2006/04/13

スカイマークに搭乗するか

11日に行われた衆院国土交通委員会で参考人として招致された、スカイマーク社長の西久保慎一氏は、飛行機の整備基準を9ヶ月も超過したままで運用を継続していた問題で、整備士の退職増などによって引き継ぎがキチンとなされておらず、根本的な問題は社内基盤の弱さにあることを認めた上で、社内の体制を変えないことを明言した。
普通の神経からは考えられない発言であり、品位を疑うなどというレベルではなく、安全性と言うものに対する考え方の根幹を左右する発言である。つまり、組織に問題があるせいで安全上の問題が起きたが、それについて改善するつもりはない、と言うのである。航空機の運航に携わっている、最高責任者の発言とは到底思えない内容だが、スカイマークの体質はこれにとどまらなかった。
先日、継続的な赤字解消が見込めないことから、廃止が決定された路線があるが、それについて詰問された際にも、「赤字分を誰が補填してくれるのか」と述べ、廃止は当然との主張を繰り出した。交通事業者たるもの、安全性もさることながら、公共性にも出来る限り配慮を求められて然るべきだが、この社長の頭には利益追求しか存在していないことが明白となった。いかに運賃が格安だろうと、一体だれがこのような会社の運航する飛行機に乗るものか。路線だけでなく、とっとと市場から撤退してしまえ!

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