2008/02/01

民主党はヒヨったのか

ガソリン国会と銘打って、ついに始まった暫定税率の攻防だか、国民がなにも判断しないうちに、政治業者の間では話がついてしまったらしく、つなぎ法案を撤回するかわりに暫定税率維持法案に賛成することで決着したようである。
あれだけ国民の負担を軽減すると言って、暫定税率の撤廃を力強く叫んでいた民主党が、あっさりと暫定税率維持を認めてしまったのは非常に残念であるし、期待外れでもある。これで民主党は道路建設を求める地方議員と、ガソリンの値下げを期待する運輸業者の双方の指示を失った事になるが、今後の国会運営をどうするつもりなのか、聞いてみたいところである。
一番恐ろしい想像は、実は小沢は自民党が他の敵対政党を叩き潰すために組織した政党であり、支持を失うことになんら抵抗感がない、ということであろう。ガソリン価格の全体的な高騰の中、ガソリン価格の値下げを期待させておきながら、価格の維持に豹変する、一方で道路を作るのか作るのか作らないのかは不透明である。
まさに日本社会党を叩き潰した新進党のパターンと同じく、民主党を叩き潰し、日本を自民党一党独裁国家とするための深謀遠慮としか考えられない。恐ろしい事にそれに気付いているのは、私を含めてこの日本で数人だけである。もはやこの国を救う手立ては失われたということか。慚愧に耐えない。

0 件のコメント:

コメントを投稿