2006/05/31

問題は、ドイツが本気だったかだ

ワールドカップ2006ドイツ大会が目の前に迫る中、開催国であり優勝候補でもあるドイツ代表vs日本代表の試合が日本時間31日早朝に行われ、2-2の引き分けと言う期待以上の結果を出すことが出来、いいイメージでワールドカップ本戦に臨む事ができそうである。二点を先制しながら、点差を守りきることが出来ず、最終的には引き分けに持ち込まれてしまったと言う反省点はあるものの、優勝候補と互角に戦えたというのは評価されるだろう。
しかし問題は、果たしてドイツ代表はどこまで本気だったのか、と言うことだ。試合全体を見たわけではないので確かな事は言えないし、ドイツ代表から何か公式なアナウンスがあったわけでもないのだが、画面から見る限りでは前半と後半のそれぞれ30分を過ぎたあたりから突然、ドイツ代表の動きが活発になり日本に対して怒濤のような攻めを繰り出してきているような印象を受ける。事実、奪われた得点は後半30分と35分で、どちらもセットプレーからの得点だったが、その時間帯はかなり日本が押し込まれていたとも言える。
高原の二点目に至っては、二人のディフェンダーをうまくかわしてゴールを決めたシーンが繰り返し放送されているが、高原の後ろにいる三人のドイツ選手が、高原がゴールに向かっていくのを阻止する気配もなく、ただシュートするのを見送っているのだ。普通ならファールになっても止めなくてはいけないシーンなのだが、抜かれたディフェンダーが茫然としている、と言うよりは練習でもしているかのように、私の目には映ったのだ。
そう、練習と言うのが一番しっくりする表現だろう。恐らくドイツは本戦に備えて最終調整を行うという目的で、あえてゆっくりとした動きで自軍の連携を確認し、リードされた局面での対応を試すため、終了近くでは半ば本気の攻撃をかけてみたのではないだろうか。そうだとすれば、日本代表には強豪国が本気で攻撃を仕掛けてきた場合は、得点を防ぐ手だてが無い、ということになり、予選突破など到底おぼつかない、と言わざるを得ない。これが私の杞憂に終わることを切に願わずにはいられない。

2006/05/30

オフィスユーザに何を期待するのか

日経ネットに掲載されていた、29日付の記事で日本で始めて生放送をするネットラジオ局が開局するという事を知り、さっそく私もアクセスしてみた。
昼休みにアクセスしてみたのだが、どうもユーザ登録を行わなければ視聴は出来ないらしく、そのくらいであれば構わないだろうと登録の手順を読んでみる。どうもよく分からない。ユーザ登録をするためには、まず視聴するためのプレーヤーウインドウを立ち上げ(Listenボタンを押すと、小さなウインドウが出てくるようだ)、そこに表示される認証画面にて登録を行ったあとに、再度Listenボタンを押すことで視聴できるようになるらしい。
そもそもなんでラジオを聴くのにユーザ登録が必要なのかも甚だ疑問ではあるのだが、一番の疑問はなぜプレーヤーを起動してからユーザ登録を行わなければならないのか、という点だ。別にユーザ登録するだけであれば、メインの画面でユーザ登録を行っておき、それからプレーヤーを起動するというフローで問題なかったのではないのか。しかもオープンし立てが原因なのだと思われるが、非常にサーバからの応答に時間がかかり、件のプレーヤーウインドウは真っ白になったまま、何も表示されることも無い。ニュースに取り上げられた今がユーザを取り込む最大のチャンスであるにも関わらず、サーバの遅さが原因でユーザの取り込みに失敗するのはかなり致命的な問題だろう。なぜなら、アクセスが遅いために利用できなかったユーザは、だいたいの場合において二度と自発的に戻ってくることは無いと考えられるからだ。
それにしてもこのラジオ局、ターゲットはオフィスユーザだと触れ込んでいるが、果たして普通のオフィスユーザがラジオを聴きながら仕事をできる環境にいるのだろうか。私の見解ではノーである。そもそも、今、自分の職場でラジオなり音楽なりを聞きながら仕事をしている人間がいるかと聞かれれば、それも答えはノーである。つまり、仕事中にラジオを聴いているのは一般的には自動車やトラックの運転手がメインで、オフィスのユーザはラジオを聞くような自由はたいていの職場ではありえないと言える。そもそも、仕事とまったく関係の無いWEBサイトに、休憩時間ならいざ知らず、仕事時間中にアクセスしては音楽を聴いているとは、会社からすればとんでもない話であろう。そもそも、普通の会社であれば、インターネットへのアクセスはファイアウォール越に行われると思うが、一般的に外部と通信できるのはHTTPだけである。それ以外のプロトコルは遮断されてしまうため、そもそもサーバから発信している情報を受信出来ないと思うのだが、果たしてどうだろうか。とにかくまずは混雑が緩和してから試してみたい。

2006/05/29

いい加減に現実を見よう

北朝鮮による韓国の拉致被害者で、横田めぐみさんの夫と目される、キムヨンナム氏の母親が来日し、官房長官と朝食会を催しただの、めぐみさんの母親と対面しただのと、世間の注目を集めるためとしか思えないニュースが、思惑通りに世間を賑わしているが、そろそろいい加減頭の悪い日本人も現実を直視した方がいい。いくら韓国と仲良くしようと努力しても、彼等が反日姿勢を改める事も無ければ北朝鮮の拉致問題解決に本気で取り組むことなどないのだ。
なぜなら、韓国国民の尊厳は、反日思想に基づいて作られたもので、数千年に渡る被支配国家と言う惨めな歴史を覆い隠すには、必要不可欠なものだからだ。韓国人民がいま信じている、日本に植民地化されるまで侵略されたことがない、などと言うのは正にでっち上げられた歴史であり、到底容認出来るものではないのだが、求心力の源となっている土壌を失うリスクを冒してまで、韓国政府が方針を転換する合理的な理由が見当たらない。
北朝鮮の拉致問題に対して韓国政府の解決に向けた意気込みは全く感じられないが、これは韓国では北朝鮮による拉致がごく当たり前に行われている日常茶飯事であり、さして大きく取り上げるに値しない問題だからだ。彼等にとって一番重要な問題とは、日本からどのような譲歩と賠償と言う名の援助を搾取できるかであり、そのためには反日の旗の下に北朝鮮と共闘するのもやぶさかではない、と考えているからだ。北朝鮮をヤクザ、韓国を乞食と考えると分かりやすいのだが、要は普段はヤクザにおどされてヘコヘコしている乞食が、ヤクザに絡まれて金をせびられる金持ちに、一緒になって物乞いをしているようなものである。まったく、どうしようもなく迷惑な民族である。
ちなみに、私が今いちばん期待したいのは、この韓国人拉致被害者の母親が、いったいいつになったらその本性を曝け出し、およそ被害者とは思えないような高圧的な口調で迫ってくるのか、という点だ。言い分として、「韓国人が北朝鮮に拉致されるようになったのは、根本的には日本が朝鮮半島を侵略してきたことに原因がある。だから日本の責任で問題を解決すると共に、我々に対する賠償責任も果たせ!!」と、どの時点で言い出すのか、その時に日本の拉致被害者たちはどのような対応をするのか、一緒になって日本政府を追及するほど愚かなのか、それとも韓国人というものの見方が180度変わるのか、日本政府はまたまた弱腰になってありえない責任に対する賠償を支払うのか、今後の展開が非常に楽しみである。

2006/05/27

異常気象の原因は

今年、2006年は五月の半ばから雨がちな天候が続き、日照不足による農作物への影響が心配される中、九州地方は本日梅雨入りを迎えた模様で、生鮮食品の価格高騰が家計に与える影響が大いに気になるところである。
ここ近年、まるで恒例行事でも行うかのように毎年が異常気象で、もしかするとこれが普段通りなのでは?と思う程だが、そう言いつつも今年の異常さは群を抜いていると言っていいだろう。
ここにきて日本政府は、地球温暖化の対策会議で策定された京都議定書で定められた、二酸化炭素の排出量削減が達成できる見通しが立たないことから、排出権の購入を検討しはじめている。これは、二酸化炭素の排出削減が達成できないため、他の削減達成国から権利を買い取るものだが、いくら金をつぎ込んだところで大気中の二酸化炭素濃度は下がらないのだ。こんなその場しのぎの対策に金を使うなら、大気中の二酸化炭素を取り込んで炭素と酸素に分解する装置を作った方がよほどマシというものである。
そんな事を言っているうちに、今日もまた雨が降りそうな気配になってきた。さっさと関東地方にも梅雨入り宣言を出して欲しいものだ。だいたいにおいて、梅雨入り宣言するや否や、晴天が続くと言うのが相場だからだ。頼むよ気象庁!

2006/05/25

市民を守る方法

ここ最近、事故や犯罪に巻き込まれて犠牲になる子供が相次いでいるが、事件から一週間が経過しても何の手掛かりも見いだせないわ、容疑者に職務質問をしながらまんまと逃亡を許すわ、警察に頼っていても事件が解決する気配すらない今の日本で、自分や家族の身を守る方法など無いのだろうか。
実は非常にコストは掛かるが犯罪の発生を確実に抑止し得る方策がひとつある。偽善者で構成された人権団体の反対で、到底導入出来るとは思えないが、それは全ての国民に個人を識別するタグをつけることだ。生まれた時、日本に入国する時に、手首あたりに非接触で認識できる、最近はやりのRFIDなどを利用したタグを埋め込むのだ。指紋を登録すればいい、と言う意見では不十分で、なぜなら指紋はいちいち採取しなければ個人を特定出来ないではないか。
個人の行動は国家により完全に管理され、いつ、どこで、誰と会っていたのか、そんな情報も全て管理される社会となるのだ。プライバシーの侵害だ、などとエセ人権団体の偽善者集団が抗議してくるだろうが、この案に反対する者は犯罪者及びその予備軍を擁護するばかりでなく、自分には何か後ろめたく知られたくないことがある、と宣言するに等しい。国家に管理されるとは言え、自分の行動が近隣住民に知られる訳でもなく、善良な市民は何も恐れる事無く安全だけを享受できる、それに反対すると言う事は何か国家に知られてはマズい事があると言う事だ。
早々にこのような制度を導入し、従わない者は犯罪準備者として厳しい監視下に置くべきだろう。ゆくゆくは未登録者は重大犯罪者として、警告無しに射殺することが認められ、日本は善良な市民だけで構成された素晴らしい国となるのだ。そうすれば、他人のタグを移し替えてくれる闇業者なんかが横行するんだろうな?まるでマンガだな・・・

2006/05/19

最後まで見つかるな

秋田県藤里町で発生した、小学一年生の男子児童殺害事件が大きく報道されているが、1ヶ月前に二軒隣に住んでいた小学四年生の女子児童が近くの川から水死体で発見された件について、警察側はあくまでも事故であるという見解を変えていない。川で子供が遊んでいるところなど見たことも無い、と言う両親も含めた周辺住民の意見に耳を貸さず、友達との遊ぶ約束を無視して、1人まだ雪の残る寂しい河原で遊んでいて誤って川に落ちた、などと言うにわかには信じられない見解である。
見解を改めて、きちんと捜査をやり直して欲しいと言う心情は理解できるが、それは言うなれば出来ない相談で、警察としては今回発生した事件に対する捜査の中で、なんらかの関連性が出てきた場合には再捜査を検討する、と言う現在のコメントを出すのがせいぜいだろう。
そりゃそうである。1ヶ月前に発生した事件について、ろくな捜査も行わないまま事故であると決めつけ、再三にわたる母親の再捜査の訴えを黙殺した挙げ句、第二の殺人事件を招いてしまったとあっては、これは事故であったと言う見解を変えるわけにはいかないのだ。亡くなった女子児童とその関係者には本当に気の毒だが、関連を示す証拠が発見されたとしても、公開される事無く握り潰されるのは目に見えている。願わくば、最後まで関連性を見つけながらも無視を続け、あくまでも事故であったと言う見解を貫いて欲しいものだ。その挙げ句に検挙された犯人が、女子児童についても殺害を自供した時の警察の態度をみてみたい。最後までシラを切り通してほしいところだが、果たしてどうだろうか。
しかし、こう考えると、私が隣近所の子供を1人やそこら殺したところで、証拠を残さなければ大した捜査もされずに事故で片付けられてしまうのだろうか。怖い世の中になったものじゃ。

2006/05/18

ニラだと思って口にした

北海道美瑛町で、見た目によく似ているニラとスイセンの葉を取り違えて食べてしまい、食中毒を起こしたという呆れるべきか笑うべきか、よく分からない事件が発生した。スイセンの葉にはリコリン(ユコリンとは関係無い)が含まれており、誤って食した場合、呼吸不全・嘔吐・下痢を引き起こす恐れがあるらしい。確かに葉の形は似ているので、調べたところ毎年何件も誤食による中毒事故が発生しているらしいのだ。
幼稚園の先生のような暖かいサイトでは、花が咲いていれば違いが分かるが、そうでなければ食するのは避けましょう、と指導されている。しかし、辛辣なサイトでは、ニラとスイセンを間違えてしまうような知識しかない人は、そもそも山菜採りなどに出掛けて、自分を信じて採集したものなど食べてはいけない、と手厳しい意見を載せていた。確かにその通りなのだが、そんな意見に従えるような賢明な人間なら、山菜採りに出掛けるにあたって事前に何が食べても大丈夫なのか、そのあたりでは何が採れるのか、くらいは予習していくだろうから、あまり調べもせず他人の賢明な意見に耳を貸す事もない愚者が毒性の野草を口にするのを抑止する効果は皆無と言っていいだろう。願わくば、愚か者は毒性の山菜を食して倒れ、永く患って苦しみながら周囲に迷惑を掛けるよりは、いっそポックリ逝ってくれた方が本人にとっても幸せそうなものなのだが、残念ながら世界は残酷に出来ており、そうそう簡単に死んで楽にはなれないと、相場が決まっているのだ。ご愁傷様。

2006/05/15

いまどき振り込め詐欺?

先日のニュースで東松山市在住の57歳になる母親が、息子を名乗ってかかってきた電話に騙されて、約1100万円を振り込んでしまうと言う事件が報道されていた。最近は金融機関の対応が進み、高額の振り込みを行おうとする利用者に対して振り込み先を確かめるように注意するなど、振り込め詐欺の被害防止に努めてきたが、そんな対策を嘲笑うかのように、今回の犯人は一度に1100万円を振り込ませるのではなく、合計12回に分けて振り込ませる事で、金融機関の警戒を免れたものと考えられる。おそらく金融機関の注意を引くのは100万円を超える額の振り込みであり、それを知っていた犯人は90数万円ずつ、様々な理由をつけて被害者に振り込ませたものと考えられる。
しかし、しかしである。振り込んだパートの女性は12回も振り込んだ挙げ句に、最近世間を騒がせている振り込め詐欺が心配になり、息子に確認したところ騙された事に気付いたと言うが、犯人が狡猾だったと言うよりは、単に頭の悪い人間が、少し頭の切れる犯人のカモにされたと言うだけで、さして重大な問題を孕んでいるとも思えない。なぜなら、金を振り込ませる理由があまりにも不自然と言うのを通り越して、有り得ないとしか言いようがないものだからだ。
防犯を目的としてかは定かで無いが、全ての内容は明らかではないものの、会社の金を使い込んでしまったから振り込んでくれ、などと言う普通では考えられない理由で、この女性は振り込んでしまっているのだ。別に差別するつもりは全く無いが、これが例えば認知症の患者で、理由も分からずに振り込んでしまったのであれば同情の余地はあるし、今後の防止策も求められるが、振り込め詐欺の知識がありながら、有り得ない話に騙されて振り込んでしまうような愚か者は守りようがないし、守る必然性も感じず、自業自得と斬り捨てるのが相応しい。

2006/05/13

犯罪者が制服を着て歩いてる

今年に入り、もう何件目だかすら忘れてしまうくらいこのところ頻発している警察官の不祥事、またもや奈良県警の警察官で問題が発覚した、などと言われたくらいではさして驚くに値しないところだが、聞いたあまりの内容はこの私を以てして愕然とさせるに足る内容であった。あまりの悪辣さ、身震いするほどの奥深さ、ではなく、そのあまりの稚拙さ、短絡さ、人間としての情けなさ、にである。
なんと今回の不祥事を起こした巡査は、事故に会って救急車に担ぎ込まれた少年を、心配して見守る母親のスカートの中を、事もあろうにデジタルカメラで盗撮した上に、その場で不審な行動に気付いた当の母親に撮影したばかりの写真を改められ、盗撮を白状したらしいのだ。いったい警察はどんな品位を持つ人間を採用しているのか、と言う非難と併せて問いたいのは、警察官として勤務するためにどんな訓練を施しているのか?と言う点だ。卑しくも警察官として訓練を受けていながら、素人の女性に対して盗撮もまともに出来ないようで、いったいどうして犯罪者に気付かれる事なく後をつけ、探し出したアジトを何日間も逮捕の瞬間まで見張ることが出来るというのか。これでは日本は犯罪天国になってしまうではないか。
それにしても、奈良県警の対応もなんともお粗末で、マスコミからの詰問に対しては「調査中なのでコメントできない」、情報開示の求めに対しては「答えられない」を繰り返すばかりで、身内を庇っていると言うよりはただ単に無能な官僚集団ではないのか?と言う印象すら受ける。いくら奈良が鹿と寺しか無い田舎だからと言って、なんともお粗末で開いた口が塞がらないとは正にこの事だ。

2006/05/11

減らない自殺者

警察庁による05年度の自殺者数はまだ発表されていないが、厚労省が昨年11月までの統計をまとめた結果、前年同月比で400人ほど多い28000人となっており、警察庁の統計で年間での自殺者は8年連続して30000人を超える事が確実となった。厚労省が定める自殺の認定基準は警察庁よりも厳しいため、警察庁が自殺者とした人が自殺と認めらんない事が往々にしてあり、結果的に厚労省発表の数値の方が少なくなるらしいのだが、自殺と認めたくない理由でもあるのだろうか。
それはさておき、景気が回復しているにもかかわらず自殺者が増加していることを、格差の拡大と結び付ける意見が出ているようだが、果たして本当にそうなのだろうか。自殺に至る原因を詳細に調査もしないで、世間で話題になっている格差社会の到来と結び付けるのはあまりにも短絡に過ぎると言わざるを得ず、それでは格差がより激しいアメリカでそれほど自殺が話題に上らない理由が説明できない。
私が思うに、このところ自殺者数が増加しているのは、単純に日本国民が精神的に疲弊していることの表れなのだ。日本国民は諸外国からは、やれ基地の移転費用を負担しろ、やれ狂牛病は気にせず牛肉を輸入しろ、やれガス田に口を出すな、やれ竹島の領有権を放棄しろなどと日々切迫感にさらされているにも関わらず、政府はきちんとした対応を取らず説明責任も放棄したかのようである。そればかりか更なる負担を国民に押し付けようと、増税と控除の削減をセットで推し進め、その一方で無駄な投資はますます促進し、国民の将来への不安を助長している。こんな中で自殺者が増えるのは当然で、減る方がどうかしているというものだろう。
だが、このような状況に対して、政府はなんの対策も取る気は無い。なぜなら、自殺していくのは、基本的には社会的弱者であり、大した税金を納めている訳でもなく、国としてのコストで考えれば赤字になってしまう人間が、何人死のうがどうでもいい、はっきり言えば人減らしをしたい彼等からすれば死んでくれた方がありがたい、くらいにしか思っていないからだ。生きていれば生活保護を申請される可能性のある人間をできる限り削減したい。それが日本と言う国の本音なのだろう。

米国産牛肉の抜き打ち検査

日米間の懸案事項のひとつとなっている牛肉輸入問題で、再開に向けた対策のひとつとして、日本への輸出向けに加工している工場に対して抜き打ちでの検査を実施する提案が日本から出されたらしく、米国側も受け入れる見通しであるとの報道があった。抜き打ち検査を行わなければならないほど、安全性を懸念しなければならないのも考え物だが、抜き打ち検査で問題無い事が確認されるのであれば、消費者としては歓迎すべき対応と言えるだろう。しかし問題は、抜き打ち検査を果たして本当に実施できるのか、という点であろう。
もちろん、輸入再開を急ぎたいアメリカは、今は抜き打ち検査の実施に同意するだろうが、いざ輸入が再開された後で抜き打ち検査に臨んだとき、難色を示さないと言う保証は何もなく、外交的に弱腰の日本政府が検査を強行できるかは甚だ疑問と言える。問題はそれだけに止まらない。
実際に抜き打ち検査を行った結果、問題のある加工牛が見つかった場合、どのような対応をとるのか、である。日本向けの輸出に際して行わなければならないのは危険部位の除去であり、その処置が正しく行われているかどうかが判断ポイントとなるのだが、仮に危険部位が除去されていない牛肉が発見されたとして、それは日本向け以外への出荷用だ、これから除去作業を行うところだ、などと弁明された場合、それでも約束違反だとして輸入を再度停止できるのだろうか。中韓との国交がこれほどまで険悪になっている今、日本にとって唯一の同盟国であるアメリカに対して、そのような対応を取れる訳はなく、なし崩しに輸入条件の緩和を認めるところに追い込まれるのは火を見るより明らかである。やはり前回の輸入再開時と同様に、税関での水際チェックに賭けるしかないのだろうか。米国産牛肉なんか食べないゾ!

2006/05/10

日本のUFO研究は進んでいるか

イギリス国防省が2000年に一般にUFOとして認識されている現象に関する調査結果を報告していたことが、BBCの報道により明らかとなったが、その内容は宇宙人と思われる生物の死体や、墜落した宇宙船の残骸、どこかの政府が宇宙人と交わした密約が撮影されていたりはせず、全ての目撃情報は自然現象と考えられる、というものであった。詳細については5月15日に国防省のサイトに報告書が掲載されるそうなのでそちらを参照頂きたいが、これでようやく長年続いてきた不毛なUFO論争にも終止符が打たれると言うもので、UFO研究家と称していた二流タレント達がどういう手にでるのかが気になる所である。
この報告で一応、UFOは宇宙船ではないことが証明されたと考えてもよさそうだが、注目すべきは報告の内容自体ではなく、国防省というれっきとした政府機関が真剣にUFOについての調査を行った点であろう。それに引き換え日本政府はなんとだらしがないのだろうか。恐らくはきちんとした調査もせずに、ヨタ話であるとひとことで片付けてしまっているのだろうが、このような問題意識の欠如が如何にこの国を危うくしていることか。そんなだから韓国に舐められて本来の領土である竹島を奪われ、中国には当たり前のように東シナ海のガス田を占有されてしまったのだ。沖縄と九州がまだ日本の領土であるうちに目を覚ましてもらいたいものだが・・・
おかげさまで、日本人の大半はUFOが自然現象であることに気付くこともなく、相変わらずネッシーも宇宙人も信じている、世界でも珍しいおめでたい民族になりつつある。一昔前に一世を風靡したキャトルミューティレーションが宇宙人の実験だ、とか太古の昔にムー大陸が海に沈んだ、とかミステリーサークルはプラズマが原因だ、などと本気で信じているのは日本人だけではなかろうか。特ダネに振り回されやすいマスコミも含めて、いい加減に科学的な見方が出来る大人の民族になって欲しいものだ。おい、そこの韓国人と中国人よ、宇宙人の格好をしてきたら日本人なんかイチコロだぜ。え?今はメイドの方がいいって?これは失礼・・・

2006/05/07

今日は「魔邪」でいくぜ(字はあってるよな)

魔邪のネタって、ひとつひとつが非常に短くて、コラムで利用してもすぐに終わってしまうんだよね。短くまとめてすぐに終わるネタばかりなのは、「魔邪」の頭脳では長いネタを考え付いても舞台で披露している間に忘れてしまうから、短いネタしか出来ないのか、あるいはそもそも長いネタを考えることに頭の回転がついてこないのか、どちらかだと思うのだが真相は果たしていかに。宇多田ヒカル、いや、だいたひかると同じくらい、「どうでもいいです」がネ。
今朝、テレビ番組を見ていると、先日5月5日に試合が行われた亀田兄弟の言動について、なぜか江川紹子がコメントしていた。なぜ江川紹子のようなありきたりで当たり障りの無いことしか言えない、社会問題系のコメンテーターがこんなにテレビに出演しているのかが不思議なのだが、思うに「オウム真理教」の事件を追跡していたおかげなのだろう。要はオウムの恩恵を甘受しているわけなのだが、そんな彼女が亀田(兄)が試合前に、相手選手に対して行う挑発的な行為・・・ヨード卵を食べてみたりとか・・・について、「自分より弱い相手に対して、あからさまな挑発を行うのはどうかと思いますね。スポーツマンとしていかがなものか」云々というコメントをしていた。
「自分より弱い」?     はぁ?
てめぇ、ボクシングのボの字も知らないで、なに適当なコメント言ってんだよ。自分より弱いっていつ誰が決めたんだよ。てめぇが決めたのかよ、江川紹子!!ボクシングってのはなぁ、どんなにランキングで順位がついてても世界ランクの上位にいくと、一発のパンチで何が起こるかわからない、実力が伯仲している世界なんだよ。そもそも、厳格に体重による階級が管理されていて、同じくらいの力の人間同士が戦うように、ルール化されてることも知らねぇのか?勝敗なんて、やってみなきゃあ分からないってことも、てめぇの貧弱な脳みそじゃ理解できねえのか。
ボクシングをなめてんのか!?
良識人ぶって適当なこと言って、いい子ちゃんを演じたって、
賛同するのは世間の物知らずな
オバハン達だけなんだよ、コノヤロ~!!

2006/05/04

侵略の使者

??月3日、東京ドームにて韓国の俳優「イ・ビョンホン」(35)がファンイベントを催し、約4万2千人のファンが詰め掛けてトークショーを中心に展開された。韓流ブームいまだに冷めやらず、といった感があるが、この詰め掛けたファンはいったい韓国との領土問題をどのように考えているのだろうか。
竹島の領有権問題を軸に日韓関係がこれまでに無いほど悪化しているこの時期に、なぜ韓国人のスターを招いたイベントを催す必要があるのか。明らかにこれは韓国側からの日本国民に対する懐柔策と思われるにも関わらず、それにまんまとのせられた世に言うところのオバハンは、政治的な問題も国家の思惑も我関せずとばかりに盲目的に声援を送っているのだ。これが逆に韓国で日本のアイドルなんかがコンサートでもしようものなら、今の情勢からして爆弾でも送り込まれかねないところだ。彼らが明らかに韓国から意図的に送り込まれているのは確実なのに、なぜ政府はこのような反国家的なイベントを容認しているのか。名目など、どうとでも出来るだろうに、こんなイベントは強制的に中止に追い込むくらいの気概を持ってほしいものだ。
それにしても、ほんとうに日本の民衆はなんと低俗な輩に成り下がったことだろうか。自分の目の前の生活のことや、快楽の追及(それがどんな快楽であれ)だけに腐心し、将来的な展望や、裏に潜む思惑などに思いを馳せることもなく、ただただ怠惰な毎日を面白おかしく暮らすことしか考えていない。その最たるものが、働くでもなく街の中でたむろしている若者たちと、世間を我が物顔で闊歩しているオバハンどもであろう。こんな奴らが今の日本をダメにしているのだ。教育に問題があるのは確かなのだが、彼等が低俗なのは政治家が悪いわけでも教育が悪かったわけでも、生活環境が悪いわけでもなく、全て彼らの責任であり、悪いのは低俗な民衆なのだ。なんでも他人のせいにして、自分には何も非がないというツラをしているこの馬鹿者ども、売国奴どもを根絶やしにしなくては日本はよい国にはなれないだろう。とっととこのような輩は排除してほしいものだ。