2009/02/22

自民党のお家芸、再び

給付金を盛り込んだ補正予算をどうするかという話で盛り上がっていたところ、「かんぽの宿」売却に関してオリックスに不当としか思えない低価格で一括で譲渡しようとしていたことが明らかとなり、議会が紛糾する中で、中川財務大臣の朦朧会見事件(もはや疑惑ではない)で、この金融危機の最中に財務大臣が辞任するという異常事態が発生。
そこへきて小泉元総理が、3分の2を利用して給付金を強行するなら本会議を欠席する、などと造反の意思を明らかにしたかと思えば、オリックスが2年間は事業の廃止や譲渡はできないとしていた日本郵政の説明が誤っていて、譲渡契約の中でオリックス側の判断でいつでも個別施設を廃止、譲渡できるとする但し書きがあったことが明らかとなり、日本郵政とオリックス間で何らかの裏取引があったのではないかという疑念を大多数の国民に抱かせる状況となっている。
そんな中、日本郵政に対して鳩山総務大臣から「かんぽの宿」は黒字化するように事業を見直すべきだなどの発言が出たかと思えば、日本郵政の内部からも「かんぽの宿」で発生する年間40億の赤字の大半は本部の人件費であり、現場の宿から発生しているのは16億円にとどまっている、現場の宿にも総支配人の下に支配人、副支配人などがいて、管理職が多すぎるという指摘まで出てくる始末となっている。
次から次へと疑惑、不正が明るみに出て、そのたびに国民は怒りの声を上げ続け、気がつくといつの間にか元々大きな問題として槍玉に挙げられていた公共事業や天下りの無駄を無くそうという掛け声はどこへやら。自民党政権のお家芸がまたしても炸裂しつつあるという事なのだろうか。自民党政権の片棒を担いでいるマスコミはこぞって次から次へと新しい問題をさも重大事項であるかのように報道を続け、国民の目を本来の問題から逸らすのに躍起となっている。このお家芸、いったいいつになったら国民は欺かれなくなるのだろうか。この分だと、次の総選挙でも自民党が圧勝するんじゃねぇのだろうか。ほとほと愛想を尽かしてきたこの日本だが、次でダメなら本当に一般市民にとってはお終いと言うしかないだろう。

2009/02/19

変わらないよ

町を歩いていたら、駐輪場から自転車を出そうとするお母さんの周りを、五歳くらいの女の子が急かすように走り回っていた。聞いていると、確かに「早く、早く」とお母さんの自転車の後ろに乗るであろう子供が精一杯、急かしている。
何を急かすのかと思い、よくよく聞いてみたところ、「寒いから早く、早く」と言う理由で、早く自転車を出してくれというものであった。
おぃ、自転車をそんなに急いで出したからと言って、いまのこの寒い状況が変わるとは到底思えない。いや、自転車を漕がなくてはならないお母さんはもしかしたら温かくなるかもしれないが、後ろにただ座っているだけの子供は、風に吹かれて寒くなりこそすれ、温かくなることはまず間違いなく無いと断言できるだろう。
なぜに、そんなに、母を急かすのか。よく考える大人になってほしいものである。

2009/02/17

無能が景気対策か

ローマで行われたG7財務相会議のあと、中川財務大臣が記者会見の席で支離滅裂な受け応えをした件で、本人をはじめとした政府関係者は、少し前から体調を崩していて、長時間の移動に伴う疲労と風邪薬の影響だとして事態の矮小化に躍起になっている。中川氏本人も、飛行機の中で風邪薬と酒を飲んだせいだとして、目くじらを立てないでくれと言わんばかりの弁明に終始している。
しかしながら、風邪を患っていたと言うのはともかく、体調を崩している人間が、こともあろうに国際会議の前に、酒を召そうとはどういう心胆なのか、その適格性に疑念が抱かれる、などと子供でも頭を過りそうな意見を述べたマスコミが、少なくとも日本国内には一社もなかったことは甚だ情けないの一言につきる。やはりこの日本と言う国にはジャーナリズムは存在し得ないのだろうか。
もっとも、中川氏の支離滅裂発言と、それに続く求められれば辞任する発言で、図らずもこのところ続いていた円高基調には歯止めがかかり、久々に円安に為替は振れているようである。一円も使わない景気対策か?

2009/02/15

スピード感に欠けるのは

昨日のニュースを見ていると、オバマの政権運営に対してこんな発言があったことが報じられていた。
「アメリカは景気対策にスピード感があってうらやましい」
街角の市民が、日本もなんとかして欲しいという願望から、インタビューに答えたのかと思いきや、なんと一国の総理大臣である麻生総理の発言である。なんという責任感の無い発言なのかと、これまで散々、彼には呆れさせられて、だいぶ慣れてきていたはずの私だが、改めてその無責任ぶりにしばし呆然としてしまった。
野党が反対するから、日本はなかなか景気対策が進められないのだと、これまた責任転嫁をするような物言いをして、さもスピード感をもって対策を講じられないのは自分のせいではないのだと主張したいようだが、スピード感をもって対策が打てないのは、政権の最高責任者たる麻生総理自身の責任以外のなにものでもない。
アメリカではまるで、オバマがこうすると言えば、どの議員も反対することなく諸手をあげて政策を支持しているかのごとき発言だが、まるで自分とオバマ氏の能力が対等であるかのような思い上がった認識というしかない。アメリカ議会でだって、最初に提示された景気対策については議論が大きく紛糾し、一度は否決されてしまったのだが、そこをうまく反対派の議員を説得し、妥協すべきところは妥協し、最終的に迅速な景気対策の法案可決に道筋をつけたのが、すべてオバマ氏の力によるものとは思わないが、それでもオバマ氏の強力なリーダーシップに拠るところが大きいのは明らかだろう。
自分の責任ではないことを強調することにばかり腐心するような、情けない総理大臣が出してくる政策に、いったいどこの人間が賛成してくれるというのだろうか。はっきりいって、これならとっとと政権を投げ出してしまった安倍や福田の方が、長期に亘って迷惑を撒き散らさないだけマシというものだろう。衆議院の定数2/3を使って、給付金法案を可決しようというのなら、まず最初にその効果をキチンと説明して納得してもらった上で、行うべきであろう。単なる数の暴力でこのように愚かな政策を可決させるなど、決して許されることではない。
もしそんな事態になったら、ほんとに自民党はおしまいかもな。。。。

ショックなことが・・・

もう明らかに勝ったと思われた勝負に、何の関係もない横から、全然別の用件で急かされる事態となって、急いで勝負をつけようとあせった挙句、ありえないような判断ミスを犯して、大逆転の末に敗北を喫してしまうということがあった。あまりの無様な敗戦に、呆然自失としながら、怒りの矛先をどこに向ければよいのかしばし悩んだ挙句、慎ましげに部屋の壁にちょいと蹴りをくれてやった。
ちょっと蹴っただけだったのに、モルタルと思しき壁は無残に凹み、押せども引けども元に戻すことは適わない状態に陥ってしまった。ほんとに、ちょびっと、蹴っただけだったのに・・・・・手抜き工事だったんじゃねぇのか。いや、足の力が強かったのか。

2009/02/12

ひごラーメン

先日、久々に新宿くんだりまで出掛ける用事があり、めったに来ないのだからと何か昼飯でも食ってやるかと町を散策することしばし。
北のラーメン蝦夷などと書かれた店を見つけるものの、味噌ラーメン否定論者である私がのれんをくぐる事などあろう筈もなく、そこからほどない場所で目に入った「ひごラーメン」なるとんこつラーメン店に入ってみることにした。
ひごラーメンと、店の名前を冠したものを例によって注文してみたのだが、これがまたスープの味付けが大変薄く、ラーメンを食べていると言う気がまるでしないものであった。胡椒をふってみたり、ニンニクチップを入れてみたり、一味唐辛子をかけてみたりとしてみたが、やはり薄い味付けを改善することは敵わず、久々の新宿ご飯は散々なまま終了となった。もう行かない店リストに晴れて登録決定。やれやれだ。

2009/02/09

笑点、次の司会は

笑点で司会を務める、桂歌丸が肺気腫で緊急入院したことが分かった。なんでも、肺炎になる一歩手前だったらしく、入院した日も公演があったそうで病院で点滴を受けた直後に出掛けようとしたところ、主治医から命の保証は出来ないとの助言(脅し?)を受けて、已む無く公演への出演を中止し、入院することにしたのだそうだ。
どうやら、歌丸が肺気腫を患ったのは、腹黒の落語家、三遊亭楽太郎が次の司会の座を狙う陰謀だという見方が有力だが、歌丸の代役で急遽出演した三遊亭小遊三もここで恩を売っておこうという魂胆が見え隠れしており、歌丸亡き後の笑点をだれが牛耳っていくのか、情勢は混沌としているようである。
とりあえず、今回は大事には至らなかったようだが、次回の笑点収録の際には、死ねばよかったのに等々、腹黒楽太郎の毒舌が冴えまくること請け合いであろう。笑点だけに、今後も焦点をあてていく必要があるだろう。それにしても、よく話題にでてくる歌丸夫人のフジコさんって、歌丸よりも4歳も年上だったんだなぁ・・・・

2009/02/07

母ひとり、娘ひとり

大沢親分の孫娘、大沢あかねが自分と母親の2人で育ってきた半生を描いた小説を出版したとのこと。題名は「母ひとり、娘ひとり」。結構、泣けてくるような感動的なお話もあるらしく、普通じゃない親子の行動めいたものに笑わされる場面もあるとか。桂ざこばも絶賛とまではいかないが、本人の手前、それなりに推薦していたようなので、大沢親分、あるいはあかねのファンであればどうぞ。
本の紹介によると。。。
苦労したとは言いたくないけど、お母さんと私の人生はぬるくなかった。母娘ふたりで生きるのは、なんだかんだと大変だった…。笑いと涙の半生を素直に綴った、心温まる永遠のドタバタ愛情物語。
しかし、なぜこの題名なのだ。突っ込めと言わんばかりではないか。
「母ひとり、娘ひとり、劇団ひとり」・・・・・続刊か?

警察官ひき逃げの犯人は

昨年12月に長崎県佐世保市で、警察官がひき逃げされた事件で、米海軍の強襲揚陸艦エセックスの乗員が逮捕されたことが分かった。乗員は容疑を認めており、酒に酔っていたと証言しているらしいが、今まで逮捕されなかったのが本人が隠し通してきたせいなのか、日米地位協定に基づき保護されていたせいなのかは明らかにされていない。
ともあれ、ひき逃げ事件が解決に向かうのは喜ばしいことで、飲酒運転をより一層、抑止する一因となることを期待したい。もっとも、私にとって驚きだったのは全く別の事だったのだが。
エセックス、って今は強襲揚陸艦に名前が付けられているんだなぁ。昔は正規空母だったのに・・・・・

2009/02/06

今さら何をかいわんやだ

かんぽの宿をオリックスに108億円で売却する計画が明らかとなってから、これまでにありえないような金額で売却されてきた物件が、高額で転売されてきた事実が次々と明るみに出てきている。1万円だの1千円だの、果ては1円で売却された物件が数千万円で転売されたなど、正気の沙汰とは到底思えないような事実が国会で糾弾されている。いかに郵政省傘下の特殊法人時代とは言え、国民の共有財産を喪失せしめたのは疑う余地もなく、そのような決定を下した人物を特別背任なり、国家反逆罪なりで処罰するのが筋と言うものであろう。
民主党の前原前党首が国会で麻生総理の事を「衆議院の解散をやる」「ガソリン税の一般財源化をやる」と言いながら何もしない、やるやる詐欺師だと批判したことに対して、自民党からは詐欺師呼ばわりは侮辱だなどと謝罪を求める声が上がる一方、とうの民主党からも大人げないなどと言う批判的な声が聞こえてきている。
一体、何を考えているのであろうか。前原議員の発言こそ、今の日本国民全体の代弁とも言える内容ではないか。これに対して醒めた意見しか出せないようで、一体なにが次の選挙で政権を取るだ。こんなことでは次の衆議院選挙でも民主党が自民党を上回る議席を確保することなど、まるでおぼつかないだろう。前原議員よ、自らを信じて新党を結成し、日本の未来を変えてくれ!