2006/08/03

航空自衛隊、バグダッドで空爆開始

どうやら、みのもんたが夏休みを取っているらしく、今ひとつ普段のような面白味が感じられない朝ズバッを見ていると、昨日埼玉県の市営プールで発生した女子児童水死事故が痛々しく伝えられていた。昨日お昼くらいに伝えられた女子児童が排水口に吸い込まれたという第一報を聞いた限りでは、偶発的な事故だと思いこんでいたのだが、今日の報道からこれまでに判明した事実を聞くに及んで、これは明らかに人災であると確信を持つに至った。なんと、プールの管理者は排水口のフタが開いているのを把握していたにも拘わらず、注意を喚起するだけで対策は取っていなかったと言うのだ。
普通の感覚であれば、吸水口のフタが開いているというような緊急性の高い事態が発生したのであれば、ポンプを緊急停止すると共に、プールの使用を直ちに中止するのが当たり前だと思うのだが、責任者は異なる判断を行い、修理道具を取りに現場を離れている。この時点でポンプを停止していれば、なんの問題も発生しなかった事は容易に想像できる。にも拘わらず、修理を優先したのはいったいどういう考えに則っていたのか、報道では判断ミスとしか伝えていないが、別の理由があるのではないだろうか。
はっきり分かり易く言うと、この判断を下した管理責任者は、排水口のフタが外れるというトラブルを隠蔽しようとしたのだ。最善の安全策がポンプを停止する事であるのは、小学生にでも分かる簡単な対処方法なのだが、停止した場合は明らかになんらかのトラブルが発生している事が、利用者に伝わってしまう。このプールでは排水口のフタを針金で固定しただけという、あまりにずさんな管理が行われていた事が徐々に判ってきているが、トラブルの発生が知れた場合、管理の甘さについても露見する可能性があり、管理体制を問われる事態を回避するために密かに修理する事を選択したのではないのか。
もしもこの推測どおりであるなら、管理業者は以前から管理上の問題点があることを認識していたにも拘わらず、なんの対策も講じないまま事故を招いた可能性もあり、その責任は非常に重いと言わざるを得ない。
この報道が記載されたフリップの次の行に、航空自衛隊についての記事があった。
「航空自衛隊、バグダッドで空爆開始」
え?マジで?日本の自衛隊って爆撃能力なんかあったっけ?ていうか、イラクを爆撃したってのは戦争始めるってこと?こんなプール事故と話のスケールが違うだろ?と焦ったが、よくよく確かめてみると「空輸」の見間違いだった。まったく朝っぱらから人騒がせだよ。

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