2006/10/11

継続は力なり?

10月7日からの三連休の間、日本列島各地では急速に発達した低気圧の影響により、海で、あるいは山でレジャーを楽しむ人々が自然の猛威にさらされ、命を落とした人も十人以上に上ったのは誠に悼むべき事実だが、誰に強制されて出掛けたのでも無い以上、自己責任と言わざるを得ない。かく言う私も土曜日は強風の吹き荒れる中、横須賀に釣りに出かけていたのだが、幸いにも船に乗ることはなく、潮風にさらされながら堤防釣りを楽しんでいた。
しかし、天候のせいなのか、はたまた道具が悪いのか、あるいは根本的にスキル不足なのかは分からないが、夕方まで粘るも小さなカサゴが一匹釣れたのみで、他には魚の気配を感じる事もなく釣行はお開きとなってしまった。もちろん、周りの釣り人もあまり釣れていなかったので、それほど落ち込む必要は無いのだが、左手に陣取ったおじさんが殆ど入れ食い状態だったのが、沈んだ気持ちに拍車をかけたのだ。相当の沖合まで仕掛けを飛ばしているのを見て、どうも岸の近くには魚はあまりいないようだと今更ながらに学習した私は、残念ながら次の休日までのんびりと待てるような、そんな悠長な性格では無かったのだ。
翌日曜日、改めて遠くのポイントを攻められるハズのカゴ仕掛けを手に、意気揚々と土曜日のリベンジを果たすべく、同じポイントに乗り込んだのだ。これで昨日の入れ食いオヤジと同じように投げ込めば、今日こそ爆釣間違いなしである・・・
あえなく撃沈。
仕掛けを思い切り投げようとも、昨日の入れ食いオヤジが飛ばしていた距離の半分くらいしか届かないのだ。色々調べた結果、どうも竿の違いが一番大きいようだ、という結論に達した。大きく飛ばしているのは先端が非常にしなやかに撓む磯竿という類の竿らしく、そもそも用途が違うようなのだ。また、入れ食いオヤジが釣れ始めたのは思い起こせば夕方になって日が傾き始めた頃、やはり魚にも餌を食べる時間帯があるというのは本当らしい。
新しい竿を購入するのはさすがにハードルが高く、今の道具でもポイントに仕掛けを運べるところで釣るしかないという結論に達した私は、月曜日に三度目の正直と言わんばかりの勢いで、本牧の海釣り施設にいそいそと出掛けたのだが、これまでの教訓で早朝からの釣行としたことは言うまでもない。
朝早くから行けばそれなりに空いているのでは?と言う私の期待を裏切り、海釣り施設の桟橋には釣り人が既に鈴なりに群がっており、これは魚よりも人の方が多いのでは?と思わせるほどであったが、それでも早起きした甲斐があってなかなかよい位置を確保出来たのは頼もしい限りであった。
この3日間の集大成とばかりに気合いを込めて竿を出してから数時間後、釣果としては平凡なものだがメバル三匹をゲットした私はウキウキした気分で家路についたのであった。やはり、「継続は力」ということか・・・
継続は力なり?

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