2005/12/26

なんで生中継じゃないの?!フジテレビ

今日、日本中が注目しているフィギュアスケートの全日本選手権(女子)が長野で催され、一身に期待を受けた安藤は残念ながら6位に終わった。優勝候補の筆頭に挙げられていた浅田は残念ながら2位に終わった。もっとも、これまでの成績から、安藤はトリノ五輪への切符を手にし、不甲斐ない日本スケート連盟のおかげで浅田はオリンピックには生涯出場できないであろうことも確定した。(今がピークの浅田を五輪に出さないで、なにが選手の保護だ、ふざけるにも程がある)
しかしながら、私が真に頭にきているのは、フジテレビに対してである。独占中継などとテレビ欄には書かれているが、よくよく確かめてみれば、何のことはない、録画放送ではないか。なんのために日本中が熱中してトリノ五輪の代表が選ばれる瞬間を楽しみにテレビ放送を見ているのかわかっているのだろうか。中継の直前に安藤、村主、荒川の3名が五輪代表に内定したことがわかってしまっては、中継を見る気など失せるにきまっているではないか。はっきり言って、日本国民をコケにしているとしか言いようのない所業である。こんなことだからどこぞのIT企業に買収されたりするのだ。(もっとも、買収話はどういうわけかマスコミではまったく取り上げられなくなったのだが。ここまで身内をかばうとは日本のジャーナリズムはどこへ行ったのだ。あ、もともと無かったんだっけ・・・)
最初から何の期待もしていなかった日本スケート連盟とは違い、テレビではきちんと中継をしてもらえるものと思い込んでいたせいか、落胆の思いはより強く、天を衝いた怒髪をなだめる術もなく、怒りは心頭したまま収まるところを知らないのであるが、その矛先は当然のごとく浅田の五輪出場を何の努力もすることなく断念した連盟にも向けられるのであった。なんなのだ、あの連盟の会見で出てきたオバハンは!!はっきり言って浅田の若々しく瑞々しい才能に嫉妬したとしか思えない、トドにしか見えない醜いオバハンとしか言い様が無い。こういう時こそ小泉首相にはリーダーシップをとって、世界のルールを変えてでも日本の国益を主張して欲しいのだが。頼むよ、小泉さん。ちょっとばかり歳出を削減して、満足している場合じゃないぜ。
それにしてもなんでフジテレビのホームページには苦情を言うための電話番号が書いてないの?こんな体たらくで公共放送を自負しているだなんて、ちゃんちゃら可笑しくて鼻水がでちゃうよ。
と、言っていたら、浅田のオリンピック出場について、打診を行っていたというニュースが26日になって報道された。こっそりと打診していたらしいが、そんなだから日本はいつまで経っても国際社会では2流以下のダメダメ国家なのだ。こういう主張は国民の総意として発言してはじめて、世界に訴える力となるのだ。肌つやにたるみの出たオバハンがいくら一人で言ったところで誰が耳を貸すというのだ。いい加減に国際感覚を身に付けろ。まあ、東洋の小さな島国の黄色い猿にいくら言っても馬の耳に念仏か。

2005/12/22

近頃、更新が滞っていました

更新が滞っていたのは、別にさぼっていたからでも、世間が平和で何も書くことがなかった訳でも決してなく、見渡せば景気だけは、やや上向いてきた感じがするものの、世の中はますます荒みきって、いたいけな小学生の女子児童が次々と凶刃の犠牲となり、大阪ではマンションの一室で姉妹が殺害されてしまい、犯人は逮捕されてみれば母親を殺した感触が忘れられず血を見たくなったなどとのたまう殺人鬼であったり、マンションの耐震審査は設計書の偽造も見抜けないような杜撰なものであったことまで発覚するなど、コラムのネタに困ることは無いようで、そこまでがんばってネタを提供していただかなくとも何か書くことはあるので、できればもう少し平穏な日々が戻ってきてほしいと思う今日この頃。
こんなにネタがあるのに書かないのは、やはりさぼっているのではないかと言われてしまいそうなのだが、実は私用が立てこんでいてコラムをのんびり書いているような場合ではなかったのだ。夏以降だが結婚の準備で忙しく、これまで足繁く通っていたジムにも通えなくなる体たらくで、先日ようやく一段落がつき、ジム通いも再開できたので併せてコラムの更新も再開しようと思い立った次第である。
先日、大阪のホテルで結婚式を挙げたのだが、その日以来、私の薬指には大きな指輪がはめられてしまい、キーボードを打っていると何かの拍子に気になることがある。普段は何気なく過ごしているのだが、キーボードを打つ際には普段よりも大きく薬指を曲げる場合があり、そこで初めて自分が指輪をしていることを思い出すので、どうにも打ち間違いが多くなったように思う。そもそも左の薬指はそんなに使わないのでそれほど影響ないだろうと高を括っていたのだが、思いのほか薬指を使用することは多いらしく、いまコラムを書いていてもかなり気になって時々グリグリと指輪を回す始末である。
・・・いつになったら指輪をしなくてもよくなるのだろう。。。。

2005/08/25

ホリエモンに金儲け以外の理念があるか

??月19日午後、ニュースを見ていると以前から噂されていたとおり、ライブドア社長である堀江貴文ことホリエモンが、今回の衆議院議員選挙に広島6区から出馬することが決定した。それも大方の予想を裏切り、自民党公認ではなく無所属としての出馬である。正直なところ、何を考えているのかと言いたいところなのは、日本国民の大半が思っているところで、郵政民営化反対派の急先鋒である亀井静氏の出馬が予想されている選挙区を選んで立候補するとは、最近話題が少なくマスコミでの露出度が減ってきた分をカバーする為としか思えない。明らかに当選することを目論んでいると言うよりは、注目を集めて今後の事業展開に繋げたいというのが本音であることはまず間違いないだろう。
いかに広島市が暴走族のたまり場で、ミーハーな市民が大半を占めている、およそ良識とはかけ離れた有権者ばかりだとしても、天地がひっくり返ろうがホリエモンが当選することはあり得ないのであるが、にも関わらず出馬したホリエモンの真意はどこにあるのだろうか。フジテレビの乗っ取り騒動が沈静化し、メディアへの露出が減った分を補うためのホリエモン流パフォーマンスに自民党も乗ってみた、というのが真相ではないかと疑っているのだが、選挙の結果はどうだろうか。
最新の世論調査によると、相変わらず高い支持を受けている小泉政権だが、一大勢力であるはずのサラリーマンにとって、自民党が掲げる政策は非情なまでにサラリーマンを締め上げる大増税である事を理解しているのだろうか。このままでは所得税は増え、各種控除は廃止され、老後の年金も貰えない、なんとも憂鬱な未来が待っているのだが、それを進んで選択するとはサラリーマンは全員悲劇のヒロイン症候群にでもかかっているのだろうか。
さて、件のホリエモンは平日に戻るや否や、選挙区の広島を後にし、社長業に戻ってしまった。選挙戦云々ではなく、万が一、彼が当選した場合、広島に来ることは二度と無いし、もとより地元でない広島市民のために何かを為そうなどと思うことは、太陽が西から昇るのと同じくらい、有り得ない事だ。これでもしもホリエモンが当選したりするようなら、広島市民の常識を疑うどころの話ではなく、正気を疑った方が賢明というものであろう。

2005/08/16

サーバの調子が悪いです。

どうも昨日のコラムを書き込んでからサーバの調子が非常に悪くなってしまったらしく、1件しかコラムを書いていないにも関わらず、同一の内容が34件も重複して表示されるようになってしまった。
これは昨日のコラムで政府批判を行ったため、公安から妨害を受けている訳でもなければ、イスラム教のテロリストが計画を暴露された事に腹を立て、サイバーテロを仕掛けてきている訳でも断じて無い。2ヶ月ほど前からサーバ内蔵のHDDの調子が悪く、アクセスした際にエラーになる事象が発生しているからだ。
なんとか応急手当はしたものの、一度壊れ始めたHDDは磨り減ったタイヤと同様に、直ると言うことはなく交換しない限り徐々に不良部分が広がっていくだけなのだ。交換したいのは山々なのだが諸般の事情で今期の予算が底をついたため、来期まで騙し騙しの運用を継続するしかなくなってしまった。もしも突然このページが見れない事態になった際は、当局の検閲により削除されたものと、お考え頂きたい。

郵政選挙って、他にもやる事あんだろ

今日は60回目の終戦記念日、戦争の悲惨さを思い起こし、周辺諸国との友好関係について改めて見つめ直すよい機会、の筈なのだが我が大日本帝国の為政者どもは郵政民営化をダシにして与野党ともに、それが政治家としての最大の責務だと言わんばかりに国内の権力闘争に明け暮れている。日本は今、国際的に孤立し始め、今後アジアを初めとする諸外国とどのように友好関係を構築するかという、この先50年を見据えた外交を展開しなくてはならない重要な時期であり、郵政の民営化などという小さな問題にかかずらっている場合では断じて無いにも関わらず、だ。
北朝鮮問題の六ヶ国協議は核ミサイルの照準が日本だけに対して合わされているのが確実であるにも関わらず、拉致問題を頑なに議題から下ろそうとしない日本の主張は、核問題を主題としたい他の五ヶ国の、どの国からの賛同を得ることもなく、日本を孤立化させて協議を空転させようという北朝鮮の狙い通り、進展の無いまま休会の運びとなった。またイラクに駐留を続ける自衛隊に対する現地での風当たりは日増しに強くなり、テロによる治安の悪化のみならず、市民による抗議デモの糾弾対象にすら上げられる状況に陥っているにも関わらず、政府は未だにサマワを非戦闘地域と位置付けて駐留の理由付けをするばかりで具体的な治安の回復策や復興支援内容の見直しと言う建設的な発言は一切出て来ない。
それもこれも全てはパフォーマンスによって国民の支持を集め、大局的な視野を持たず目先の事しか考えられない、短絡思考の欠陥総理とその他もうどうでもいい取り巻き連中で構成された、方向性に欠けた政府の責任と言わざるを得ない。にもかかわらず、これだけ課題が山積している中、たかが郵政で国会を解散し、政治的な空白を作り出すとは、あまりの脱力感に怒る気力も萎えるというものだ。しかも、これだけ日本でテロが起きる可能性が指摘されているにも関わらず、投票日はよりにもよってアメリカ同時多発テロが起きた9月11日、これではテロリストに妨害できるものならやってみろ、と喧嘩をうっているとしか思えない暴挙である。雉も鳴かずば撃たれまいとの言葉もあるが、テロリストどもよ、どうか日本国民に成り代わって日本の歴史上まれに見る愚かな指導者を排除願いたい。うっかり新幹線を爆破などしたら、遺憾の意を表明する政府の傍らで、談合で吊し上げられて青息吐息のゼネコンが諸手を挙げて喜ぶだけですので。

2005/07/20

そのテロリストは効果を考えたのか

イギリスはロンドンで、日本時間の7月7日夕刻、地下鉄と路線バスで同時テロが発生した。折しもイギリス北部の都市バーミヤン(違う!)でG8先進八カ国首脳会議が行われていたのだが、この時期に行ったと言うことはG8の妨害を目的として実施された可能性は極めて高いと考えるのが妥当なのだが、その効果を見た場合、果たしてテロリストはG8に対してどのような圧力を目論んで実行に至ったのか、全く不明である。
なぜなら、テロの発生まで今ひとつ話題に欠ける会議と言われ、マスコミからも殆ど注目されていなかったのが、テロをきっかけとして対テロ会議としてにわかに脚光を浴び始め、それまで足並みの乱れがちだった各国首脳を対テロという共通の脅威を認識することで結び付けさえしたのだ。利害関係から政策面で対立し、対イラク政策では軍事面での不協和音さえ聞かれていた各国が、このテロを契機に足並みを揃えたというのはG8としては大きな成果と言えるだろう。
前述のとおり、このテロはG8各国の関係を修復するという、参加国からすると極めて画期的な成果をもたらした訳であるが、これで死傷者が出ていなければ、真っ先に疑われるのはホスト国であるイギリスであったのは想像に難くない。話題の乏しいG8に世界中のマスメディアを注目させ、ホスト国としてリーダーシップを発揮し自らの地位を高め、国民の危機感を煽り結束力を強める、イギリスにとってはいいこと尽くめではないか。
・・・・本当にイスラム過激派が犯人か?

2005/07/08

三台目のRioSU35

今年の5月くらいに、ようやく値段も下がってきた事もあり、初めてデジタルオーディオプレイヤーを購入してみたが、その時点ではまさか先週末に三台目を手にする事になろうとは夢にも思っていなかったのである。別に新しい製品が出たとか機能が不足しているから目移りしてそちらに乗り換えている訳でもないし、どこかで落としたり紛失した訳でもなければ、家用、会社用、旅行用と使い分けたりしている訳でも断じてない。なにしろ同じ機種で三台目なのだが、このRioSU35、想像以上に故障しやすいようなのだ。
デジタルオーディオプレイヤーとは今までのカセットテープやCD/MDと異なり、FLASHメモリに記憶したデータを再生する、機械的に動作する部分が殆ど存在しない機器なのだが、そのお陰で振動に非常に強く、従来の音楽機器のような音飛びが発生せず、バッテリー駆動時間も飛躍的に長くなり、故障にも強いという夢のような機器、であったはずなのだが、なぜか私が購入したRioSU35は使っていると程なく調子が悪くなり、液晶部分の表示が乱れたまま戻らなくなったり、電源を入れた途端に切れたりと、信じらんないような現象に見まわれているのだ。
購入したのは有楽町にあるビックカメラだったのだが、保証書を出すと快く交換してくれたのはありがたい事で、このあたりの対応はやはり大手だけのことはあると感心させられる。ついでに障害情報について確認してみたのだが、ネット上では色々と噂がでているにも関わらず、そういう話は出ていない、との事であった。故障しやすい事を認めてしまうと、途端に売れ行きが悪化し、在庫を抱え込んでしまうからだろうか。もしこの三台目が壊れたら、Rioに怒鳴り込んでやる。クレーマー舐めんなよ!
おっと、失礼。善良なユーザーを馬鹿にするにも程があると言うものだ。

2005/06/29

梅雨ってどういうものだっけ?

今年も一年で一番憂鬱な季節、梅雨がやってきた。降り続く雨のせいで普段にも増して高い湿気と適度な気温でパンにはカビが生える、洗濯物は乾かない、蒸し暑い、といいことは紫陽花が咲くくらい、という季節なのだが、どうも今年は当てはまりそうもない。雨が降らないのだ。
実のところ、異変を最初に感じたのは、梅雨入りして3日も経たないうちであった。例年であれば梅雨入り宣言が出された直後から雨が降らなくなり、どうしたのかと訝しんでいるうちに、梅雨入りだの梅雨明けだのはうやむやにされ、梅雨なのかどうかよく分からない雨が降るうちに、いつの間にか夏が来ているというのが梅雨というものであったのだが、どうした訳か今年は宣言通りに雨が降ったのだ。
うっかり予報を当てたりするものだから、普段にも増して雨が降らなくなってしまった、原因を作った気象庁はいったいどうやって責任をとるつもりだと書いていたら、昨日あたりから雨が降り出してしまった。コラムでバッサリ斬ろうとしていると、突然雨が降ってくる、まさか私のコラムに雨乞いの神通力が備わっているとは驚いた。あわてて窓を閉めた。

2005/06/22

線路に置き石ならぬ置きクマ?

しばらく前の事件になるが、札幌発網走行きの特急列車に推定体重200kgのヒグマが衝突した。JR西日本の福知山線脱線事故を発端に、このところイタズラ半分の置き石被害が続発するなか、北海道では更にエスカレートしてヒグマまでを線路に置くイタズラが発生、警察は全力で捜査を進めているが、今のところ容疑者の特定には至っていない。
などと言うと、まるで三流スポーツ紙が話題を欠いたときに使われそうな話だが半分は真実であり、ヒグマが特急に衝突したのは紛れもない事実である。そこに何らかの人的な関与があったかどうかは、確認されていない・・・ネタかよ!
まあ、これも人間による環境破壊のひとつと言えるのだが、かわいそうなヒグマさんは衝突でお亡くなりになったのだ。野生動物の貴重な命がまたひとつ消えたわけだが、人間が仕掛けた罠で死ぬならともかく、あんな騒音を撒き散らして走る鉄道に挽かれるというのはどうしたことか。環境汚染で野生の勘も鈍ったか。
天気予報で言っていたが、今日は各地で雨がちだが、明日からは全国的に晴れてきて、週末にかけて梅雨の中休みになるだろうとの事。って中休みばっかしじゃねぇか!

2005/06/21

信じらんないボーダフォン

最近、電車に乗っているとたまに目にする広告で、「ボーダフォンだとか、ボーダフォンじゃないとか、そんな事は関係ない」と言うのがあり、内容をよくよく確認してみたところ、他キャリア向け、つまりドコモだとかauだとかに送信するメールのパケット代がボーダフォン同士でやりとりするメールと同様に、無料になるというサービスらしい。
確かにボーダフォンの国内シェアはおよそ20%であり、普通にメールのやりとりをすると、八割方は他社向けになってしまう事を考えると、なんだかすばらしいサービスのように感じられるが果たして本当にそうだろうか?私は今のところauユーザーなので、ドコモの料金プランにはあまり詳しくないので、一例としてauと比較してみる。
auの場合、家族割引やお約束割引(つまり一年間は契約を解除しない、という約束で割り引いてもらう)や学割など割引メニューは充実しているが、実はメールのパケット代が無料になるというサービスは、少なくとも筆者の知る限りでは無い。じゃあボーダフォンの方がよほどよいではないかと早合点してしまいそうだが、auにはパケット定額制があり、2000円を払っておけばメールもインターネットもタダになる、というものである。あらかじめ2000円を払っているので正確にはタダでは無いのだが、とにかくそれ以上の料金が取られる事はない。パケット代が定額である、と言うことはつまり他社の携帯とメールのやりとりをしてもやはり定額と言うわけで、そう考えると今ひとつボーダフォンの新サービスに魅力を感じられない。
そもそも疑問というよりは、疑念を私が抱いているのは、この新サービスが一体いつまで継続されるのか、という点である。何年か前の話になるが、ボーダフォンは一年以上契約を継続することを条件に、音声通話を大幅に値下げするサービスを開始した。そのおかげで一時は爆発的に利用者数を延ばしたのだが、予想をはるかに上回る人数がこのサービスの利用を始めた事で、採算がとれないと言う事態に陥ってしまったのだ。そのため数ヶ月でこのサービスは打ち切りとなったのだが、このサービスを目当てに一年間の契約を行ったユーザーについてもサービスを打ち切り、それだけならいざ知らず、契約の解除にも応じなかったのだ。さすがに利用者からの非難が高まり、最終的に契約の解除に応じたものの、自分は約束を破っておきながら他人には守ることを強制する、そんな発想がでてくるボーダフォンという会社は、1mmも信用するに値しないのだ。この外資系通信会社がいつまで日本に居座るのか、もはや私の興味はその一点にしか存在しない。

2005/06/07

MovableTypeのDB潰れた?

ここ数日、コラムの更新がなかったのは忙しかったからでもネタがなかったからでも、ましてや更新をさぼっていたからでも決してなく、当サイトで利用しているMovableTypeのコンテンツ更新機能が利用出来なくなったからに他ならない。データベースが潰れたのだ。
普段、コラムを書き上げてサイトに掲載するとき、手順としてはまずDBに内容を登録してから、続いてサイトの再構築を行うのだが、この最初に行う登録作業で原因不明のエラーが発生するようになってしまったのだ。色々と試行錯誤を繰り返すものの、登録はようとしてできず、いたずらにサーバ上にエラーログを増やすのみであった。
原因について調査を行ったのだが、DBの更新時にエラーが発生していると言うこと以外は動作的におかしい部分がないことから、利用しているDBがなんらかの理由で潰れたと考えられる。このため過去のデータから復元を試みようと、まずは現在のデータについてバックアップを採取しようとしたところ、エラーが発生して正しく実行出来ない事が判明した。
ファイルの読み取りすら行えないのはおかしいと、システム関係を詳しく調べたところ、ディスクでエラーが定期的に発生している事が判明するに至り、根本的な原因がディスクにあることが分かったのだ。要はディスク障害で新しいデータを書き込めなかったことが、新たなコラムを投稿できない原因であったのだ。犯人と決め付けてしまい、MovableTypeよ、本当に申し訳ない。おまえは何も悪くない。

2005/05/31

もんじゅの建設は問題無し

高速増殖炉もんじゅの建設許可を巡り、反対派市民が国を訴えた裁判の判決が最高裁で言い渡された。二審の高裁判決では住人側の主張を認め、国の過失を問う形で判決が出されていたのだが、その判決を覆し国側の主張を全面的に認める判決で、もんじゅ建設の是非を巡る一連の裁判は幕を閉じた。例え裁判所と言えども、国の組織である以上、最終的には国側に迎合するものだと言うことを改めて印象づけられたが、この国の国民は何度同じ事を繰り返せば成長するのだろうか(あるいはこれが限界まで成長しきった姿なのだろうか)。
一般市民はどんな正当な理由があろうが理不尽な目に遭おうが、国に対して裁判を起こした時点で敗北なのだ。
公正中立が原則の裁判官も不正を暴く立場の検察官も、最終的に帰属する先が国となる公務員である以上、図式は自浄能力に期待していても、いつまで経っても汚職のなくならない官僚と同じで、どんなに組織に非があろうともそれを非難して自分の首を絞めるような真似は誰にも出来はしないのだ。自らの組織を窮地に追い込むような人間は、組織内の居場所がなくなると言うことだ。
国が組織として自らを改革出来ず、する気も無い以上、後は個人の力に頼るしか無いのだが、全ての国民に等しく与えられた選挙権と言う武器を、この国民は未だに有効に使えないでいる。もんじゅにしても、真に反対するのであれば、反核政策を掲げる政治家に投票するなり、擁立するなりすべきなのだが、いまだにそのような話は聞いたこともない。穴の開いた檻に閉じこめられて、やがては食べられる事を知りながら、自由な世界に出ていく勇気を持たない、家畜以下の国民と言えよう。国に成り代わってはっきりと言ってやろう。
おまえら家畜共は死ぬまで牛馬のごとくこき使われて、役に立たなくなったら食い散らかされてゴミ箱に捨てられるんだから、何も考えず言われた通りに生きていればいいんだよ!この、役立たずの、ブタ共め!
なんて言ったら少しは発奮して政治に興味をもつだろうか、このダメ国民達は。

2005/05/07

早くもポスト小泉決定か?

今週、自民党の安部幹事長代理が渡米し、複数のアメリカ政府高官と会談を持ったとの報道があったが、その中で幹事長代理の扱いがかなり厚遇されている事から、アメリカ政府としては、ポスト小泉として認識しているとの推察がなされていた。確かに小泉政権となって、早くも数年が経過し、そろそろ次の世代に政権を譲る事も視野に入れる必要があるのだろうが、改革を打ち出しておきながら一向に成果が上がらない状態で、次の政権もへったくれも無いのではなかろうか。
そもそも阿部氏は自民党の幹事長代理ではあるものの、大臣などのポストに就いているわけでもなく、与党の重要ポストとして政策に影響力を持つものの、決定力を持つわけではない。その彼が今この時期に渡米して協議を行う必要があるのだろうか。外務大臣ともなれば、山積した外交問題に対応するために、海外を飛び回らなくてはならないし、現に今日も韓国外相と会談を行い、明日は中国との会談も予定されている。外務大臣は諸外国との友好関係を築く調整役であるからこれは何も問題は無い。
今、国内は公共交通機関に対する信頼が大きく揺らぎ、国民の間に不安が広がっている。このような状況にも関わらず、総裁就任後を睨んでアメリカ政府高官との関係構築を優先するような人物が、果たして次期首相として相応しいと言えるのだろうか。謹厳実直を地でいくような、民主党岡田代表の方がよほど相応しいのではないだろうか。もっとも、いつまでも自民党しか応援できない田舎者ばかりのこの国では、民主党が政権を取る事など夢のまた夢ではあるが。

2005/05/05

百円ショップ、あなどれん

??Wに入り日本中が連休ムードの中、相変わらず事故のニュースがあとを絶たないが、今のところ、韓国/中国で起きていた反日デモは沈静化しているようで、まずは一安心と言えるだろう。だからそろそろ海外旅行に出掛けても安心だ、などとは到底思えないのも事実である。ともかく、大きな事件や事故が起きたり、政変が無いと記事に取り上げる事項にも事欠くことこの上ないが、それだけ世の中が平和だと言う証拠で、それはそれで結構なお話であろう。
事件が無いからと言って、何も書かないと、どうも最近サボっているのではないか、と疑われるのも癪なので、最近の私事を少し。先日、包丁を研いでいると、どうも砥石の表面が長年の使用で湾曲してしまったらしく、研いだ感触があまりよろしくない。本来どうあるべきなのかは分からないが、素人の私には使い勝手が良いようには思えないので、新しい砥石を購入してみることにした。近所の家庭用品店を覗いてみたのだが、なぜか砥石は置いていないとのこと。仕方がないがそれではと、件の百円ショップを訪ねて見ることとしたのだ。
十年ほど昔の百円ショップと言えば、小物類と幾ばくかの食品(主としてお菓子類)が売られているに過ぎなかったが、今や販売品目は大きく様変わりし、庭の手入れ道具や一人暮らしに必要となる食器類など、スーパー顔負けの品揃えとなっている。探してみると、程なく何種類かの砥石が陳列された一角を発見した。
砥石というのは研ぐ粗さによって石の粒子の細かさが異なるのだが、所詮は家庭用の包丁を研ぐだけの用途であるので(流石の私も高級な包丁などは持っていない)粗くもなく、細かくもない砥石を購入した。たいした期待もせずに購入した砥石だが、早速切れ味の落ちてきた中華包丁を研ぎ上げて、品質を確かめて見ることとした。新しい砥石は乾燥しているためか、なかなか研ぎ始めこそ思い通りにいかなかったものの、五分程度で切れ味が落ちた中華包丁は、本来の輝きを取り戻した。ように見えた。確認のため、刃の部分を軽く指でなぞってみる。
指が切れて血が出てきた。ちょっと驚いた。元々より切れ味がよくなってしまったのではないか。百円の砥石、侮れん。

2005/04/28

サイバー事故か本当の事故か

先週末から2、3日の間に、故意か偶然か、はたまた必然なのかは定かでないが、テロリストも真っ青な、分野も異なる事件が立て続けに発生した。言うまでもなく、トレンドマイクロのウイルス対策ソフトによるインターネットサービスの停止と、JR福知山線における脱線事故の話である。
今のところ、どちらも原因は人為的なミスであると思われるが、IT/交通の違いこそあれ、社会インフラにおける事故だけに、世間に与えるインパクトは相当なものがあるだろう。事実、マスコミ各社や監督省庁、企業ユーザーはこぞって非難の声を上げているが、鉄道事故に関しては、鉄道会社や運転士を一方的に責めることもできないのでは無いだろうか。
確かに何十人と言う犠牲者を出した責任は追求されて然るべきであるし、被害に遭われた方々への補償も十二分に行う義務からは逃れ得ないのだが、このような事故が発生した背景には、日本人の1分1秒を惜しむ、せっかちな気質が影響してはいないだろうか。
新聞各社に掲載されたJRに関する情報の中に、列車の運行に関連して、運転士にダイヤ通りの運行義務を強制するというものがあり、これが先の駅で発生した遅延を取り戻すための速度超過に繋がったのではないか、と言われている。確かに定刻どおりの運行を義務づけられれば、いざ遅延を発生させた場合にプレッシャーとして襲いかかってくるのは明白で、運用の問題点として上げられるべきだが、根本的な問題は日本人が先ほど述べたような気質を発揮し、1分1秒の遅れに目くじらをたてることが、このような運用方針を導いたとも言えるのではないだろうか。これは決してJRの責任を軽減するものではないが、何事にも急かしがちな日本人の生き方を考え直す時期ではないか。そうでも思わなければこの事故があまりに無意味に終わってしまうではないか。

2005/04/26

どちらのケツの穴が小さいか

??005年4月21日、ジャカルタで開催されているアジアアフリカ会議の総会の中、小泉純一郎首相は日本の総理として初めて、このような国際会議の場で、日本が過去に行った侵略戦争について言及し、アジア各国に対して公式に反省と謝罪を伝えた。これまで、このような場で同様の発言が無かった事自体、今までの政府の無策が責められて当然なのだが、まさしく改革を推し進める首相の面目躍如とも言える発言で、彼の言葉を借りるなら「感動した」。願わくばこの発言がその場限りに留まらず、今後も継続して一貫した行動をとってもらいたい。
まあ、このコラムで日本の首相として取るべきスタンスを書いた直後に、我が意を汲んだ発言があったのだが、これは情報として事前に首相発言の内容が漏れていた訳ではなく、ただ単純に私に先見の明があっただけの事なので、謂われの無い非難はお門違いと言うものだ。もっともそれは、もしも非難や抗議がくれば、の話なのだが。
それにしても、この日本からの謝罪に対して、同じ立場に立つはずの2国間で、対応にここまで差がでたことは、にわかには信じがたいが紛れもない事実である。最近、反日デモで険悪な関係になりつつあった中国は、本意かどうかはともかく、大人の態度で日本の謝罪を評価する声明を出し、今後の二国間の関係改善に向けた前向きな姿勢を国際社会に示した。解決しなければならない問題はまだまだ多く、紆余曲折は予想されるが、友好的な未来への扉だけは作られた。
それに対して、同じく反日デモの相次ぐ韓国は、日本の謝罪発言を真っ向から否定し、反日姿勢を鮮明に打ち出した。要は謝罪して済む問題では無い、と言いたいらしいが、逆にではどうして欲しいのかと問いただしたいが、それに対して明確な回答が出てくる事はないだろう。謝罪を要求しておき、日本が謝罪すれば次は補償を求め、補償に応じれば今度は領土を返せと言い出す。はっきり言って寄生虫にしか見えない韓国と言う国家には、辟易として相手にする気も起きない程である。そんなに日本が気に入らないなら、恥ずかしげも無く日本に出稼ぎにくるなよな、このアジアの乞食共め!

2005/04/18

反日運動には反中運動を

先日も取り上げたが、中国の反日デモは沈静化するどころかますますヒートアップし、中国全土に広がりつつある。内容も教科書を発端とした歴史問題を皮切りに、魚釣島の領土問題や東シナ海の海底油田に拡大しており、それがいつの間にか日本製品の不買運動を引き起こし、日本料理店を襲撃する事態にまで至っている。昨日、上海ではデモ行進していた暴徒から、邦人が二人、日本人だからというだけの理由で暴行を受け怪我をした、というニュースまで入ってきた。今のところ、大事には至っていないものの、このような事態が継続するようなら深刻な事態が発生することも覚悟しておく必要があろう。
それにしても気に入らないのは、日本政府の外交力の無さである。不甲斐ないと言えば、ひとことで片付けられるが、自分の権益に腐心することしか出来ない政治家やエリート面しているだけの無能な外務官僚には反吐がでる。このような事態に陥っても相変わらず国家としての主張を行わず、意味不明な遺憾の意を表明と繰り返すばかりで、昨日行われた外相会談でも中国側から歴史認識で責められると腰砕けになりすごすごと逃げ帰ってくる始末。政治家や文部科学省が愛国心の欠如を嘆き、教育改革を訴えるが、国際的にこのような情けない思いを国民に強いておきながら、愛国心の無さを責めるのはお門違いも甚だしいと言うものであろう。
「過去、日本が中国を始めとしてアジア各国に対して侵略した事は事実であり誠に申し訳ない事をしたと認識しているし、その点については深く謝罪したい。が、そのような過ちを繰り返さない為に、日本では戦争の放棄を憲法で明確に定義している。南京での出来事については相互の認識に隔たりがあるが、日中共同で歴史学者による事実調査を行い、共通の認識を確立していきたい。たが、現在起こっている暴動を止められなかったのは明らかに中国政府の責任であり、謝罪と賠償を求めるものである。また、海底ガス田に関しても一方的に開発を進めるのは明らかな侵略行為であり、即時中断を求める」ぐらいの事がなぜ言えないのか。ちなみにこのくらいなら、ちょっと考えれば三分とかからずに作文できてしまう。こんなことを言うと、知った顔の政府支持者は「外交というのはそんな簡単なものではない。諸外国との関係も考慮しつつ、関係強化を図って」などと言い出しそうだが、自分の主張もせずに他国と迎合だけを求めるのはもはや外交とは呼べず、単なる逃避以外のなにものでもない。
先日、閉幕したG7では、中国関連の貿易不均衡について大きな懸念が示された。これは中国の通貨である元が事実上の固定為替相場となっているために、中国経済が発展するに従って、本来であれば元の価値が上がらなければならないのが、安い相場に据え置かれていることで、本来以上の市場競争力を持つという懸念であり、現時点でも既に市場原理に基づかない不公正な取引が行われている。農作物を始めとして、中国製品が世界中に溢れかえる要因となっているのだが、日本以上に被害を受けているアメリカは、さすがは弱腰の日本政府とは異なり、正面から中国に政策転換を求めていた。
ここでも腰の引けた政治家は、これだけ中国から反日運動を受けても、いや、反日の機運に気押されたのか、中国にも国内事情かありましょうから、などと被害とは無関係な国かと思うかのようなコメントを出した。このままでは愛想をつかした若者が、どんどんと海外に進出していき、やがて日本は年寄りだけの老人国家になってしまうのではなかろうか。

2005/04/14

世界の警察が全世界同時テロ未遂

世界の警察を自負する、西側世界のリーダーであるアメリカ合衆国が、あろうことか全世界同時テロを実行したものの、危ういところで未遂に終わり、世界はかろうじて未曽有の危機を回避した。私がコラムの中でよく使う比喩でもなければ、架空の話でもない、紛れもない事実である。過去最大の死者を出し、研究用として保管されていた、凶悪なインフルエンザウイルスが、全米はもとより日本を含む全世界に対して送りつけられたのだ。
このウイルスは60年代に流行し、史上最多の死者を出した恐るべき病原体だが、保管していたアメリカの研究所から誤って発送されてしまったのだ。幸いにも、すぐに誤りに気づいたため、受取側で感染に至る可能性は極めて低いとの事なのだが、もしも発見が遅れていれば、ウイルス鎮静化後に生まれた人間は、そもそも抗体を持たないため、世界規模での流行となり、文字通り未曽有の大混乱を引き起こす可能性もあったのだ。
研究所側はミスにより誤って発送されてしまったと弁明しているが、根本的な原因については解明されていない。これが悪意を持った人間が、故意に引き起こした事故であるならば、同様、あるいは更に巧妙で発覚しにくい事故の起きる可能性もあるのだ。何より、今回の事故により、このような手段の有用性が改めてテロ犯罪者の知るところとなったのは極めて憂慮すべき事態である。今回の送付先は研究機関だったが、次は各国政府の要人かもしれない。もっとも、要人の中にはテロでも起きて、とっとと退陣してもらった方が良さそうなのも、いるにはいるが。

2005/04/10

神奈川県新小岩ってどこ?

今日、関内(横浜スタジアムや官庁のある、横浜の中心街)から京浜東北線に乗車して東京方面に向かっていたところ、東神奈川(横浜の隣の駅)を出発したところで、次の停車駅を告げるアナウンスが流れてきた。
「次は、新小岩、新小岩です」
ああ、次は新小岩か、と思ったのも束の間、よく考えてみれば新小岩は総武線にある駅で、そもそも神奈川県には新小岩などという地名は存在しない、筈である。おいおい、どう言う事だと思っていると、すぐに訂正が行われ、次は新子安だと告げられた。
いや、人間なので誰にでも勘違いや失敗はあるだろうから、間違えた事自体を批判する気はさらさらない。私が言いたいのは、自動改札や、車内の電光掲示板や液晶ディスプレイなど、これほど自動化が行われているにも関わらず、なぜ車内のアナウンスはいまだに人間の車掌が行っているのかと言う事だ。
そもそも今の電車で車掌が不要な事は新交通ゆりかもめや、南北線で実証済みであるにも関わらず、いまだに車掌が各列車に乗車しているのは明らかに無駄と言うものであり、これが運賃に反映されているかと思うと、非常な憤りを感じずにはいられない。これは思うに、車掌の乗車を取り止めた場合、雇用を維持出来なくなる事から、導入に踏み切れないのではなかろうか。いまだに駅間の長い区間で車掌が車内を巡回して、乗り越し精算を行うなど、明らかな時代錯誤と言える。鉄道各社には猛省を要求したい。まあ、JALと違って事故を起こさないだけマシと思えなくもないのだけれど。

2005/04/07

国家ぐるみの反日運動に抗議せよ

このところ、日本の常任理事国入りの表明を発端として、中国国内でこれまでになく反日運動が高まっているが、全体主義国家である中国で、これだけ盛り上がりを見せると言うのは、普通に考えれば政府の意向がいくらかは含まれている、と思って不思議はない。表面上は鎮静化を図っているかに見えても、裏で何を画策しているか、知れたものではない。
だいたい、中国側が叫んでいる日本に対する非難だが、日本側に非がない事に対して、さも日本が悪者のように騒いでいるものが殆どである。歴史認識しかり、常任理事国しかり、教科書問題しかり、国境問題しかり。
それを唱えれば日本が首を垂れて従うようになる、魔法の呪文とでも思っているのか、事ある毎に恥ずかしげも無く持ち出してくるのが、第二次世界大戦時の歴史問題だが、日本が既にあれは侵略戦争であったと認めているものに対して、何の歴史認識に過誤があるというのだろうか。今の中国の主張が国家に対する求心力を高めて政府に対する批判の矛先を逸らそうとする行為に他ならないと断定する所以である。
自身が国連の常任理事国として権勢を振るっておきながら、日本が常任理事国になろうとするやいなや、様々な機関を通じて反対意見を出しては妨害してきたのも明らかに悪意を感じるが、日本が常任理事国となる事自体ではなく、自分たちと同じ地位を得て肩を並べられるのが気に入らないのだと推察される。中国が常任理事国として相応しいかどうかが甚だ疑わしいところであるにも関わらず、だ。
教科書問題に至っては、そもそも他国が教育の場で使用する教科書について意見する事自体、明らかな内政干渉であり、断固としてこのような圧力は排除すべきであると考える。
領土問題にしても同様で、日本固有の領土である竹島について、韓国とか言うチョンの国家が何やら文句をまくし立てているが、そんなものは歴史に基づいて振り払ってもらいたいものである。

2005/04/05

誰の為の郵政民営化?

ここにきて、政府内部での調整が活発化しているが、元郵政大臣が民営化法案に反対する姿勢を表明するなど、いまだ先行きは不透明である。首相は自らの進退を掛けて、不退転の決意で推し進める構えだが、郵貯はそうまでして民営化が必要なのかという「そもそも論」も考える必要があるだろう。
まず、コスト削減が目的だとした場合、現状の体制で削減出来る見通しが無い、と言う事だが、組織に問題があるために成し得ないのであれば、今の体制とそれほど大きく変わるとは思えない、民営化後の組織ではコスト削減の達成については甚だ疑わしいところであろう。サービス・利便性の向上に関しても同様で、民営化しても労働者には変化が無いことから、現状とさして変わりは無いと思われるし、ましてやコスト削減を求められた場合、地方の不採算局が削減対象となる可能性は極めて高く、利便性が向上するとは到底思えないのだ。
規制緩和が目的とした場合、民営化する事で公正な競争を行い、市場原理に基づいた成果を産み出す事が期待されるが、既存の業界から見れば政府に保護された巨大なライバルの登場に他ならず、これを規制緩和と呼ぶのは詭弁であろう。
色々と目的を考察したところで、もともと何も目的が無いのであれば、見つけるのは困難なのだが、敢えて言うならば首相の個人的なパフォーマンスだろうか。改革を推進する事を旗印に国民の人気を集めてきた首相としては、任期満了までになんらかの成果を出して国民に対してアピールしなくてはならない、そういう事ではないだろうか。このところ、私にはそうと思えて仕方ないのだ。

2005/04/04

天に召された空飛ぶ聖座

日本時間2005年04月03日の午前04時37分頃、普段は6時半くらいになると自然に目が覚める私が、この日に限って、こんな時間に起きてしまったのだが、ちょうど同じくらいの時間に、距離にして一万数千キロ離れたローマでヨハネ・パウロ二世、つまりローマ法王が天に召されていたのと、何か関係があるかと言えば、答えは恐らくNOなのだが、奇遇と言えば奇遇である。
ヨハネ・パウロ二世と言えば、これまでの法王とは姿勢を異にして、日本も含めて世界百カ国以上を歴訪し、空飛ぶ聖座と呼ばれていたのだが、同時に核兵器の廃絶にも腐心していたことでも知られている。キリスト教における最も神の意志に近しく、神の代弁者とでも言うべき法王が、核兵器に反対しているにもかかわらず、世界最強のキリスト教国であるアメリカ合衆国が相変わらず核兵器を保有し続けるのは、神に対する冒涜以外の何者でも無いと思うのだが、アメリカを名指しで批判したことが無かったのは個人的には非常に残念であった。どうせなら核兵器の廃絶を目指さない、あるいは開発を続ける国の国民は、死後、神の国に入ることは許されない、ぐらいの発言があれば、もう少し世界は穏やかであったかもしれない。というのは法王を買いかぶり過ぎ、と言うものであろうか?
ともかく、法王の座が空席になった以上、新たな法王の選出が待たれるが、出来れば公正を期すためにも選出過程での基準や候補者についても公開してほしいものである。ダライ・ラマなんかとは違って、転成した人物を探し出す訳ではなく、次期法王と目される枢機卿あたりから選出されるのだろうから、どこが評価されて、何が選出から漏れた要因なのか、是非とも明らかにして欲しいものである。今後、法王に何か期待できるのか、あるいは逆に期待薄なのか、公開されなければ分からないではないか。もっとも、身も蓋もない言い方をすれば、誰がなっても法王に対して期待することなど特に無い、というのもまた事実なのだが・・・・・

2005/04/02

パチンコ店に託児所設置を義務化せよ

大人がパチンコに熱中していたために、民家が全焼し、子供5人が焼死するという、またもや痛ましい事件が発生してしまった。よく耳にするのは炎天下に止められた車の中に放置された幼児が、高温のために脱水症状を引き起こして死亡するというものだが、今回のは子供だけを自宅に残して、大人達は全員パチンコに没頭し、気がつけば家が全焼していたという、余りの悲惨さに目も当てられないものであった。
昔、私がまだ子供だった頃は、このような事件は耳にしたこともなかったのだが、これだけ多発して容易に結果が想像できるにも関わらず、増加の一途を辿っているのはどうした事だろうか。確かに昔と比べてパチンコ店は増加し、それに合わせて遊戯人口も増大していると思うが、それ以上に影響しているのは、パチンコ店の規制が強化されたためであろう。その昔、日本という国が今よりもずっと安全で、人々の心も荒む事無く穏やかだった頃、子供がパチンコ店に入ったくらいで咎められる事はおろか、祖父の隣で孫が台につこうが、どこからも文句など来ることもなく、誠に心温まる世界であった。
時は流れて、いまやパチンコ店に親を探して子供が入ろうものなら、店員が飛んできてあっという間に外へつまみ出す始末である。ましてや親が打っている間、となりの台でのんびりと待つ事など論外甚だしいらしく、ついぞパチンコ店の中で子供を見かけた事がない。これは青少年保護なんちゃらの規制で子供が賭博場に近づく事を抑制するためのものだろうが、他の事を全て忘れる程、没頭する親が後を立たない以上、真に青少年を保護するのであれば、パチンコ店に託児所の設置を義務付けるべきであろう。パチンコ店にしても、子供を気にすることなく、延々と湯水の如くお金を注ぎ込んでくれれば十分に費用は回収できるはずである。更なる悲劇が起きる前になんらかの対策が取られる事を願う。

2005/03/29

そのホワイトナイトは本物か?

新株発行権の差し止めが高裁で言い渡された事で、ニッポン放送を巡る争いが、ライブドア側に大きく傾いたと思っていた矢先、フジテレビ側に大きな援軍が出現した。メディアもホワイトナイトの登場だなどと騒ぎ立てており、ニッポン放送からフジテレビ株を借り受けるという、法律的にどうなのかという手法はともかく、フジテレビにとってはライブドアの支配から脱する大きな援軍である。だが、援軍が本物でなかったとしたら、事態は混迷の度合いを増していくばかりである。
ソフトバンクと言えばIT業界の巨人で、昨年末にダイエーから球団を買収したことで記憶に新しいが、何年か前にはテレビ朝日を買収しようと画策したものの、各方面からの強い反発、批判を受けて断念した企業でもある。その際にフジテレビ会長である日枝氏が仲裁に入り、関係を修復できた経緯から、今回の支援が出てきたとも言われているが、果たして本当にそうなのだろうか。
ライブドア側からすれば、フジテレビ株を取得することで、フジサンケイグループ全体を掌握する予定が、思いもよらぬ支援により手に入れたのはラジオ局のみという状態となった事で、主導的に話を進める事が困難になってきたが、代わって主導権を握ったのがソフトバンクである。彼らが今もメディアの買収を狙っていないという確証はどこにもないのだ。ソフトバンク社長である孫氏は、友好的に提携する事を表明しているが、願わくば最後までその姿勢が変えず、間違ってもライブドア側に与する事がないよう、初志を貫いてもらいたい。

2005/03/24

反日国家は果たして乞食か泥棒か

島根県で「竹島の日」が制定されてからにわかに韓国の反日感情が高まりを見せ始めた。彼らの主張としては、韓国固有の領土である竹島に対して、自国の領土であると宣言するかのように制定された「竹島の日」は第二の侵略とでも呼ぶべきもので、到底容認することはできない、というものであった。
ちょっと待て。竹島はそもそも、日本固有の領土であるにも関わらず、韓国に対して強く出られない日本政府の弱腰をいいことに、一方的に領有を宣言しているだけで、歴史的に見ても竹島が韓国の領土となるべき背景など、どこにもない。弱腰の日本政府になりかわり、領土の保全を目的として、「竹島の日」を制定した島根県が非難される謂われはないし、ましてや韓国側に竹島を譲り渡す必要など、どこにもないのだ。
竹島が元々、韓国人が住む土地で、明治以降の侵略で日本の版図に組み込んだというのであれば、返還するという選択肢もあるだろう。しかし、元々日本の領土である竹島を、なんだかよく分からない理屈をつけて、占有しようとは呆れ果てて物も言えない。中国では「日本人は昔、中国で悪いことを沢山したから、中国人は日本人の財産を奪う権利がある」との反日教育が行われているが、韓国の言い分もそれと同じくらいナンセンスなものである。
いかに日本政府が弱腰でも、まさか竹島をなんだかんだと理由をつけて、韓国に差し出すなどと言うことは無いだろうが、外交音痴な首相のせいで夜も眠れない程、心配である。どうせ二国間で論議しても結論など出ようはずもないので、いっそのこと、国連裁判所なりに判断して頂いて、白黒決着をつけた方がよい。そんな気がする今日この頃である。

2005/03/20

新宿駅のプラットフォームが陥没!

先日、NHKのニュースで、東京は新宿駅でホームが陥没したという、にわかには信じがたい驚愕の事件が報道された。しかし、さらなる衝撃が走ったのは続いて報道された、都内各線の線路が炎上しているという同時多発テロとも取れる事件であった。韓国・北朝鮮との関係が冷え込む中で発生すれば即座にテロが疑われる事件に今後、日本政府がどのような対応を取っていくのかが注目される・・・
と言うのは勿論事実とは異なり、現実にはそのような事件も事故も発生してはいない。発生したのは全てNHKの携帯向けニュースサイトの中だけの出来事だったのだ。NHKの会見によればシステムの更新に伴い、機器(Webサーバか、DBサーバだろう)の動作確認のために、テスト用のコンテンツを掲載していたらしいのだが、テスト終了後も誤って確認用のデータを消し忘れていたため、機器の入れ替え時にそのまま公開されてしまうという、単純ミスが原因との事であった。
それにしても、このテストデータを作成したSEは鉄道マニアだったのではないかと、かなり疑わしい。なぜ、テスト用のニュースが全て鉄道関係の事件なのだ。昨今の社会情勢から他にも思いつくニュースは山のようにあるにも関わらず、なぜに全て鉄道。もっとも、およそ本当とは思えない内容のニュースだったのは不幸中の幸いであった。これが「コクドの堤氏、獄中で自殺」だの「ライブドア社長、インサイダー取引で強制捜査」だの「小泉首相、郵政民営化を断念、辞任へ」などと、即座に真偽の程が分からないような内容であったら、ネット中が騒然となり、詰め掛けたギャラリーでNHKのサーバがダウンするような事態に発展していたかも知れない。プラットフォームが陥没!ってあまりにも有り得ない事態に飲みかけの牛乳を思わず噴き出してしまった。うちのディスプレイとキーボードを弁償しやがれ、エヌ・エイチ・ケー!

2005/03/19

猫も杓子もマスクマスクマスク・・・

今年の春先は昨年の猛暑の影響で、例年の何倍もの杉花粉が飛散すると、以前から噂されてきたのだが、三月に入った辺りから飛んでいる花粉は見えないものの、周りではマスクで口元を覆っている人を例年をはるかに上回って、かなりの割合で見掛けることから推察すると、目には見えないが大量の花粉が飛んでいると思われる。
幸いな事に私は花粉による被害は今のところ受けていないので、花粉症で苦しむ方々の辛さは分からないのだが、今年の花粉が例年と比較して多いのが事実だとしても、ここ数年で花粉症の被害を受ける日本人は急激に増加してはいないだろうか。その昔、私がまだ幼かった頃は、花粉症などという言葉がマスコミで取り上げられる事など無かったし、ましてや毎朝の天気予報で花粉量が予報されるなど、想像した事すら無かったのであるが、ここまで被害が大きくなるというのは昔と比べて日本人の生活が花粉症になりやすいものに変わったという事ではないだろうか。
食習慣の変化は大きな要因と考えて差し支えないだろう。昔の日本人は魚介類など海産物を多く食していたと思うが、いつの頃からか肉食中心の生活に移り変わり、生活スタイルも欧米人のそれと近づいている。都会の生活パターンが昼型から夜型に変わりつつあるのも影響はあるだろう。しかし、一番影響が大きいと思われるのは、最近の過剰とも言える抗菌素材の氾濫である。台所、洗面所、トイレと言った水回りに始まり、食器、床、テーブル、衣類、果ては空気清浄機の噴き出す空気に至るまで、あらゆる部分が抗菌製品で溢れており、それこそ雑菌の入る隙もない状態である。おかげさまで、昔はよく見掛けた鼻を垂らした子供は、今や街中で辺りを見回しても、ついぞ出会った覚えがない。
雑菌と言うのは病気の元であり、防止する為に抗菌製品を使用するのだが、本来であれば雑菌と接触することで鍛えられる免疫力は、思いとは裏腹に高められる事はない。花粉症と言うのは、本来反応しなくとも問題ない花粉に対して、過剰に免疫が機能することで発生するのだが、昨今の日本人に備わった、雑菌と戦った経験に乏しい免疫力は、花粉を戦うべき相手と誤認して、無駄な戦いを繰り返し、花粉症を引き起こしているのだろう。
日本には古来から梅雨という季節があるが、湿気が高く食物が傷みやすい時期でもある。ここでも免疫は鍛えられてきたのだが、徹底した商品管理により、一般市民が腐ったものを口にする機会はほぼゼロになったと考えてもいいだろう。これも上記と同じ理由で、花粉症が増加している原因である。何事もやり過ぎは体に毒という言葉のとおり、キレイ好きにも程がある、と言う事か。

2005/03/16

フジテレビとは運命共同体?

ライブドアとフジテレビによるニッポン放送争奪戦に関して、先週末ニッポン放送のフジテレビに対する優先株発行の差し止め仮処分が決定したが、ここにきてライブドアの言い方に変化がでてきた。
これまでは支配だのなんだとかなり高圧的で強気な発言が続いていたホリエモンだが、このところは事業提携と言い出し、かなりニュアンスが軟化してきたように思われる。しかし、TOBを行っている企業の株を合法的にとは言え、抜け道のような手段で取得して敵対的買収を仕掛けながら、一方では協調を訴える。これではまるで、窓ガラスを叩き割って家に忍び込んだ泥棒が、家に帰ってきた人に挨拶しているようなもので、門前払いも当たり前と言うものである。友好的に事業提携の話をしたいと言うなら、いきなり相手の株を取得するような暴挙に出ず、まずは取引の申し入れを行うのが筋と言うものである。
もっとも、ライブドアとフジテレビの会談が実現しないのは、ホリエモンが会おうと言っているのはあくまでもメディアを通じて訴えているだけで、正式にフジテレビに対して会談を申し込んでいる訳ではないからだ。フジテレビ側は担当の役員がいることも明らかにしており、話を聞いて双方にメリットがあるのであれば、提携を考えてもよいと表明している。まさに大人の対応であり、フジテレビとしては最大限の譲歩といえるだろう。メディアを通じて訴える事で相手が会談を受諾するなどと考えているホリエモンは、ビジネスマンというよりは芸能人と呼んだ方が相応しい。
そもそもライブドア側は提携することでメリットがあると盛んに喧伝しているが、内容については株式を取得しているニッポン放送と関連した事業についてすら、まともに語った事がないのだ。これで提携を考えるような人間がいるとも思えないのだが、どう贔屓目に見ても事業提携など出来るとは思えない。大体、インターネットと使って新しい事を始めるような話をしているが、仮にメディアとITを融合させて何かを始めるとしても、ライブドアがパートナーとして相応しいかは甚だ疑問である。彼の会社は分類としては確かにIT関連企業だが、主たる収入源は買収企業からの利益である。その点からもニッポン放送の買収はマネーゲーム以外の何者でもないと考えられるが、それにも増して相応しくないと思われるのは、ホリエモンは何ら新しいIT関連サービスを立ち上げていないという事実だ。ライブドアそのものが買収によって手に入れた企業であり、そのIT関連事業も付随して手に入れただけなのだ。結局、ホリエモンは金儲けがうまいだけで、他には何も無いのだと言うことに、世間は早く気づいた方がよいだろう。

2005/03/13

セクハラ議員に未来はあるか

先日、自民党の衆議院議員が路上で女性に抱きつき、服の中に手を入れ狼藉を働き、遂にはご用になるという前代未聞の不祥事が発覚したが、すぐにコラムに寄稿しなかったのは、あまりの事に呆然としてしまい、一体この事件のなにをどう批判すればよいのかわからないという、死人につける薬を探すかのような錯覚に陥っていたからである。なにしろ、普通に考えれば国会議員であることを隠して、うまくごまかそうとするのが当然に思えるような行為に及びながら、なおも自分は国会議員なのだから不逮捕特権があると、臆面もなくのたまわる異常振りである。
本来であれば即刻、所属政党から除名処分が下されておかしくないのだが、各地の補欠選挙を控えているにも関わらず、自民党の動きはいつになく遅い。理由は明白で、なぜなら今回の補欠選挙で、女性問題で辞任に追い込まれた元政調会長であった山崎拓元議員が再起を賭けて選挙に望むからだ。この時期、同じ様な問題で除名処分にしたのでは、国民に対しても説明がつかないし、自民党内部からも批判が噴出しかねないだろう。
この事件を受けて、総理大臣である小泉氏は、遺憾の意を表明したが、そんな明らかな事実をわざわざ言わなくともよいと思うのは私だけだろうか。件の議員は弁護士の働きで示談となり釈放されたが、今後も表に出てこない同様な問題に対応する為の法整備が必要だろう。次の事件が起きる前に。

2005/03/09

中国を信ずるな、だが侮れるな

町村外相が記者会見で、今後中国に対して、反日教育を改めるように申し入れていくことを語った。歴史問題に関して日本側から中国に対してこのような申し入れを行うのは、極めて異例と記事では述べられていたが、現在も中国国民に根付いた反日感情を生み出している以上、申し入れは妥当なものと言えよう。
中国とは、日本に対しては総理大臣の靖国神社参拝で難癖をつける一方で、自国民に対しては、「日本人は昔、中国を侵略して非道な行為を行ったので、日本人の命や財産を奪っても良い。」などと年端も行かない子供達に教え込む、悪逆非道な国家なのである。このような国の代表が文句をつけてきたからと言って、それを甘んじて受け入れる理由など、どこにも存在しないのである。
しかし、だからと言って、中国を侮るのは間違いである。彼の国は今後百年を見据えた時、自由主義陣営に真っ向から立ちはだかる恐怖の全体主義国家である。今は世界中が視線を北朝鮮に向けており、昨年と比較して中国の軍事費が17%も増加したことを気にも留めていないと思うが、巧妙に北朝鮮を矢面に立たし、その裏でアメリカに対抗するべく着々と軍備を整えつつある、将来の敵性国家があることを、真剣に考える時期に我々日本人は、差し掛かっているのかもしれない。

2005/03/08

愛知万博は成功するか

来たる月日、愛知万博が開催される。世界各国から出典が行われ、テレビでも何度となく放映されており、アンケートでは半数以上の人が是非、来場してみたいと回答している、らしい。聞いた話では、万博会場までリニモという名称で、初の営業運転となるリニアモーターカーが開通するらしく、開幕に向けて徐々に機運が盛り上がってきたようにも思われる。中部国際空港セントレアが運営を開始したこともあり、かなりの来場者を見込んでいるそうだが、果たして思惑通りに事は進むのだろうか。
その昔、万博がもてはやされたのは、娯楽が他に殆ど無い時代であったからだが、今や入場者数の落ち込みで、レジャー施設が閉鎖・倒産するご時世である。果たして目論見通りに来場者数が伸びるかは、全くの未知数であろう。それでも主催者側が頑ななまでに入場者数の予測を採算がとれるラインに設定するのは詭弁と言う他無い。
そもそも、万博を愛知県で開催する理由が全く分からないのは私だけだろうか。確かに東京、大阪の中間点に位置し、どちらからの来場者もある程度は見込めるが、果たして今、万博にそこまでの魅力があるかどうかは果たして疑問である。
政府主催で行っていた、インターネット博覧会、通称イン博なるものがあったが、物珍しさに一度訪れてみたものの、コンテンツの貧弱さに二度と訪れる事がないまま、気が付くと閉幕していた。愛知万博が同じ轍を踏むだけならよいが、これで愛知県のイメージが定着し、セントレアの利用者数が伸び悩むような事態にならないとは限らない。それは来場者数云々ではなく、愛知万博の大失敗と言えるだろう。愛知のみならず、中部地方の発展の為にも、それだけは避けて欲しいものである。

2005/03/05

堤の逮捕で一件落着するのか?

昨日、コクドの元会長である堤義明氏がインサイダー取引の容疑で逮捕された。これで西武鉄道株に関連した一連の騒動について実態が明らかになる事が期待される。おそらく、騒動自体はこれでひと段落し、事態は沈静化に向かうことが期待されるが、これによって問題が全て解決する訳では決してない。解決すべき問題は多いが、そのどれも容易ではない。
まず、上場廃止となった西武鉄道株の扱いを今後どうするのか。上場していない事により株主が被る不利益は、取引が非常に困難となる点と市場からの評価が入らないため、資産価値が分かりにくいと言う点であるが、それに留まらず資産価値が相対的に下落してしまう問題もある。別の市場に上場すれば終わり、としたのではあまりに株主をバカにした話である。
今後のコクド・西武鉄道の関係をどう改善していくのかも問題で、マスコミが取り沙汰しているのは、堤氏の保有するコクド株分だけを切り出して別会社とし、それ以外の株主がコクドの実体を継承すると言う案であるが、これは堤氏個人に対する制裁であり、堤氏の資産が不法に取得された物でない以上、明らかに個人の財産権を侵害している。犯罪に対しては厳しく断罪すべきだが、その償いと保有資産の扱いは別であり、司法に便乗した財産の横取りは決して許されるべきではない。
また、根本的な問題として、これまで長きに渡り、このような状況がなぜ放置されてきたのかも究明されて然るべきであろう。コクド・西武鉄道の関係はニッポン放送・フジテレビの関係に酷似し、これは他の企業グループでも起こり得ると考えられるが、そのような状況を放置している監査法人や証券取引所の責任は重い。
だが現実は堤氏1人に責任を負わせ、マスコミも右へ習えの報道を繰り返し、愚かな民衆はそれに踊らされて堤氏1人を非難し、大局を見ようとしない。これは正に日本という国の縮図そのものと言えよう。

2005/03/01

パソコンつぶれた。

突然だが家で使っていたパソコンがつぶれてしまった。
つぶれた?
どうも「つぶれた」と言うのは関西の方言らしく、以前、東京で知人が「テレビつぶれた」と言ったところ通じなかった覚えがある。標準語で言い直そう。
突然の事だが、家のパソコンが壊れて起動しなくなったのだ。原因は分かっている。マイクロソフトだ。
我が家のPCはDELL製のパソコンでOSはWindowsXPを使用している。何ヶ月か前に不具合やらセキュリティーだかの問題を修正してくれるサービスパック2が出たのだが、いろいろと問題が出る事がある、という事だった為、しばらく様子を見ていたのだが、最近頻繁にSP2を適用しろという警告が表示されるようになってきて、さすがに煩わしく感じるので、ついに根負けした私はSP2を適用することにしたのだ。
しかし、そこには信じられない落とし穴が待ち受けていたのだ。なんと、適用したまではよかったのだが、その後に再起動するとパソコンは起動しなくなっていたのだ。適用するとトラブルが発生する場合があるとは聞いていたが、よもや起動しなくなる事までは予想していなかった私は、駄目なら元に戻せばいいくらいの考えで適用したため、無論バックアップなど取っていない。OSやアプリケーションなら消えてもいいし、データが消えてもそれなりに諦めも付くし、ある程度はバックアップもあるのだが、メールだけはなんとしても復旧できないと大いに困る事になる。
Safemodeで起動してみたり、色々試してみたのだが、結局パソコンが起動する事はなく、Windowsの再インストールを行う羽目になってしまった。唯一の救いはディスクのフォーマットは回避できたので、データだけは取り戻せた事だろうか。ウイルス対策ソフトも起動しなくなってしまったので、すっぱり諦めてフリーのウイルス対策ソフトであるAVGを導入することにした。思わぬところでコストダウンが図れた。それもこれも全てマイクロソフト様のおかげで、いくら感謝しても足りないほどである。
そんな事、あるわけね?だろ!!

2005/02/26

日本も核武装をするべきか

北朝鮮が核武装を宣言してしばらく経過したが、宣言前と何も変わったところが見られないのは、いったいどうした事だろうか。弱腰の日本政府が何も抗議しないのはいつもの事だが、アメリカは相変わらず中東にかかりきりで極東を顧みる
余裕は無いし、頼みの中国も核武装に対しては非難を表明してはいるものの、どちらかと言えば同じ社会主義国家として、北朝鮮寄りの外交を展開しているように思える。肝心の北朝鮮だが、宣言はしたものの、その後は目立った動きもなく、核実験を行った形跡もない。まあ、そもそも北朝鮮の狭い国土のどこで核実験が出来るのか、という問題もあるが、これでは諸外国を牽制して交渉を有利に進める為に宣言を行ったとしか思えない。相変わらず何を考えているのか読めない国家である。
それにしても気に入らないのは、拉致被害者の遺骨と偽って、関係無い人の骨を提供しておきながら、それを指摘されると日本側の捏造と開き直り、逆に日本を非難する北朝鮮側の不遜な態度である。明らかに日本を軽視した発言であり、到底受け入れられない内容だが、ここまで日本が犯罪国家に軽んじられる理由のひとつとして、日本が北朝鮮に対して脅威となりうる具体的な方策を持っていない事が上げられる。
北朝鮮は、日本に対するそれと異なり、アメリカに対してはいかにもポーズと分かる程度にしか非難しないのが常である。直接・間接的にアメリカに対する非難声明を出してはいるが、戦争に直結するような発言は行っておらず、現在まで戦闘行為にまでは至っていない。日本に対するそれとは明らかに温度差があり、これは先ほど述べたが日本には海外へ侵攻する軍事力がないため、どれほど日本人が激怒しようが自国には直接の被害が生じないため、気にも留めていないというのが真相だろう。
このような状況下で日本の取りうる対策は、軍備の増強しか考えられないのだが、核武装を宣言した国家に対して、いくら通常戦力を拡充しても無意味であるし、維持費を考えても非常に非効率的と言える。そこで登場するのが日本核武装論である。核拡散防止条約を批准してはいるものの、極東パワーバランスの当事国としては、相手が武装している以上、なんらかの対策が必ず必要であろう。今、こうしている間にも北朝鮮から核ミサイルが飛んでくるかもしれないのだが、対空ミサイルによる迎撃率の低さを考えると、核の抑止力に頼らざるを得ないのではないだろうか。東京上空で核爆発が起きてから慌てても時既に遅し、とはならないで頂きたいものである。マンガや小説であれば、ビーム兵器で撃墜しているのだが、現実はそう甘くないと言うことだ。

2005/02/25

二輪車向けのナビゲーションは必要か

先日、ホンダの子会社であるホンダアクセスが(この名前で無関係な会社であったらそれはそれで問題だ)二輪車向けのナビゲーションシステムを発表した。自動車に搭載されるものと異なり、直接雨風に晒される事が前提となるので、防水性に配慮したとなっていたが、より心配なのは盗難をどうやって防ぐかである。家に帰った際は取り外して保管が可能だが、外出先で駐車してバイクから離れる時も持ち歩かなくてはならないのだろうか。どのくらいの大きさに収まっているのか知らないが、大層な荷物になる事、請け合いである。
そもそも、バイクでツーリングに出掛ける時は、地図こそ持っていくものの、知らない場所をしらないまま、自由に走るのが楽しかったりするのだ。たまには明らかに間違えた道を走り、気が付けば行き止まりの袋小路に入り込み、突き当たりの家の庭先で地図を広げ始めたり、道だと思っていた物が段々と細くなり、いつの間にか野山の獣道になっていた、そんな経験もあるが、それも旅の楽しみでもあるのだ。ナビゲーションシステムなど搭載したら逐一居場所が分かってしまい、楽しみは半減してしまう。そんなものよりも早く導入してほしいものがある。ETCだ(注:エトセトラではない。導入にあたってhostsの書き換えも必要ない)
ここで言うETCとは高速道路の利用料を料金所通過時に自動で支払ってくれる物で自動車ではかなり普及してきた事もあり、車を運転していて知らない人はいないと思うが、未だにバイクに搭載できるETCは採用されていない。その理由はバイクの場合、自動車と異なり二台以上が同時に料金所の同じレーンに進入出来るからだと聞いた事があるが、自動車よりも切実に必要としており、渋滞緩和の効果も期待できるバイク用ETCを早く導入してもらいたい。
なぜ自動車よりもバイクで必要としているのか。それはバイクの搭乗者は自動車のそれと異なり、事前に料金を準備しておく事が出来ないからだ。自動車であれば、風で飛ばされる心配も無いため、座席の側に支払う予定の料金を準備しておけばよいが、バイクの場合、きちんとしまっておかないと風でどこかに飛んでいってしまうのだ。そのため、料金所に着くとノロノロと手袋を外し、カバンやポケットから財布を取り出し、料金を支払うとまた財布を仕舞い、手袋をはめてようやく発進出来るわけで、後ろに自動車が並んだ日には、遅いのが分かっていて並ぶとは、なんと愚かな野郎だと呆れるばかりである。

2005/02/24

一体、日本人はどうなったのか?

近年、続発する事件に被疑者の低年齢化、手口の巧妙化に度重なる不祥事と、日本人は一体全体、どうなってしまったのであろうか?
最近、増加しているのが小学校での凶悪事件で、校内に無断で立ち入った不審者が、凶器を振りかざして犯行に至る、というものである。世間では学校側の危機管理体制を問う声もあるが、もともと学校は誰にもその門戸を開くという発想から、不審者が侵入しやすい施設になっており、この点で学校側を非難するのは妥当ではない。実際問題として、警戒厳重な学舎で児童が落ち着いて勉学に励めるかと言うと甚だ疑問である。
では根本的な問題はなんなのであろうか。これは日本人の心の有りようまで問われる重大な問題であるが、簡潔に断定すれば日本人全体の心が荒みきって、人間性を失っており、法律はおろか道徳を犯す事に対する罪悪感が希薄化しているのではないかと思う。
このような事態を招いたそもそもの原因は日本で行われる教育内容の変化に依るところが多いのは間違いない。その昔、日本で行われていた教育では、今とは異なり体罰が当たり前のように行われていた。最近は保護者団体や児童擁護団体からの激しい抗議のために体罰が行なわれるケースは激減しているが、これは同時に教師の権威が衰えてきたとも言えるわけである。実際、統計が取られた訳ではないが、教師の体罰が減少してから、凶悪犯罪が増加しているように思われる。
世間一般では体罰は悪であり、廃止する事で学校の改革が達成されるかの風潮があるが、これは生徒側の増長を招くだけなのではないだろうか。生徒というものは人間として未熟であるというが、だからこそ教育に限定せず躾を行うことも必要なのではないだろうか。行き過ぎた体罰規制に賛同しておいて、いざ自分の子供が問題を起こした時に教育に責任を転嫁する、厚顔無恥な今時の親達には反吐がでる。

2005/02/22

ゆとりと言う名の堕落

先日、実施された学力調査の結果、日本の子供達の学力低下が明らかとなったが、これがゆとり教育の影響であることは疑いの余地もないが、ここにきて文部科学省もようやく方針の間違いを認め、ゆとり教育を見直す動きが広がってきている。それでもなお、ゆとりを誤って勉強しなくてもよい、と受けとめられてしまった、と予想外の事態のごとく言う辺りがいかにも認識不足としか言いようがないのだが、学習内容を削減して授業時間も減らせば、学力が低下するのは当たり前というものである。
そもそも、このゆとり教育の発想は、過熱する受験戦争の抑制と、授業内容についていけない子供の救済という二点から出てきたものと思うのだが、その発想自体、間違っているのではなかろうか。授業についていけない子供に対して、内容を易しくしたのではなんの解決にもならないし、飛べない子供の為にハードルを下げてやるのは単なる甘やかしであり、到底教育とは呼べない代物だ。受験戦争にしても、それ自体は悪い事だとは言えず、そもそも資本主義社会と言うのは競争して勝ち残らないといけない仕組みになっている以上、競争を経験しておくのは意味があるだろう。
私の年代はかなり受験戦争が過熱していた、と思うのだが、ゆとりがなかったとも思えない。結局のところ、子供達にゆとりが足りないと思うのは大人達の勝手な論理であり、子供の心が荒んでいくのを、自分の責任にしたくない親が、教育に責任転嫁して叫び続けた結果ではなかろうか。そのおかげで自分の子供達の年代だけ、異常に学力が低く、今後社会へ出た際に「使えない」というレッテルを貼られることになった訳だが、子供にすればこの時代に生まれた不運、しかし親からすれば自業自得というわけで、誠に哀れとしか言いようがない。

2005/02/20

銀行預金は果たしてホントに安全化か

最近、続発する偽造キャッシュカードによる犯罪に対して、泣き寝入りをするしか無かった被害者に対して、銀行は重い腰をようやく上げて、被害者救済に乗り出したようだが、これが消費者保護の観点から実施されるもので無いのは明らかである。勿論、預金者が保護されること自体に異議などあろう筈はないのだが、これまで頑なに保証を拒んできた銀行が、仕方なくも保証に応じる姿勢を見せ始めたのは、様々な報道番組で諸外国の金融機関とのサービス格差を暴露されたことで消費者がうるさく騒ぎ出した事と、同程度のサービスが提供されない場合に預金者が他行に流出することを恐れた為だと考えられる。
これまで偽造クレジットカードを利用した犯罪は多かったが、社会的に大きな問題とならなかったのは、偽造クレジットカードによる被害が全額保証されていたことと、所詮サインは真似る事が出来るという諦めからきたものであったと思われる。これに対してキャッシュカードは、被害にあった場合でも保証も無く、また暗証番号が簡単にばれるはずがない、というある種の信頼が裏切られたために、ここまで大きな問題になってしまったのだろう。
この偽造キャッシュカードによる犯罪は日に日に増加の一途を辿っているがその手口から大きく三つのパートに分けることができる。一つ目は暗証番号を盗み出すパート、これは誕生日などの個人情報を入手すると言ったものから、銀行やコンビニのATMで暗証番号を盗み見るという手口まで千差万別である。2つ目は実際にカードを手に入れるパートとなるが、これにはカードを偽造する、あるいは盗み出すという手口が考えられるが、どちらにせよ一度はキャッシュカードなり、口座番号を手にする必要がある。なにも情報の無いところから偽造できるとは考えにくいからである。最後は実際に現金を引き出すパートとなるが、これまで二つの準備が行われていれば、これは容易に実行可能で、手段を問う事自体ナンセンスというものであろう。
さて、ここまでの三つに分かれたパートを眺めると、最初の二つについては、個人レベルで注意深い行動を取ることで、回避可能な行為ばかりである。安易に他人に暗証番号を教えない、盗まれやすい場所には保管せず、持ち歩く際には細心の注意を払う。ただこれだけである。被害にあった方々を非難するわけではないが、たしかに話を聞いてみれば注意不足や、安易な管理が被害を助長したとも取れるケースが散見されるようである。消費者保護の観点から、銀行が保障に応じるのは当然と思うが、我々もいつ何時犯罪に巻き込まれるかもしれない、そういう危険が身近に迫っていることをよく理解しておく必要があるだろう。いざ巻き込まれた際にオロオロと取り乱して、醜態を晒すことの無きよう・・・

2005/02/19

日本は常任理事国になるべきか

日本は国連の常任理事国入りを狙って、常任理事国の席数を増やすための決議案を国連総会に提出しようとしている。自国の政策すらアメリカの言いなりになるような国が国連の常任理事国になって何をしようというのだろう。理事国になること自体が目標なのか、理事国として責務を果たすに得る軍事力を持つのが目標なのか、はたまたアメリカに議決権を二票与えて主従関係をより強固なものとしたいのか。
ただ、たしかに日本は国連に対しては強く意見を主張出来るだけの権利がある。国連に対して納める分担金は各国のGNPに比例するので、日本は世界でも指折りの負担国である。実はGNP世界一のアメリカは負担金を支払っていないことを考えると、主張するのが当たり前とも言える。これまで黙っていたのがおかしい、という話である。
しかし、これまで諸外国に対して独自の意見を主張したことすらないような日本が、常任理事国になったからと言って突然、強行に意見を主張できるようになるとは到底思えない。そもそも日本の政治家を見ていると、上に行くのは根回しが上手く、資金も豊富で、人脈を持っている人間であり、逆に演説が上手く、説得力もあり、国民の支持を得ている、そういう人間はあまり見あたらない。これは何も、人材不足だからという訳ではなく、日本社会が前時代的な、根回し文化から脱却出来ていない証拠だと思うのだが、そのような国家でありながら、代表だけが国際舞台でリーダーシップを発揮する、そういう期待を持つのがそもそもの間違いなのかも知れない。
今回の議案の提出はドイツやブラジルと共同で行われるとの事なのだが、最後に常任理事国としてふさわしい国に投票を行って理事国入りを決める、そのような展開にだけはならないで欲しいものだ。他の国は大多数の賛成を得て理事国入りした中で、日本だけが反対多数で落選したら、あまりに格好悪くて海外旅行に行くのも躊躇われるではないか!

2005/02/17

まだ発効してなかったんだ!?

お恥ずかしいことに、全く知らなかったのだが、何年も前に京都で行われた地球温暖化会議、その席上で京都議定書なるものが採択されたのだが、それが今日ようやく発効したらしい。あんなもの、とうの昔に発効したものとばかり思っていたのだが、どうりでいつまで待っても地球の温暖化が改善されない訳である。
しかし、気になるのは今後、世界の各国がどのように二酸化炭素の排出抑制に取り組んでいくかであろう。国毎にそれぞれの人口や経済規模によって排出量の制限が設けられているが、心配なのは排出量を国家間で売買することが可能になっている点だ。既に二酸化炭素の排出量を売買するための枠組みも出来ているらしいのだが、果たして正しく取引は行われるのであろうか。先進国が排出権を支配してしまい、途上国の経済が抑圧されないか気がかりである。最初の計画どおり、順調に二酸化炭素の排出が抑制されることを切に望む。

2005/02/16

ホリエモンよ、どこへ行く?

今、日本の証券業界を賑わして、熱い戦いが繰り広げられている。言わずと知れた、ライブドア対フジテレビだ。何日か前にも話題に取り上げだが、状況は一変してライブドアに不利な情勢となりつつある。フジテレビがニッポン放送株の取得目標を、当初の50%から25%に引き下げたためだ。
元々は歪になった親子関係を実態に合わせるために過半数の株式取得を目指していたのだが、ライブドアの影響力を断ち切るために議決権を行使できなくなる25%の株取得を目指す、と発表したのだ。これに対抗してライブドアはニッポン放送株を50%取得した上で、ライブドアを引き受け先に増資を行う策で対抗していくことを明らかにした。しかし、この対抗策を実行するためには巨額の資金が必要となるため、ライブドアの株価は昨日から下がり続けている。
ホリエモンの対抗策は、たしかに戦術としては「あり」なのだが資金が続くなら、と言う但し書きが付いてくる。仕掛けた人がホリエモンではなく、ちょっとした小遣い稼ぎのつもりで株を売買していたら、なぜか役所から警告が送られてきて、何事かとよく調べてみたところ、短期に売買するつもりで買ってみた株が実は、とある会社の過半数の株式を買ってしまっていた、おっとこいつはウッカリだ!なんて言い出したビル・ゲイツだったりしたら、買収に乗り出してきた瞬間に大概の会社はホールドアップだが、残念ながらライブドアにはそこまでの資金力はない。
そこで債権を発行するなりして、資金を集めなくてはならないのだが、今回の買収に必要、として発行される債権分の資金は2月24日にならないと振り込まれないため、当面の活動資金を債権引き受け先の系列ノンバンクから借り入れている事まで明らかとなった。分かり易く言えば、要はサラ金から金を借りて株を買っていた訳である。これを嫌気して今日もライブドア株は後場から大きく値を下げる展開となった。また、ライブドアが増資を予定し、さらにフジテレビが取得目標を半分に下げた事で、ニッポン放送の株価も同様に下がっている。
しかし、ライブドアはここまでして、フジテレビを支配下において、何をしたいのだろうか。それよりも旗色が悪いが、これで最終的に買収が失敗したら、ライブドア自体が危ないのではないだろうか。ライブドアの株はまだしばらく買えそうにない・・・

2005/02/15

個人金融投資のススメ?得をするのは

最近、と言ってもこの2、3年の事だが、次のような論調の記事や書籍が増えてきたように思う。
「日本という国は破産寸前だ。いざとなれば国家はなりふり構わず個人が保有する金融資産を徴収し借金の返済に充て始める。だから今、資産を現金や預貯金で保有するのは危険だ。国内外の金融商品に投資してリスク分散を図りなさい」と。果たしてこれは真に一般市民の為を思った意見なのだろうか。
確かに、今のままの預貯金は史上例の無いくらい低金利に推移しており、このまま何年お金を預けていようが増える見込みなど全くない。それならば、配当金も手に入る株でも買ってみよう、そういう意見は間違いではない。ただし、それは値下がりした場合のリスクを受け入れる事が出来る場合、という前提が必要となる。なぜなら元本が保証される預貯金と異なり、株式に代表される金融商品は元本保証の無い、最悪の場合ただの紙切れになる可能性もある商品だからだ。絶対にマイナスになってはいけない、なくなると今後の生活に支障の出かねない資金についてはキチンと確保する必要があるのだ。よくニュースで金融商品の営業マンに騙されて老後の蓄えを全て失った事件が取り沙汰されるが、これとて話は同じで、冷たい言い方をすると、そういう分別を持たないままに投資を始めた場合の失敗例と言えよう。専門家では無い以上、投資は余剰資金の範囲内で行うべきである。
それではなぜ、巷に溢れかえる情報は、少年マンガ誌に至るまで、株式などへの投資を奨励しているのだろうか。大胆な仮説だが、この流れの裏には日本国民が持っていると言われる莫大な個人資産を証券市場に取り込もうとする力が働いているのではないだろうか。バブル崩壊後の株価低迷により発生したままの巨大な含み損の穴埋めとして、である。
そもそも株価というものは、買う人と売る人のバランスで成り立っている。買う人が多ければ価格は上昇し、売る人が多ければ下落する仕組みだ。今、日本の平均株価は1万1千円くらいで推移している。これはこのぐらいで買いたい人と売りたい人がバランスしているからだ。ここに新たに資金を持った"にわか"個人投資かが加わるとどうなるかは説明せずとも明白である。
新たな投資家の参入により、平均株価は上昇し、株価低迷により発生していた含み損は解消される。その恩恵を受けるのは機関投資家、ひいては不良債権の処理に苦しむ銀行と活性化した市場から高額な手数料を得られる証券業界、そして株式の売却益で増収が見込まれる所得税を手に入れる政府となる。実体経済とは関係ないところで上昇した株価は、お祭りが終わりと共に元の水準まで下落し、気づいた時には虎の子の個人資産を吸い取られている・・・・どうだろうか。既に様々な情報で国民は預金封鎖という前代未聞の荒技に怯え始めている。ここで有力政治家なりが、仄めかすだけで、このシナリオは完成である。株価が高騰したところで、やはり国民の個人資産を保全する義務云々と述べればよいのだ。
では、巷で言われているように、政府による預金封鎖などが現実のものとなったとしたらどうだろうか。日本は独裁国家ではないので、もしも政策を実行するとなれば、政権を野党に奪われる点も含めて政府内の意見を纏めなくてはならないが、自分の政治生命を失いかねない政策になど、誰が賛成するのだろうか。官僚には実現可能でも、選挙で選ばれなければならない政治家には実施不可能な政策と言える。いかに日本国民が喉元過ぎれば熱さ忘れる民族でも、これは度を超すと言うものである。もしもこのような政策を実行されても、やはり自民党にしか投票できないようなら、こんな自立心に欠ける民族は滅びた方がよい。

2005/02/14

地球の温暖化『人間より先に滅ぶもの』

地球の温暖化が叫ばれ始めて久しいが、一向に改善の兆しは見られない。世界中で温室効果ガスである二酸化炭素の放出の抑制に取り組んでいるようだが、対策は遅々として進んでいない、ように見える。実際、昨年は世界的に猛暑が襲いかかり、日本でも真夏日その他の観測史が塗り替えられた。しかし、温暖化の影響は種の存続にまで関わりかねないところにまで広がりつつある。このままのペースでいくと、北極熊が20年後には絶滅する可能性があるらしいのだ。
北極熊は名前のとおり北極圏に生息している、いわゆるシロクマだが、地面のある南極と異なり、彼らが生活しているのは北極海の氷の上である。当然、足下の氷の下には北極海が果てしなく広がっている。ところで地球が温暖化すると海水面が上昇するため、世界中の海に面した大都市は洪水に見舞われる可能性が高いが、そもそも海水面の上昇は、極地方の莫大な氷の融解が原因である。極地方の氷が全て溶け出すと世界中が大洪水に襲われるが、同時にシロクマさんのおうちも失われる、という寸法である。事がここまで進んでも、夏の暑い日には地球の温暖化を促進すると分かっていても、自分1人では何も変わる訳がないからと、エアコンのスイッチを押してしまう、愚かな人類には相応しい末路だろうか。それに巻き込まれて絶滅していく他の種が哀れだが、人類と同じ時代に生まれたことを不運と思ってくれたまえ。
温暖化はまだ多少は先の話なのだが、すぐ目の前に迫りつつある危機もある。温暖化との関連は確認されていないが、北極圏上空に過去に例が無いほどの寒気団ができているらしく、影響で成層圏にまで雲が広がっているとの事。今のところ、冬季で太陽が南半球を照らしているため問題は無いが、太陽が戻ってくるまでに、この状態が解消されなければ、成層圏まで上ったフロンが太陽光に反応し、オゾンが大量に破壊される、つまり大規模なオゾンホールが発生する恐れがあるらしい。これまで、南半球の問題として取り上げられる事も多かったオゾンホールだが、ついに北半球にもその牙をむき始めたのだろうか。不遜極まりない、この先進国家を気取る愚かものたちに鉄槌を与えるために。
ただその鉄槌がまず降り下ろされるのが、北欧あたりのフロンとはあまり関連なさそうな地域というのが玉に瑕だが。

二つ折りの携帯電話

普段使用している携帯電話は、これまでの2年間程ずっと回転型の端末だったのだが、この度、新しいタイプの端末を手にして使い始めた。各キャリアから発売されていると思うがスライドタイプの端末だ。おい、タイトルと違うじゃないか、と言うなかれ。その辺りはおいおいと。
これまで使用していた回転型には当初、色々と問題があり、回転機構に問題があったのか、回転させてもいないのに画面の上下が切り替わってしまうトラブルや、根本的な問題なのだが、キー操作が非常に固く、押しても反応しないことがある、などと言ったものであった。10桁の電話番号をダイヤルすると押したはずの数字が一つ二つダイヤルされていない、という具合だ。幸い、修理に出したせいか、はたまた使用者が馴染んできたのかは定かではないが、最終的にそれほど悪くはない、という評価に私の中では落ち着いたものだ。世間的な評価を見ても、各キャリアから発売された回転型の端末がほぼ軒並み1世代で終わっていることからも察しが付くと言うものである。
さて、今回新たに手にしたスライドタイプの端末(面倒なのでスライド型と呼ぶが)を最初に見た感想は研ぎ澄まされたデザインが非常にクールで魅力的な端末、と言うものであった。だからこそ、今もこうして手にしている訳なのだが、どうもあまりよろしくない。スライド型と言うくらいなので、使う際には、液晶部分をスライドさせることで表示されるキーを操作するのだが、ここに一つ問題があり、端末に付けたストラップを少し引っ張るとスライドが開いてしまうのだ。鞄などに放り込んである場合に、勝手に開いてしまうと、耐久性の問題が気になるところだが、使用感とは別の問題なので、まあいい。
それよりも問題は手で握った際のホールド感、つまり安定して手の中に収めて操作が出来るか、という点なのだが、個人差はあるだろうが、どうにも操作しづらいと感じられる。持ち方が悪いのかも知れないのだが、どう持ってもどこかのキーを押す際に無理がくるように感じられる。大きな原因は数字キーと十字キーの間に、機構的な制限なのだが、かなりの段差が出来てしまっている点ではないか、と思われる。一般的には使用者は親指でキー操作を行うが、段差がある分、遠くまで指を伸ばす必要が出てくると、感じられる。実際は十字キーの部分が浮き上がっているのだから、伸ばす距離は却って減っている筈なのだが、これまでの二次元の動きから三次元の動きに拡張されたことが、そういった印象を与えるのではないだろうか。また、親指を上下にも動かす際に安定感の喪失にも繋がっていると感じられる。
やはり、スライド型も回転型と同じく、1世代で消えていく運命ではないか、そんな予感がある。登場して以来、永い月日が流れながら、未だに新機種のラインナップから外されることの無い二つ折り携帯、支持され生き残る物にはやはり、それなりの理由がある、と言う事だろうか。

2005/02/13

北の将軍様は危険な玩具を手にしたか

先日、北朝鮮が公式に中断している六カ国協議の打ち切りと、核兵器を保有したことを表明した。これに対して世界の反応はどちらかと言えば協議打ち切りの方が大きく取り上げられているようで、どうも北朝鮮が核武装したという点については、懐疑的に捉えているらしい。しかし果たして本当に北朝鮮は核武装していないのだろうか。
核武装がもしもブラフ(はったり)であるならば、当然何かの目的があるはずなのだが、現在までのところ、その目的は全く定かではない。これまで開発を示唆するような発言は何度も繰り返されてきたものの、今回のように核保有を明言した例は無く、どちらかと言えば北朝鮮に温情的な外交を続けてきた韓国や中国が強硬な姿勢に転換するのではないか、との推測があるくらいで北朝鮮にとって有利になりそうな効果は見受けられない。彼らが無法国家であるといって、無目的な宣言と決めつけては危険であろう。これが実際に核兵器を開発、保有に至っていればその効果は全く異なるものとなる。
知ってのとおり、北朝鮮には長距離弾道ミサイル「テポドン2」があり、その有効射程は最大3500km、つまり日本全土はもとより、アラスカ、グアム、シベリア、中国までをその射程圏に捉えているのだ。そして、一旦発射されたミサイルを撃墜することがどれほど困難かはイラク戦争で実証されている。そもそも、イラクが使用したのは通常弾であったから途中で爆発させるだけで事は片づいたが、核ともなれば誘爆すればジ・エンドである。
言わんとするところは、北朝鮮を除いて六カ国協議の当事者全てが真に強硬な態度で事態の解決を図ろうとした場合、自国が核攻撃の危険にさらされると言うことだ。
アメリカの議会ではブッシュに対して、これまで北朝鮮に対して無関心すぎた、との批判がでてきているらしい。当然である。ありもしない大量破壊兵器の情報をでっちあげてイラクに対して戦争を仕掛けては多くの将兵を死に追いやりながら、一向に情勢が沈静化する見通しも立たないと言うのに、挙げ句の果てにイラクに気を取られているうちに北朝鮮に核兵器の開発を許してしまったなど、ありえないとしかいいようがない。これではブッシュは父親の敵討ちにイラクを攻撃したと思われても、そのとおりとしか言いようがない。
さすがに我が国の平和ボケ政治家共も多少は危機感を持ったのか、首相殿は経済制裁をやるなら戦争を覚悟してやらないと、と述べたそうだが、そんなことよりも効果が限定的と分かってはいるが、日本海側にあるかぎりの対空兵器を並べるなりして国民の恐怖感軽減に努めて欲しいものである。もっとも、同じく平和ボケした国民は恐怖感など感じていないかもしれないが。
※2005年02月12日18時現在、北朝鮮が核実験を行った兆候は確認されていない。通常、核兵器の開発には何度かの実験が不可欠とされているが、逆にこれが北朝鮮は未だに核武装していない、という論拠になっていると思われる。

2005/02/12

温泉の掘削は誰が許可するのか

昨日、東京の温泉掘削現場で天然ガスの流出があり、ガスに引火した火事を消し止めるのに20時間以上もかかるという事故が発生した。幸い、死傷者は伝えられていないが、都会の真ん中での事故だけに大惨事になっていてもおかしくない。不幸中の幸いであろう。
ニュースによると昨今の温泉ブームに乗って都内では最近、温泉施設の建設が相次いでいるらしい。昨年くらいにお台場にオープンした温泉施設を皮切りに次々と建設が進められているとの事であった。
温泉施設という事は当然、地下から水を汲み上げて利用するのだろうが、そんなに次々と施設を作って問題はないのだろうか。高度成長期に工場が地下水をあまりにも汲み上げ過ぎた為に地盤沈下が発生した事をまさか忘れた訳ではないだろうが心配である。老婆心であることを祈る。
肝心の天然ガスだが、なんでも東京から千葉にかけての地下の砂層にはかなりの天然ガスが蓄積されており、たまたまガスが大量に溜まった地点を掘ると、噴出してくる可能性が高いのだそうで、もしそのとおりなら、掘削業者が事前の調査を念入りに行わなかった人災とも言えるだろう。
そもそも、都内でなにがしかの施設を作ろうと思えば、都の許可が当然必要になるだろうから、監督すべき行政の責任も問われて然るべきであろう。何が一番気に食わないかと言うと我々の税金がこんな馬鹿みたいな事故の処理で使われる事なのだが、どうせだれも責任取らないんだろうな?

2005/02/11

栄光はどこまでも

昨年から今年にかけて、スポーツ界をプレイ以外で盛り上げているものがある。サッカーでもテニスでもゴルフでも盛り上がるのはプレイだけという昨今、その手の話題作りに孤軍奮闘している業界がある。日本プロ野球だ。
電撃的に決まった昨年の球団合併に端を発し、新規参入、球団身売り、果てはメジャーへの人材流出とオフシーズンにも関わらず話題に困る事がない。マスコミからすれば特に取材努力をする事もなく、勝手に話題を提供してくれるのだからこれほど楽な仕事はない、足を向けて寝たら罰の一つも当たろうというものである・・・
と言うのは勿論皮肉以外の何物でもないのだが、どうも最近の子供達の野球離れは相当に深刻らしく、去年の暮れに巨人軍顧問に就任した長嶋一茂が宮崎で子供130人くらいを相手に講演をしたところ、巨人ファンはたったの10人しかいなかったそうで、巨人の栄光もここまで落ちぶれたかと思うと隔世の感がある。その昔、子供の好きなものと言えば、巨人、大鵬、卵焼きというのが定番だった頃が懐かしい、という世代では無いものの、残っているのが何も無いというのも寂しい限りである。
話題と言えば、参入を果たせず、惜しいところで涙を飲んだライブドアの堀江社長だが、裏では虎視眈々と次の手を考えていたようで、先日、突然ニッポン放送の株を買い始めたのはニュースでもかなり取り上げられたので記憶に新しいと思う。なぜそんなどころの株を買うのかと訝しむ人もいるだろうが、ニッポン放送はフジテレビの大株主、要は親会社だったのだ。会社の規模から言えば、フジテレビの方が遙かに大きいのだが、会社創設の時からずっとそういう状態が続いていたのだ。最近になって、フジテレビのグループ再編と合わせて、そのような歪みを是正しようと公開買い付けを予定していた矢先に、機先を制する形で、あっという間に発行済み株式の35%を取得してしまった。フジテレビの幹部は業務提携など考えに無いと強気だが、既にライブドアが筆頭株主になったという事実を真剣に捉えた方がいいだろう。少なくとも「ライブドアテレビ」になる前に。

北朝鮮は予想外に強かったのか?

昨日、2月9日に行われたワールドカップアジア最終予選の一戦目となる、対北朝鮮戦は2ー1で辛うじて日本の勝利となった。同じく行われたイラン対バーレーンの試合が引き分けたため、日本はB組で首位となった。まあ、勝てた事自体は良かったし、正直なところ、ロスタイムで勝ち越し点を上げた劇的な勝利であったと思う。しかし、ここで気になるのは、果たして本当に北朝鮮は強いのか?と言う事である。
前評判では北朝鮮は選手、戦術ともにそれほどレベルが高いとは言えず、日本が圧勝するのではないか、とまで言われていた。ところが蓋を開けてみれば、互角どころか一時は負けてしまうのではないかと思うほどの奮闘振りを示したのは、日本中が知るところとなった訳だが、ではあの前評判の低さはなんだったのか、と言うことだ。
彼らが前評判とは桁違いのパフォーマンスを発揮したのかと言うと、私にはそうは思えない。そんなすごいチームであれば、恐らく昨日の日本チームでは惨敗の憂き目を見ていた事だろう。余りにも聞き飽きて口にするのも恥ずかしいが、相も変わらぬ決定力不足に勢いに乗って攻め込まれた時の浮き足立った対応、どれを取ってみても、到底、次のイラン戦に勝ち目があるとは思えないような惨憺たる内容であった。つまるところは北朝鮮が強かったのではなく、日本が弱かったと言うことではなかろうか。最終予選はのっけから暗雲が立ち込めてきた。

2005/02/10

線路に立ち入る奴は逝ってよし

なぜ今日、四つ目のコラムを書かねばならないのか。それもこれも今日、帰りの電車に乗っていると線路内に立ち入った馬鹿がいたからだ!
今晩の日本対北朝鮮の試合を応援すべく、家路を急いでいたのだが、世間も同じ事を考えているらしく、電車は通勤ラッシュのかくや、と言うくらいの混雑であった。そのせいか、若干遅れ気味の電車で気ばかりが急いている最中に、社内アナウンスが流れ始め、何事かと思いきや線路内に人が立ち入ったため、前の電車が止まっているとの事であった。
なんなのだ、どういうつもりだと問い詰めたくとも、相手がいなくてはいかんともし難く、憤りばかりが募り続け、そうこうする内に電車は何事もなかったかのように走り始めても怒りが収まることなどあるはずもなく、怒りの矛先はいくら到着が遅れてもなんら賠償責任が無いにも関わらず、人身事故の当事者に対しては遅延損害金を請求するJRへと向けられる。
そもそも線路内に立ち入った人をひき殺しても罪に問われることがないばかりか、損害を請求できる電車がなぜわざわざ止まるのだ。勝手に立ち入った人間は本人の意志で行動しているのだから、ひき殺されてもそれは自己責任と言うものである。それで文句を言い出すような輩はそれこそ万死に値する、と言うものであり、保護する価値を見いだすのは非常に困難に思われる。
逝ってよし!

日本は北朝鮮に果たして本当に勝てるのか

マスコミの報道によると今日は日本対北朝鮮、世紀の対決なのだそうで、大方の予想としては日本が有利、と言われているがそこはやってみなくては分からないのが勝負事の常である。
そもそも日本は相手の事を何も知らない、戦術のみならず、選手についても情報は皆無であるのに対して、日本の情報は熱心なマスコミのおかげでほとんど筒抜けである。このような状況で果たして本当に互角の戦いが出来るのかは甚だ疑問である。にも関わらず大半の日本人は勝利を確信でもしたかのように見受けられる。なんとお気楽極楽な国民だろうか。
これは何もサッカーに限った話ではなく、北朝鮮に対する経済制裁を検討している政界の議員連中にしても同様だろう。北朝鮮からは経済制裁の発動は戦線布告と見做す、と警告を受けてもどこ吹く風で、本当に攻めてくる可能性は全く考慮していないようだ。当然、戦争になる可能性を考慮している方々もいるわけだが、それにしても戦争に勝つ事しか考えていないように見える。
古来から経済力に富んだ大国が軍事力に優る小国に滅ぼされた例は山のようにあるが、お気楽極楽国民は歴史から学ぶと言う事はしないようである。

2005/02/09

NHKはいつ退場するのか

先日、ついにNHKの海老澤会長が辞任したがこれが本意に基づいたものでないのは明白である。これまで批判を受けても改革するのが自分の仕事だと言わんばかりに、会長職にこだわり続けた人間にそもそも改革を推し進める気概など求める方がおかしいと思うくらいなのだが、そんな彼がなぜ急に辞任を決意したのか、世間は批判に耐えられなくなったとか好きな事を言っていたが、事実は容易に知られるところとなり、NHKの顧問に就く事が内々に決定した事を受けての辞任劇であったことが明らかとなった。世間からダメ出しをされて退場する会長が今後も組織への影響力を行使したのでは、改革などできようはずが無いというものである。
というようなコラムを書いていたのだが、公開する間もなく、まさにあっと言う間に顧問を辞退してしまった。さすがにこれはまずいと思ったりするようなら、顧問の話が出る事もないだろうから、何らかの圧力でも働いたと考えるべきだろうか。それにしても、いまさら多少の圧力で辞退などしたら格好悪いではないか。
今年は暖冬だと言われていたが、二月に入って急に寒い日が続くようになってきた。これまで多少暖かい日が続いていたように感じ、このまま春になるのではと期待していたのだが、さすがにそうは問屋がおろさなかったということか。特に日本海側の雪は相当にひどいらしく、なんでも19年振りの大雪なのだとか。それにしても心配なのは地震の被害で仮設住宅に避難している方々である。あれだけの大地震からようやく落ち着きを取り戻したところで、雪に押しつぶされでもしたら泣きっ面に蜂、どころの話ではない。さすがに仮設住宅のメーカーも心配になってきたのか、点検にきては雪下ろしを手伝ったり通気口を開けたりと獅子奮迅のサポート振りである。なにしろこれで住宅が倒壊して死者でも出ようものならイメージダウン間違いなしなので彼等も必死である。

電車では携帯よりも騒音禁止

今朝、というよりも、ついさっきの事なのだが、電車に乗っていると大変騒々しい、かなり頭の悪い小僧がいて非常に気分が悪くなった。バカ騒ぎをしているくらいであればまだ許せるのだが、電車のアナウンスを延々と喋り続けているのだ。かなり傍迷惑な野郎なのだが趣味でやっているのか、はたまた知恵遅れ(正しい病名は忘れた)の子供がよく分からないままに話し続けているのか、分からないので注意してよいものかどうか、周囲の人間が躊躇している間に「足下にお気をつけください」などと言いつつ、さっさと電車を降りてしまった。あんたは頭に気をつけろ!
昨日の朝、おなかが空いたので山崎製パンから発売された新製品の蒸しパンを食べてみたが、とても普通の蒸しパンをとは比較にならない美味しさだったので紹介したい。したいのは山々なのだが、困った事に品名を忘れてしまったのだ。喩えるなら、バニラアイスを蒸しパンにしたようなイメージだろうか。もう一度食べてみることにする。