2006/03/30

警察官は案外、弱かった

東京は町田市で、職務質問をしていた警察官が、車を運転していた容疑者に連れ去られるという、前代未聞の事件が発生した。聞くところによると、職務質問をして調べていたところ、麻薬のような物が出て来た為、後部座席を更に調べている最中に突然、容疑者が車を発進させたために調べていた警察官が飛び乗ったとの事らしい。
その後、10分ほど走ったところで容疑者は車を道路脇に停車し、走って逃走したらしいのだが、後部座席に乗っていた警察官は男を取り押さえようとするでもなく、まんまと逃走を許してしまった模様で、世間では何をやっていたのかと非難が集中している。しかし、根本的な問題はなぜ逃走を許してしまったのか、と言う事だ。
通常、職務質問くらいであれば、車に乗車させたままで行うことも考えられるが、麻薬と思われる物が発見された時点で、いったん車から降ろした上で、改めて事情聴取を行いながら、車内の捜索を行うのが普通だと思うが、今回は運転席に座らせたまま捜索を進めていたのだろうか。もしそうであれば警察官の怠慢と言えるし、車から降ろした上で事情聴取を行っていたとすれば、容疑者が乗車しようとするのを制止出来なかったと言うことになる。
警察官と言うのは案外、弱いものだったのだろうか。あるいは昔に比べて「デモシカ警察官」が増えて質が低下したのだろうか。そう言えば、交通違反で反則切符を切られなくなって久しい。これは安全運転を心掛けているおかげだ、などと思っていたが、もしや警察官の質が低下したおかげだったのだろうか。そうだとすれば、嬉しいような嬉しくないような。

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