2008/02/20

あたご、漁船を踏み潰す

今朝未明、最新鋭のイージス艦あたごと民間の漁船が衝突するという海難事故が発生した。あたご側には見たところは損傷が無い模様だが、漁船の方は船体が真っ二つに切断され、波間を漂っているのが朝のニュースで中継されていたが、親子二人の乗組員は今なお行方不明のままとなっている。どんな漁船だったかは不明だが、7700tの巨艦に衝突されてはひとたまりもなかったのであろう。
自衛隊の幕僚長あたりが会見で、「護衛艦は回避行動を取っていた」と偶然の事故と言いたいのか責任は無いと言いたいのかよく分からない弁明をしていたが、この事故が原因で善良な市民二人が海で行方不明となり、恐らくは死亡したのは間違いない事実である。まずは捜索に全力を挙げて取り組み、一刻も早く二名の乗組員の発見に努めてもらいたい。
それは当たり前の事なのだが、問題はなぜ最新鋭のイージス艦が漁船ひとつ回避できなかったのか、と言うことだ。イージス艦に搭載されているイージスシステムはアメリカを始め世界でも数ヵ国でしか導入されていないハイテク兵器であり、日本のシーレーンを守る防衛の要である。そのイージス艦が何のステルス機能も搭載していない単なる漁船に衝突しているようでは、北朝鮮の工作船がやってきたら、あっと言う間に撃沈されてしまうのではないのか。なんとしても事故の原因を究明し、国防上の弱点とならないように諮って欲しいものである。



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