2014/03/15

検証は不可能だと言うけれど

3月13日の参院内閣委員会で菅官房長官が、元慰安婦と称する輩に対する聞き取り調査の信憑性について「非公開を約束しているため、検証は不可能」という考えを明らかにし、韓国側とのすり合わせについてのみ、検証を進めることが分かった。これまでの発言からすると、果てしなくトーンダウンしており、ここにきてアメリカや韓国からの圧力に屈して検証・見直しを断念せざるを得ない状態まで追い込まれた事が明確になった。

裏付けが行われていなかった事は明らかで、韓国側の一方的な非難であるにも関わらず、それに対して反論することさえ出来ないとは、なんと安部政権は情けないのだろうか。非人道的な行為を行ったと、謂れの無い誹謗中傷に晒されている日本の尊厳を、こんな政府で守ることができるのか、甚だ疑問である。菅官房長官、ひいては安部総理大臣は、もっと日本を防衛することを真剣に考えていただきたい。

アメリカでは、韓国のでっち上げによって、従軍慰安婦という性奴隷を強制的に作り上げた民族として、現地の日本人は虐待を受ける事態にまで陥っていると聞く。これに対して、なんら救済しようとしないアメリカに対しても、もっと強く非難するべきであり、同盟国を蔑ろにするような態度を取り続けるオバマ政権に強硬に抗議をするべきであろう。

前回も同様の事を述べているが、改めて言おう。日本としては、河野談話について見直しも検証も、はっきり言ってしまえば必要はなく、こう言えばいいのだ。

「第二次大戦時は戦地での売春行為を許容するなど、現代では人権問題として扱われるような事が多々あったが、その反省を踏まえて日本では人権に対する取り組みを強く推し進めている。これは他国の取り組みなどとも同一であり、今後も継続していく必要がある。しかし、韓国が言うような、日本軍があたかも略取した女性を性奴隷として強制的に従事させていたような事実はなく、あくまで朝鮮人売春斡旋業者が集めてきた売春婦が戦地で売春宿を経営していた、というのが大半の実態である。そもそも、日韓基本条約で北朝鮮への補償も含めた多額の資金を提供し、戦時の問題は全て解決済みであるにも関わらず、慰安婦・性奴隷という捏造した内容で日本への非難を続ける韓国政府に対しては、断固として抗議を行う。」

極めて正論だ、と思う。

2014/03/04

すべて言い方の問題だが、言い方が問題だ。

従軍慰安婦というものが、旧日本軍の戦地にいた、それは事実だろう。もっとも、そんなものがいるはずがない、あるいは、いたとしたら、どうやって生きることができていたのか、そういう場所で従軍慰安婦として働いていた、と主張する女性もいるかもしれない。そういう女性が本当にそこで働いていたのかどうかは、過去の事実を調べる事でしか明らかにはできないし、調べもしないで、あるいは何の証拠もなく、あった、なかった、というのは、まったくナンセンスな事であろう。

こういった従軍慰安婦の問題で、日本が韓国朝鮮の女性を強制的に拉致しては性奴隷として働かせていた、日本はなんと酷い国なのだ、そういう論調が韓国を中心に、反日国家のプロパガンダとして喧伝されることが増えている。それに対して、これまで、「そういう事はなかった」「強制性はなかった」と否定することから反論してきた結果、日本は人権に対して消極的な国だと世界から目される、いわば外交的な敗北に追い込まれてしまった。日本が主張することが事実であるにもかかわらず、だ。

これまで、反論が功を奏してこなかったのは、まず、相手のいう事を否定する事から始めたからではないのか。相手は、人権を振りかざして、錦の御旗のように、これに反論することは人権を蹂躙し蔑ろにすることだと声高に叫んでは日本を非難してくる。これに対して真っ向から反論することは、人権を軽視していると言って、逆に日本を貶めるために使われるのは、これまでの実績が物語っている。事実を言うにも言い方があるということだ。

まず、過去の戦争において、そういう、従軍慰安婦という、戦地での職業売春婦が存在していたことを認めて、現代ではそういったことは許されないことであり、そういうものを作り出そうとする企てに対して、国家として毅然として立ち向かうことをアピールすべきであろう。また、そういう売春婦が生まれる背景には経済的な問題が大きく影響しており、例えば先進国アメリカの大都会であるニューヨークですら、売春婦が夜になれば跋扈している状況を例にあげて、そういう状況を改善していかなければならないのだ、ということを声を大にして訴えるべきであろう。その上で、戦争中の日本軍のそばにも、そういった生活のために売春婦として働く女性が数多くいたことを認めて、そういうことを繰り返さないために、日本が女性の権利向上のために、これまで取り組んできた実績をアピールしていけばよい。

それに対して、日本によって強制的に慰安婦として性奴隷として働かされた、許しがたい、そういう人間が出てきた時には、売春婦として働かれていたことは大変、ご苦労されたのでしょう、でも、その分の対価はきちんと支払われていた、もしくは、売春宿を経営していた朝鮮人売春宿経営者に搾取されていた、そういう事実を淡々と説明することで、決して日本は女性を性奴隷として強制的に働かせるような国ではないのだ、ということを説明していくべきなのであろう。売春婦という存在がいた、ということを、汚らわしい過去だとして蓋をしようとする事自体が、日本が世界から貶められる隙を作っているのだと、日本人は理解すべきで、それは世界的に見て、当時は一般的なことであったのだと、しかし、現代ではもはや放置してよい問題では無いのだと、積極的に解決に向けた姿勢を示すことで、日本を貶める企みを挫いていくべきなのであろう。