2006/03/09

「順番」というもの

近頃の世の中には、大きな流れとして、順番待ちを無くそうというものが感じられる。映画館の座席指定しかり、遊園地の時間指定しかり。利用者サイドは行列に並んでいる間の時間を別のことに有意義に使うことが出来るし、提供サイドは行列を整理する必要も、専用の待機位置を確保する必要もなくなり、いいことずくめである。
さて、今日の朝方の事だが、打ち合わせが始まるまでかなりの時間があったので、取り敢えずコーヒーでも飲みながらのんびりしようかと、手近にあったエクセルシオとかいう、所謂ドトール系のいかにもスターバックスを真似て作ったと噂されているらしい、チェーンのコーヒーショップに入った。朝方にも関わらず、そこそこ客は入っており、注文カウンターには数人の行列が出来ていた。並ぶこと数分、ようやく私はショートサイズのカフェラテを注文し、支払いを済ませて出来上がるのを待っていた。(ちなみに偽スタバは本物のスタバと違ってクレジットカードは使えないようだ)
待つこと数分、注文したと思われるカフェラテがカウンターに出され、声が掛けられた。
「ショートラテをお先にお待ちのお客様」
おい、どういう事だ。注文カウンターで並ぶのは、いい。注文した品物が出来るまでカウンターの前で待つのもよしとしよう、そこまではいい。しかし、しかしだ。なぜ周りの見知らぬ客の注文まで覚えた上で、出来上がったのが自分のカフェラテだと、今度は自分の番だと、なぜ客が判断しなくてはならないのか。今度、10人くらいで行って、同じ物を注文して、他人の振りをして誰が先かで喧嘩を始めて、どう対応するのか、試してやる。有志募集。

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