2008/03/10

日本人ならイモを食え?

日本への食料輸入が全面的にストップした場合を想定して、東北大学で自給可能な食材だけで作成したメニューを試験的に販売したらしく、学生からは日本の自給率の低さを実感できたとの声が上がっていたらしい。自給可能な食材だけで作成するとメインはイモになってしまうらしく、終戦直後くらいの食糧難の時代と同水準になるらしく、非常に貧しい食生活になるのは間違いないらしい。
しかも、現在ただちに輸入がストップすると一日あたり1000Kcalくらいしか摂取できない計算になるとのことで、現在、農水省が進めようとしている耕作放棄地の有効活用が全てうまくいったと仮定して、2000Kcal程度を供給できるようになることが前提のメニューであり、逆にイモで我慢すればなんとか生きていけるのか、と誤解しかねない危険性もはらんでいるといえる。実際には、今すぐ輸入がストップすれば、一日1000Kcalという、超ダイエット生活を送らねばならなくなり、メタボで苦しんでいる日本人には耐えがたきに耐えられない生活が待っているのは明らかである。
現在、日本の各小売店、中でも大手スーパーや百貨店などでは、中国産の冷凍食品のみならず、中国産の野菜などについても撤去の動きが広がっており、家計に与える影響が非常に大きいという声が上がっている。比較してみると、国産野菜の価格は、中国産のほぼ倍以上で販売されており、今後も中国産の撤去が続けば、更なる価格高騰も懸念されるところである。だが、ここで中国産から国産に切り替える動きが出てきたのは、長い目で見れば国内の農業を振興し、自給率の向上に寄与する可能性があることから、非常に好ましい動きではある。本当に世界で食料が不足し、どんなにお金を出しても食料を買えない時代がきてから、日本の畑を耕さなければならない事態に陥るよりは、いまから少し高くても国産野菜を買うように心がけるのが、結局は自分の未来を救うことになるのかもしれない。
日本人よ、いまの得は捨てて、未来の得を取れ!

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