2005/08/25

ホリエモンに金儲け以外の理念があるか

??月19日午後、ニュースを見ていると以前から噂されていたとおり、ライブドア社長である堀江貴文ことホリエモンが、今回の衆議院議員選挙に広島6区から出馬することが決定した。それも大方の予想を裏切り、自民党公認ではなく無所属としての出馬である。正直なところ、何を考えているのかと言いたいところなのは、日本国民の大半が思っているところで、郵政民営化反対派の急先鋒である亀井静氏の出馬が予想されている選挙区を選んで立候補するとは、最近話題が少なくマスコミでの露出度が減ってきた分をカバーする為としか思えない。明らかに当選することを目論んでいると言うよりは、注目を集めて今後の事業展開に繋げたいというのが本音であることはまず間違いないだろう。
いかに広島市が暴走族のたまり場で、ミーハーな市民が大半を占めている、およそ良識とはかけ離れた有権者ばかりだとしても、天地がひっくり返ろうがホリエモンが当選することはあり得ないのであるが、にも関わらず出馬したホリエモンの真意はどこにあるのだろうか。フジテレビの乗っ取り騒動が沈静化し、メディアへの露出が減った分を補うためのホリエモン流パフォーマンスに自民党も乗ってみた、というのが真相ではないかと疑っているのだが、選挙の結果はどうだろうか。
最新の世論調査によると、相変わらず高い支持を受けている小泉政権だが、一大勢力であるはずのサラリーマンにとって、自民党が掲げる政策は非情なまでにサラリーマンを締め上げる大増税である事を理解しているのだろうか。このままでは所得税は増え、各種控除は廃止され、老後の年金も貰えない、なんとも憂鬱な未来が待っているのだが、それを進んで選択するとはサラリーマンは全員悲劇のヒロイン症候群にでもかかっているのだろうか。
さて、件のホリエモンは平日に戻るや否や、選挙区の広島を後にし、社長業に戻ってしまった。選挙戦云々ではなく、万が一、彼が当選した場合、広島に来ることは二度と無いし、もとより地元でない広島市民のために何かを為そうなどと思うことは、太陽が西から昇るのと同じくらい、有り得ない事だ。これでもしもホリエモンが当選したりするようなら、広島市民の常識を疑うどころの話ではなく、正気を疑った方が賢明というものであろう。

2005/08/16

サーバの調子が悪いです。

どうも昨日のコラムを書き込んでからサーバの調子が非常に悪くなってしまったらしく、1件しかコラムを書いていないにも関わらず、同一の内容が34件も重複して表示されるようになってしまった。
これは昨日のコラムで政府批判を行ったため、公安から妨害を受けている訳でもなければ、イスラム教のテロリストが計画を暴露された事に腹を立て、サイバーテロを仕掛けてきている訳でも断じて無い。2ヶ月ほど前からサーバ内蔵のHDDの調子が悪く、アクセスした際にエラーになる事象が発生しているからだ。
なんとか応急手当はしたものの、一度壊れ始めたHDDは磨り減ったタイヤと同様に、直ると言うことはなく交換しない限り徐々に不良部分が広がっていくだけなのだ。交換したいのは山々なのだが諸般の事情で今期の予算が底をついたため、来期まで騙し騙しの運用を継続するしかなくなってしまった。もしも突然このページが見れない事態になった際は、当局の検閲により削除されたものと、お考え頂きたい。

郵政選挙って、他にもやる事あんだろ

今日は60回目の終戦記念日、戦争の悲惨さを思い起こし、周辺諸国との友好関係について改めて見つめ直すよい機会、の筈なのだが我が大日本帝国の為政者どもは郵政民営化をダシにして与野党ともに、それが政治家としての最大の責務だと言わんばかりに国内の権力闘争に明け暮れている。日本は今、国際的に孤立し始め、今後アジアを初めとする諸外国とどのように友好関係を構築するかという、この先50年を見据えた外交を展開しなくてはならない重要な時期であり、郵政の民営化などという小さな問題にかかずらっている場合では断じて無いにも関わらず、だ。
北朝鮮問題の六ヶ国協議は核ミサイルの照準が日本だけに対して合わされているのが確実であるにも関わらず、拉致問題を頑なに議題から下ろそうとしない日本の主張は、核問題を主題としたい他の五ヶ国の、どの国からの賛同を得ることもなく、日本を孤立化させて協議を空転させようという北朝鮮の狙い通り、進展の無いまま休会の運びとなった。またイラクに駐留を続ける自衛隊に対する現地での風当たりは日増しに強くなり、テロによる治安の悪化のみならず、市民による抗議デモの糾弾対象にすら上げられる状況に陥っているにも関わらず、政府は未だにサマワを非戦闘地域と位置付けて駐留の理由付けをするばかりで具体的な治安の回復策や復興支援内容の見直しと言う建設的な発言は一切出て来ない。
それもこれも全てはパフォーマンスによって国民の支持を集め、大局的な視野を持たず目先の事しか考えられない、短絡思考の欠陥総理とその他もうどうでもいい取り巻き連中で構成された、方向性に欠けた政府の責任と言わざるを得ない。にもかかわらず、これだけ課題が山積している中、たかが郵政で国会を解散し、政治的な空白を作り出すとは、あまりの脱力感に怒る気力も萎えるというものだ。しかも、これだけ日本でテロが起きる可能性が指摘されているにも関わらず、投票日はよりにもよってアメリカ同時多発テロが起きた9月11日、これではテロリストに妨害できるものならやってみろ、と喧嘩をうっているとしか思えない暴挙である。雉も鳴かずば撃たれまいとの言葉もあるが、テロリストどもよ、どうか日本国民に成り代わって日本の歴史上まれに見る愚かな指導者を排除願いたい。うっかり新幹線を爆破などしたら、遺憾の意を表明する政府の傍らで、談合で吊し上げられて青息吐息のゼネコンが諸手を挙げて喜ぶだけですので。