以前ウサギを飼っていたことがあるが(もっとも世話は別の家族が主に行っていたのだが・・・)、ふわふわと白い毛玉のような生き物がもぞもぞ動くのを見ていると心が和み、ちょっと持ち上げただけで不安で心臓が破裂
するのではないかと思うほどドキドキしてしまうような、臆病で可愛らしい生き物なのだ。それを事もあろうにサッカーボールのように、しかも楽しみながら蹴り殺してしまうとは、こんな輩に人権など認めてやることは無い。同じ空気を吸って、同じ国民として生きていると考えるだけで虫唾が走る。
市中引き回しの上、磔、獄門。地獄におちよ。

2006/02/14

おい原田、なにやってんだと思ったら

いよいよ冬季オリンピックがトリノで開催された。アメリカのとあるスポーツ雑誌の予想では(とある、などと言ってしまったが、かなり有名で正確な記事を書くらしい)、日本のメダルは銅メダルが2つほど、となっているらしく、日本人としてはこの予想を何とか覆して、予想した人間を見返してもらいたいものだ。
などと思っているうちに、日本人選手は次々と登場しては姿を消していき、国民の期待は4大会連続出場を果たしたスキージャンプの原田にあつまった。この男、オリンピックでは何かをやってくれるという期待感も含めて選出されたと見ているのだが、期待に違わずやってくれた。なんと本人の勘違いで、規定以上の長さのスキー板使用により、「失格」、それもジャンプ自体はかなりよい記録を出しておきながら、翌日の決勝に進む事もできず、「失格」。さすがに何かをやってくれる男ではある。
これで原田、人生4回目のオリンピックは終了かと思っていたら、なんと選出時はノーマルヒル限定の出場選手という、あくまでも特例扱いであったにも関わらず、ここにきて調子を上げてきているという理由から、団体戦、さらにはラージヒルも視野にいれて選手登録を再検討するというニュースが飛び込んできた。さすがに、転んでもただでは起きない男、ここはひとつ、死んだつもりになって長野オリンピックの時のような、大ジャンプを期待したいものだ。ソルトレイクでも出場していたはずなのだが、オリンピックがあったこと自体、あまり記憶に無いのでコメントもできないのは心苦しい限りである。いったい、誰が活躍したのやら・・・

2006/02/12

プリンタのインクカートリッジが高いって?当たり前じゃないの

プリンタのインクカートリッジに関して、リサイクル品を製造・販売している会社をキャノンが訴えるという裁判の控訴審が先日、結審し、リサイクル品の製造に関しては知的所有権を侵害するなどの理由でキャノン側の勝訴を言い渡した。環境への影響が叫ばれ、大量消費は慎むべしという声が高まる中、時代に逆行するかのような判決に憤りを感じる人も多いと思う。マスコミでもそういった論調で報道がなされており、メーカー側の主張する「リサイクル品では製品の品質に問題が出る」という説明に誤魔化されてしまったという印象がある。少なくとも私が見た限りの報道では、問題の核心に触れることなく、表面的な解説で終了してしまっていた。
実は、キャノンを始めとする主要プリンタメーカーの収益、つまり利益を生み出しているのがプリンタのインクカートリッジであることは、業界の人間にとっては当たり前の事なのだが、一般的にはあまり知られていないらしく、一般の無知な民衆はプリンタメーカーは当然のごとく、プリンタ本体を販売することで利益を上げていると考えているが、実はこれは大きな間違いである。
プリンタメーカー同士の熾烈な販売合戦は、本体価格の大幅な下落を招いており、売れば売るほど赤字になっていると言っても過言ではない程で、それでもプリンタの販売から撤退しないのは、プリンタを購入した一般利用者は、印刷をするたびにインクを消費していくからだ。インクが無くなれば当然補充しなければ印刷することができないから、利用者は必ず定期的にインクを購入する。一度プリンタを購入しさえすれば、よほどの事が無い限り、数年間は利用を継続することが見込まれるため、プリンタメーカー各社は赤字覚悟でプリンタを販売し、プリンタが売れれば必然的に売り上げの伸びるインクカートリッジで利益を得ているのだ。
つまり、インクカートリッジのリサイクルが行われてしまうと、メーカー側の収益構造、いわゆるビジネスモデルが崩壊し、プリンタ販売の赤字をインクカートリッジの収益で穴埋めすることができなくなってしまうのだ。利用者は一度インクカートリッジを買えば、次からはリサイクル品を購入すればよく、利益を得るのはリサイクル業者だけになってしまう。このことを恐れたメーカーは、消費者にとっては百害あって一利なしであるにも関わらず、様々な理由をつけてリサイクル品の販売が違法な物であると結論付けるのに成功したのだ。
これで勢いを得たプリンタメーカーが次に狙うのは、自分でインクを補填できるインク補充キットの販売差し止め、あるいは一度プリンタから取り出したら二度とプリンタに挿入できないカートリッジの開発だろう。消費者の防御手段は、本体価格の安さに目が眩んで、ランニングコストの高いプリンタではなく、インクの価格まで見越して、よりよい製品を購入するくらいしか思いつかない。まあ、インクカートリッジを安く提供している良心的なメーカーがあればの話だが。。。。

2006/02/10

日本一の居酒屋に行こう!

先日、非営利団体の主催で居酒屋甲子園なるイベントが催されたそうで、全国から200を超える居酒屋が参加し、予選を勝ち抜いた5店で決勝が行われたらしい。会場は東京だったらしいのだが、日本一が決まるまで報道もされなかった不憫な甲子園であったが、とにかく日本一の居酒屋が決定したとの事。
参加したのがほんの200少々の店舗で、全国に五万とある、いや、実際にはもっとある居酒屋のトップを決めたなどと言っていいのか、と言う話もあるが、それなりの評価を得た居酒屋ということで一度は足を運んでみたいものだ。検索したところ、ぐるナビにも登録されているお店であった。
栄光の第一位を獲得したお店はその名も「旬彩酒房 憲晴百(けんはっぴゃく)」
所在地:熊本市
行けません。さすがに行けないです。行けねぇよ!!東京からは遠すぎです。選んでもわざわざ本当によい居酒屋なのか、東京から確かめに行く人はまぁいないだろう、なんて思って選んだ訳ではあるまいな!しかも
席数:22
行っても入れない確率高すぎです。僕はやきとりの秋吉で十分みたいです。

2006/02/05

議員が暴行?それって・・・

つい先日、民主党の議員(愛知県の方ではなかったかと思う)がキャバクラだかなんだかよく分からない、飲食店の店員に暴行を加えていた事件が昨年12月にあったことが明るみにでたが、その報道から露ほども時間が経たないうちに、今度は自民党の新人議員、いわゆる小泉チルドレン(ちなみに私はこの呼び方は好きではない。まるで小泉が首相を辞めれば同じく議員を辞めるようなイメージを与えないからだ)らしいのだが、この報道にはかなり個人的に疑念を抱いている。民主党の議員が訴えられた事が明るみに出たので、バランスをとるために自民党の、たいして党勢に影響の無い議院の不祥事を取り上げただけなのではないのか。
よく、与党議員の不祥事が明るみに出ると、マスコミはこぞってそのニュースを取り沙汰するものの、しばらくすると政治とはまったく関係の無いが国民の関心を集めそうな事件が大きく報道され、その内容が徐々に変わっていって国民が興味を失うころには、以前にあった与党議員の不祥事をすっかり忘れてしまっている、というこれまでにも何度も使われてきた政権を維持するための手法があるが、今度も場合も勝ちすぎてしまった自民党が、完全に民主党が崩壊して一党独裁国家となった場合に、共産主義国家と同列に扱われるのを恐れるあまり、その他どうでもいい議員に分類される新人議員を人身御供に差し出した、ということではないだろうか。
そもそも、マンションの耐震偽装問題で揺れていたはずの今国会は、ヒューザーの小嶋社長証人喚問を境にして、いつの間にかライブドアの堀江社長の粉飾決算、証券取引法違反に焦点が移り、米国産牛肉の輸入解禁に関する食品の安全性に関する問題で農林水産大臣である中川大臣の責任問題が出てきたかと思えば、防衛施設庁の官製談合事件で3人もの逮捕者がでてきており、それに続いて民主党と自民党それぞれで議員の暴行を大きく取り上げる始末。いつの間にか国民(下民とも言うらしい)はマンションで耐震偽装があったことなど過去の事としてこれまで通り政治と生活は何も関連がないものとして、せっせと汗水垂らして働いて、お偉い政治家の先生方と一等国民である官僚の方々に上納金という税金を納めて満足する暮らしを取り戻すわけである。日本とは、なんとありがたい国なのだろうか。こんなすばらしい国に文句を言ったりしたら天罰が下る・・・・