2010/01/21

改革で何をやると言われても

日本相撲協会の理事選挙に関連し、貴乃花親方が一門を離脱し、それを支持する6人の親方が破門となった件について、武蔵川理事長は「あってはいけないこと。理事にふさわしい人であれば、多くの人が推薦してくれる。一門の中で話し合いをするべきだ」などと苦言を呈したらしい。さらに、「改革、改革と言って何をやるのか。やるべきことは、やっている」と延べ、不快感を露わにしたとも伝え聞く。
改革と言って、何をやるのかって、旧体然とした、おまえのような人間を追い落とすことから始まるのだということを、よく理解した発言と言えよう。なにがあってはいけないことだ。一門など、古い体質の、いわゆる既得権益にしがみつくしかない、老人の欲望を満たすためだけにあるような制度に、従うのが当然だなど、なんとも世間知らずのじじいのたわごとと言うしかない。
だいたい、かわいがり、とかいう指導の行き過ぎで弟子が死亡した事件でも、なんら主体的な対応を取れないような、大麻の使用が疑われる力士に対して、ぬきうちでの検査も実行できないような、そんな情け無い理事長が、いったいなにを改革してきたというのだ。この錆び付いて、身動きの取れなくなった、腐り堕ちる寸前の角界にあって、改革とは、これからの時代を担う若い力で推し進めていくものであって、老いさらばえて死を待つだけの老人が牛耳っていることを指すのでは断じて無い。大人しく、新しい時代の流れに従い、その座を明け渡さなければ、古の栄光はまさに地に堕ちること、疑う余地も無いといえよう。早く隠居した方が身のためというものだ。

2010/01/20

これって温暖化?

今日、東京は1月半ばにも関わらず、最高気温は13℃くらいまで上昇したようだ。さらに明日はなんと17℃まで上がると言う。
地球の温暖化を食い止めるには、人間がいま全滅するしかない、と言う話を何かで読んだ記憶があるが、私利私欲、他国との争いにばかり没頭している愚かな人類に、この地球と言う星の難局を乗り越える力は残されていない。
その私利私欲の最たるものが小沢一郎だ。企業や個人からの献金と偽っては、ゼネコンから貢がれた賄賂を使い、せっせと不動産の購入に勤しみながら、いかにも日本の行く末を憂うと言わんばかりのパフォーマンスには、正直、反自民を掲げてきたものとしても辟易とさせられる。鳩山総理も、事業仕分けの前に、この強欲ダルマを仕分けてしまえばよかったのだ。
さすがの小沢の政治家生命もこれまでだと、囁かれ始め、秋波を送られるダルマおやじと心中とは、あれだけ声高に叫んできた、国民のための政治とか言う理念もどこへやら、お先真っ暗と言う他ない状態だ。
もっとも、これが自民党の工作による民主政権つぶしを狙った捜査だとすれば、この国は本当にもはやどうしようもないと言う事なのだろう。だって、自民党の議員は誰一人、捜査すらされてないからね。

2010/01/16

こいつに日航まかせてよいか?

日航の再建を担う人材として、稲盛和夫氏が会長に就任する予定となっているが、この稲盛和夫氏、現在、経営再建を進めているウィルコムの取締役最高顧問を務めている。そのウィルコムだが、経営再建が難航し、企業再生支援機構に支援を申請する見通しであることが、本日の報道で判明した。
日航の再建を委ねる予定の人物が、まさに取締役を勤めている企業が支援を申請しなければならない事態に陥っているとはどうした訳なのか。いろいろ事情はあるのだろうが、ウィルコムを自力で再建させられなかった人物を、日航の行く末を左右する会長職に就かせて、なにか確かな根拠や目論見があるのだろうか。
まさか、政府や銀行から支援を引き出すのだ大変に上手で、それを期待して招聘しようと言うのではあるまいな。一体、日航の再建がどこで頓挫するのか、この再建失敗請負人がどこでトンズラするのか、注視していきたい。

2010/01/13

豪腕・小沢にかかったら

日本の情け無い、ジャーナリズムもどきを称する記者どもを煙に巻くぐらい、お茶の子さいさいである、ということが改めて本日の記者会見で示された。
矢継ぎ早に偽装献金に関する質問を繰り出そうとする記者連中に対して、小沢幹事長は「まとめてお答えします」と機先を制し、ゆっくりと、質問とは何の関係もない、国民に対して話していると言わんばかりの、内容ゼロの受け答えに終始し、その上で、これで質問には全て答えたと言った風体で、この内容に関する質問は打ち切ると宣言し、話題を変えてしまった。
それに対して、記者からは、これに関連した質問を行おうとするが、小沢氏に制止されて、たじたじとなり、それ以上の質問を繰り出すことすら出来ず、すごすごと引き下がるだけ。このシーンから、いったいジャーナリズムとかいう言葉の意味をどう受け止めればよいのか、日本のジャーナリズムとかいうありもしない精神を掲げる輩の説明を聞いてみたいものだ。日本で言うところのジャーナリズムとは、読売新聞を始めとして、政府が言うことを正しいのだと言わんばかりに声高に喧伝するだけの機関を指すのであり、真に政府に対して真っ向から反論を繰り出せるような、アメリカ的なジャーナリズムというのは存在しないのだ。そういう娯楽報道関係者が、本日のテレビ番組では、ジャーナリズムがなんたらという発言をしているのを目にしたが、何をかいわんやだ。
ジャーナリズムを称するのであれば、小沢幹事長の会見で「その国民を馬鹿にしたような、まるで言い逃れをするかのような発言は、有権者である国民に対して、まったく説明をする気もなく、ただはぐらかして真相を闇に葬ろうとしていると、国民の大多数は受け止めていると思いますが、この質問すら、既に終わったこととして、まともな受け答えをされないのであれば、日本国民に対して小沢幹事長は自らの偽装献金疑惑を隠す意思があるとして報道しますが、宜しいですか?」ぐらいの厳しい質問をすることができないのか。まるで、小沢幹事長の言いなりになりつつ、彼を盛り立てるための引き立て役に終始しているとしか思えない。民主党の先も見えたと言う事か。

2010/01/12

オカルト禁止法を作れ

このところ、島田秀平とかいう3流芸人が、テレビ番組でさも真実であるかのように、芸能人なんかの手相を見ては、この人は今年結婚しそうだ、とか、商売をすれば確実に成功するとか、適当なことを述べているのを目にする。少し前までは、細木数子とかいう、トドなんだか、ウシなんだかわからない、「ズバリ言うわよ」というフレーズだけで世の中を席巻するババァがハバを聞かせていた(ババァがハバを・・・・洒落かよ)ものだが、気がついたら今度は手相を見る芸人が、偉そうな顔をして自分にはさも未来が見えると言わんばかりのコメントを繰り返す。
なんなのだ、この国は。こんな何の科学的な根拠もない、手相とか言う、何かというと取った事もないくせに統計学を根拠にあげるような、オカルトネタがさも真実であるかのように取り上げられるとは、いったい何事かと言いたい。数学を志したものとして、統計学を根拠にあげられるのは、甚だ不本意であり、これまでに数千年だか知らないが手相を見てきた統計に基づいて、などといわれると、キサマは統計学というものをどう理解しているのかと、頭をぶん殴ってでも、問い詰めたい衝動に駆られるものである。統計学とは全体の母数に対して十分な数の標本を調査した結果、そこに何らかの有意な特徴があるかどうかを数学的に推し量るものであって、どこかの誰かが見たと言っていた、という数を集めて根拠とするようなものでは無いのだ、ということを理解していないからこそ、統計学を根拠にしてみよう、などと思っているとしか考えられないのだ。
はっきり言おう。この世の中に、科学的に根拠が明らかとされた占いなど無いのだ。すべての占いは根拠のないでまかせ、世の人々を惑わしては自らの生計を立てようとする、悪意を持った人間達が作り上げたまやかしであり、詐欺行為以外のなにものでもないのだ。なぜ、この日本に占いを始めとしたオカルトを禁止するような法律が無いのか、非常に疑問である。明らかにでっち上げというしかない手相占い、日本のようにバランスよく4つの種類が存在しなければ成立しない血液型占い、数千年前とは明らかに位置が変わってしまっている占星術、偶然以外に説明できない八卦占い、これらは全て、科学的根拠を伴わないにも関わらず、庶民を惑わす詐欺行為そのものである。なぜ、詐欺罪で告訴されないのか、非常に腹立たしいところだ。
民主党政権となり、世の中は大きく変わると言うのなら、これらの占いを始めとした営利を目的としたオカルト行為は全て違法行為として、厳に取り締まっていただきたい。もちろん、科学的根拠を伴わないのであるから、個人が余暇の楽しみとして、行うことは取締りの対象ではない。丑の刻参りだって、ご自由に。ただし、誰の事を呪い殺そうとしているのかは、あくまで秘密にしておいた方がいいだろう。標的にばれてしまっては人間関係がさらに損なわれること間違いないし、近隣住民の噂にでもなってしまって、何の効果も期待できない行為にも関わらず、名誉毀損で訴えられたら、目も当てられないではないか。

2010/01/11

さよならオリオン

オリオンとは、ギリシャ神話にでてくるポセイドンの息子だが、ここで言いたいオリオンはその直接のオリオンではない。ましてや、NASAがスペースシャトルの後継として開発中の宇宙船でもなければ、沖縄限定の(と言いつつ、最近は内地でもよく見かける)ビールでもない。日本人なら100%知っていることが保証されている、冬の夜空に浮かぶオリオン座のことである。この、オリオン座がもうすぐ、見納めになってしまうかもしれないのだ。
もうすぐ、冬が終わって、春になったらオリオン座は太陽の裏側に回ってしまうから見えなくなるとか、そういう話ではない。オリオン座を構成している主要な星のひとつである、ベテルギウスが消滅の危機に瀕しているのだ。これは当然ながら、日本人が鯨を世界中で殺しまわった挙句、勢い余ってシーシェパードとかいう狂信者の船を沈没させたからでもなければ、人類が打ち上げた人工衛星を、破棄と称しては宇宙にゴミを撒き散らしてきたからでもない。星の寿命が尽きかけているのだ。
ベテルギウスは、地球からおよそ640光年離れた位置にある、赤色超巨星だが、このところの観測技術の向上により、その恒星表面の揺らぎ(デコボコ?)が観測されているらしく、天文学者が言うにはいつ超新星になってもおかしくないそうだ。超新星爆発を起こしても、640光年も離れているため、地球にはそれほどの影響は無いと言われているが、少なくとも満月と同じ程度の明るさで観測できるようになるらしく、昼間でも観測できるほどの明るさに見えるらしい。爆発に際して、大量の放射線が放出されるが、幸いなことに、地球の生態系に影響を及ぼすほどではなく、多少、オゾン層に影響がでるくらいだと言われている。
超新星になってしまうと、満月くらいの明るさになってしまうため、オリオン座は見えなくなる。しかし、超新星は通常は数ヶ月から1年程度でその爆発が終了するため、後には暗い中性子星とガス雲が残る程度になる。つまり、オリオン座の右肩に相当する星が見えなくなる可能性が極めて高い。右肩を失ったオリオンを、これからもオリオンと呼ぶのは決して相応しいとは言えず、新しい星座を考える必要が出てくるであろう。あぁ、早く爆発を見てみたい。

2010/01/06

水ぶくれ

朝、起きて椅子に座っていると、足のふくらはぎの下あたり、アキレス腱の上あたりが、なぜか痛むことに気付いた。なんだと思い、触ってみると、皮がめくれて水が出てくるではないか。どうやら、寝ている間に、器用な事にこのあたりを掻いたり擦ったりしていたようだ。仕方がないので風呂に入る。
風呂で湯を傷口にかけると、なぜか激痛が走る。子供だったら泣いていたに違いないほどの痛みだった。しばらくすると慣れてきたので放置していると、なぜか皮がめくれた部分が白く変色している。指で触るが、特に変化は感じられない。風呂から上がると、なぜか元の状態に戻っていた。
そうか、皮がめくれたところに湯をかけると、白くなるのか。ひとつ、賢くなった。しかし、残念ながら、この知識が役に立つ日は永遠にこないであろう。いまだに痛い・・・・

2010/01/03

Wikiの無い世界

最近のネットニュースで、wikiの編集者が大量に辞めてしまった、というものが伝えられていた。しばらく前から話題に上っていたようなのだが、私は恥ずかしながらまったく気付いていなかったが、これはもっと大きく伝えられてもよいのではなかろうか。
このところ、何か調べ物をしようと、GoogleなりBingなりで検索すると、対象にもよるがWikiにヒットする可能性が非常に高く、さらに必要な情報がまとめて掲載されていることで、大変に重宝する状態となっている。一般の百科事典なんかと違うのは、結構タイムリーな話題であったり、マイナーな事項についても、事細かに説明されている点が非常にありがたく、編集されている方々には頭が下がる。
そんな善良な編集者がなぜ、大量に辞める事態となっているのかと言えば、まず、Wikiのサイト自体がかなり成長してきてことで、初期の頃と比較して、サイトを管理するために、編集にあたっての様々な制約事項などが登場してきたことが挙げられている。以前の自由に誰でも編集できる、というような気軽なものでなくなってきた、という面が影響してきたと言うことのようだ。それ以外にも、自分が記載した記事が他の編集者に改変、あるいは削除されてしまう、という事も頻繁に発生し、それが編集者にとってのフラストレーションになってきた、という事も挙げられている。
善良な編集者の善意によって支えられてきたWikiだが、このまま編集者の流出が止まらず、悪質な、あるいは質の低い編集者が跳梁跋扈するようになってしまえば、このすばらしいシステムは終焉を迎えることになるのだろう。それは、調べ物をする際のツールがひとつ失われるという事に止まらず、みんなで何かを作っていく、Web2.0という考え方そのものも、発想の転換を迫られるほどの事態だと言えよう。いずれにせよ、wikiは終わって欲しくない。なにか困ったときに、どうしたらいいのか、途方に暮れてしまうではないか。