2005/02/09

NHKはいつ退場するのか

先日、ついにNHKの海老澤会長が辞任したがこれが本意に基づいたものでないのは明白である。これまで批判を受けても改革するのが自分の仕事だと言わんばかりに、会長職にこだわり続けた人間にそもそも改革を推し進める気概など求める方がおかしいと思うくらいなのだが、そんな彼がなぜ急に辞任を決意したのか、世間は批判に耐えられなくなったとか好きな事を言っていたが、事実は容易に知られるところとなり、NHKの顧問に就く事が内々に決定した事を受けての辞任劇であったことが明らかとなった。世間からダメ出しをされて退場する会長が今後も組織への影響力を行使したのでは、改革などできようはずが無いというものである。
というようなコラムを書いていたのだが、公開する間もなく、まさにあっと言う間に顧問を辞退してしまった。さすがにこれはまずいと思ったりするようなら、顧問の話が出る事もないだろうから、何らかの圧力でも働いたと考えるべきだろうか。それにしても、いまさら多少の圧力で辞退などしたら格好悪いではないか。
今年は暖冬だと言われていたが、二月に入って急に寒い日が続くようになってきた。これまで多少暖かい日が続いていたように感じ、このまま春になるのではと期待していたのだが、さすがにそうは問屋がおろさなかったということか。特に日本海側の雪は相当にひどいらしく、なんでも19年振りの大雪なのだとか。それにしても心配なのは地震の被害で仮設住宅に避難している方々である。あれだけの大地震からようやく落ち着きを取り戻したところで、雪に押しつぶされでもしたら泣きっ面に蜂、どころの話ではない。さすがに仮設住宅のメーカーも心配になってきたのか、点検にきては雪下ろしを手伝ったり通気口を開けたりと獅子奮迅のサポート振りである。なにしろこれで住宅が倒壊して死者でも出ようものならイメージダウン間違いなしなので彼等も必死である。

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