2006/06/06

日本にドイツは鮨にされた?

31日のコラムで、ドイツがどこまで本気だったか?と述べてみたが、選手や監督がどう考えていたかは定かでは無いが、どうもドイツ国内ではかなり大きな問題として取り扱われているらしく、鮨にされたという表現でワールドカップ本戦でのドイツ代表の戦いを不安視する声が高まっているらしい。確かに戦術はともかく、体力面/技術面で遅れをとっていると思われていた日本に対して、2-2の引き分けに持ち込むのが精一杯だとしたら、開催国として優勝を求められているチームとしては、非常に心もとないと言わざるを得ないだろう。
だが、ドイツの新聞に記載されていた、鮨にされたと言う表現は、ワールドカップで金儲けを企む旅行業者によって、再び発生したチケット入手問題を指していて、ワールドカップを金儲けの道具としか見ない日本人を非難しているかのように感じられてならない。前々回のフランス大会で、現地に行ったもののチケットが入手出来ず、かなりの問題となったことから、世界的にはチケットの販売方式で抜本的な改善が行われ、その対策が効を奏してほとんどトラブルは見られないが、本当になんと日本人という奴は愚かで学習能力がないのであろうか。
たしかに世の中、金で解決出来ないことは少ないが、外国人がワールドカップに感じる価値は、少なくとも日本人よりも上である事は理解しておいた方がいいだろう。スポーツを遊びの延長としか捉えられない大多数の日本人には、ビールでも飲みながら野球場でドンチャン騒ぎをしているのがお似合いだ。

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