2005/05/07

早くもポスト小泉決定か?

今週、自民党の安部幹事長代理が渡米し、複数のアメリカ政府高官と会談を持ったとの報道があったが、その中で幹事長代理の扱いがかなり厚遇されている事から、アメリカ政府としては、ポスト小泉として認識しているとの推察がなされていた。確かに小泉政権となって、早くも数年が経過し、そろそろ次の世代に政権を譲る事も視野に入れる必要があるのだろうが、改革を打ち出しておきながら一向に成果が上がらない状態で、次の政権もへったくれも無いのではなかろうか。
そもそも阿部氏は自民党の幹事長代理ではあるものの、大臣などのポストに就いているわけでもなく、与党の重要ポストとして政策に影響力を持つものの、決定力を持つわけではない。その彼が今この時期に渡米して協議を行う必要があるのだろうか。外務大臣ともなれば、山積した外交問題に対応するために、海外を飛び回らなくてはならないし、現に今日も韓国外相と会談を行い、明日は中国との会談も予定されている。外務大臣は諸外国との友好関係を築く調整役であるからこれは何も問題は無い。
今、国内は公共交通機関に対する信頼が大きく揺らぎ、国民の間に不安が広がっている。このような状況にも関わらず、総裁就任後を睨んでアメリカ政府高官との関係構築を優先するような人物が、果たして次期首相として相応しいと言えるのだろうか。謹厳実直を地でいくような、民主党岡田代表の方がよほど相応しいのではないだろうか。もっとも、いつまでも自民党しか応援できない田舎者ばかりのこの国では、民主党が政権を取る事など夢のまた夢ではあるが。

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