2009/09/27

金融機関に首輪を付けよう

高額の報酬目当てに、リスクの高い投資を短期間で行った結果、引き起こされた金融危機を回避する方策として、報酬規制の議論が主要各国の首脳間で行われてきたが、おおよそどういう規制を行うのかが見えてきた。これまで、短期間で利益をあげれば、すぐに多額の報酬が支払われる仕組みとなっていたのを、ある程度の期間、報酬の支払いを猶予し、継続的に利益をあげられないようであれば、報酬の支払いを撤回できる、というものだ。
この仕組みがきちんと正しく運用されれば、金融機関(というよりは担当個人だが)の暴走を防止できるのみならず、問題が発覚し、公的支援を受けた後に、高額の報酬が支払われる、ということがなくなるため、税金を投入することに対する批判を和らげることもできる。ただし、この制度がどこまで金融機関に対して強制力を持つのか、という問題はある。あくまで、民間企業であるはずの金融機関の報酬制度について、政府がどこまで関与していいのか、推進するだけでは、従う保証がないのではないか、という問題だ。
どこまで、金融機関を従わせることができるかは、各国政府が連携して、協調してリーダーシップを発揮できるかに懸かっているだろう。鈴はつけた、だが、いざという時に鈴は鳴らなかった、という程度の規制ではなく、しっかりとした首輪を付けて、どちらに進むのかを強制できるような、そういう規制をかけてもらいたいものだ。

世界No.1のゴールキーパー

スウェーデンのサッカーリーグ、アールスヴェンスカン(Allsvenskan)に所属するIFKイェーテボリのゴールキーパーは世界No.1であったことが判明した。このチームは昨年度、アルスヴェンスカンでリーグ優勝した有力チームなのだが、どうやら、この業績もこの世界No.1のゴールキーパー、キム・クリステンセン(30)の功績によるものが大きいようだ。
なぜ、こんなことがニュースになったのかと言うと、このキム・クリステンセン選手は、9月24日の24日の試合開始前に、なんとゴールポスト下部を内側に押し、ゴールの幅を狭めているところをテレビカメラに収められてしまい、点が入りにくくするための仕掛けを暴露されてしまったからなのだ。この試合の主審が、なぜ気付いたのかは不明だが、開始20分後にポストがおよそ1本分内側にずらされていることに気付いてしまったらしく、正しい位置に戻し、試合を続行。結果は0-0の引き分けだったのだとか。問い詰められたキム選手は「以前に友人のGKに教えてもらって、これまでにも何度もやった」と告白したのだとか。スウェーデンのサッカー協会では「前代未聞だ」として、あきれ顔で処分を検討するようだ。
このゴールキーパー、なにが世界No.1なのかって。そりゃ、そのセコさに決まってるだろ!

2009/09/25

唇からは、もう古い。。。

家に届くたくさんのメルマガを整理(削除?)していたときに、ふと目にとまった一通のメルマガ。そのタイトルには、なぜか私にはあまり用は無いだろうと思われる、こんな文句が書かれていた。
「モテる女のキスの素!!男性が身を乗り出すほどの誘う口元に…」
なんだ、またリップグロスとかの広告なのかと思って素通りしようとしたのだが、それにしてはリップとか唇とかの文字が無いのが気に掛かり、ちょっとメールの本文を確認してみることしばし。そこにも唇やらをなんとかしよう、という謳い文句はまったく無く、なぜかフェロモンだとかの文字が躍っている。これはなんだろうと、ちょっと気になって確認してみたところ、歯磨きをして歯と歯茎をきれいに見せて、男を誘惑しようという新しい発想のコスメグッズだったのだ。その名も「ピュアオレンジフェロモンキッス」。なんとも妖しい雰囲気の名前だ。

これで男は私のモノ?
なんでも、歯や歯茎が汚いと、デリケート(?)な男性は、気になってキスする気持ちがなくなってしまうのだとか。どんなに可愛く見えても、と書いてあるが、じゃあ、そもそもそんなに可愛くなくて、元々あまりキスしたくなるような雰囲気で無い女はどうするのだ!という声には応える気はないようだ。とにかく、このグッズの効果は素晴らしく、なんと3つのピュアアクション(って何?)で、7つの効果を生み出すらしい。「虫歯を防ぐ」「歯を白くする」「歯石を除去」「口中を浄化する」「口臭を防ぐ」「歯のヤニを防ぐ」「歯石の沈着を防ぐ」というのがその7つらしい。
よく似た効果が並んでいて、これで7つというのは若干、詐欺まがいではないのかとも思うが、それよりなにより、コレって別に女性限定ではなく、男性でも嬉しい効果なのではないのか。このグッズを使うことで、男性がキスしてくるようになるのだと、男性が使うのには抵抗があるだろうが、別にフェロモンを出すような成分が入っているわけでもなく、みんなに使ってもらいたいグッズと言えよう。価格は、楽天最安で2500円程度。ぜひ、お試しして、結果を教えて欲しい。

2009/09/23

Twitter、使い道を発見

登録してから、いったい何に使うのか、そもそも自分の書いた、いわゆる「つぶやき」は誰が見てくれるのか、非常に疑問を感じていたTwitterだが、昨日、ついにその使い方として有効なものを発見した。
Twitterは1記事240文字という、ブログを強制的に短くさせることで、思いついたことや気になった事を簡単に投稿できるようにしたものだが、他人の記事を見るのに大きなハードルがある。なぜなら、通常のブログであれば、各ブログ提供サイトのTOPページなりに、新着記事の一覧として掲載されたり、検索機能があったりなど、他人の投稿を「探そうとすれば」見つけられる機能が提供されているのに対して、Twitterにはそんな機能は全く搭載されていないからだ。
実際に知っている人物から、Twitterをやっていることを聞かなければ、他人が書いた記事を読むこともできないTwitterが、どういう役に立つのかと言うと、居酒屋なんかで焼酎のボトルを頼んだ際に、ひとことつぶやいておくのだ。
「焼き鳥屋○○で焼酎××をボトルキープ」
これで、時々自分が書いたつぶやきを見直すことで、有効期限が切れてしまう前に、キープしてあるボトルを飲みに店を訪れることができる、という寸法である。要するに、単なるメモなのだが、実際に手帳などにメモをしておくと、どこに言ってしまったのか分からなくなる、あるいは紛失するなど、到底次に店を訪れるまで、メモが残っているとは思えないが、その点、Twitterなら意図して消さない限りは残っている、はずである。ブログに書いてしまうと、余計なゴミ投稿になってしまうが、Twitterの場合、どうせ誰もこの記事は閲覧していないのだから、はっきり言ってゴミがいくつあろうが、自分が気にしなければ済む話だ。
なんとも便利なTwitter。他人とリンクする機能なんて、不要だったんじゃないだろうか。。。。

2009/09/20

全身18ヵ所を2時間かけて刺しまくり

アメリカで、53歳の男性が、全身18ヵ所を2時間に渡って刺しまくられながら、命を取り留めるという事件がおきた。この事件は、オハイオ州で発生したのだが、州法や連邦憲法に違反しているのではないかとして、この男性の弁護士が連邦地裁に訴えているという。この事件は、犯罪を起因としたものだが、この刺したという、その事自体はなんら犯罪ではない。
この刺された男性は、ロメル・ブルーム氏。1984年に14歳の少女を刺殺した罪で死刑が確定しており、薬物注射によってその刑を執行しようとした際、刑務官らが右腕の静脈に注射針を刺したところ、血管が収縮してしまい、なんと失敗。その後2時間あまりを費やし、左腕や両足、かかとなど計18ヵ所に対して、注射を続けたものの、うまく薬物を注入するに至らず、この日の執行は見送られる結果となった。
うまくいかなかった原因だが、どうやら水分をあまり摂っていなかったために、脱水症状気味となっていたことだと判明したようだが、そんなことでいちいち刑の執行を止められていてはたまらない。この2時間で18ヵ所も刺した事が「「迅速で苦痛のない執行」を規定している州法、「残酷で異常な刑」を禁じている連邦憲法に違反しているとして、弁護士らは刑の執行中止まで求める始末になっている。犯罪者に刑を課そうと言う時に、手際が悪いと、刑が執行すら出来なくなりかねないなんて、なんとお粗末な事件なのだろうか。
凶悪犯に対する刑罰で、死刑にしようとしておきながら、手際が悪かったからといって、法に反していると訴えるとは、何事か、刑の執行に伴って、苦痛が増すのなら被害者感情からすれば、幸いな事以外の何ものでもないだろう、と憤慨してみたものの、日本でも、自分の職務でありながら、信条に反するからと刑の執行を承諾しなかった、トンデモ法務大臣がいたくらいなので、目くそ鼻くそを笑う、と言われてしまいそうだ。とにかく、これを対岸の火事と思わず、日本においても迅速で確実な刑の執行を心がけてもらいたいものだ。でなければ、罪の無い一般市民は、いつ凶悪犯がシャバに舞い戻ってくるかと、びくびくしながら暮らす羽目になってしまうではないか。

梅林閣はバイリンガル・・・・

秋の連休、通称シルバーウィーク、この名称が登場したのは、私が知る限りでは今年になって初めてのはずなのだが、この違和感全開のネーミングがいつまで続くか分からない中、その初日に久々に・・・・・いや、1ヵ月ぶりくらいに、中華街でランチを食べてきた。今回はいままで行った事のない店をえらびたいと思い、これまで何度も店の前を通りかかってもそのまま素通りしてしまっていた、梅林閣というお店に行ってみた。
場所は順海閣本館の中山路側の入り口を少し中華大通り側に行ったところで、建物としては順海閣に間借りしている形になっている。今回は、初めてということもあり、何を食べようかと悩んだ末、酢豚とニラレバ炒め(レバニラ?と書いてあったかもしれない)、それにお薦めと店頭の看板に記載されていた焼き餃子を注文してみた。
最初にでてきたニラレバ炒めを食べてみると、味付けも辛すぎず薄すぎず、炒められているレバーも厚めに切られているのに厭みな臭いを感じることもなく、大変美味しくいただけた。餃子も食べてみたが、とてもボリュームがあり、ご飯が進むこと間違いなし、と言いたくなる感じ。最後にでてきた酢豚は、豚の唐揚げもカラッとした感じでありながら、甘酢とうまく絡んでいて、お昼ご飯として申し分ないのは勿論のこと、夜に酒を飲みながら食べるのも大変おいしいのではないかと思われる。この店はこのサイトで五つ星をつけられているだけの事はあり、とても満足できるものだった。
食べている途中に、黒人のでっぷりと太った観光客とおぼしきおばさんが4人ほど来店し、机を寄せるからなにかと思ったら、続いて4人ほどの白人やら東洋人やらがやってきた。この東洋人、もしかして日本語か中国語で注文ができるのかと思いきや、思いっきり英語しか話せない集団だったらしく、お店の奥から英語メニューを持ってきて、女将と思われる年配の女性が英語でメニューの説明を始めた。梅林閣だけにバイリンガル、と思ったが、よく考えれば、既に日本語と中国語が話せるので、英語を加えてトリリンガルなのであった。う~ん、さすが国際都市・横浜。Y150開国博(正しくは、開港博ではなく、開国博というらしい)は大失敗に終わったが、そんなこととは関係なく、市民は今日も商魂逞しく生きていく、と言うことか。

2009/09/13

女の子とカメラ

最近、カメラ女子、と呼ばれる女の子達が増えてきている、というのが、どこかのサイトに掲載されていた。いつでもパチリ、なのだそうだ。
なんなのかと思って読んでみると、最近のデジタル一眼レフの低価格化と軽量化に伴い、いつでもカメラを持ち歩いて、どこでも写真を撮る女の子が増えてきているのだそうだ。そういえば、街を歩いていても、女の子に限らず、一眼レフを持ち歩いている人が増えてきたような気がするなぁ。
俺でもまだ、買えずに悩んでいる一眼レフを他人がプラプラさせているのを見ると、やっぱり欲しくなってしまうのだが、新しい機種はどんどん出てくる上に、銀塩カメラはそんな進化しないけど、デジタルはどんどん進化して性能も向上していくのを見ると、なかなか手が出せないのだ。
このカメラの人気、日本人にありがちな一過性のものなのか、それとも、誰もが写真を撮る時は一眼レフを使うようになるのか、もう少し見極めが必要だろう。もし、一過性のものなら、いま購入してしまった俄カメラマニアが購入した一眼レフが、どんどん中古市場に流れてくることが期待できるからだ。
それにしても、カメラ女子って、カメラを向けると目をパチリと開いて写真を撮らせてくれる、そういう女の子の事じゃなかったのあ。。。。orz

小難しく言っても中身は同じ

先の衆院選で惨敗した責任を取って、16日に辞任する麻生太郎総裁に代わる、新しい自民党総裁を今月末に選出する予定の自民党だが、どうにも立候補者が出てこず、揃って様子見の感が漂ってきた。派閥のボスがどうこうするとか決めるようでは、自民党は再生できないとか、そんな格好のいい事を河野太郎氏が述べていたが、フタをあけてみれば、出馬する雰囲気であった石原伸晃氏も「止まり木に羽を休めて明日を待つ」などと小難しい理屈を捏ねて、出馬しないことを正式に表明した。
石原氏は同時に「今回は頂を目指すのではなく、じっくり足を地につけていきたい」と述べており、今回の総裁選に出馬するのは得策ではないとの判断から、出馬を見送るという結論に至ったものと推察される。なにが「止まり木に羽を休めて」だ。調子のいいことを言っておきながら、この惨敗して地に塗れた自民党を、自分がリーダーとなって立て直してやる、そのくらいの意気込みもなく、なにが再生だ、改革だ。これならまだ、話し方にかなり不快感を伴う石破氏の方が、まだやる気をだして改革に取り組みそうというものだ。
このまま、自民党が日本社会党がその昔たどった道のように、ただ単に凋落していったなら、民主党にせっかく政権が変わったと言っても、その上に胡坐を書いて改革は頓挫し、ただ政権交代を成し遂げた、というだけで終わってしまうのではないか。下野した自民党には、政権についた民主党に対して常にプレッシャーを与えることで、改革を促すような、そういう成熟した政治体制を目指してもらいたいものだ。

2009/09/12

ガンダムと鉄人28号はどちらが強いのか

お台場のガンダムに続き、今度は神戸に全高18mと実物大の鉄人28号が完成を控えているらしい。なんでもNPO法人「KOBE鉄人PROJECT」が建設(ロボットのはずなのに、建設なのか?建造とか製造と言うべきなのでは?)しているらしいが、なぜか場所はJR新長田駅前の若松公園内。もっとメジャーなところに建設すべきなのではないかと言う疑問が無いでもない。公開は9月末を予定しているそうなのだが、果たしてお台場のガンダムと比較して、いったいどれだけの人間が足を運んでくれるのか。
ちなみに、どんな場所なのか気になって、GoogleMapで調べてみたのだが、どうにも新長田駅前には、それらしき公園が見当たらない。名前が出てこない広場らしき(要は駅前広場だ)ものはあるのだが、いったいこのあたりのどこに建設しているというのか。この駅の周辺は、地図で見る限りはどう贔屓目に見ても単なる市街地で、観光客などがくる気配は感じられない。お台場のガンダムがあれだけ人気を博しているのは、ガンダムだというだけではなく、お台場にある、という事に価値があるのだと、このKOBEプロジェクトのメンバーは気付いているのだろうか。いや、無理だろう。
人気の面では敵いそうも無い、ある意味、アニメとしてもジリ貧状態の鉄人だが、実際に戦うとなれば、ロボット本体の性能もさることながら、操縦者の能力も重要になってきそうだ。単独では飛行できないガンダムに対して、鉄人は水陸空全領域で戦闘可能だ。ただし、操縦者である正太郎くんをどう移動させるのか、という問題はどこへ行ってもつきまとうが、戦闘を外から眺めながら指示を出し、ロボットも搭乗者の身体的負担を顧みる事無く全力で稼動できるというアドバンテージはあるだろう。さらに、鉄人は確か、マグマの中に入っても耐えられたような記憶がある。それに対して、さすがにガンダムはそこまでの耐久性は考慮されていない。しかも、鉄人は操縦者が不在でも自律的に動作し、敵を攻撃することもできる。それに対してガンダムはアムロがいなければただの鉄の箱でしかない。正太郎くんもある意味、ニュータイプと言えなくもなく、この勝負、鉄人の勝ちか?
「人気のガンダム、実力の鉄人」
なんだか、一昔前の日本プロ野球の(どちらかといえばパリーグの)、宣伝文句みたいだな。

ちぎれたチンコは屋根の上

イスタンブールで、婚約を破棄されて売春を強要されたとするトルコ人の女性が、恋人(だった?)男性のチンコを、酒に酔って寝ている隙に切断し、隣家の屋根の上に投げ捨てた罪で逮捕されたというニュースが伝えられていた。男性のチンコは、なんとか隣家の屋根から回収され、11時間にも及ぶ手術の末、接合に成功したらしい。
この逮捕された女性の裁判は、男性器が機能を取り戻すかどうかで変わるため、一年半後まで待たれるらしい。だが、こんな凶悪な事件を起こす、日本で言えば、三橋か鈴香かというような人物が、売春を強要されたといわれてもにわかには信じがたい話ではある。なぜその時にチンコを噛み千切ってやるくらいのことをしなかったのか、非常に疑わしい状況であることは間違いない。
願わくば、屋根から回収されたチンコが、再び天を衝かんばかりの勢いを取り戻さんことを。

2009/09/09

酒は自殺を誘発するか

国立精神・神経センターの自殺予防総合対策センターが行った、自殺死亡者の遺族に対する聞き取り調査で、自殺者の実に23%もの人が、アルコール依存症など飲酒に関わる問題を抱えていた事が分かった。これまで、日本では、あまり自殺とアルコールとの関係が指摘されてこなかったが、今後の自殺防止に向けて、対策の強化が必要だと結論付けている。
百薬の長とも言われる酒が、自殺を助長していると言わんばかりの報告だが、果たして本当のところはどうなのだろうか。酒を飲む人の大半は、1日の疲れを労うため、あるいは飲むことで気を紛らわせたい何かがある、そういう人が大多数を占めているわけだが、当然その中には、生きていても何の意味もない、あるいはこの苦しみから逃れたいと言う思いで酒を飲んでいる人もいるわけで、そういう人間が自殺した原因を酒に求めるのは、単なる責任転嫁ではなかろうか。
本当に自殺を防止するつもりがあるのなら、もっと根本的な原因を取り除く事に注力すべきではないのか。
だが、そんか対策を打ち出すことは、少なくともこの天下りの受け皿になっていると思われる、このセンターでは永遠に出来ない相談だろう。なぜなら、自殺者がほんとうに減少してしまったりしたら、自殺防止を目的としたこのセンターは、不要になって貴重な天下り先がひとつ、失われる事になってしまうのだから・・・

2009/09/07

官僚がこの国の主人公なのか

民主党を中心とした、新しい政権の成立まで秒読みとなる中、これまで国土交通省が頑なに存在を否定し続けてきた、高速道路を全面無料化した場合の経済効果に関する試算が公表された。それによると、一般道の渋滞が解消されることなどにより、高速道路の収支が悪化する分を差し引いても、2.7兆円もの経済効果が見込まれることが明らかとなっている。これまで、民主党の公約を裏づけし、同党に有利となるため、隠蔽し続けてきたという疑惑が生まれてきた。
政府はこれまで、高速道路を無料化した場合の経済効果に関する試算について、「国土交通省が取りまとめたものは存在しない」として、存在を否定し続けてきたのだが、それが覆され、大きな経済効果があることが証明されたのは、民主党の力によるものではなく、我々国民が自民党に対して退陣を迫ったからこそ、表に出てきたものであり、今後も同様の隠蔽され続けた事実が明らかになってくる可能性が高い。
これらは全て、最終的には官僚が隠し続けてきたものなのだが、それもこれも自民党政権が継続することで自分達にとって利があると思えばこそ、民主党政権誕生を阻止するために公表を拒む、あるいは存在を否定してきたわけで、これだけを見てもどれだけ自民党政権のおかげで官僚達が甘い汁を吸い続けてきたのかということを間接的に証明したと言っても過言ではないだろう。民主党政権となった場合、これまで否定してきたものが発見された場合に、その責任を追及されることを恐れた官僚が、「あくまで検討段階であったため」公表してこなかったものを公表したことには大きな意義があると言えよう。
それは、政治を官僚達から国民の手に取り戻す方向にこの国が進み始めたということだ。今後、官僚達は自分達がこれまで築いてきた権益を守るために、民主党政権に対して非協力的な行動をとる、あるいは、これまでの自民党と同じように、自分達の利益のために動く政治家として取り込もうという動きが本格化してくるだろう。民主党議員諸氏には、そのような誘惑や反抗に屈する事無く、長らく自民党政権の下で腐りきったこの官僚どもを一掃するくらいの意気込みを持って、政権運営に邁進していただきたいものである。

2009/09/06

自爆テロの申し子か

ドイツでエジプト人の男性が自分の息子につけようとした名前をベルリン市当局が「子供の将来に悪影響を及ぼす」という理由で届け出の受理を拒否した事に対して、父親が受理しないのは不当だとして市当局を訴え、3年間も法廷で争われてきたらしいが、現地時間4日までに、裁判所は「イスラム社会では一般的な名前」だとして、命名を認める判決を下したそうだ。
その子供の名前は「ジハード」いわゆる聖戦のことだ。イスラム社会のみならず、一般的な西洋文明における聖戦とは、本来は神の求めに従って神に背く部族と戦うとか、そういうものだったと思うのだが、いまや聖戦といえば、自爆テロを引き起こすか、あるいはそのテロを起こした人間がいそうだと言っては、空から大量の爆薬を撒き散らして地域一帯を焦土と化すことを指すようで、聖戦と聞くと大義名分が欲しいためだけの謳い文句となってしまった感がある。
これがアメリカ人で聖戦などと名づけたら、空母に乗ってどこに攻めに行くのかと思ってしまうが、イスラム社会でジハードと名づけられたら、爆弾を満載してアメリカ大使館にでも突っ込むのか?と思ってしまう。どちらが正しいのかとか、そういう話は置いておくとして、こんな名前を付けられたら、その社会の中ではいいかもしれないが、他の社会に行ったときにどんな風に受け止められるのか、もう少し考えた方がよかったのではないか。日本人がいくら温和だと言ったって、北朝鮮から留学してきた学生の名前が「キム・ジョンイル」だったらどん引きだよ。

2009/09/04

高額な日本の携帯電話

朝日新聞が調査した結果、世界の主要7都市で携帯電話の通話料金を比較したところ、東京はパリに次いで2番目の高額であることが分かった。一分あたりの通話料は、パリの32円に対して東京は27.7円、もっとも安いニューヨークの10円と較べると、実に2.8倍にもなる計算だ。平均的な通話時間での料金を比較した場合でも、東京の1時間半で2600円は7都市中の3番目の高さとなっている。
不景気で日本の企業が軒並み苦しい経営を強いられ、国民が明日をも知れぬ生活を強いられる中、日本の携帯各社は高水準の利益をあげており、いったいどこが競争によって料金の低下が起きているというのか、各社の説明に大いなる疑念を抱かざるを得ない状態であることが明らかとなった。
docomo、auは勿論のこと、価格破壊を謳い文句に、さも低価格であるかのように販売数を伸ばしているSoftbankですら、実質的には価格は横並びで、莫大な利益をあげていることが白日の下にさらされたわけだが、この状況に対して、我々一般市民が料金の下落を求めて出来ることがなんなのか、そこまで踏み込んだ報道とはなっていなかった。いったい、どうやれば、携帯電話の通話料を下げさせることができるのだろうか。
この場合、帯電話を使わなければいい、という案は却下だ。そんな選択ができるのであれば、価格の下落を期待する前に、とうの昔に携帯電話はゴミ箱に叩き込んで契約を打ち切っていたであろう。現代の必需品ともなってしまった携帯電話をいまさら手放すことができるのであれば、だれも価格の下落を求めたりなどしはしない。だれか正解を教えてくれ。。。。。