2008/03/12

忘れる日本人、忘れないアメリカ人

何十年も前の今日、アメリカ軍の爆撃機B29から焼夷弾が雨あられのように東京の町に降り注ぎ、罪もない大量の市民を死に追いやったことを、正しく認識している日本人はどれほどいるのだろうか。戦争だったから、と自分達が受けた被害の事は知らされず、韓国や中国からは実態のはっきりしない戦時の残虐行為については激しく責められる、こんな環境で育った若者達がどうして日本という国に愛着を感じることができるだろうか。
東京大空襲は、明らかに軍事施設ではなく、一般市民を虐殺するために行われた、まさに悪魔の所業とも呼ぶべき残虐な大量殺戮であり、あったかどうかも定かでない南京事件などとはレベルの異なる話なのだ。木造の日本家屋を効率よく(!)燃やすために開発された焼夷弾は東京の周辺部から徐々に中心に向かって螺旋を描くように降り注いできた。炎で逃げ道を断たれた市民は中心へ中心へと逃げ惑うが、その後を追うかのように焼夷弾の降り注ぐ輪は縮み続け、やがて逃げ場を失った日本人は炎に巻かれて次々と命を奪われていく。そう、これはただの1人たりとて日本人を逃さないために用意された「日本人絶滅計画」と呼ぶに相応しい、まさに悪魔の所業だったのである。
しかし、残念なことに、その事実を隠されて育った日本人達は、アメリカを自分達のよき同盟者などと信じ込まされ、いいように利用され続けているのだ。原子爆弾で多数の被害者を出しておきながら、戦争終結を早めた、などというまやかしを能天気に信じている日本人。リメンバー・パールハーバーは、反戦の誓いなどではなく、日本に受けた先制攻撃の恨みを忘れない、と言う意味だ。いつの日か、利用価値がなくなり、切り捨てられる憂き目にあっても、まだ日本人はアメリカを信じ続けるのだろうか。



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