2010/07/13

参院選は予想のとおり

昨日、投開票が行われた参議院選挙は、大方の予想通り、民主党の惨敗に終わった。参院で過半数割れに追い込まれた民主党は、三年後に行われる参院選まで厳しい政権運営を強いられ、老獪な自民党守旧派の猛攻を凌ぎきれないのは明白であり、早晩、衆議院の解散に追い込まれていくのであろうか。
このまま、自民党政権に戻ってしまったら、なにも変わらなかった事実だけが残り、日本の将来は完全に閉ざされてしまうのであろう。無駄を削減できず、将来に向けて必要な投資も行えず、増税により国民の生活は困窮し、アジアで最も貧しい国に落ちぶれていくのであろう。
さようなら、日本!これで諸君の未来は完全に閉ざされたわけだ。残念です。

2010/07/11

いまさら韓国への戦後補償って

官房長官の仙石氏が、先日の記者会見において、韓国に対する戦後補償は十分ではなく、個人に対する補償を行うべきとの方針を示したことで、自民を始めとした野党各党や、朝日を除くマスコミ各社から、大変な非難と、それみたことかという正体見たり的な発言が相次いでいるのは、報道されている通りである。
そもそも、韓国に対する戦後補償というものは存在しない、というのが一般的な考え方であって、なぜなら、太平洋戦争当時、日本と韓国は友好関係にあったからであり、併合したことに対する補償というのなら理解できても、戦争そのものに対する補償に該当するものが無いからである。例えば、中国に対しては、侵略戦争を開始し、多大な被害をもたらしたというのは事実であり、その補償として、ここまで中国が発展する原資となった、莫大な額の円借款を与えてきているのである。
それにしても、今回の発言には辟易としてしまった。こんなわけの分からない発言を行うような人間が、政府の中枢で執務を行っているとは、背筋が凍る思いである。そのうち、消費税を上げた分を、韓国に対する戦後補償に使うなどという、トンデモ政策を繰り出してくるのではないだろうか。そのための、管総理の「消費税10%」発言であったとしたら、もう世も末を通り越して、単なる売国奴そのものだと言わざるを得ない。こんな事態になってしまったのは、民主党に投票してきた私にも責任の一端があるわけで、慙愧の念に耐えない。
かと言って、これまで無駄な公共事業ばかりを推進し、天下った官僚を肥え太らせ続けては、政治献金で懐を潤してきた自民党に投票する気もなく、当然ながらその自民党にすら居場所がなくなり、半ば追い出されるような形で出来た「たちあがれ日本」に投票する気にもなれない。社民党は、普天間基地の移設問題での対応で、現実的な回答を出せないという、無能力さを露呈した。みんなの党は、名前がなんだか子供っぽく、これからの日本を任せるには非常に心許ない。やはりここは、ついにと言うべきか、共産党の出番なのだろうか。

2010/07/05

元凶を断たないと何も変わらない

日本の国技である相撲界が、指導する立場にある親方自身を含めた、暴力団に絡んだ賭博問題に大きく揺れている。国民の支持を完全に失うかどうかという状況の中、なにやら間近に迫っている名古屋場所については、とにかく催すということが決まったようで、その判断理由について、今後、国民の厳しい追求にさらされていくことは想像に難くない。理事長を謹慎させて外部の人間による調査を推進することが求められていたにもかかわらず、なぜか相撲協会が選んだ代行理事は、力士OBである放駒理事。身辺が綺麗だとか言われているが、要するに同じ穴の狢である。こんなことで、いったい全体、何をどう改革していくというのであろうか。
相撲界の今後を考えるのであれば、古い体質の総本山とも言うべき、武蔵川理事長をこそ更迭して問題の元凶を断ち、新しい風を吹き込むことで、一般社会の感覚から大きく外れた相撲界の改革を成し得るのではなかろうか。
今後といえば、コンゴでは、タンクローリーが事故を起こし、周辺の家屋を全焼させた挙句、220人を超える死者を出すという、なんとも痛ましい事故があった。なんでも、周辺の住民は、ちょうど行われていたワールドカップの試合を観戦しており、火災から逃げ遅れた可能性があるのだとか。平和の祭典で、人種差別をなくそうというスローガンを掲げた今回のワールドカップに関連して、このような事故が発生したのは、あまりに悲惨で声にもならない。ここで亡くなられた方々のためにも、あと4戦を残すのみとなったワールドカップは、これからもぜひ、盛り上げてもらいたいものである。