2006/04/27

韓国における反日感情の起源

最近、当コラムで何度も中国と韓国の反日感情を取り上げては考察を重ねてきたが、この二つの反日国家は似て非なるものであるとようやく悟り、自らの不明を恥じたものである。それは勿論、私一人の考察で辿り着いたものでは有り得なく、様々なメディアの報道記事や各種論客の記述からようやく思い至った訳であるが、大多数の日本人が知らないのも当然である。なぜなら、日本の近代歴史教育では太平洋戦争によってもたらされたアジア各国の被害ばかりが強調され、歴史的な背景には触れられていないからだ。
詳細は割愛するが、簡単に言えば、中国の反日感情は外交戦略として作り出されたものだが、韓国の反日感情は日本に対する劣等感を隠すために生まれたもの、と言うことだ。中国は日本に対してだけではなく、東南アジア各国に対しても様々な難癖をつけては領土の拡大を図っており、それは過去の話などではなく、今現在も続いている。漢の時代にはここは中国の領土だった、この地域は中国系の居住者が多い、等々。それに対して韓国が抱いているのは反日感情だけだ。
韓国、いや朝鮮民族は過去、数千年に渡って中国の属国として永らく支配され続けてきた。扱いは酷いもので、階級は最低に位置付けられており、琉球王国よりも低く見られていた。数千年間も支配され続けた民族の悲願は完全な独立だったのだが、生活レベルも低い彼等朝鮮民族が中国から独立するなど、夢のまた夢だったのだ。
そこに日本と言う救世主が現れる。日本は世界の列強諸国、イギリスやフランスも眠れる獅子と言って畏れていた中国に(そのころは清だったが)あろうことか日清戦争で、列強諸国の思惑もあったにせよ、勝利してしまった。その結果、締結された講和条約により朝鮮民族はタナボタとも言える独立を遂に実現する。その後、共産化の防波堤とする目的で、日本は朝鮮半島に対して多大な投資を行い、最貧国であった朝鮮を瞬く間に文明化し、今日の韓国の礎を築いたのだ。
だが、朝鮮民族にとっては独立したことも文明化したことも全て隣国である日本のおかげであり、いつか独立して立派な国を築くという夢がなくなってしまい、待っていれば誰かがなんとかしてくれる、という他力本願国家となったのだ。日本が戦争に敗れた時、日本のおかげで独立したことも文明化したことも忘れたかのように、日本を非難し始めた。日本の統治下にあることをよし、としていたにも関わらず、一緒に責任を取らされるのを恐れ、元から反日国家だったと叫び始めたのだ。
元から反日国家であるためには、日本の統治前には独立国家でなければ道理が通らない。そこで、韓国はそれまでの歴史を全て書き換え、中国に支配されていた数千年間、一度も他国に侵略されたことがない、という架空の歴史をでっち上げたのだ。そして自国の歴史を欲していた民衆はそれに飛び付き、やがて年月は流れて多くの民衆が本気で架空の歴史を信用するようになったのだ。嘘で塗り固められた歴史を教えているのは、他ならぬ韓国、朝鮮民族の方なのだ。日本人達よ、もっと歴史を学ぶがよい。

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