2005/05/05

百円ショップ、あなどれん

??Wに入り日本中が連休ムードの中、相変わらず事故のニュースがあとを絶たないが、今のところ、韓国/中国で起きていた反日デモは沈静化しているようで、まずは一安心と言えるだろう。だからそろそろ海外旅行に出掛けても安心だ、などとは到底思えないのも事実である。ともかく、大きな事件や事故が起きたり、政変が無いと記事に取り上げる事項にも事欠くことこの上ないが、それだけ世の中が平和だと言う証拠で、それはそれで結構なお話であろう。
事件が無いからと言って、何も書かないと、どうも最近サボっているのではないか、と疑われるのも癪なので、最近の私事を少し。先日、包丁を研いでいると、どうも砥石の表面が長年の使用で湾曲してしまったらしく、研いだ感触があまりよろしくない。本来どうあるべきなのかは分からないが、素人の私には使い勝手が良いようには思えないので、新しい砥石を購入してみることにした。近所の家庭用品店を覗いてみたのだが、なぜか砥石は置いていないとのこと。仕方がないがそれではと、件の百円ショップを訪ねて見ることとしたのだ。
十年ほど昔の百円ショップと言えば、小物類と幾ばくかの食品(主としてお菓子類)が売られているに過ぎなかったが、今や販売品目は大きく様変わりし、庭の手入れ道具や一人暮らしに必要となる食器類など、スーパー顔負けの品揃えとなっている。探してみると、程なく何種類かの砥石が陳列された一角を発見した。
砥石というのは研ぐ粗さによって石の粒子の細かさが異なるのだが、所詮は家庭用の包丁を研ぐだけの用途であるので(流石の私も高級な包丁などは持っていない)粗くもなく、細かくもない砥石を購入した。たいした期待もせずに購入した砥石だが、早速切れ味の落ちてきた中華包丁を研ぎ上げて、品質を確かめて見ることとした。新しい砥石は乾燥しているためか、なかなか研ぎ始めこそ思い通りにいかなかったものの、五分程度で切れ味が落ちた中華包丁は、本来の輝きを取り戻した。ように見えた。確認のため、刃の部分を軽く指でなぞってみる。
指が切れて血が出てきた。ちょっと驚いた。元々より切れ味がよくなってしまったのではないか。百円の砥石、侮れん。

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