2006/05/19

最後まで見つかるな

秋田県藤里町で発生した、小学一年生の男子児童殺害事件が大きく報道されているが、1ヶ月前に二軒隣に住んでいた小学四年生の女子児童が近くの川から水死体で発見された件について、警察側はあくまでも事故であるという見解を変えていない。川で子供が遊んでいるところなど見たことも無い、と言う両親も含めた周辺住民の意見に耳を貸さず、友達との遊ぶ約束を無視して、1人まだ雪の残る寂しい河原で遊んでいて誤って川に落ちた、などと言うにわかには信じられない見解である。
見解を改めて、きちんと捜査をやり直して欲しいと言う心情は理解できるが、それは言うなれば出来ない相談で、警察としては今回発生した事件に対する捜査の中で、なんらかの関連性が出てきた場合には再捜査を検討する、と言う現在のコメントを出すのがせいぜいだろう。
そりゃそうである。1ヶ月前に発生した事件について、ろくな捜査も行わないまま事故であると決めつけ、再三にわたる母親の再捜査の訴えを黙殺した挙げ句、第二の殺人事件を招いてしまったとあっては、これは事故であったと言う見解を変えるわけにはいかないのだ。亡くなった女子児童とその関係者には本当に気の毒だが、関連を示す証拠が発見されたとしても、公開される事無く握り潰されるのは目に見えている。願わくば、最後まで関連性を見つけながらも無視を続け、あくまでも事故であったと言う見解を貫いて欲しいものだ。その挙げ句に検挙された犯人が、女子児童についても殺害を自供した時の警察の態度をみてみたい。最後までシラを切り通してほしいところだが、果たしてどうだろうか。
しかし、こう考えると、私が隣近所の子供を1人やそこら殺したところで、証拠を残さなければ大した捜査もされずに事故で片付けられてしまうのだろうか。怖い世の中になったものじゃ。

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