2008/02/29

踊り場なんて言われても

日銀の水野審議委員が28日に講演で、日本経済を現状分析した結果について踊り場的な状況にあると説明を行ったらしい。要は景気の現状は拡大でも縮小でもなく、どちらに進むか予断を許さない状況であると言うことだが、そういう時こそ、どう行動していくべきかを示すのが日銀の役割なんだろうとは思うものの、そういう発言は特になかったようである。
要するに日本経済は停滞していて、先行き不透明だ、と言うことを解説した訳だが、そんなことはいちいち説明していただかなくとも、ニュースを毎日見ていれば自然と分かることで、一体この人は何をどう分析したのか教えてほしいくらいだ。
それにしても、ついこの間までは、緩かな回復としていたのが、景気回復を実感する前にもう停滞がやってきたというのにはかなり意気消沈してしまった。まあ、よくなると本気で思っていた訳ではないので、半分冗談だが、それにしても数値としては回復しているはずの景気を実感できないのはどうした訳だろうか。それは、日本における格差がどんどんと拡大しており、景気の回復よりも格差の広がりの方が大きいため、体感としては景気が減速していると感じてしまうからではないだろうか。
一度、広がった格差は二度と縮まる事はないだろう。こういう時のいい言葉が日本には古くからある。



上見て暮らすな、下見て暮らせ!




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