2010/11/24

17歳少年、14歳の妹を

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。

そんなアニメ、いや、原作はたしか小説だったのだと思うが、そういう話がオタク界を賑わす中、実の兄が実の妹を、いや、実の兄という時点で、妹は実の妹でなければ、その兄は「実の」ではなくなってしまうから、この言い方には語弊が多分にあるのだが、とにかく、血の繋がった17歳の兄が14歳の妹を殺害するという痛ましい事件がおきた。

オタク的には、血の繋がらない兄と妹の諍いの方が、萌え萌えするのだろうが、残念ながら今回の事件は、そういう訳にはいかず、実際には本当の兄が妹を殺害するという事件に終始したようである。その原因として、犯人である兄は警察の取り調べに対して、妹にバカにされたのでやったと供述しているらしく、いったい、何についてバカにされたのか、世間の耳目を集める事態となっている。

いったい、何をバカにされたのか。よくあるような話のとおり、ナニについて妹になじられて、カッとなって殺したのか、あるいは、ナニが下手であることを揶揄されたことに腹をたてたのか、原因は今のところ定かではないが、とにかく、年端も行かない14歳の小娘が実の兄に命を奪われたことは動かしようの無い事実であり、真実の解明が待たれるところである。

2010/11/13

沖縄の気違いルカいらないか?

沖縄在住のルカ(キチガイ)が、いるのかいらないのか、という話はおいといて、取り上げるのは果たして沖縄県民が声を大にして主張する沖縄の米軍基地を、県外なり国外に移設することが、果たして可能なのかどうか、という話である。

ここで、既に何度となく、中国を始めとする周辺国家の脅威を考えれば、米軍でなくてはならないのかはともかくとして、ある程度の抑止力としての戦力を配備しておかなくてはならないのは、もはや議論する必要すらない、自明の論理である。奇しくも、たった一隻の中国漁船がそのことを平和ボケした日本国民に警告してくれたのは、大変に有意義なことであったと言える。

さて、それでは、実際に配備される兵力を、全て日本国内で賄えるのかというと、単純な兵力と言う意味では、沖縄に駐留している米軍は、それほど大規模(ここで言う大規模とは、イラクに駐留しているくらいを指す)ではないことから、自衛隊の精鋭部隊を集結させれば、それほど困難な話ではない。問題は、その戦力が抑止力足り得るのか、ということだ。

米軍の駐留している海兵隊は、その純粋な戦力そのものも、確かにひとつの抑止力ではあるが、真に抑止力足り得るのは、それが「米軍」である、という事実である。その部隊と交戦するということは、すなわち即座にアメリカ合衆国と開戦することを意味する。これが、米海兵隊が、抑止力足り得る最大の理由である。

それに対して、自衛隊が駐留している場合、攻撃してくるのは当然ながら日本に対して何らかの野心、それが南西海域の島々であるか、日本全体であるかはともかく、狙いをつけた国家の軍隊である以上、その駐留部隊と戦うのは本来の目的通りのものであり、純粋な戦力としての抑止力以上のものを期待することはできない。つまり、米海兵隊と同等の抑止力を発揮するためには、その数倍の戦力が必要となるのだ。

さらに言えば、相手が本気で日本に対して開戦の意図があるのであれば、どれほどの戦力を配備しても開戦初頭の戦力展開を迅速に行える以上の効果を求めるのは酷というものだろう。これだけのことを考慮して、まだ米軍駐留に反対するのは、売国奴と言われてもしかたのないところであろう。沖縄県民には熟慮をお願いしたい。
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2010/11/06

ブッシュ、水責め

ブッシュ前アメリカ合衆国大統領が、水責めを選択していた。

と言っても、別にワシントンの高級コールガールに対して、縛り上げた上での水責めという、SMプレイを興じていたとか、そういう話ではない。2001年に発生した米同時テロの容疑者に対して、水を浴びせて自白を迫る「水責め」の尋問を承認していた、というものである。どういうつもりか分からないが、9日に発売される自らの回顧録において、そのような暴露があるということをアメリカのメディアが事前に入手して報道したものらしいが、本人の弁によれば、テロの再発防止には必要だとして、水責めを正当化しているのだそうな。

いかにもエゴ人権団体が糾弾しそうなネタであるが、なぜ発売の3日前になって、これがマスコミに漏れてきたのかが、かなり疑わしいところではある。売れ行きを伸ばすために、なんとなく世間の関心を引きそうな下りについてだけ情報を漏らして、注目を集めようとしているのではないのか、という雰囲気が感じられてならないのだ。水責め以外の過酷な責めについては、許可を与えなかったとして、人権団体の追及をかわす逃げ道も用意しておき、さらにオバマ大統領が禁止しているという支持率を回復するためのネタまで用意されているという周到さには、なんとも感心してしまうほどである。

これくらいのしたたかさを、なぜ日本政府なり、歴代首相なりが持ち合わせていないのか。なんともアメリカと日本の政治家のレベル差を感じさせられて、がっかりすること、しきりである。