そんな私がなんとも気まぐれにもアイスでも食ってみるか、と入った先で見つけたのは「きなこもち」アイス。よくある棒のついたアイスキャンデーなのだが、パッケージには佐賀のもち米を使用していると書いてあり、もちと関係があるようだった。

もちとアイスと言えば、誰もが連想するのは「雪見だいふく」なのだが、こいつはパッケージを見る限り外側はきなこ色に茶色くコーティングされとおり、見るからにもちで包まれているようには思えない。普通のアイスキャンデーを紅茶色の何かで包んだような、そう、よくあるチョコレートでコーティングされたアイスキャンデーを想像すれば、一番形としては近いようだ。どこにももちが入っているようには感じられないが、物は試しとかぶりついてみる。。。。
噛んでみると、その妙にもちもちした食感に驚かされる。私はいまだ食したことがないのだが、トルコ風アイスというのはこういうイメージなのでは?と思われるほど、普通のアイスとは異なり、まるでもちを食べているかのように容易には噛み切ることができない。そうか、なかなか噛み切ることができないから、もちのアイスと銘打っているのか、と勝手に納得し、なぜ噛み切れないのかシゲシゲと断面を観察したところ、驚くべき事実に気がついた。
アイスがもちもちしていて噛み切れないのではなく、アイスの中にもちがつまっているのだ。なんのことは無い、アイスが噛み切れないほどもちもちしているのではなく、ただ単にもちが噛み切れなかっただけなのだ。なんだかかなり騙されたような気分にさせられてしまうアイスだったが、気分はともかく味はうまかった。確かにアイスの中にもちをいれる、という発想の商品はこれまで見たことがなく、まさに雪見だいふくからヒントを得た、逆転の発想からうまれた商品だといえるだろう。気が向けば、また食べるかもしれない。
トルコ風アイスの正体はモチでしたか。
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