2008/03/17

お米を食べよう

あまりに低い日本の食糧自給率に対して、足元を見るかのように値上がりを続け、その一方で安全性の問題を抱えたまま一向に改善されず購入をためらわせるかのような輸入食品、外食に限らず食卓に並べる食材にすら一抹の不安を覚えるようになってきた今日この頃だが、それでもまだ日本には安心して食べられ、且つそれなりに国内で供給が可能と思われる食材がひとつある。日本人の主食である「米」、つまりご飯である。
日本では昔からお米を食べて、焼き魚と味噌汁、そして日本酒・・・・いや、お漬物という献立が主流だったのだが、いつのまにか肉を食べ、パンを食べ、パスタだピザだとどんどん洋食にシフトしていく中で、自給率は際限なく下がり続ける状況に陥ってしまった。まあ、国策として自給率を向上させる手立てを取ってこなかった政府にも当然ながら責任はあるが、ある意味では我々日本国民が選択してきた結果ともいえる。これから、小麦の価格はどんどんと上昇することが予定されているが、そんな時、生活に困った民衆は最後は米に戻ってくるのではないだろうか。それが国内農家の稲作意欲の向上に寄与し、最終的に自給率を向上させてくれることを期待したい。まさに、小麦の価格高騰さまさまである。
ただ、そうやって国内の自給率が向上するまで今後数年間は、国民は貧しい食生活を強いられるであろう。まあ、それもこれもこれまでの国民が選択してきた結果なので、諦めてもらうしかないだろう。そういう私も、朝食はパンだし、昼ごはんも坦々麺だったしなぁ・・・・ま、自業自得って奴かな。

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