2008/08/27

農水相の座は呪われているのか

先日、発足したばかりの福田改造内閣だが、まだ臨時国会も始まらないと言うのに、早速、閣僚の不可解な事務所費問題がやり玉に挙げられる状況になっている。その閣僚とは安部内閣以来、散々マスコミに叩かれた挙げ句に現職閣僚の自殺者まで産み出した、農水相を任じられた大田議員である。
なんでも、秘書の自宅を事務所として申請し2345万もの経費を計上していたにも関わらず、事務所として機能する部屋のひとつも無いと言う有り様で、自民党内からでさえ、「なぜそんなところに経費を計上したのか」と非難の声があがるほどのお粗末さである。今日、本人の釈明会見が行われ、なんらやましい事など無いとの説明を繰り返したものの、それを証明できる資料なり領収書なりが提示されない限り、納得など出来よう筈がない内容であった。これで福田総理は説明責任を果たしたとして、解任することもせず、お咎めすらしないまま臨時国会で、重要法案の審議が始められると思っているのなら、とんだ甘ちゃん総理としか言いようがない。
それにしても自殺した松岡大臣に始まり、本当に呪われているのではないかと思うほど、不祥事の続く農水相の座。まあ、これだけ不祥事が続くと成り手がいなくなり問題があるかもしれない議員でもなければ引き受けて貰えない、と言う事情もあるのだろうが、それにしても異常と言わざるを得ないだろう。いっその事、福田総理が農水相も兼任すれば、非難される対象がひとりになって、事態の沈静化が図れるのではないだろうか。そんな馬鹿げた考えすらまっとうに聞こえてしまう、福田改造内閣の船出やいかに。

0 件のコメント:

コメントを投稿