2008/03/14

株安円高、債券は?

1$103円まで戻し、一服感のあった為替相場だが、本日急激に円高が進み、一時1$100円を1995年以来に上回る場面があった。サブプライムローン問題を発端とする米景気の先行き不透明感が最大の要因であることは間違いないが、日本銀行総裁の席が空白になる可能性が高くなっていることも要因のひとつではあろう。日本丸が沈むかどうかという瀬戸際で、与野党間でいがみ合っている場合ではないのだが、強硬に副総裁の昇格を推す政府自民党だけではなく、代案を示すことが出来ないにも関わらず、拒否し続ける民主党にも猛省を要求したい。
そんな中、本日最大のニュースは、愛宕級二番艦となる足柄の就航であろう。非常に腹立たしい事に、漁船と衝突した愛宕と同型の、などと紹介されており、不憫極まりないが、これで日本が保有するイージス艦は金剛級を含めて6艦となり、外的に対する備えとしては非常に心強いものとなることは間違いないであろう。どこかでよく知らない人が「大鑑巨砲時代の発想で、こんな船を造らないで空母を造れ」と書いていたが、イージス艦はそもそも飛来する敵機やミサイルを叩き落とす事を主たる活動領域とする戦闘艦であり、大鑑巨砲主義とは大きく発想の異なる船である。よく調べてから発言してもらいたいものである。
もっとも、金剛級にせよ愛宕級にせよ、さらにはベースとなったタイコンデロガ級にせよ、搭載している近接防御火器がファランクスであることに違いはなく、もう少し多数目標に対して防空性能を発揮するRAMやゴールキーパーに換装してもらいたいところではあるが。

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