2009/11/27

円高なんて言うけれど

対ドルにおいて、円のレートが急激に上昇しているとして、政治家どもが懸念を表明しはじめているが、相も変わらずの対米偏重には辟易としてきた。
確かに対ドルについて円が上昇しているのは確かだが、それでは他の通貨に対しても上昇しているかと言うと、それほどの上昇を示している訳ではなく、単にドルが暴落しつつあるだけと言った様相を呈している。
民主党政権に変わって、表面的には対米偏重を見直そうと言う動きが見えるが、根底にあるアメリカ追従の精神は抜けきれないと言う事なのか。そうこうしているうちに、アメリカは中国と接近を果たし、気が付けば日本は捨て子よろしく、世界の荒波に放り出されている、そんな事にはならないか、今から気が気ではない。とっとと新しい外交戦略を打ち出せなければ、日本はアジアでも世界でも、相手にされない三流国に成り下がってしまうであろう。なんと情けないことか。

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