2009/11/27

円高なんて言うけれど

対ドルにおいて、円のレートが急激に上昇しているとして、政治家どもが懸念を表明しはじめているが、相も変わらずの対米偏重には辟易としてきた。
確かに対ドルについて円が上昇しているのは確かだが、それでは他の通貨に対しても上昇しているかと言うと、それほどの上昇を示している訳ではなく、単にドルが暴落しつつあるだけと言った様相を呈している。
民主党政権に変わって、表面的には対米偏重を見直そうと言う動きが見えるが、根底にあるアメリカ追従の精神は抜けきれないと言う事なのか。そうこうしているうちに、アメリカは中国と接近を果たし、気が付けば日本は捨て子よろしく、世界の荒波に放り出されている、そんな事にはならないか、今から気が気ではない。とっとと新しい外交戦略を打ち出せなければ、日本はアジアでも世界でも、相手にされない三流国に成り下がってしまうであろう。なんと情けないことか。

2009/11/26

科学技術立国はどこへ行った

民主党・鳩山政権下で、無駄な歳出削減に向けた、事業仕分けが進められているが、大きく減額されつつある科学技術予算に、学者や大学から見直しを求める声が相次いでいる。このままでは人材の海外流出に始まり、技術力の低下が予想されるためだ。
先日、次世代スーパーコンピューターの開発予算が凍結されたと話題に上がったが、それ以外にも科学技術振興予算は大幅に縮減される方向が見えてきており、科学技術立国を目指すとしてきた鳩山政権の言行が一致しないではないかとの批判もあるようだ。
無駄な予算の削減は必要だが、未来を見据えるために必要な投資は抑制するのではなく、逆に苦しい今こそ未来に向けた取り組みを進めるべきだろう。鳩山首相には勇気を持って考え直し、大胆な予算配分を打ち出して欲しいものだ。

2009/11/23

川崎なんて、こんなもんだ

ナビスコカップ決勝で惨敗を喫し、初のタイトルを逃した川崎フロンターレだが、期待されていたJ1の優勝も危うくなってきた。首位を走っていた川崎が、最下位で来期からJ2に降格することが決定している大分トリニータに1-0で完敗し、首位の座を鹿島アントラーズに明け渡したのだ。
Jリーグは残り2試合あるが、来節で鹿島が勝ってフロンターレが負ければ、鹿島の優勝が決定することとなった。これまで、幾度もチャンスがありながら、一度たりとてタイトルを手にできなかった、ここ一番の弱さを露呈した格好だが、最下位に勝てないようでは、何が優勝だ、タイトルだと言いたい。そんなだから、これまで一つのタイトルを取ることもできないのだ。はっきりいって、次節の試合では全員スキンヘッドにでもして、反省を態度で示すべきというものだろう。
まあ、川崎なんて、首位にいたのがおかしいだけで、実力的にはこんなもんだと言う話なだけかもしれないが。恥を知れ。

2009/11/20

斬新な関空活用法

巨額の負債を抱えて、さらに路線減少で先の見えない関西国際空港。政府民主党を中心に行われている事業仕分けでも、関西国際空港に対する100億円以上にのぼる給付金の凍結が打ち出されたが、それも当然であろう。伊丹、神戸と同じ地域に三つも空港を抱えて、一体どうするつもりなのか、関空支援を訴える大阪府知事には辟易とさせられる。
無用の長物と化しつつある関西国際空港だが、海上に設置されていることによるメリットを享受できる、斬新な活用法がある。それは民生での利用を断念し、どこに移転するかで議論が紛糾しつつある、沖縄の米軍普天間基地を関空に移してしまうことだ。
これならば、わざわざ新たな基地のために空港を整備する必要もなく、その費用をそのまま関空の負債返済に投入すれば、それこそ一石二鳥というものだ。米兵が町に繰り出して起こす犯罪も、橋を閉鎖して出入りする人間を日本側でもチェックする仕組みにすれば、問題は大きく減退することが期待される。なにより、景気対策を欲している関西地域からすれば、米軍がくることによる経済効果を考えると渡りに船ではないのか。
自民党では到底、成し得ないようなアイデアだが、岡田、前原コンビで、是非とも検討していただきたいものである。

2009/11/19

目前に迫ってきた

内藤と亀田、おそらく最後になる対戦が目前に迫ってきた。スポーツ紙によると、内藤は逃げ、亀田は仕留める、と予想されていたが、果たして結果はどうなるのだろうか。
それにしても、勝ったところで、どうせマスゴミからは好きな事を言われ、負けたら全てを失う、そんな試合を内藤はよく受けたものだと思う。私なら到底、受けると言う選択肢はなかったと思うが、これがダルビッシュの言う、男の生き様なのか。あるいは、単純にファイトマネーのなせる技なのか。
いずれにせよ、どちらが勝っても最後の決着になることは間違いない。次男坊との対戦のような、グダグダ感満載の試合だけは、避けてもらいたいものだ。

2009/11/17

イギリスの元首相、サッチャー死んだ

カナダ政府が、サッチャー元首相が死亡されたとのニュースで大混乱に陥ったそうだ。なんでも、あるパーティに出席していた運輸大臣が知人に「サッチャーが死んだ」旨のメールを携帯で送ったのが発端なんだとか。
聞いてみると、この大臣の飼い猫であった、同名の「サッチャー」が死んだという事を伝えたかったのが、パーティで酔っていたのか知らないが、なぜかイギリスの元首相、鉄の女「サッチャー」が死んだという内容で伝わってしまったのだとか。カナダの首相らは弔意を示さなければとか、葬儀に出席しなければとか、大混乱に陥ってしまったのだとか。
ところがイギリスに問い合わせると、サッチャー首相は元気だとの返事が。この運輸大臣にこの言葉を送りたい。
「メール一本、辞めるもと」
鋼鉄の女、健在。。。。。。

2009/11/01

お前ら、それでもプロなのか

昨日、10月31日、サッカー天皇杯の3回戦で、J1に所属するモンテディオ山形が明治大学に3-0で敗れるという波乱があった。J1といえば日本のサッカーリーグで最高峰に位置付けされるリーグのはずなのだが、名実共に最高峰、というわけにはいかなかったようで、情け無いことにアマチュアの大学生チームに、しかも3-0という惨敗とも言うべき内容で敗退したことは、おそらくチーム関係者のみならず、日本のサッカー関係者に大きなショックを与えているのではないだろうか。(というか、これでショックを受けないようなら、それはそれで情けない限りだ)
敗れたモンテディオ山形は、別に手を抜いた試合をしていたわけではなく、普通にしっかりと勝ちにいく戦いをしていたにも関わらず、相手から1点を取ることもできず、逆に前半に1点、後半に2点も奪われる始末で、明治大学の素晴らしいプレーを称える点は多かったが、山形側には見るべきところはひとつたりとて無かったように思われる。
Yahoo!のスポーツナビで、天皇杯に対してベストメンバーで試合に臨む事を義務付けるべきか否か、という設問があり、それぞれ意見を持った人がコメントをしていたが、なにがベストメンバーなのかを規定できない以上、このような規定を設けるだけ無駄というものであろう。もっとも、山形の場合はベストの布陣で臨んだにも関わらず、格下どころか勝って当たり前と思われる大学生チームに惨敗したわけで、言い訳のためにも控え選手中心の布陣で臨むべきだったといまごろフロント陣は臍を噛んでいるのではなかろうか。
同様に鹿屋体育大学と対戦したジュビロ磐田は、90分間戦って1-1の同点で延長戦に突入したが、最後は力の差を見せ付けて3-1で勝利を収めた。鹿屋体育大学の健闘は賞賛に値するが、もう少し早い時間帯に得点を重ねて余裕の勝利を見せてもらいたかったところだ。なにはともあれ、プロとして最低限の仕事は出来たと言えるだろう。
ベストメンバーで臨むかどうかは、それぞれのチーム事情もあるだろうから、そのような規定を設けるくらいなら、天皇杯で格下に敗退した場合は、入れ替え戦の対象とするなどのペナルティを設けてみてはどうだろうか。たとえば、この3回戦ではJ1とJ2のチーム同士での対戦が7試合あったが、J1側の4勝3敗であった。この格下であるはずのJ2に敗戦した大宮アルディージャ(15位)、京都サンガ(12位)、サンフレッチェ広島(7位)はJ2との入れ替え戦を行って、そこでも負けるようであれば、J2に降格させるべきであろう。もっと精進してもらいたい。