2006/06/24

お門違いの対日制裁

先日、有識者や野党、消費者団体まで反対する中、米国産牛肉の輸入再開に向けてほぼ合意に至ったようなのだが、そんな中、長引く日本の牛肉輸入禁止措置に業を煮やした米上院議会で、8月末までに輸入が再開されない場合に日本からの輸入品に対して高額の税金を課す制裁法案が可決された。
何を血迷ったのか知らないが、お門違いも甚だしい呆れた法案と言えよう。日本は何が何でも輸入しないと言っているわけではなく、きちんと検査をして安全が確認されているなら輸入する、と明言しているにも関わらず、検査はしないが輸入しないなら仕返しするぞと言う、身勝手なジャイアン理論を述べているに過ぎない。
相変わらずの政府の弱腰には辟易とさせられるが、賢明な消費者が取りうる対抗策はただひとつ、それは米国産牛肉を買わない事だ。アメリカ政府や食肉団体は、輸入が再開されれば消費者は購入すると思っているようだが、それが甘く思い上がった考えであることを知らしめなくてはならない。輸入禁止期間のうちに豪州産牛肉の品質は格段に向上し、非常に美味しく戴けるようになった。だれが脅されてまで米国産牛肉など買ってやるものか!

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