2005/03/13

セクハラ議員に未来はあるか

先日、自民党の衆議院議員が路上で女性に抱きつき、服の中に手を入れ狼藉を働き、遂にはご用になるという前代未聞の不祥事が発覚したが、すぐにコラムに寄稿しなかったのは、あまりの事に呆然としてしまい、一体この事件のなにをどう批判すればよいのかわからないという、死人につける薬を探すかのような錯覚に陥っていたからである。なにしろ、普通に考えれば国会議員であることを隠して、うまくごまかそうとするのが当然に思えるような行為に及びながら、なおも自分は国会議員なのだから不逮捕特権があると、臆面もなくのたまわる異常振りである。
本来であれば即刻、所属政党から除名処分が下されておかしくないのだが、各地の補欠選挙を控えているにも関わらず、自民党の動きはいつになく遅い。理由は明白で、なぜなら今回の補欠選挙で、女性問題で辞任に追い込まれた元政調会長であった山崎拓元議員が再起を賭けて選挙に望むからだ。この時期、同じ様な問題で除名処分にしたのでは、国民に対しても説明がつかないし、自民党内部からも批判が噴出しかねないだろう。
この事件を受けて、総理大臣である小泉氏は、遺憾の意を表明したが、そんな明らかな事実をわざわざ言わなくともよいと思うのは私だけだろうか。件の議員は弁護士の働きで示談となり釈放されたが、今後も表に出てこない同様な問題に対応する為の法整備が必要だろう。次の事件が起きる前に。

1 件のコメント:

  1. とかなんとか言っているうちに、件の中西議員は除名されることが決まってしまった。おい、山崎は除名しなくていいのか。だから権力なんか持った奴はきらいだ。それ以外の能力なんて高が知れてる奴らがエバリやがって。ちゃんと日本国民のために働けってんだ、チクショーめ。

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