2008/02/29

踊り場なんて言われても

日銀の水野審議委員が28日に講演で、日本経済を現状分析した結果について踊り場的な状況にあると説明を行ったらしい。要は景気の現状は拡大でも縮小でもなく、どちらに進むか予断を許さない状況であると言うことだが、そういう時こそ、どう行動していくべきかを示すのが日銀の役割なんだろうとは思うものの、そういう発言は特になかったようである。
要するに日本経済は停滞していて、先行き不透明だ、と言うことを解説した訳だが、そんなことはいちいち説明していただかなくとも、ニュースを毎日見ていれば自然と分かることで、一体この人は何をどう分析したのか教えてほしいくらいだ。
それにしても、ついこの間までは、緩かな回復としていたのが、景気回復を実感する前にもう停滞がやってきたというのにはかなり意気消沈してしまった。まあ、よくなると本気で思っていた訳ではないので、半分冗談だが、それにしても数値としては回復しているはずの景気を実感できないのはどうした訳だろうか。それは、日本における格差がどんどんと拡大しており、景気の回復よりも格差の広がりの方が大きいため、体感としては景気が減速していると感じてしまうからではないだろうか。
一度、広がった格差は二度と縮まる事はないだろう。こういう時のいい言葉が日本には古くからある。



上見て暮らすな、下見て暮らせ!




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2008/02/28

日本の得意芸が始まった

このところ、世間を驚かせるニュースが矢継ぎ早に報道されており、世間の目はメディアも含めて釘付けである。沖縄の海兵隊員による少女暴行事件に始まり、国民の生命と財産を守るべき自衛隊の護衛艦が事もあろうに漁船を踏み潰し乗員二名は未だに行方不明。かと思ったら今度はロス疑惑の三浦被告がなんとサイパンでアメリカの警察に逮捕、拘留されるという、なんだか訳の分からないニュースまで飛び込んできた。
あれよあれよと言う間に、移り気というよりは喉元過ぎれば物忘れのよい一般市民は、もはや今国会の代名詞とも言うべき道路特定財源の話など頭の片隅にも残っていないだろう。日本というのは不思議な国で、国民の興味が向けられて自民党が困窮すると、ゴシップに近いニュースが次から次へと報道されて、気付かないうちに重要な事柄はいつの間にか決まってしまい、しかもそれは殆んど報道されることもない。なんと御しやすい国民なのだろうか、とは誰の台詞だったかな。

2008/02/27

犯罪者天国にバンザイ!

去年、コンビニで万引きをして店員に見つかった19歳の男性が、所持していたナイフで店員を刺殺した事件の公判が行われた。未成年なのでニュースでは少年と表現しているようだが、19歳にもなってナイフを持ち歩き、あまつさえ人を刺し殺すような輩を少年と呼ぶのは、少年に対する冒涜としか思わない当コラムでは、遠慮なく被告男性と呼ばせてもらう。
公判の中で被告は、殺意がなかったと主張しているが、犯行現場であるコンビニにナイフを用意して足を運び、見咎めた店員から逃れるために刺殺しておいて、なおかつ殺意を否定するとはどういう了見なのか。これがその場に落ちていたナイフで偶然刺してしまったというなら、まだ説得力もあろうと言うものだが、ナイフを用意していた時点で殺意があったとみなすべきであろう。これで殺意がなかったと認められるのであれば、世の中に殺意を抱いている犯罪者など殆んどいない計算になるのではないか。
被告の弁護士も、自首が成立すると主張しているようだが、単に防犯カメラに自分の姿がはっきり写っていて、到底逃げられないと逃走を断念しただけであり、殺害したことに対して何ら罪の意識を感じていない被告に対してまで自首の成立による刑の軽減を求めるのは、自首という制度の精神に大きく反するものであり、このように犯罪者の擁護こそ人権の守護者たる弁護士の責務だなどと偉ぶって講釈を垂れる弁護士には、資格の剥奪も含めて即刻、厳正な対処をお願いしたい。冤罪論議みたいな言葉遊びに興じてないでさ、ね、鳩山法相?

2008/02/26

日本はいつ破産するか

借金大国として知られる日本が、またまた借金の額が大きく増えて、過去最高の838兆円になっていることが明らかとなった。日本の国家予算を80兆円としてもその10倍を超える額に達しており、年収600万円の世帯が6000万円もの借金を抱えている状態とほぼ同じと言える。
通常の家庭であればとっくの昔に破産宣告を受けて、家族揃って路頭に迷うところだが、なぜか国家というやつは不思議なもので、今のところはまだお金を貸してくれるお人好しが後を絶たない模様だ。それもこれも、何度、不誠実な政治家に騙されて、高い税金を払い続けることになっても、大人しく従う奴隷市民と、財務省にそっぽを向かれてはたまらんとばかりに、紙切れになると分かっている国債を買い続ける金融機関の努力の賜物である。もっとも、その金融機関の資金とて、一般市民の貯蓄から支出されているのだが。
こんな状態がいつまでも許されるはずもなく、諸外国からはいつ破綻するのかだけが問題の借金王国日本だが、その破綻がどういう形で訪れるのか、よく金融アナリストが口にする借金棒引き、いわゆる債務不履行宣言、デフォルトで幕を閉じるのかは、神のみぞ知る、というところであろうか。個人的な期待としては、国が破産する局面で債務不履行宣言以外にどういった選択肢があるのか、生で観察できるまたとない機会であるので、よくあるようなつまらない形だけは避けて欲しいものである。そのときになって、これまで従順に国家に支配されてきた日本国民が、どういう態度にでるのか期待する反面、この奴隷根性が染み付いた一向に自立できない日本人には、どうせ何も出来はしないという半ば侮蔑に似た気持ちも大きいが。



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2008/02/25

それ以外に浮かばねぇだろ

昨日、2月23日に種子島宇宙センターから超高速インターネット衛星と銘打たれた情報通信衛星の打ち上げが行われ、無事に衛星軌道に乗ったことが確認された。このあと、軌道を調整して静止軌道上に配置されるものと推定される。この情報通信衛星は山間部や離島など高速インターネット回線が提供されていない地域においても、高速な通信インフラを利用可能とすることの技術実証実験を目的としているが、現実的には費用の問題があったり(普通の衛星放送と違って、地上側は受信だけできればいい訳ではなく、送信も出来なくてはならないので、高額の設備が必要となる)、通信のリアルタイム性に問題があったり(いくら光の速さだと言っても、光ファイバーで直結したのと比較するとやはりタイムラグは無視できないくらいの大きさだ)、厳密には離島がカバーされていなかったり(奄美群島はカバーされていないらしい)と、色々と問題があるため、災害時の緊急通信くらいにしか利用できないのではないか、という意見が根強くある。
確かに、離島や山間部でインターネットのブロードバンド環境が利用できないのは、技術的な問題というよりは費用的な問題が主であり、光ファイバーの伝達距離が足らないなどという技術的な問題では無いため、純粋にコストが削減できないのであれば、無用の長物となるのは目に見えている。実証実験の成果を受けて、2010年あたりには商用サービスを前提とした衛星の打ち上げが計画されているらしいが、本当に何かの役に立つのかという懐疑的な視点で検証実験を行ってもらいたいものである。とは言え、所詮はお役所仕事、どうせ検証実験など行う前から商業的に成り立つかどうかなどそっちのけで、次の衛星を打ち上げることだけは既に決まっているのであろう。一番の目的は、国産のH2Aロケットの打ち上げ実績を積み増して、信頼性を諸外国にアピールしてロケットビジネスを少しでも拡大することが重要と考えているのであろう。もはやロケット先進国に太刀打ちするのは不可能だと言われて久しいが、それでもまだ未練がましくしがみついているのは、政府からの補助金が目当てなので、断念することは未来永劫ないのだろう。。。
ちなみにこの情報通信衛星の名前は「きずな」。何と何を繋ぐ「きずな」なのか非常に疑わしいが、「きずな」と聞いて思い出すのは「レイ、心のむこうに」くらいであろう。どうして・・・これに乗るの?きずなだから。はぁ、可憐だ。萌え~(あんた、バカァ?



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2008/02/23

成田空港は必要なのか

あまり人には教えたくないが、4月から羽田-香港間の直行便が就航することになった。しかも、不定期に飛ぶ訳ではなく、1往復ではあるが毎日、利用することができるらしい。公表当初は料金が発表されておらず、成田との棲み分けのために料金が高く設定されるのでは?と心配していたが、最近になって設定された料金を確認してみたところ、成田-香港間の料金とほとんど変わらない(同じ?)ということが判明した。
問題は発着時間で往路の羽田発が20:45、香港着が翌00:30、復路の香港発が01:30、羽田着が06:45となっていて、日本に帰ってくる場合はともかく、向こうに深夜に到着してどうやってホテルまで移動すればいいのか、という問題はあるが、金曜日に仕事が終わってから飛行機で香港に移動し、土日を使って楽しんだ後で月曜早朝に日本に戻りそのまま会社に行く、なんて冗談だと思っていたような旅行が気軽に楽しめるようになりそうだ。
そう、この気軽に、というのが一番求めていたものなのだ。これまで香港に行こうと思ったら、およそ人が住むとは思えない成田とか言う僻地まで電車で2時間以上もかけて移動しなくてはならず、帰ってきたときも同じだけの時間をかけて人里離れた片田舎から家まで戻らなければならない。これが羽田という都会の目と鼻の先にある空港が利用できることになれば、仕事を終えてものの30分程度で、飛行場で出国手続きを取ることも可能なのだ。なぜ高々数時間で到着する香港に行くために、数時間もかけて飛行場までいかなければならないのか、これまで甚だ不便を感じていたのが、解消されるわけである。これを利用しない手はないというもので、早速予約状況を見てみたところ、4月11日出発、14日帰国のパターンでは、既に割引切符は売り切れとなっていた。むう、みんな素早い。。。
こうなると、成田空港の存在意義は薄れてきて、羽田空港をどんどん拡張して国際線が多く離発着できるようにしていこう、という声が高まるのは明白である。羽田空港からも同じように国際線が利用できるとすれば、誰が好き好んであんな僻地の空港を利用するというのであろうか。いまさらながら、成田に空港を作ることを決めた日本の政治家連中の頭の悪さにはあきれ返ってしまう。もう少しなんとかならなかったものなのか。今後は成田はあくまで地方の1空港、あるいは物流を主とする輸送基地として機能していただき、主に旅客を目的とする便は羽田を利用するように、調整を進めてもらいたいものである。



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2008/02/22

中年男の女装を目に焼き付けろ

埼玉県新座市にある、県立新座高校で、女子生徒の制服をきて敷地内に侵入した38歳の男性が不法侵入の現行犯で逮捕された。この男の名は南平哲典。私のプロファイリングによれば、彼は独身でインターネットで女子高生物のアダルト動画を見ることだけが趣味で、会社では年下の上司にペコペコしながら内心では「このチンカス野郎が」などと思っているうだつの上がらないサラリーマンで、2DKのアパートにはいつ干したのかも分からない薄汚れた布団が敷かれている。平日、コンビニに朝と夜の計2回立ち寄り、食事は弁当とカップ麺と決めている・・・・
何を思ったか南平容疑者は、いや現行犯だから正確には容疑者と言うのか分からないが、インターネットオークションで手に入れた女子高生の制服に自ら袖を通し、その姿を見てもらいたくて高校に侵入したそうだが、普通に商店街を練り歩くとが、秋葉原でオタク仲間と楽しく語り合うとかで、なぜ止めておけなかったのか。自分の制服姿を、制服を着た小娘に見せていったい何が楽しいのか、理解に苦しむ。まあ、変態と一言で片付けてしまうと身も蓋もないが、今回ばかりはそれ以外には仕方がないか。

2008/02/21

溜飲を下げるとはこの事か

今日、東アジア選手権で中国と対戦した日本代表は、中国の猛攻を凌ぎきって1-0で勝利を収めた。冷静に応援を続ける観客と対照的に、中国側から金を貰っているのではないのか、と思われるほどの一方的な判定に逆上することなく、どんなに反則を繰り返されても冷静さを失うことなく最後まで戦い続け、勝利を収めた一戦は、まさに溜飲を下げたと言うに相応しい戦いであった。
常にフェアプレーを心がける日本と、反則を犯してでも攻撃を仕掛けてくる卑劣な中国に対して、常に審判は中国よりの笛を吹き続け、次から次へと中国の反則は日本の反則としてボールは中国に渡され、明らかに退場だと思われるような中国のプレーに対しても単なるファールとして試合を続行する、度を越えたアウェーの洗礼に、選手よりも解説者の方が激昂する中、日本代表は一歩も退くことなく、最後まで勇気をもって戦い続けたことに、賞賛の拍手を送りたい。
それにしても、いくら中国で行われているとは言え、ここまで中国よりの判定は、いくらホームチームとは言え度を越しているというものではないだろうか。このまま、オリンピックを迎えた時、他国の試合はいざ知らず、日本対中国の試合が行われた場合、同じように一方的な判定が下されてしまうのではないか。秒数や距離を争う競技なら、審判の判断が入る可能性が小さいため、ある程度は公平な判定が下されることが期待できるが、格闘技や、球技などの審判の判定が大きく試合結果を左右するような競技の場合、全て中国に有利な判定が下されてしまうのではないか。そういう不安を十二分に抱かせるに足る結果であったと言わざるを得ない。この判定が今後も続くのであれば、不退転の覚悟を持って、北京オリンピックをボイコットするか、あるいは公平な判定が行われるべく、政治力を駆使して国際競技団体に働きかけていく必要があるのではないか。
まあ、後者の案は少なくともスポーツを所詮遊びの一環としか捉えていない日本では考えにくいから、やはりボイコットするしかないのか。何しろ政治家が働きかけて、日本に有利なルールに改定させることなど、思いもつかないお国柄だから仕方がないだろう。ヨーロッパ諸国が、バレーボールで日本に勝てないのに立腹して、日本に不利になるようにルールの改定を働きかけて、東洋の魔女とまで呼ばれた日本のバレーボールを葬り去ったのとは対照的であろう。まあ、政治家がスポーツに興味が無いのはお金が入ってこないことも理由だが、国民が政治とスポーツを結びつけて考えないことが大きな理由なので、どうしようもないのだが。まあ、スポーツの強さは国民の強さと同じというのは、政治家の強さが国民の強さと同じ、というのと変わらないので、要は国民の意識の問題、ということか。



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2008/02/20

あたご、漁船を踏み潰す

今朝未明、最新鋭のイージス艦あたごと民間の漁船が衝突するという海難事故が発生した。あたご側には見たところは損傷が無い模様だが、漁船の方は船体が真っ二つに切断され、波間を漂っているのが朝のニュースで中継されていたが、親子二人の乗組員は今なお行方不明のままとなっている。どんな漁船だったかは不明だが、7700tの巨艦に衝突されてはひとたまりもなかったのであろう。
自衛隊の幕僚長あたりが会見で、「護衛艦は回避行動を取っていた」と偶然の事故と言いたいのか責任は無いと言いたいのかよく分からない弁明をしていたが、この事故が原因で善良な市民二人が海で行方不明となり、恐らくは死亡したのは間違いない事実である。まずは捜索に全力を挙げて取り組み、一刻も早く二名の乗組員の発見に努めてもらいたい。
それは当たり前の事なのだが、問題はなぜ最新鋭のイージス艦が漁船ひとつ回避できなかったのか、と言うことだ。イージス艦に搭載されているイージスシステムはアメリカを始め世界でも数ヵ国でしか導入されていないハイテク兵器であり、日本のシーレーンを守る防衛の要である。そのイージス艦が何のステルス機能も搭載していない単なる漁船に衝突しているようでは、北朝鮮の工作船がやってきたら、あっと言う間に撃沈されてしまうのではないのか。なんとしても事故の原因を究明し、国防上の弱点とならないように諮って欲しいものである。



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2008/02/19

もう鉄は使えない

新日鉄とJFEが鉄鉱石会社と来年度の価格交渉を行ってきた結果、65%以上の大幅な値上げで合意したと発表した。新日鉄とJFEはコスト上昇分を販売価格に転嫁する予定との事で、その影響が懸念される。
鉄と言えば殆んどの工業製品に欠かせない部材であり、経済の根幹に関わる重要資源と言えるが、それが65%もの大幅値上げされるとは、一体どういう事なのだろうか。船や飛行機、電車、自動車から果ては三輪車まで、乗り物と呼ばれるものは鉄を中心に製造されている。これらが全て大幅に値上げされた場合、日本経済に与える影響はどれほどのものがあろうか。
それだけではない。非鉄製品と言えども生産ラインは鉄製品抜きには考えられないし、農作物だって農機具は鉄製品だし、輸送手段もしかりである。日本中のありとあらゆるものの価格が大幅に上昇する可能性があるのだ。この事態を政府・自民党は一体どう考えているのか。道路ばかり作って、日本の将来を見据えた国家戦略を棚上げしてきた責任は極めて重大であろう。
もっとも、現代の金属製品で鉄がどのくらいの割合を占めているかで影響は大きく変わってくる。願わくはそう高い比率ではないことを。

2008/02/17

JALって何じゃ・・・いや。

2月16日、新千歳空港で管制官の指示が無いにも関わらず、日本航空の旅客機が離陸を開始し、着陸したばかりのこちらも日本航空の旅客機と衝突しかねない重大トラブルを引き起こした。幸いにも、状況に気付いた管制官が懸命に停止命令を発したおかげで、事故は未然に防がれたが、それで日本航空が犯したミスが帳消しになる訳ではない。
日本航空は、同様のトラブルを2005年にも引き起こしており、その際に再発防止策として、管制塔の指示は機長と副操縦士が相互に指示内容を確認しあう手順を運航規程に盛り込んでおり、そんな中で引き起こした今回の未遂事故は極めて重大であると言わざるを得ない。再発防止策が何ら効果的に機能していないことは明らかであり、直ちにより一層の改善策が求められるが、そこで出されてきた改善策の内容についても、その有効性を国土交通省なりが慎重にチェックすることが必要となろう。業界内でも「なぜ日航で同じミスが起きるのか」との疑問の声が上がっており、既に失墜している日本航空に対する信頼は、まさに地に堕ちたと表現するしか無いが、残念ながら既に地に堕ちている信頼が、更に凋落することを表す言葉が見当たらない。
また、今回の未遂事故のあと、機内の乗客への対応についても非難の声があがっている。午前10時半にトラブルが発生してから午後2時に欠航することが決定し、乗客は全て降ろされたのだが、その間、乗客に対して状況の説明などは一切なく、延々と3時間以上も機内に缶詰状態で放置されていたのだ。乗客の事をコンテナに詰められた荷物と同じくらいにしか捉えておらず、欠航してしまったから別の便に詰め替えよう、程度にしか考えていないのではなかろうか。ただ、この期に及んでもまだ日本航空の旅客機に搭乗しようという奇特な方が大勢いるのが私には一番の驚きではある。
ちなみに、国土交通省の重大インシデント報告書を見てみると、2005年からこれまでの間に、日本航空は系列各社の合計で5件のトラブルを発生されており、これが6件目となる。これに対して全日空は系列各社の合計で4件となっている。明らかに日本航空の方がインシデントが多い、ということを確認しようとしたのだが、件数があまりにも少なすぎて、残念なことに統計学的には殆ど意味をなさない。せめて100件単位で報告されていれば、とは思うが、さすがにそんなにポンポン問題が出ていたら、いくら能天気な日本人でも搭乗するのを躊躇うようになろうと言うものだ。だが、だからと言って今回の日本航空のトラブルや乗客への不誠実な対応が許されるわけではなく、断固として利用者の方々は抗議をしていただきたいものである。幸いな(残念な?)事に、私は全日空系列にしか搭乗しないので、特に抗議を行う資格もなければその気もない。日本航空マニアの方々を気の毒に思うくらいか。ご愁傷様・・・・



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電気自動車は本当にエコなのか

??5日から羽田空港で、非接触で充電が行えるハイブリッドバスが試験的に運行を開始した。停留所の地面に埋め込まれたコイルから電磁誘導を使い、バスの中に設置されたバッテリーを充電できるらしく、それだけで平地であれば15Kmくらいの距離を走行できるらしい。なんでも、いちいちプラグなどを繋いで充電する煩わしさから解放されるのと同時に、急速充電を可能とし、低公害で環境にも配慮できるとのこと。
確かに、電源プラグを接続することなく充電できるのは便利であるが、非接触で充電する場合、無駄に拡散してしまう電気はどのくらいあるのだろうか。地面に埋め込んだコイルが生成する電磁場のエネルギーを、バスに搭載されたコイルが吸収して充電するわけだが、二つのコイル間にはそれなりの距離と地面とバスの車体という二つの障害物があるなか、何%くらいのエネルギーが空中に拡散して無駄になってしまうのかが、非常に気になるところである。
そもそも、電気で走る電気自動車は、本当に環境にやさしいのだろうか。確かに、有害物質を撒き散らしたり、走行中に地球温暖化の原因とされている二酸化炭素を排出することはないだるが、充電に必要となる電力は、どこかで生成しなくてはならないものである。この電力を火力発電で賄うとすれば、送電する途中で失われる電力を考えると、ガソリンで直接走行した方がまだ環境にいいのでは?と思えてしまうほどだ。原子力発電で賄うのであれば、常に核物質の拡散に怯えなくてはならず、環境以前の問題を解決できない。水力発電は巨大なダムを山間部に何基も設置が必要で、既に自然環境への負担が叫ばれる中、これ以上の設置は致命的な被害を与えかねない。それでは、風力発電や、太陽光発電はどうだろうか。
いまのところ直接的な問題は発生しないクリーンなエネルギー源とされているが、果たして本当にクリーンと言えるのかは、長期的な検証が必要だろう。なぜなら、地球環境全体におけるエネルギー循環システムそのものから電力を取り出す仕組み以外の何物でもないからだ。風力発電機を山のように設置した場合、吹き抜ける風からエネルギーを取り出した分だけ、風は弱められる。これまではそのまま吹き抜けて地球全体の大気の流れを形成していたものが、各地で少しずつと言えどエネルギーを奪われることで、どんな影響が出るのかは、現時点ではあまり考慮されていない。太陽光発電にしても、地面を暖めるはずの太陽光から電力を取り出すことで、地球環境におけるエネルギーの循環にどんな影響があるのかは不明である。エネルギー保存の法則から言えば、どこかでは何らかの形で放出されるため、大きな影響は無いかもしれないが、今後の科学の進歩が解明してくれることに期待したい。まあ、人類はそれほど頭がよく無いから、環境に悪いと分かった時点ではどうしようも無い状態に陥っているかもしれないが。



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2008/02/16

小麦はどこまで上がるのか

海外からの輸入価格が原油と同じように右肩上がりになっている小麦の価格が、更に上昇することが確実となった。政府が輸入して業者に卸している小麦の価格がおよそ30%ほど値上げされることが決定されたのだ。しかも、コスト増分を全ては転嫁されていないため、今年の10月くらいには、更に値上げが見込まれるという。
税金は上がり、労働者の控除は次々と廃止され、原油価格の上昇に伴い、ガソリン/電気代/ガス代などエネルギー価格は上昇し、小麦以外の食料品も次々と値上げが行われ、一般の労働者世帯はどうやって今の生活を維持しろというのだろうか。いや、維持などできはしない。これから先に待ち受けるのは、生活レベルの削減と貧困層の増大である。
膨大な数の貧困層が生み出され、賃金は低下する中で生活必需品や食料品の価格は上昇を続け、これから庶民がどうやって生活していくのか、日本のこれからが非常に心配されるところだが、政府にはこの状態を改善する気配は全く感じられない。やはり、「100円で出来る今晩のおかず」みたいな本を買っては、生活費を切り詰めて、まるで戦争中かと思うような暮らしに戻っていくしか道は残されていないのだろうか。
まあ、まだ配給された米を取り合って、隣近所と殴り合いを始めないだけ、マシと言うことか。

2008/02/15

チョコ渡し隊

バレンタインデーの今日、警視庁交通部の女性白バイ隊「クイーンスターズ」が、東京都新宿区で二輪車のライダーに対してチョコを手渡し、安全運転を呼び掛けるというイベントを行ったらしい。
事故で死亡する確率の高い二輪車ライダーに、交通安全を呼び掛けるという目的は十二分に理解できるが、なぜ走っている二輪車をわざわざ停止させてまでチョコを手渡さねばならないのか。二輪車を運転している方々にとってはいい迷惑なのではなかろうか。
何の違反をしたわけでもないのに、いきなりマイクで声を掛けられて停止させられた挙げ句、チョコを手渡されて安全運転を呼び掛けられても困惑するか怒りを覚えるかのどちらかは微妙だが、喜ぶ人間はあまりいないのではなかろうか。声を掛けられた弾みで驚いて転倒でもしたらどうするつもりなのか。
はっきり言って、予算の無駄遣い以外の何物でもなく、来年以降は中止してもらいたいものである。こんなことに使う予算があるのなら、違法駐車をもっと厳しく取り締まれっちゅうの。

2008/02/14

世界が変わる日

いつか来る、そのうち来ると恐れていた日がついにやってきた。お節介な窓更新が頼みもしないのに、日本中の個人計算機に、家7を配り始めたのだ。これまでは自分で配給を受けに行かなければ手に入らなかったものが、黙って座っていれば戦時中の赤札よろしく届けられるようになったのだ。
もちろん、感想は人によりけりで、待っているだけで、しかも無料で貰えるなんて、こんなありがたい事はないと思う人もいれば、ただより高い物はないと思う人もいるだろう。私はと言えば、まるで家畜に餌を与えるように、あるいは刑務所で囚人に食事が配られるかのように感じられて、非常に抑圧された感覚に囚われてしまうのだが、皆さんはどうだろうか。
しかも何が一番困るかと言えば、最初に受け取る家7は、これまで配られてきた家6までと同じ様に、防犯穴が大量に開いていて、情報が盗まれたり漏れてしまったりする確率が非常に高いのが疑念を挟む余地もなく確かと言うことだ。取り敢えず、暫くは静観して世間の動きを注視するのが分別のある大人の正しい行動と言えるだろう。窓更新は控え目に!

2008/02/13

楽天の優勝セールを見てみたい

プロ野球・楽天イーグルスのキャンプ地をオーナーの三木谷氏が視察に訪れた際に、監督の野村氏が三年契約の最終年にあたる今年、悲願のAクラス入りを飛び越えて、パリーグ制覇を公約したらしい。
確かに、去年の新人王を獲得した田中将大に加えて、大学・社会人ドラフト1位の長谷部投手の加入で、投手陣は厚みを増し、ここに今年に復活を掛ける岩隈が期待通りの働きをしてくれれば、優勝も文字通り夢ではないだろう。
しかし、私が一番興味をひかれるのは、楽天イーグルスが優勝した時にどんな優勝セールが行われるのか、という点である。ご存知の通り、楽天イーグルスは東北・仙台のチームであるから、当然ながら仙台市内及び東北全域で優勝セールが催されることは想像に難くない。問題は楽天イーグルスの親会社である楽天が、まごうことなき日本最大のオンラインショッピングモールだと言うことだ。当然の期待として、楽天市場全体での優勝セールが頭に浮かぶ。
セールの内容としては、各ショップが激安商品の販売を始めるとか、楽天ポイントが10倍になるとかは予想の範囲内だから、ライバルのソフトバンクに対抗して「予想外」のセールを行ってくれるに違いない。早く優勝しないかワクワクしてくるね。その前に優勝セール支援システムを作らないとナ?
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2008/02/12

岩国が受け入れるまで我慢してたのさ

また沖縄で、米兵による痛ましい事件が発生した。悪名高き海兵隊所属の兵士により、たった14歳の中学女子生徒が暴行されるという、前代未聞と言いたいところだが、実のところ沖縄では日常的にいつ発生してもおかしくないと思われていた事件が、再び実際に起きてしまったのだ。個人的な心情としては、暴行を受けた少女や、その親御さんの気持ちはいかほどかとも思うし、それなりの同情も湧いてくる。しかし、それもこれも、数年前にあった沖縄の米軍に対して補助金の打ち切りを覚悟してまで反対するのか、それとも補助金に目が眩んで容認するのかで知事選を争った際に、補助金に目が眩んだ沖縄の人々が、自分たちの家族が米兵の犠牲になる可能性が増大することを無視して選択したツケが、ようやく廻ってというだけのことなのだ。
米軍をどうするのか、沖縄をどうするのかと、いまさらのように騒ぎ立てている輩は多いが、既に沖縄の人々は補助金を受け入れる代わりに、こういう被害に会うリスクを負うことを選択しているのだ。いまさら、事件が起きたからと言って、多額の補助金を受け取った後でやっぱり米軍には出て行ってくれ、などと都合のいい論理は通らない。随分前に私はこのような結果になることを予見し、警告を発してきたが、沖縄の人々は見事に警告を無視し、米軍を受け入れる事を選択したのだ。愚かな選択をした沖縄県民に対して、今の状況を見ても憐憫の情など湧いてこず、ただ単に蔑みの気持ちがあるだけだ。未来永劫、沖縄には米軍駐留地として補助金付きのリスクを背負ってもらうしかない。
事件は、まるで時を計っていたかのように、岩国市長選の投票が終わった直後に発生している。まさかとは思うが、岩国市長選は米軍の再編計画においても、艦載機を移転する先が見つかるかどうかという重要なポイントであるため、市長選が終わるまでは問題を決して起こすなと、外出禁止令でも出されていたのが、選挙が終わったところで禁止令が解除されて、気が緩んで外出した米兵がつい、暴行事件を起こしてしまった、などというのではなかろうな。だが、もしそうだとしても、いまさら岩国市民が騙されたと叫ぼうが、米軍駐留反対を唱えようが、とき既に遅し。既に犀は振られたのだ。岩国市民の未来には、米兵の犯罪行為に怯える暮らしが待っている。予言しよう。事件は必ず発生し、その時になれば岩国市民も選択の過ちに気付き、米軍の駐留に反対するかもしれないが、沖縄の例と同じく、私はそんな身勝手で無恥な輩を許したりはしない。そんな輩にはこう言うのだ。



欲に目が眩んだ金の亡者どもが。


自業自得だ。バカめ!





それにしても、なんで日本のマスコミにいるコメンテーターはこの程度の事も言えないのかね。アメリカとかから刺客が送られてくるわけでもあるまいに。「岩国の人々は補助金に目が眩んだようですね」とかさ。情けな~~。
追伸
なんか批判するばかりじゃなくて、代案を出せとかいうコメントが付いたけど、連絡先も何もないのでとりあえず無視。どうせ議論しても大したことは言えないバカだろう。だいたい、岩国市民が出した愚かな選択の結果に対して、代案ておかしいんじゃないの。バカな選択をしたもんだ。以上、終わり。ま、簡単に言えば、考える事を放棄する案と、よりよい案を考え続ける案の、どちらかの選択を迫られて、考える事を放棄する案を選択しただけ、ってことかな。AAAさん、分かるかな。ま、見ることもないか(笑)
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2008/02/11

結局、日本人は金なのか

昨日、投票が行われた岩国市長選挙で、米軍機の移駐容認派である福田氏が僅差で当選した。これで、岩国市民は何万人もの米兵と共に大量の軍用機が駐留することになっても、自分の家族が米兵に性的の如何に関わらず暴行を受けようが、犯罪発生率が上昇しようが、抗議活動をする権利は放棄したとみなしていいだろう。要するに、国からの補助金を欲するあまり、平穏無事な生活を犠牲にすることを選択したのだ。愚かの極みとしか言いようがない。
たしかに、政府のやり方も姑息で、艦載機の移転を認めない方針を打ち出したとたんに、財政難にあえぐ岩国市に対して嫌がらせのように市庁舎の建て替えに対する補助金をストップし、どこかのコラムニストが書いていたが、現代版の兵糧攻めとも言うべき施策で攻撃してきたのだ。それに対して、岩国市の財政は困窮の度合いを増すばかりだったが、結局は政府に膝を屈して、艦載機の受け入れを承諾するかわりに補助金を受け取ることを選択したのだ。
政府の施策も気にいらないが、岩国市側にしてもなんとお粗末な対応なのであろうか。結局のところ、自力で何かを改革することはできず、なんら新しい策を打ち出すことも出来ない挙句に、政府の補助金に頼ることで当面の財政難を凌ぐことしかできない無能さを露呈した市を、今回の選挙で追認することとなってしまった市民も、同じく無能であり同罪である。なんという情けなく愚かな選択であったろうと、これから発生するであろう数々の問題を前にしてから後悔しても時すでに遅し、であろう。とにかく、岩国市は艦載機を受け入れるということで結論は出た。これで日本とアメリカの付き合い方、端的に言えば在日米軍をどうしていくのか、という本質的な議論も、当然の帰結として先送りされてしまうことが確定的となってしまった。日本の行く末を決める大きな流れを変えてしまった岩国市民の責任は重い。
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Windowsのパスワードって

このところ必要性がなかったもので、動向をさっぱり見ていなかったのだが、Windowsのパスワードを解析する手法はどんどん進歩していっていて、最近ではものの数分で、Administratorのパスワードでも簡単に解析できてしまうらしい。こちらのサイトで詳しいことが書かれているが、「Ophcrack」というツールを使うことで、いとも簡単にパスワードを入手することができてしまうらしい。個人的には、Administratorのパスワードを忘れてしまった時に、非常に重宝しそうなツールだが、PCを子供に与えている親にとっては頭痛の種だろう。Administrator権限は与えないで、利用方法を限定していたつもりが、いつの間にかAdminitrator権限をとられてしまい、気が付けば子供の好き勝手に遊ばれている、なんてことが現実に起こってしまいそうだ。
ただ、そんなことを心配するような親であれば、それなりの対策をとったり、事前に使い方を決めておくだろうから、こんなことになってしまうことは無いのではなかろうか。それにしても、この親、頭が悪いというべきか、浅慮に過ぎたというべきか、掛けるべき言葉が見つからず困ってしまう。子供がハードディスクパスワードを掛けてしまって、どういう使い方をしているか、分からなくなってしまって困っているということを言いたいのだと思うのだが、Windowsのパスワードとハードディスクのパスワード、BIOSのパスワードの違いも分からないで、子供にPCの利用方法を指導しようなんて、おこがましいとしか言いようが無い。普通、他人(というか子供だけど)に自由にPCを使わせたくないのであれば、BIOSパスワードを掛けて、起動デバイスを制限して、決して操作権限を奪われないようにするのが普通ではないのか。
回答の中で、「お子さんの年令のもよるでしょうが、大抵の場合において親御さんよりもパソコンに通じていることが多いです」なんて書かれているが、私の周りで子供よりもPCのことが分かっていない人など、未だかつて見たことがない。子供が使い方に困って質問してきたときに、分からないからググッて調べてよ、とでも返事するつもりなのだろうか。こんな時代遅れの親にPCなど扱わせているから、踏み台にされてしまうPCが後をたたないのだ。PCも車の運転と同じく、ある程度以上の知識を持ってからでなければ、使用できないように免許制にするべきではなかろうか。
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2008/02/10

前代未聞の不祥事でも角界は動じず

年端もいかない若手力士が部屋での稽古中に振るわれた暴行により死亡した事件は、ついに元親方と現役力士3人が逮捕されるという事態にまで発展した。息子を稽古と言う名の暴行で失った親御さんの心痛は察して余りあるものがあるが、事件の首謀者が逮捕されたところで溜飲が下がったなどという筈もなく、今後も同じような事件を起こさないための礎となって初めて、無くなった少年も浮かばれるというものである。
しかしながら、各部屋及び親方に対して、管理・監督を行うべき立場の相撲協会の対応は相変わらずで、何も改革を行う気構えも見えなければ、事件に対する責任というものも、全く理解していないとしか思えないその立ち居振る舞いを見るにつけ、相撲人気の復活どころか、ファンと人材という角界を支える2本柱がこれからどんどんと先細りしていくのは、まさに時間の問題という気がしてならない。
先日、4選を果たした北の湖理事長が、親方以下4名が逮捕されたことについて、大変遺憾で残念なことだとコメントを出していたが、一般市民にとって一番残念で納得いかないのは、あんたがいまだに相撲協会の理事長の椅子にしがみついて角界を牛耳っていることだっちゅうの。力士としては大した成績を残したのかもしれないが、組織の頂点に立つものとしての責任感と潔さの欠片もなく、ただただ単純に恩恵に預かっているだけの人物に、日本の国技たる相撲の行く末を任せてよいものだろうか。
願わくば、若手力士の有志が集まり、新相撲協会なるものを設立し、大相撲の興行を現行の相撲協会を押しのけてでも行ってもらいたいものである。目上の者に従うというのが日本の良識であるならば、下克上で上のものを蹴落としていくのもまた、日本の伝統といえよう。若者には、真の意味での自立と発奮を期待したい。
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2008/02/09

ガソリンは値下がりするのかしないのか

衆議院で行われている、来年度の予算審議だが、徹底した討論を行った上で予算案の成立を目指す事で一致していたはずの自民党、民主党だが、予想通りと言うかなんと言うか、早くも頓挫しかかっている。
自民党は討論するとしながらも、最初から暫定税率維持・道路整備拡大ありきで、本質的な議論に応じようとはせず、方や民主党も暫定税率廃止を掲げながらも、党内の反発が大きく対案を提出出来ないでいる。地方に道路が必要だなどという、でっち上げの理屈で道路特定財源という巨大な利権に群がり、甘い蜜を吸おうとする輩のなんと卑しい事か。
そんな中、ようやく民主党にも質問に立ち、本質的な議論を行おうという議員が現れ始めたようで、一筋の光明というにはまだまだ小さな光だが、今後の日本の行く末を決める重大な議案を、真剣に考えて欲しいものだ。ガソリンが安くなるかどうか、早く知りたい気持ちはあるものの、日本の将来のためにも、事は慎重に進めていただきたいものだ。

2008/02/08

死人に口なし

随分前に、新宿のど真ん中で男性の両断死体が発見された事件で、逮捕された妻の歌織容疑者が公判の中で、結婚直後からの度重なる夫からの暴力行為が殺害の原因だとする答弁を行ったらしい。いや、裁判での発言を答弁と呼んでいいのかどうかは正直分からないが、とにかくそういう趣旨の発言があったらしいのだ。被疑者の弁護士も、度重なる暴力行為の影響で、ストレス症候群だとかに陥っていたと主張し、責任能力を争う構えのようだ。
公判が終了して刑が確定するまでは、確かに白黒を軽々しく論ずる事は出来ないが、この女が夫を殺害した事は疑いようのない事実であり、死人に口なしとばかりに責任をいけしゃあしゃあと、殺した相手に転嫁しようとする図々しさを見ていると、到底責任能力が無かったなどとは信じられない、というのが率直な感想である。(どうも、最近では緊縛DVを受けて酷い暴力で怪我もしていたようなことを言っているらしい。怪我の跡とかあれば、とっくに気付かれているんじゃ、という気もするんだけど)
しかし、当初の報道では、離婚したがった歌織容疑者が、有利な条件で離婚しようとしたところが、夫に引き延ばされているうちに、不利な証拠を握られてしまい、思い余って殺したことになっていなかったか。容疑者の弁と、マスコミの弁とどちらが正しいのかも気になるところだが、容疑者の弁が正しいとすれば、マスコミが毎度お馴染みの捏造報道を行っていたのか、それともマスコミにネタを提供した人物がでっち上げたのか、後者だとすれば何の目的で歌織容疑者の立場を悪くするような発言をしたのか。
いよいよこの事件は火曜サスペンスドラマ仕立てになってきた。あ、最初からそうだった。どこかの警察OBが闇の社会が?とか言ってたっけ。闇ってセレブ家庭のことだっけ。
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2008/02/07

消費者とは誰の事か

最近の食品偽装問題や、中国産輸入食品の品質問題に関連して、政府内の議論として消費者庁を設立しようという動きが出てきている。要は、今はこのような問題は、色々な省庁でバラバラに対応しているのを、消費者向けの対策を一元的にまとめて執行する部門を立ち上げようと言うことだが、相変わらずのお役所仕事と言う他ないだろう。
省庁間の垣根を撤廃して、縦割り行政をやめることは考えず、とりあえず新しい事を始めて今の風当たりが弱まるまでお茶を濁しておこうと言う考えが見え見えで、何とも情けない限りである。縦割り行政をやめられないのは、既得権益を手放したくないからであって、全く国民生活の事などお構い無しの政府が作る消費者庁には一寸の期待も持てないどころか、天下りと役職創出の新たな舞台として使い回されるのは火を見るよりも明らかであろう。
そもそも消費者とは一体、誰の事を指しているのか。生産者や販売者が、購入者を指して消費者と言うなら理解出来るが、国から何も受け取っておらず、それどころか多額の税金を納めている納税者をつかまえて、あたかも無駄に資源を食い潰しているかの如く、消費者呼ばわりするとは何事か。まさに労働者を政府の奴隷だと考えているからこその暴挙と呼ぶに相応しい。
嘆かわしい事に、政府にとっては幸いな事に、この日本という国には労働者を代表する政党というものが存在しない。一向に暮らしが楽にならないのもそこに原因があるのだ。自分でものを考えることを放棄した日本国民には、未来永劫、自分たちの事など1ミリも考えてくれない高慢な政府の奴隷として、惨めに生きていのがお似合いというものだろう。

2008/02/06

意味不明:環境会議を設置って?

福田総理の天然ぶり(?)は相変わらずで、サミットに向けた準備だと思われるが、月内に環境会議を設置するのだとか。これだけ地球の温暖化が騒がれて久しいと言うのに、いまさら会議を設置だなんて、ほんとこの人は危機感というか、緊迫感がまるで感じられない点では、歴代総理としても、国会議員としても群を抜いているのではなかろうか。もはや会議で対策を話し合うような段階ではなく、何か実効性のある対策を具体的に推し進めていて然るべき時期にきている。
そもそも、なぜ環境問題に対応するためだけに、そんな訳の分からない会議を設置しなくてはならないのだ。本来、環境の維持・改善に努めるのは環境省の役目のはずで、そのために庁から省に格上げされたのではなかったか。はっきり言って、いまさら環境会議を設置するのはこれまで何ら対策を講じてこなかった事を誤魔化す以外の目的を見い出せないが、愚かな日本国民と違って諸外国の政府や環境保護団体からは厳しく追及されること請け合いである。
もっとも、政府だけが環境問題に真剣に取り組んでいないと言う訳ではなく、ひいては日本国民全体の意識としても、環境を真剣に考えなければいけない、という気持ちに欠けているのだ。自分達の生活や収入を守るのと、地球の環境を守るのと、どちらを選ぶかと言われれば、およそ日本人は自分達を選ぶだろう。まあ、遠からず日本は貧乏国に転落し、石油など欲しくても買えなくなるだろうから、自然と環境が改善されるのを待つとするか。
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2008/02/05

児童ポルノは犯罪だけど

鳩山法相が、児童ポルノを所持しているだけで処罰の対象とすべきだ、という趣旨の発言をしたことがニュースになっていた。死刑の執行が自動的に行われるようにしようだとか、知り合いがアルカイダだとか、女性は産む機械だとか(あ、それは別の人か)、とかく注目を集める発言に事欠かない人である。森元首相も真っ青である。
児童ポルノの所持を許さない、というのは基本的には賛成なのだが、注意しなくてはいけないのは麻薬なんかと違って、単なるコンテンツに過ぎない以上、容易に複製が出来てしまうことである。これは非常に大きな問題となる。
例えば、私が誰か気に入らない奴がいたとして、児童ポルノをそいつにいくつも送り付けておいて、警察あたりに児童ポルノを所持している奴がいる、などと通報するわけである。勿論、元ネタはきちんと処分した上でだ。それに限らず、警察なんかにも疑わしい人間を別件逮捕する際に非常に重宝されてしまうだろう。
児童ポルノなんかに興味を持つ奴はどこかに閉じ込めてまとめて焼き殺していいと思うが、単なる所持を罪とするのは慎重を期した方がいいだろう。しかし政治家というやつは、他人を処罰する法律にはほんと精力的に取り組む奴等である。この調子で政治資金規制法案を作ったら、現職議員は全員牢屋に放り込まれるんじゃないだろうか。
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2008/02/03

なぜ教職員は下着を盗むのか

??月3日、神奈川県で教職員の不祥事がまたまた発覚した。今度は女性の下着を盗んだとして、小学校の教頭先生ともあろうお方が逮捕されたというのだ。調べによると2日にアパートの軒先に干してあった女子大生の下着を盗むところを、同居している男性に目撃されたとのことだが、逃走するときに使用した車のナンバーから犯人が特定されてしまったらしい。
車のナンバー?下着を盗むのにわざわざ車に乗って出掛けて、盗んだらまた車に乗って帰っていたのか?なぜそんな労力を使ってまで、下着を盗まなくてはならんのだ。小学校の教頭先生ともなれば、もちろん社会の規範となるような行動を求められるが、それがつい出来心で盗ってしまったというのならまだ同情の余地もあるかもしれないが(いや、それも悪いんだけど)、盗むためにわざわざ車で出掛けていくとは、そこまで盗みたかったのかと憐れみを覚えてしまうほどである。
前から女性の下着に興味があったと供述しているようだが、小学校に子供を通わせている親からすれば、児童になにも起きなくてよかったと安堵すると同時に、他の教師は大丈夫なのかと疑いを抱かざるを得ないであろう。他にも余罪があると認めているようだが、そんなに欲しかったら盗まないで買えばよかったのだ。学校の先生にだって、好きなものを購入する自由はあろうから、女性の下着を頭から被る変態教頭と呼ばれても、逮捕されることは避けられたのだろう。
え、他人が使用したのがいいんだって?
そんなの秋葉に行けばなんぼでも売っとるがな!
変質者諸君、これからは法の範囲内で趣味を満喫してくれたまえ。変質者バンザイ!(ヲイ)
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2008/02/02

MS Yahoo!になっちゃうの?

昨日、ニュースで大々的に取り上げられていたので、おおよそ知らない人はいないと思うが、マイクロソフトが米Yahoo!を買収する提案を行ったらしく、Yahoo!側も検討はするとコメントしたとかしなかったとか。世間では業界の再編だとか、Googleに対抗するとか、色々と憶測がなされているが、どうもマイクロソフトがYahoo!を買収しようとすることに衝撃を受けたかのような報道が目立つように感じるのは、私の気のせいだろうか。世間はマイクロソフトがどういう会社なのかを理解していない、というのが私の見解だ。
そもそも、マイクロソフトとは、買収によって勢力を大きくしてきた会社である。それを忘れていなければ、今回のYahoo!買収の選択についても、別にさほど驚くには値しない。どのような影響が市場にあるかは別の問題としても、これまでのマイクロソフトの戦略を思い起こせば、何も変わっていないというのは明白だ。
マイクロソフトといえば、パソコン向けOSの開発元で、世界の市場を牛耳っていると思われているが、そもそもの出発点は、パソコン用のOS(ニュースでは基本ソフト、とか言う。違和感テンコ盛りだ)であったMS-DOSに遡る。MSとはもちろんマイクロソフトのことだが、これがパソコン業界で標準となった最初のOSだが、マイクロソフトが、つまりビル・ゲイツが開発したものと思っている人がどれだけいるのだろうか。それは大きな誤りである。自分で開発できないので、開発会社を製品ごと買収して発売した、というのが実態だ。そこで得られた技術が現在のWindowsにも連綿と引き継がれてきたことは疑う余地は無い。
まあ、乱暴に要約すると、マイクロソフトは下手をこかなかったライブドアと言えるだろう。ただ、今回の買収劇で気になっているのは、マイクロソフトにはmsnという検索ポータルがあり、それなりのアクセスを計上しているということだ。2社が統合した場合、msnとYahoo!を合体させてしまったら、当然だがURLは新しくなってしまうため、どちらかの利用者は離れていってしまうのではないか、という点だ。Yahoo!のシェアが20%、msnのシェアが10%とした場合、20+10は30にはならず、20+10は20または10にしかならないのではないだろうか。残りの10~20%は、当然のごとく業界最大手のgoogleに流れ着いて、市場占有率をさらに押し上げる。。。まあ、OSもマイクロソフト、アプリケーションもマイクロソフト、ネットワークもマイクロソフト、となるよりはマシかもしれないが。
お願いだから、「エクセル」「入力」「できない」とかで検索したときに、「それは仕様です」と表示するのはやめてくれ。

2008/02/01

餃子が消えた日

中国さんの餃子に農薬が混入していて、幼児が一時重体となった問題で、各地で中国製の餃子類を撤去する動きが大きくなっている。日中両政府も調査を進めているようだが、目に付くのは日本の対応のまずさばかりである。最初に症状が出た患者を診断した医療機関は、保健所に対する報告義務があるのを知りながら、報告もせずに放置し、情報を入手していた警察機関もなんら対応をとることはなかった。幼児が重体となったのは、明らかにこれらの対応が行われなかったからで、不作為犯であると断定せざるを得ない。
聞いたところでは、農薬餃子の報道があった翌日から、社員食堂でも餃子がメニューから消えたらしく(中国製の出来合い品を使っていたのか。なんてことだ)、この影響は長く続くものと思われる。実際には人間に影響があるかどうかも分からない、狂牛病の牛肉を輸入禁止にしただけで、焼肉屋がバタバタ倒産したことを考えると、中国産食品を敬遠する消費者は非常に多く出てくるであろう。これを機に、食料自給率を向上させる必要性を感じる国民が少しでも増えてくれることを切に願う。幼子の犠牲を無駄にしてはならない(死んでないよ!)
店頭で並んでいる商品でも、原産国表示がされていないものは非常に多いが、仕入れ価格の抑制に心血を注いでいる外食産業はもっと依存率が顕著なのではないだろうか。外食はちょっと控えよう。う、昨日、飲み会で餃子を食べてしまった。きっと中国製なんだろうなぁ・・・

民主党はヒヨったのか

ガソリン国会と銘打って、ついに始まった暫定税率の攻防だか、国民がなにも判断しないうちに、政治業者の間では話がついてしまったらしく、つなぎ法案を撤回するかわりに暫定税率維持法案に賛成することで決着したようである。
あれだけ国民の負担を軽減すると言って、暫定税率の撤廃を力強く叫んでいた民主党が、あっさりと暫定税率維持を認めてしまったのは非常に残念であるし、期待外れでもある。これで民主党は道路建設を求める地方議員と、ガソリンの値下げを期待する運輸業者の双方の指示を失った事になるが、今後の国会運営をどうするつもりなのか、聞いてみたいところである。
一番恐ろしい想像は、実は小沢は自民党が他の敵対政党を叩き潰すために組織した政党であり、支持を失うことになんら抵抗感がない、ということであろう。ガソリン価格の全体的な高騰の中、ガソリン価格の値下げを期待させておきながら、価格の維持に豹変する、一方で道路を作るのか作るのか作らないのかは不透明である。
まさに日本社会党を叩き潰した新進党のパターンと同じく、民主党を叩き潰し、日本を自民党一党独裁国家とするための深謀遠慮としか考えられない。恐ろしい事にそれに気付いているのは、私を含めてこの日本で数人だけである。もはやこの国を救う手立ては失われたということか。慚愧に耐えない。