2008/04/24

無責任国民の無責任国家

生乳が品薄になって、スーパーの店頭からバターが消えつつあるという報道に対して、とあるニュースサイトに寄せられた読者からのコメントを見て、日本には無責任というか、他人任せの国民しかいないのかと情けない気分になってしまった。
これまで農業政策に力を注いで来なかった官僚を批判したかと思えば、近年あった生乳廃棄に関する問題を思い出しては政治に注文をつける、果てはどうせ政治家や官僚はなにもしてくれないと諦念を抱いて満足感に浸る。
政治家が私腹を肥やすことにばかり腐心するのも、官僚が国民そっちのけで権力闘争に明け暮れるのも、全ては自分たちが選択してきた結果なのだと、なぜ自らを省みるような発想が出てこないのか。他人を非難するばかりで、自分は選挙で投票することもせず、政治が悪いと嘆いては自己中心的な無力感に酔いしれる、こんな情けない国民しか我が国には残っていないのだろうか。生乳が廃棄されている時に、国産の乳製品を購入したのかと、胸ぐらを掴んで問い詰めたい。
かく言う私も具体的には選挙に行くのが関の山だ。本気でそろそろ、政治団体を作ってみるか。

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