2008/04/13

お前が言うな

福田首相が主催する恒例の「桜を見る会」が都内の新宿御苑で催され、招待された政財界人やタレントら1万人が満開の桜を楽む中、首相は挨拶で「こんな桜ばかりのような日本にしたい。政治と行政をしっかりさせるのが私の役割で、先は明るいと思っていただきたい」となんとも根拠に欠ける、空元気としか思えないような発言を繰り出した。今の日本の状況を見て、いったいだれが先が明るいと思えるのか、具体的に聞いてみたいところだが、政治と行政がしっかりしないのは、あんたが責任を果たしていないからだと指摘したくもあり、いったいどこから突っ込めばいいのか、こんな突っ込みどころ満載の挨拶をされてしまってはこちらとしても的を絞れずに困ってしまう。(え、それが目的なの?)
しかも、しっかりさせるのが自分の役割だと言った舌の根も乾かぬうちに「まあ、いろいろありますよ。物価が上がるとか、しょうがないことはしょうがないのだから、耐えて工夫して切り抜けていくことが大事だ」だなんて、いったいどこまで責任を国民に押し付ければ気が済むのか、正気を疑うとはこのことである。うまくいかないのはあんたが自らの責務を果たさないからであって、やるべき事をやらないからうまくいかないけどしょうがないって、お前が言うな、と言いたいところである。
なにかうまくいかない事があっても「しょうがない」で済ませてしまえるのであれば、政治家など全く必要がないと言っているに等しく、自らが日本にとって全く不要であることを認めていることに、気付かないとは情けないを通り越してもはや笑うしかないだろう。それにとどまらず、耐えて工夫するのが国民の務めだなどと、自らの責務を放棄した無責任男に言われてしまっては、この国も本当におしまいなのかと考えてしまう。桜のように、はやくとっとと潔く散ってくれ。

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