2008/02/16

小麦はどこまで上がるのか

海外からの輸入価格が原油と同じように右肩上がりになっている小麦の価格が、更に上昇することが確実となった。政府が輸入して業者に卸している小麦の価格がおよそ30%ほど値上げされることが決定されたのだ。しかも、コスト増分を全ては転嫁されていないため、今年の10月くらいには、更に値上げが見込まれるという。
税金は上がり、労働者の控除は次々と廃止され、原油価格の上昇に伴い、ガソリン/電気代/ガス代などエネルギー価格は上昇し、小麦以外の食料品も次々と値上げが行われ、一般の労働者世帯はどうやって今の生活を維持しろというのだろうか。いや、維持などできはしない。これから先に待ち受けるのは、生活レベルの削減と貧困層の増大である。
膨大な数の貧困層が生み出され、賃金は低下する中で生活必需品や食料品の価格は上昇を続け、これから庶民がどうやって生活していくのか、日本のこれからが非常に心配されるところだが、政府にはこの状態を改善する気配は全く感じられない。やはり、「100円で出来る今晩のおかず」みたいな本を買っては、生活費を切り詰めて、まるで戦争中かと思うような暮らしに戻っていくしか道は残されていないのだろうか。
まあ、まだ配給された米を取り合って、隣近所と殴り合いを始めないだけ、マシと言うことか。

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