2008/05/18

賞味期限と消費期限

内閣府が行った「国民生活選好度調査」の結果、3割から4割の国民が「賞味期限」と「消費期限」の違いを正しく理解していないと言うことが判明した。導入された際に、あれほど物議を醸してマスコミでも散々取り上げられたはずであるにも関わらず、やはり月日が経てば人間というのは忘れる生き物らしく、「賞味期限」がおいしく食べられる期限、「消費期限」が食べても問題ない期限、であることをきちんとは理解できていないようだ。

これは消費期限こっちが賞味期限

国民生活審議会が、食品の期限表示を安全性を重視する「消費期限」を中心に見直すよう提案しているようだが、そもそも「賞味期限」にせよ「消費期限」にせよ、メーカー側が定めた基準に従って表示する、明らかに消費者への配慮を欠いた表示方法であり、この製造側に都合のよい制度が消費期限の偽装問題などを引き起こしているのだ。いつまでが消費期限であるかを判断するのがメーカーである以上、回収した商品の消費期限を書き直して再度、出荷するのが偽装だというのはお門違いも甚だしく、消費期限はここまでだと言われてしまえば消費者側は唯々諾々と従うしか無いのである。
消費者側に立って、国民生活を向上させるために提案をするのであれば、以前のとおり製造年月日を記載して、いつまで安全に食べられるかの判断を消費者が行えるように、情報をきちんと開示することを義務付けることこそ、食の安全が叫ばれる今、必要な措置ではなかろうか。まあ、政府やメーカーの都合のよい方針に惑わされてしまうのは、国民の不勉強が原因であり自業自得というものなのだが。

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