2011/05/14

切断した頭部を持ち去る強盗

5月13日、スーパーマーケットに訪れた女性に、刃物を持った男性が襲い掛かり、殺害後に切断した頭部を持ち去るという、凶悪事件が発生した。場所は大西洋上にあるスペイン領テネリフェ島南部にあるアローナ町で、犯行の動機は伝えられていないが、どうやら顔見知り同士という訳ではなく、まったく面識が無かった模様である。なんでも、刃物もそのスーパーで盗んだものであったようなのだが、犯行後に逃走した男性を店員が追跡し、駆けつけた警官がその場で取り押さえたのだとか。

この男性はブルガリア人で、その地区では有名だったと伝えられているが、なぜ有名だったのかは不明なままである。また、被害者の女性はイギリス人だったらしく、やはり何の接点を見出すこともできない状況だ。もし、この男性が不審者として有名だったのなら、なぜそんな人物を放置していたのかという点が問われそうだが、被害者がこのような非道な目に遭わされている時点で、もはや動機の解明などはどうでもよく、問題はこの犯罪者をどう処罰すればよいかという点に尽きるだろう。

しかし、一体なぜ、切断した頭部をわざわざ持ち去ったのか、まったく謎のままである。この点だけは、理由を明らかにして欲しいものだと、被害者の冥福を祈りながらも、思う今日この頃。。。。

2011/05/04

不足分は値上げでカバー?それって全額とイコールか。

東日本大震災を発端とする福島第一原発の事故に関して、数兆円とも言われる賠償金の原資を捻出するため、不足分については電気料金の値上げで対応することで、政府・民主党内でほぼ決定したことが本日、5月4日のニュースで報道されている。徹底したリストラを求めた上で、不足分を値上げで、と極めて限定的な雰囲気で発表されているが、結局のところ、全額を国民に負担を求める方針となったと考えて、間違いないだろう。

これまでの経営において、リストラなど行ったこともない官僚的企業が、その廃止を突きつけられているわけでもなく、必要な費用の捻出を求められても、効果的なリストラなど行えるはずもなく、そもそも、リストラする気があるのかどうかさえ疑わしい。リストラと言っても、従業員の待遇がどこまで削減できるのかも未定であれば、当然ながら役員給与の扱いについても未定だ。当然ながら、全国に保有する不動産を始めとする資産についても、どこまで処分されて賠償の原資に当てられるのか、全く未定の状態で、なぜ値上げについてのみ、了承されるのか。

政府の説明では、不足分についてのみ、とされており、賠償総額の見通しがたってから値上げ幅を決定するとしているが、最初から値上げありきで検討すれば、当然ながら値上げ幅は大きくなり、基本的には全額を国民負担とする方針が発表されたのと大差は無い。正しくは、全額を東電負担とし、支払い能力を超えた負債となるのであれば、経営責任を明確とした上でいったん、会社としては倒産させ、会社更生法の適用により再建を図りつつ、役員/従業員の給与カット、保有資産の売却などを経た後に、再建のために必要となる費用負担を料金の値上げという形で国民にお願いするのが筋であろう。なにが生活第一の民主党だ。単純に取り易く反対できないところから金を巻き上げて、世間受けするところにばら撒いてるだけじゃねぇか。ふざけんな。

もう我慢の限界だ。みんなで安くなった東電の株を買って、株主総会で役員給与についての不満をぶちまけよう!この状況で配当なんか出せるはずがないから、大株主も賛同したら面白いけどな。

2011/05/03

浅田真央はエッチしろって

タレントのラサール石井が、フィギュアスケート世界選手権で振るわず、6位に終わった浅田真央に対して、ツイッターで表現力をつけるために彼氏を作ってエッチするべき、との発言をしたことで世間からの非難が殺到し、釈明、謝罪、投稿の削除に追い込まれたのだとか。

1ファンとして、成長を促しつつ、発奮を期待したいとの意図で発言したのだと、好意的に解釈するものの、同じ芸能界のメンバーとして(スポーツ選手だって、エンターテナーという意味ではジャンルは違うものの芸能人と言えなくもないだろ)、その発言はやっぱり問題視されても仕方ないのかも。とは言うものの、これが相手がたとえば新人程度の女性お笑い芸人に対して発言されたものなら、たいした非難になったとも思われず。結局、非難する側にしても、対象のネームバリューを見て判断しているわけで、発言自体が根本的に問題があったとする根拠は乏しいと言うべきだろう。

もっと端的に言ってしまえば、ちょっと色気が足らないと思われるAV女優に対して同じ発言をしても、だれも気にすることはないだろうから、結局、女性に対して発言したこと自体が問題なのではなく、あくまで、相手が浅田真央だったから、世間が非難している、という構図でしかない。相手の名声や地位を見て、態度を変えるとは、なんとも浅ましく、この程度が日本人の心根なのだろうかと情けなく思えてくる。が、今回はそんな話はどうでもいい。

浅田真央の演技なり、言動を見ていると、私の分析によると、彼女に足らないのはHの経験などではなく、勝利に対する貪欲さだ。インタビューに答える時、彼女はだいたい、いつも決まって、「トリプル(アクセル)を飛んで」「失敗しないで」「しっかり演技したい」という感じの発言しか、聞いたことがない。世界の頂点を目指そうというアスリートだという前提で見た場合、なんと稚拙で目線の低い発言なのか。これでは、スケートが好きで遊んでいる子が、学校のお遊戯会を前にして、どう楽しもう、何を見てもらおう、と思って発言しているのと何ら変わらない。

これに対して、最大のライバル(と勝手に日本で定義されている)キムヨナは、インタビューを聞いた事はあまりないが、そこから伝わってくる気迫は、世界を獲るためには親でも殺す、くらいの意気込みが感じられ、勝利への執着心が溢れ出ている。この執着心が、見ていて憎らしいくらいの安定感と演技力に繋がっているのだろう。

浅田真央が世界を獲ったときは、まだ無邪気で自分が何を成し遂げたのか、知ってはいても理解することのないままに駆け抜けることができる年齢だったが、いまや、19歳となった彼女は何をなさなければならないのかは理解しているが、心は子供のまま、無邪気にスケートを楽しむばかりで、ライバルを貶めてまで、勝利を得ようというところまで、成長できていないのだろう。ラサールの言う、彼氏とエッチをするでも、なんでもよい。アスリートとしてこれ以上の成長を望むのであれば、なんとか精神年齢を成長させて欲しいものだ。

2011/05/02

ビンラディン、抹殺

日本時間で5月2日、アメリカのオバマ大統領はテロ組織アルカイダの指導者(代表と言えばいいのかな)で、アメリカ同時多発テロの首謀者と見られるビンラディン容疑者をパキスタン北西部に位置するアボタバードで殺害したことを発表した。ビンラディン容疑者はこれまでアフガニスタンとパキスタンの国境の山岳地帯に潜んでいるとの憶測がなされていたが、首都イスラマバードのすぐ近郊に潜んでいたことになり、現地でも驚きが広がっているようである。

これで、2001年の同時多発テロ、いわゆる9.11を発端としたアメリカの対テロ戦争に一定の区切りがついたとも考える向きもあるが、そもそも、誰が実行するのかが分からないというのがテロの恐ろしさであり、ビンラディン容疑者1人を片付けたからと言って、これで全てが解決したとは到底、言えない。逆に、指導者を失ったことで、アルカイダを始めとするテロ組織が統制を失って、思いつくままにテロ活動を開始する可能性もゼロとは言い切れないのだ。

今後、数ヶ月~数年間は、テロ組織の動きに注目する必要が出てくるだろう。