2008/08/31

夏の終わりは雨ばかり

夏休みと言えば、庭にひまわりが咲き、カブトムシを追い求め、スズメバチの逆襲に会う、というのが定番だと思っていたのだが、このところの日本の風土はかなり変わってきているようで、どうやら今年の夏の終わりは、毎日豪雨に見舞われることになりそうだ。
台風が来るのならまだしも納得がいくのだが、そういう訳でもなく、なんとなく大気が不安定な状態になっては雨が降り続き、毎日のように大雨洪水警報が発令されるという今日このごろ、先達の目にこの日本の状況がいったいどのように映っているのか、率直な意見を聞いてみたいところではある。
よくも悪くも大雨のおかげで、このところずっと続いていた猛暑はひとまず収まり、ようやく涼しげな季節を迎えつつあるようだが、9月に入るとまたぞろ酷暑がぶり返してくるという噂もあり、それもこれも地球の温暖化が影響しているのではないかと考えると、一概に涼しくなった事を喜んでもいられないという心情もある。日本ばかりではなく、世界の気候もおかしなことになってきているようだが、世界はまだまだ地球の気候変動に対して、本気で取り組む姿勢を見せているようには到底思えず、このまま地球が温暖化して、1千万人単位での理由は問わないが死者が出るようになって初めて、人類は危機感を覚えるのだろうか。
考えても見れば、人類50億人のうち、100万人が死んだとしても、たったの5000分の1、0.02%にしか相当しないことを考慮すれば、温暖化に伴う異常気象に伴う影響でたとえ100万人が死んだとしても、人類全体の運営にとっては大きな影響を及ぼすはずもなく、安穏とこれまでどおりの生活を続けるのも頷けると言うものであろう。本当に深刻な事態になって初めて、何かをしなくてはならないと感じるのが人間という種の特性なのだとすれば、このような種は宇宙にとっても死滅すべき存在と言えるのではなかろうか。人類の精神的な進化を求めて止まないものである。

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