2011/05/03

浅田真央はエッチしろって

タレントのラサール石井が、フィギュアスケート世界選手権で振るわず、6位に終わった浅田真央に対して、ツイッターで表現力をつけるために彼氏を作ってエッチするべき、との発言をしたことで世間からの非難が殺到し、釈明、謝罪、投稿の削除に追い込まれたのだとか。

1ファンとして、成長を促しつつ、発奮を期待したいとの意図で発言したのだと、好意的に解釈するものの、同じ芸能界のメンバーとして(スポーツ選手だって、エンターテナーという意味ではジャンルは違うものの芸能人と言えなくもないだろ)、その発言はやっぱり問題視されても仕方ないのかも。とは言うものの、これが相手がたとえば新人程度の女性お笑い芸人に対して発言されたものなら、たいした非難になったとも思われず。結局、非難する側にしても、対象のネームバリューを見て判断しているわけで、発言自体が根本的に問題があったとする根拠は乏しいと言うべきだろう。

もっと端的に言ってしまえば、ちょっと色気が足らないと思われるAV女優に対して同じ発言をしても、だれも気にすることはないだろうから、結局、女性に対して発言したこと自体が問題なのではなく、あくまで、相手が浅田真央だったから、世間が非難している、という構図でしかない。相手の名声や地位を見て、態度を変えるとは、なんとも浅ましく、この程度が日本人の心根なのだろうかと情けなく思えてくる。が、今回はそんな話はどうでもいい。

浅田真央の演技なり、言動を見ていると、私の分析によると、彼女に足らないのはHの経験などではなく、勝利に対する貪欲さだ。インタビューに答える時、彼女はだいたい、いつも決まって、「トリプル(アクセル)を飛んで」「失敗しないで」「しっかり演技したい」という感じの発言しか、聞いたことがない。世界の頂点を目指そうというアスリートだという前提で見た場合、なんと稚拙で目線の低い発言なのか。これでは、スケートが好きで遊んでいる子が、学校のお遊戯会を前にして、どう楽しもう、何を見てもらおう、と思って発言しているのと何ら変わらない。

これに対して、最大のライバル(と勝手に日本で定義されている)キムヨナは、インタビューを聞いた事はあまりないが、そこから伝わってくる気迫は、世界を獲るためには親でも殺す、くらいの意気込みが感じられ、勝利への執着心が溢れ出ている。この執着心が、見ていて憎らしいくらいの安定感と演技力に繋がっているのだろう。

浅田真央が世界を獲ったときは、まだ無邪気で自分が何を成し遂げたのか、知ってはいても理解することのないままに駆け抜けることができる年齢だったが、いまや、19歳となった彼女は何をなさなければならないのかは理解しているが、心は子供のまま、無邪気にスケートを楽しむばかりで、ライバルを貶めてまで、勝利を得ようというところまで、成長できていないのだろう。ラサールの言う、彼氏とエッチをするでも、なんでもよい。アスリートとしてこれ以上の成長を望むのであれば、なんとか精神年齢を成長させて欲しいものだ。

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