2009/02/17

無能が景気対策か

ローマで行われたG7財務相会議のあと、中川財務大臣が記者会見の席で支離滅裂な受け応えをした件で、本人をはじめとした政府関係者は、少し前から体調を崩していて、長時間の移動に伴う疲労と風邪薬の影響だとして事態の矮小化に躍起になっている。中川氏本人も、飛行機の中で風邪薬と酒を飲んだせいだとして、目くじらを立てないでくれと言わんばかりの弁明に終始している。
しかしながら、風邪を患っていたと言うのはともかく、体調を崩している人間が、こともあろうに国際会議の前に、酒を召そうとはどういう心胆なのか、その適格性に疑念が抱かれる、などと子供でも頭を過りそうな意見を述べたマスコミが、少なくとも日本国内には一社もなかったことは甚だ情けないの一言につきる。やはりこの日本と言う国にはジャーナリズムは存在し得ないのだろうか。
もっとも、中川氏の支離滅裂発言と、それに続く求められれば辞任する発言で、図らずもこのところ続いていた円高基調には歯止めがかかり、久々に円安に為替は振れているようである。一円も使わない景気対策か?

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