2005/02/11

北朝鮮は予想外に強かったのか?

昨日、2月9日に行われたワールドカップアジア最終予選の一戦目となる、対北朝鮮戦は2ー1で辛うじて日本の勝利となった。同じく行われたイラン対バーレーンの試合が引き分けたため、日本はB組で首位となった。まあ、勝てた事自体は良かったし、正直なところ、ロスタイムで勝ち越し点を上げた劇的な勝利であったと思う。しかし、ここで気になるのは、果たして本当に北朝鮮は強いのか?と言う事である。
前評判では北朝鮮は選手、戦術ともにそれほどレベルが高いとは言えず、日本が圧勝するのではないか、とまで言われていた。ところが蓋を開けてみれば、互角どころか一時は負けてしまうのではないかと思うほどの奮闘振りを示したのは、日本中が知るところとなった訳だが、ではあの前評判の低さはなんだったのか、と言うことだ。
彼らが前評判とは桁違いのパフォーマンスを発揮したのかと言うと、私にはそうは思えない。そんなすごいチームであれば、恐らく昨日の日本チームでは惨敗の憂き目を見ていた事だろう。余りにも聞き飽きて口にするのも恥ずかしいが、相も変わらぬ決定力不足に勢いに乗って攻め込まれた時の浮き足立った対応、どれを取ってみても、到底、次のイラン戦に勝ち目があるとは思えないような惨憺たる内容であった。つまるところは北朝鮮が強かったのではなく、日本が弱かったと言うことではなかろうか。最終予選はのっけから暗雲が立ち込めてきた。

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