2007/10/27

これだから安物は

先日、夕食の準備をしようとフードプロセッサーでネギやらニンニクやらを切り刻もうとしたところ、なぜか蓋のしまりが悪く、四苦八苦してようやく回転させることができたのだが、いつもと違う音がしているので、なにごとかと慌てて蓋を開いて中を覗いてみると、衝撃的な光景が広がっていた。回転部分の噛み合わせが悪かったのか、摩擦でプラスチック部分が削りとられ、ひん曲がってそれ以上回転できないくらい圧迫されていたのだ。そればかりか、砕け散ったプラスチックの屑が食品の中に散在していて到底、口には入れられそうにないという惨状に、しばし呆然としてしまった。
蓋のしまりが悪いなぁ、と思いつつも、とりあえず閉まったのをよしとして回転させたのが悪かったのか、それとも製品寿命だったのかは分からないが、使い物にならなくなったフードプロセッサーを前にして、しみじみと「これだから安物は・・・・」と思ったものである。確かに数年前、ドンキホーテで1980円で販売されていた格安のフードプロセッサーだったので、もともと耐久性には疑問をもっていたのだが、それにしてもこんな重要部分が壊れてしまうとは予想外であった。
ああ、きちんと蓋がしまってさえいれば・・・と後悔していても仕方がないので、次の日曜日にヨドバシカメラに出かけて新しいフードプロセッサーを探してみることにした。今回はドンキホーテに行くことはないだろう。
で、探したところ、使い勝手がよさそうで、食材を入れる部分がプラスチックではなく、ガラス製で清潔感があることから、ナショナルのMK-K58Wという製品であった。もうひとつランクが上のK78Wというのもあったのだが、スライサーは恐らく使わないだろうと思われたのと、必要になればオプションで買えばいいかという判断もあって、こちらの製品にしてみた。
家に帰ってさっそく使ってみたが、いままでのフードプロセッサが上にモーターを取り付けて回転させるタイプだったのに対して、新しいのは下にモーターが固定されていて、食材入れとカッターを上から取り付けるタイプだ。カッターをどうやって取り付けるのだ?と思いつつ適当に上に乗せてやると、なんと自分で勝手に回転してセットされてしまった。いままでのはカッターの位置を調整して蓋の結合部とうまくあわせて・・・とかいろいろと面倒だったのに、この手軽さはいったいなんなのだ。やっぱ日本製は違うわ~~と感動しつつ回転開始。あっという間に鶏の肉団子ができあがってしまった。
ついでに付属してきたおろし金も使ってみようとセットして、大根を投入。何の苦もなくあっという間に大量の大根おろしが製造、まさに製造されてしまった。いままで奥さんが腕が疲れるからと、大根おろしを担当していた旦那はどこのどいつだい?





私だよ!


にしおかか!」
心配は、あまりに簡単にできてしまうので、大根の消費量が増えることくらいじゃないかな。