2008/04/05

憲兵隊は誰が取り締まるのか

神奈川県横須賀市で起きた、タクシー運転手刺殺事件で、アメリカ海軍の脱走兵が身柄を米軍に拘束されてから20日あまり経過した後に、警察に身柄が引き渡されて逮捕されたというニュースが報道されているが、そんな中、沖縄で別件で逮捕されていた米軍人の子供2人がタクシー強盗の容疑で再逮捕されるというニュースまで飛び込んできた。
しかも、この事件では、逮捕された子供たち以外に、憲兵隊の隊員も関わっていた疑いがあるとのことで、騒然となっているようである。客を装ってタクシーを止め、トランクを開けるよう指示し、タクシーから降りてきた運転手の頭を背後から殴って、腕や足などにけがを負わせたうえ、車内にあった現金8千円の入った釣り銭箱を奪った疑いがあるということのようである。この事件に、他の米軍人の子供2人と、憲兵隊員が関わっていた疑いがあるらしく、隊員は身柄を米軍に拘束された上で、日本の警察から事情聴取を受けているらしい。
なんとも納得のいかない事件である。軍人の綱紀を粛正すべき立場の憲兵隊員が、こともあろうに犯罪に加担していたとなれば、いったいどうやって再発を防止するのか、まったく疑わしいことこの上無いとしかいいようがない。この憲兵隊員が、反逆罪などで米軍内部で銃殺されてしまい、事実が明るみに出ることなく闇に葬られてしまう、そんな事態だけは回避して欲しいものである。

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