2010/01/13

豪腕・小沢にかかったら

日本の情け無い、ジャーナリズムもどきを称する記者どもを煙に巻くぐらい、お茶の子さいさいである、ということが改めて本日の記者会見で示された。
矢継ぎ早に偽装献金に関する質問を繰り出そうとする記者連中に対して、小沢幹事長は「まとめてお答えします」と機先を制し、ゆっくりと、質問とは何の関係もない、国民に対して話していると言わんばかりの、内容ゼロの受け答えに終始し、その上で、これで質問には全て答えたと言った風体で、この内容に関する質問は打ち切ると宣言し、話題を変えてしまった。
それに対して、記者からは、これに関連した質問を行おうとするが、小沢氏に制止されて、たじたじとなり、それ以上の質問を繰り出すことすら出来ず、すごすごと引き下がるだけ。このシーンから、いったいジャーナリズムとかいう言葉の意味をどう受け止めればよいのか、日本のジャーナリズムとかいうありもしない精神を掲げる輩の説明を聞いてみたいものだ。日本で言うところのジャーナリズムとは、読売新聞を始めとして、政府が言うことを正しいのだと言わんばかりに声高に喧伝するだけの機関を指すのであり、真に政府に対して真っ向から反論を繰り出せるような、アメリカ的なジャーナリズムというのは存在しないのだ。そういう娯楽報道関係者が、本日のテレビ番組では、ジャーナリズムがなんたらという発言をしているのを目にしたが、何をかいわんやだ。
ジャーナリズムを称するのであれば、小沢幹事長の会見で「その国民を馬鹿にしたような、まるで言い逃れをするかのような発言は、有権者である国民に対して、まったく説明をする気もなく、ただはぐらかして真相を闇に葬ろうとしていると、国民の大多数は受け止めていると思いますが、この質問すら、既に終わったこととして、まともな受け答えをされないのであれば、日本国民に対して小沢幹事長は自らの偽装献金疑惑を隠す意思があるとして報道しますが、宜しいですか?」ぐらいの厳しい質問をすることができないのか。まるで、小沢幹事長の言いなりになりつつ、彼を盛り立てるための引き立て役に終始しているとしか思えない。民主党の先も見えたと言う事か。

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